【悲報】転生したらツンツン頭で知らない部屋にいたんだけど   作:現実殺し

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前回より短い。


part2

「……お、いたいた」

 

 階段を降り、裏手の駐車場にやってきた上条(転生)。

 彼の目の前には、光り輝く銀髪シスター、スレ民にインデックスと呼ばれる少女……がいた。

 

「――侵入者を再確認。これより特定魔術『(セント)ジョージの聖域』を発動、侵入者を破壊します」

 

 すると、銀髪シスターから、謎の極太の光のレーザーが放たれる。

 上条はそれを回避するが、レーザーは上条を追尾する。

 

「くそっ、追尾機能とかあるのかよ!」

 

 レーザーに追われ、逃げ切れなくなった上条は、それを右手で受け止める。

 

「ぐぉぉ……! 重い重い! 何だこれ⁉」

 

 この時、上条は気づいていなかった。

 自分と少女の戦いを見つめる、二つの人影に。

 

 

 

―――――――――

 

――――――

 

―――

 

 

 

 

 

 

300:上条当麻(転生)

それで?俺はどうしたらいいわk

【ちょ、押し潰されるーーー!】

 

301:以下、名無しの転生者でお送りします

まずは情報から。

そのレーザーは竜王の吐息(ドラゴン・ブレス)つって、右手が処理落ちするほど大量の魔術を束ねたレーザー。

 

302:上条当麻(転生)

【ちょっと待て! 何だ魔術って⁉ 超能力だけじゃないのか⁉】

 

303:以下、名無しの転生者でお送りします

基本的に原作上条さんは魔術と科学を行ったり来たりしてる。

どちらかと言うと魔術の方が多いけどな。

 

304:上里翔流(転生)

取りあえず、インデックスに接近して、魔法陣を破壊するんや。

話はそれからやで。

 

305:以下、名無しの転生者でお送りします

まあ、何をするにしても、インデックスを助けるのが、物語の始まりやからな。

 

306:上条当麻(転生)

【ちょっと待った。助ける? どういうことだ?】

 

307:以下、名無しの転生者でお送りします

あ、イッチは原作知らんのか。じゃあ、取りあえずざっと説明するで。

 

そのインデックスは、完全記憶能力って言う能力を持ってて、その世界の全ての魔術とその術式を記憶してる。そして、それを他の魔術師は喉から手が出るほど欲してる。

で、それを他のとこにとられたくないインデックスの雇い主は、インデックスに『首輪』をつけた。本人が他のとこに逃げない為にと、実は他の使用用途もあるが、これはまた今度。

それで、その『首輪』は魔術で、イッチが右手で破壊したから、最終防衛ラインみたいなのが出てきて、修復しようとしてる。

 

308:以下、名無しの転生者でお送りします

>>307

キッチリ3行に収めるの流石っす。

まあ、スマホ版じゃあ三行じゃないんですけどね。

 

309:上条当麻(転生)

【このまま置いておくとどうなるんだ?】

 

310:以下、名無しの転生者でお送りします

分からん。ていうか、原作ではインデックスが助かったから、もし助からなかったらっていうのがないねん。

だから、失敗した場合のことは考えんほうが良い。

 

311:上里翔流(転生)

取りあえず、イッチはインデックスに近づいて、魔法陣を破壊、そのためには、インデックスに触れる。勿論右手で。

 

312:上条当麻(転生)

【了解っと。……にしても、こんな小さな女の子が、首輪なんてものつけられてるとはねぇ】

 

313:以下、名無しの転生者でお送りします

詳しい話はまた後でしたる。

行け!イッチ、幻想殺し!

 

314:以下、名無しの転生者でお送りします

>>313

ポケモンかよww

 

315:以下、名無しの転生者でお送りします

お、イッチレーザー抜けたぞ。

 

316:以下、名無しの転生者でお送りします

あ、でも神よ・なんたらが発動しそうになってるぞ。

 

317:以下、名無しの転生者でお送りします

イッチのほうが早い!

 

318:上条当麻(転生)

【くそっ、やってやるよ!この世界が、たった一人の女の子に、首輪なんて残酷なモンを押し付けるほど腐ってるって言うなら、まずは!――その幻想をぶち殺す‼】

で、いいんでしたっけ?

 

319:以下、名無しの転生者でお送りします

>>318

そげぶは知ってんのな。

 

320:上条当麻(転生)

スマホゲームのCM見たからな。

 

321:以下、名無しの転生者でお送りします

>>320

あれはその幻想をぶち壊すだった気が……。

 

322:以下、名無しの転生者でお送りします

>>321

細えこたぁいいんだよ!

