悪を名乗る偽善者   作:クロトダン

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GXのBDボックス楽しみ。


強い力を持てば何者にも負ける事はない。
だが、他を寄せ付けぬ強い力は時に自身を孤独にし、身を滅ぼす事に繋がってしまう……。


悪を名乗る偽善者の力

――三人称視点――

 

 

―魔法少女事変から数週間後―

 

 

 突如街に現れたモーニングスターを片手に持つ、右肩が巨大なスパイクを身に付けた頑丈な鎧(左半身は煉瓦状)で覆われたサイの怪人――ライノイマジンが人を襲ってしているとの情報がS.O.N.G.本部に入り、ライノイマジンの暴挙を止めようと装者達全員出撃したが、彼自身がもつ怪力と、装者達の攻撃を凌ぐ高い防御力を持つライノイマジンに装者達は攻めあぐねていた。

 

『ふんっ!口ほどにもないな、これがシンフォギア装者か?やっかいだと話に聞いてたが……思ったより弱いじゃないか!』

 

『んだとぉ……!だったらコイツはどうだ!』

 

【―BILLION MAIDEN―】

 

 ライノイマジンの言葉に目尻を上げたクリスが4門の3連ガトリングに変形したアームドギアを放つがライノイマジンの頑丈な身体には通じず、放たれた弾丸が弾かれ地面に着弾する。

 

『クソッ!全然効いちゃいねぇ!』

 

『それならこれでも……!』

 

『くらうのデス!』

 

【―γ式・卍火車―】

 

【―対鎌・螺Pぅn痛ェる―】

 

 クリスの後に続いて調がヘッドギアの左右のホルダーから巨大な2枚の回転鋸攻撃、《γ式・卍火車》を先に放ち、その後に続くように駆け出した切歌が繰り出した二本の鎌を融合させ、三日月型の刃が左右についた形の鎌を形成させた攻撃、《対鎌・螺Pぅn痛ェる》がライノイマジンの身体に振り下ろされ、その身体を両断すると思われたが――。

 

『そんなのが……効くかぁッ!』

 

『ウソ……!』

 

『マジデスかっ!?』

 

 ライノイマジンは放たれた二枚の回転鋸を右手に持つモーニングスターを一振りして叩き落とし、切歌が振り下ろした鎌を素手で受け止め、力を込めると握り締めた片側の刃を軽々と砕いたのを見て二人は驚愕の声をあげた。

 

『ならば……ハァッ!』

 

天ノ逆鱗

 

『ヌゥッ!?グ、ゥオォォォォッ!!』

 

 生半可な攻撃は通じないと判断し大地を蹴り、空中へ跳躍した翼は空中で投擲したアームドギアを巨大化させ、それを敵に向かって蹴り貫く技、《天ノ逆鱗》を繰り出すがライノイマジンは両腕を広げ地面を陥没させながら巨大剣を受け止めた!

 

『これを受け止めるとは……だが、それも承知の上だ!立花!マリア!』

 

『はい!』

 

『くらいなさいっ!』

 

『チィッ!』

 

 翼の声かけに動いた響とマリアがそれぞれ拳と短剣を振り翳し、身動きが取れないライノイマジンの背後から強襲するが――。

 

嘗めるなぁぁぁぁっ!

 

『『『うぁぁぁぁぁぁっ!?』』』

 

 それを視認したライノイマジンは両腕に力を込めると両腕の筋肉が膨れ上がり、受け止めた巨大剣を振り回し三人の装者達を吹き飛ばした!

 

『ふんっ!手間取らせやがって……まあいい、お前らを始末して契約を完了させる』

 

『くっ……契約、ですって……?それは、どういう事?』

 

『お前らに言っても関係ないだろ?さっさと消えろぉ!』

 

 契約という言葉に反応したマリアの問いかけに答えないライノイマジンは倒れた装者達を始末しようとモーニングスターを振り上げ、地面を駆け出しその凶器を振り下ろそうとした。

 

♪~♪~♪~!

 

『何っ!?グワァッ!?』

 

 不気味な音色が流れると突如空中からネガデンライナーが現れ、装者達の前を通過しながら地面を駆けていたライノイマジンを轢き飛ばし、通過したネガデンライナーから仮面ライダーネガ電王が飛び降り、装者達の前に姿を現した。

 

『ネガ電王!』

 

『何故ここに!』

 

『オレがどこにいようが、テメェらに関係ねーだろ?』

 

 自分達の前に現れたネガ電王に驚いている中、ネガ電王はそれに答えてから、両腰に付いているネガデンガッシャーに手を伸ばし、ネガデンガッシャー・ソードモード(以下:ネガデンガッシャーS)に組み立てるとソードモードを肩にかける。

 

『てーか、危ねーだろ!いきなり前に現れやがって!』

 

『そうデスよ!怪人とはいえ、人を轢き飛ばしたらダメなんデスよ!』

 

『違うよ切ちゃん、そうじゃない……』

 

 クリスがネガ電王に文句を言ってそれに切歌も続いて文句を言うが、見当違いにずれた内容に調が彼女の肩に手を置いて、首を振りながら冷静にツッコミを入れる。

 

『くっ、お前がネガ電王か!俺達イマジンを倒している時の番人か!』

 

『時の番人?ハッ、くだらねぇな。オレがそんな立派な行動する柄かよ?そんなのはあの4バカ共の仕事だ。オレには関係ねぇよ』

 

 ライノイマジンの問いに鼻で笑ったネガ電王はネガデンガッシャーSをライノイマジンに向ける。

 

『オレはただ、テメェらみてぇな自分勝手な悪がイラつくんだよ。さっさとオレの前から消えろ!』

 

 そう言ってライノイマジンに向けて駆け出したネガ電王はネガデンガッシャーSを振り下ろした!

 だが、ネガ電王が振るネガデンガッシャーSによる斬撃はライノイマジンにとってなんともなく、それどころかその硬い頑丈な体に斬撃が弾かれてしまう。

 

『そんなのが俺に効くかぁ!』

 

『チッ、かてぇ身体しやがって……予想通りこれでは効果ねぇか。なら……硬い奴にはコイツだな?』

 

 ライノイマジンが雄叫びを上げるとモーニングスターを攻撃をしているネガ電王に振り下ろすが、ネガ電王は舌打ちをして冷静に後退するように地面を跳躍するとライノイマジンを視界の隅に入れ、刃こぼれしたネガデンガッシャーSの刃――オーラソードを見下ろすと、ネガデンガッシャーSに手を伸ばし、この状況に最適な形態ネガデンガッシャー・アックスモード(以下:ネガデンガッシャーA)に組み換える。

 

『泣かせてやるよ、ライノイマジン』

 

 組み換えたネガデンガッシャーAを肩に担いだネガ電王はライノイマジンを挑発して、ゆっくりと歩き出した。

 

『誰が泣くか!』

 

 ネガ電王の言葉に激昂したライノイマジンは駆け出してモーニングスターを振り下ろすが、ネガ電王は冷静に半身を傾いてその一撃を避けると隙を出したライノイマジンのがら空きの胴体にネガデンガッシャーAを振り抜くとそれまで傷一つ付かなかったライノイマジンの体に一筋の傷跡が出来ていた。

 

『何だと!?この!』

 

 自身の体に傷を付けられたライノイマジンは傷つけたネガ電王に怒り力任せにモーニングスターを振り回すが、ネガ電王は冷静に避け、時にネガデンガッシャーAで重い一撃を受け流し、隙を見てネガデンガッシャーAをライノイマジンに向けて傷を付けていく。

 

『くっ!ちょこまかと……!』

 

『テメェがノロマなのが悪い。フンッ!』

 

―斬!―

 

『グアァァァァァァッ!?』

 

 モーニングスターをかわしたネガ電王はネガデンガッシャーAを振り下ろし、モーニングスターを持つライノイマジンの腕を切り飛ばした!腕を切り飛ばされたライノイマジンは斬られた腕を押さえて地面を転がった。

 

『そろそろ……終いだ』

 

 ライノイマジンの腕を切り飛ばしたネガ電王は背を向けてネガデンガッシャーAを上に放り投げると、ライダーパスをデンオウベルトのターミナルバックルにセタッチし、ベルトから流れたフリーエネルギーが頭上に向かう。

 

フルチャージ

 

『嘗、めるなぁぁぁぁぁっ!』

 

『フン、おせぇよ……ハッ!』

 

 立ち上がったライノイマジンは背を向けているネガ電王に攻撃しようと突撃するが、それを読んでいたネガ電王は地面を蹴りライノイマジンの頭上より高く跳躍し、最初に放り投げたネガデンガッシャーAを掴み取り、チャージされたフリーエネルギーが込められたネガデンガッシャーAをライノイマジンに振り下ろした!

 

『グアァァァァァァッ!?』

 

 ライノイマジンの体を頭から両断した必殺の一撃、《ネガダイナミックチョップ》が決まり、ライノイマジンは絶叫を上げながら爆発した。

 

『言ったろ……泣かせてやるってな?』

 

 そう言ったネガ電王はネガデンガッシャーAを肩に担ぎ、ライノイマジンがいた場所にサムズダウンをした。

 

 

――三人称視点、終了――

 

 

◇◇◇

 

 

――現在――

 

 

――クリス視点――

 

 

「最近、調と切歌の様子が変なの……」

 

「ああ、確かにそうだな……?」

 

 装者の訓練が終わって、マリアから相談があると声をかけられたあたしは訓練室から本部内にある食堂に移って内容を聞いたら、後輩達の様子についての事だった。

 まあ、確かに最近のあいつらが変な事をしてるのは何度も目にしてるが、そんなに心配する事か?