ておい!羽が出たぞ!

 

323:上条当麻(転生)

【ん?何だこの羽?】

 

324:上里翔流(転生)

イッチ!その羽を右手で消すんや!早く!

 

325:以下、名無しの転生者でお送りします

おぉ!

 

326:以下、名無しの転生者でお送りします

ぎ、ギリギリやな。

 

327:以下、名無しの転生者でお送りします

危うくイッチの記憶が飛ぶとこやったで。

 

328:上条当麻(転生)

え、ちょっと待って。なにこいつら?

 

329:以下、名無しの転生者でお送りします

あ、ステイルさんに神裂さん。チッスチッス。

……あれ、ステイルってこんな身長低かったっけ?

 

330:ステイル(転生)

……厄介なことになったな。

 

331:以下、名無しの転生者でお送りします

>>330

え?

 

 

―――

 

―――――――

 

―――――――――――

 

 

 

 赤髪の神父……()()()()()()()()()()()()()と、露出の多い服を着た日本刀を構える女性が、上条の前に立つ。

 

「それで? これはどういう状況だい?」

「……質問は一つです。……少年、貴方は何者ですか?」

「はい? え、いや、それはこっちのセリフ……」

 

 赤髪の少年のほうはそこまで警戒していないようだが、女性の方は、随分と警戒心高めだ。

 

「全く、折角こっちで彼女を救う手立てを整えていたって言うのに、とんだ無駄足になったね」

「……ステイル。貴方はもっと、この少年を警戒すべきです。何故、彼がインデックスのことを知っていたのか。何故、『首輪』を破壊できたのか。……とにかく、どの魔術結社がバックにいるのかを――」

「警戒しすぎだよ神裂。ソイツにそんな器用な真似ができるとは思えないね。大方、偶然の産物だろう」

「偶然?これだけのことがすべて……」

「そう言い切るしかないだろう?」

 

 ステイルと呼ばれた少年は、懐から()()()()()()()()()、食べ始めた。

 

「まあでも、事情は聞きたいね。神裂、彼女を一度病院へ連れて行ってくれ。ソイツは僕に任せろ」

「……分かりました。貴方がそう言うのなら」

 

 そう言った神裂と呼ばれる女性は、インデックスを抱え、去っていく。

 

「え、ちょ――」

「気にするな。彼女らはゲスト登録されているから、病院へ連れて行っても捕まりはしない。取りあえず、転生者(どうるい)同士で話し合おうじゃないか」

 

 そう言ったステイルは、大きくため息をついていた。

 

 

 

 

 

 

―――――――――

 

――――――

 

―――

 

 

 

 

343:ステイル(転生)

まあ、そう言う訳だ。後、僕の身長は150cm台だ。

 

344:以下、名無しの転生者でお送りします

ほえ~、つまりステイルさんも神様事故の被害者ってわけなんですか。

というか、ショタステイルって誰得?

 

345:上条当麻(転生)

ていうか、なんでわざわざ掲示板で話してるの?直接話せばよくね?

 

346:ステイル(転生)

それじゃ他のスレ民が状況理解できないだろ?

又聞きじゃ、情報は正確には伝わらないからね。

 

347:以下、名無しの転生者でお送りします

>>346

有能っすねステイルニキ。

 

348:以下、名無しの転生者でお送りします

つまり、目が覚めたらステイルだったステイルニキは、とりあえず適当にやってたらステイルの魔術使えたから、ステイルとして生きつつ、インさんを助けようとしてたと。

 

349:ステイル(転生)

大方そうだね。まさか、上条当麻が同類だとは思わなかったが。

 

350:上里翔流(転生)

原作と違ってかませではないんっスね。

 

351:ステイル(転生)

>>350

かませ言うな

 

352:以下、名無しの転生者でお送りします

ていうか、とある世界の神様事故多すぎ問題なんだが。

 

353:上里翔流(転生)

>>352

それは後回しだ。

インデックスはもう大丈夫なんだな?

 

354:ステイル(転生)

ああ。問題ないはずだ。

そして、ここからが重要だが……。

 

355:以下、名無しの転生者でお送りします

(;゚д゚)ゴクリ…。

 

356:上条当麻(転生)

……え、何この空気?

 

357:以下、名無しの転生者でお送りします

>>356

さぁ?

 

358:上里翔流(転生)

ぶっちゃけさ、もう原作崩壊とかいう次元超えてるよね?

 

359:ステイル(転生)

ああ。この先何が起こるか予想がつかない。

因みに、こっちのほうでアウレオルスを片づけてしまったから、2巻の展開も起こらないぞ。

 

360:以下、名無しの転生者でお送りします

いやステイルきゅんが原作崩壊起こしてるーー!

 

361:以下、名無しの転生者でお送りします

なにやってんの?バカなの?

 

362:ステイル(転生)

>>360

>>361

仕方ないだろ。あの女狐……クソ悪魔がやれつったんだから。

 

363:以下、名無しの転生者でお送りします

マジかよアークビショップ最低だな。もうアンチ辞めます。

 

364:以下、名無しの転生者でお送りします

>>363

いや、なんでアンチ辞めんねん。

 

365:>>363

これからはファンになります。

 

366:上条当麻(転生)

>>363>>365

いや逆ーー!?

 

367:ステイル(転生)

さて、そろそろお暇させてもらうよ。

神裂たちから連絡が来た。インデックスの誤解も解けたので、イギリスに戻るんだ。

 

368:以下、名無しの転生者でお送りします

あれ?イッチと同棲しないの?

 

369:以下、名無しの転生者でお送りします

いや、ほとんど関わってないやろ。

少ししか喋ってない奴と一緒に住むとか訳分からん。

 

370:以下、名無しの転生者でお送りします

>>369

それな。

 

371:以下、名無しの転生者でお送りします

というか、イッチが女の子と同棲とか絶許。

 

372:上条当麻(転生)

何なのお前ら?俺の事嫌いなの?

 

373:以下、名無しの転生者でお送りします

ソ、ソンナワケナイジャナイカー(汗)

 

374:以下、名無しの転生者でお送りします

き、気のせいだと思うよ(目逸らし)

 

375:上条当麻(転生)

目ぇ逸らしてんじゃねぇよ畜生!

不幸だーー!

 

376:以下、名無しの転生者でお送りします

あ、不幸だ頂きました。

 

377:以下、名無しの転生者でお送りします

ていうか、ステイルきゅんマジでいったんか。

上里も音沙汰がないな。

 

378:上条当麻(転生)

 

379:以下、名無しの転生者でお送りします

ん?どしたイッチ。

 

380:上条当麻(転生)

………………補習。

 

381:以下、名無しの転生者でお送りします

 

382:以下、名無しの転生者でお送りします

 

383:以下、名無しの転生者でお送りします

 

384:以下、名無しの転生者でお送りします

あっはっは!……あ。

 

385:以下、名無しの転生者でお送りします

やっちまったな!

 

386:上条当麻(転生)

やっべぇ!素で忘れてたぞ!先生が泣く前に行かねえと!

そう言う訳だ。一旦落ちる。じゃあの!

 

387:以下、名無しの転生者でお送りします

おう。

 

388:以下、名無しの転生者でお送りします

そう言えば、補習あったなぁ。

 

389:以下、名無しの転生者でお送りします

完全に忘れてたわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――

 

――――――

 

―――――――――

 

 

 

「くそ、間に合う……訳ないよなー」

 

 大急ぎで学校へと走るが、とても間に合う気がしない。

 

「はぁ、不幸だ……」

「あっ、見つけた!」

 

 すると、背後から声を掛けられたので、振り返ると 

 

「お前は……さっきの」

「あの……ありがとうなんだよ!」

 

 インデックスがそこにいた。

 

「別に、大したことはしてないよ」

「そんなことないんだよ。すているたちから聞いたよ。ありがとう」

 

 お礼を言われるほどじゃない。

 そもそも、スレ民にやれと言われてやっただけで、自分の意志で助けたわけではないのだ。

 

「まあ、詳しい事情はお前には聞かねぇよ」

「……うん。分かってる。貴方は地獄に行くはずだった私に手を差し伸べてくれた。でも、私はその手を握るわけにはいかないから」

「……なあ」

「?」

 

 少し寂しそうな表情をするインデックスを見ると、言わずにはいられなかった。

 

「助けてほしいときは、助けてくれって言えよ? 必ず手を貸してやるからさ」

「! ……うん、本当に……ありがとうなんだよ」

 

 満面の笑みで、インデックスはそう言った。

 俺はそのまま学校へと向かう。

 

「……スレ民の言うことを聞くだけじゃなくて……たまには、自分の意志で人助けでもしてみるかね?」

 

 なんとなく、柄にもなく、そんなことを思った。

 

 

 




三人目の転生者。
そしてもちろん、これからも転生者は増えます(白目)。
神様どんだけ事故起こすんだよ。アクシズ教の御神体ですか?
ショタステイル……誰得だ?
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