 

「変って言っても、ただ山盛りに持った炒飯を食べているだけだろ?それのどこが変なんだ?」

 

「わからないのっ?それが変なのよ!数日前からあの娘達が炒飯を食べてばかりなの!絶対に何かあったに違いないわ!」

 

「わかった!わかったから落ち着けよ!」

 

 席から立ち上がってテーブルに手を付いて、身を乗り出したマリアの剣幕にあたしは落ち着けと手で制して、席に座らせる。

 

「……ふぅ、ごめんなさい。少し熱くなってたわ」

 

「ったく……それで?あたしに相談してきたって事は何をすればいいんだ?」

 

「ええ、あなたに頼みたい事があるの……」

 

 落ち着いたマリアに何をすればいいのか質問するとマリアから告げられた予想通りの言葉を聞いたあたしはその頼みを渋々受け入れた。

 

 

◇◇◇

 

 

――次の日――

 

 

「ったく、何であたしがこんな事を……」

 

 マリアから相談された次の日、あたしは学校が終わって帰る後輩達の跡を着けていた。

 

 

 

『跡を着けろだぁ!?』

 

『お願い!私が二人に質問しても真剣勝負の為だと言うだけで、詳しく聞こうとも私は今夜の飛行機の便で海外に行かなくちゃならないから、あの娘達が懐いてるあなたなら二人が何をしているのかわかるかもしれないの。ダメかしら?』

 

 

 

 んで。それに折れて頼みを受け入れたあたしはこうしてあいつらの跡を着けていた。

 

「(しっかし、あの二人がマリアに話さないなんていったい何を隠しているんだ?)……っと、喫茶店に入ったか。あそこが後輩達の隠し事の原因の店か?」

 

 あたしは数分様子見てからレトロな雰囲気を想わせる喫茶店の前に立って、後輩達が何をしているのか確かめる為に扉を開けて中を覗いてみると――。

 

「はい、またまたこっちの勝ち」

 

「ヌワァァァァ!?またまた負けたデース!」

 

「だからそこは駄目って言ったのに……」

 

 ――中を覗くとこの店の店員らしき男と旗が倒れた炒飯の前で頭を抱えて叫んだ後輩と、その姿を見てため息を吐いている後輩が視界に入った。

 

「何してんだよお前ら……」

 

 

◇◇◇

 

 

「なるほどねぇ……最初は賞品狙いで簡単そうな勝負に挑戦したら、あっさり負けて何度も挑戦したら嵌まってしまったと?」

 

「はい、そう言う事です……」

 

 その後、中に入ったあたしは後輩達の話を聞いて呆れた視線を二人に向ける。

 

「イヤーお恥ずかしいところを見せてすみませんデス」

 

「なら、とりあえず食べる手を止めろよ。段々とあの馬鹿に似てきてんぞ、お前?」

 

「まあまあ、話はそこまでにしようか。まさか響ちゃん達や翼さん達の知り合いが次々とこの店に来るなんてね、これも何か縁があるのかな?」

 

 パクパクとあの馬鹿みたいに食べている姿を見てため息を吐いているとこの店の(店員と思っていた)店長があたしが頼んだコーヒーをテーブルの上に置いた。

 

「先輩達もここに来たのか?」

 

「ああ、それに調ちゃんと切歌ちゃんが頼れる先輩何だってね?いつも二人から話は聞いているよ」

 

「そ、そうっすか…」

 

 店長の言葉を聞いたあたしは頬をかきながら後輩達を見ると、あたしに内容を聞かれた事に照れているのか笑みを浮かべている二人を見て、あたしも釣られて笑みを浮かべた後コーヒーを口に付け――。

 

「――ああ、それと小さくて照れ屋さんのかわいい女の子と聞いてたな」

 

ブゥゥーーーーッ!?

 

 ――店長が言った言葉に驚いて、思わず口に含んでいたコーヒーを吹き出してしまった。

 

「ゲホッ!ゲホッ!ちょっと待て!?それは誰が言ったんだよ!」

 

 咳き込みながら店長に誰が言ったのか店長に質問するとあたしが頭に浮かんでいた人物の名を口にした。

 

「ん?響ちゃんだよ。この店に来る時いつも言ってたけど?」

 

「ほっほーう……そう言う事か。あんの馬鹿、次に会ったら覚えてろ……!」

 

 それを聞いて、脳裏に笑っているあの馬鹿の顔を思い浮かび、次に会うときに頭を殴ろうと心に決めたあたしは中身が残っているコーヒーを一気に飲み込んだ。

 

 

――クリス視点、終了――




最初に言っておく、自分はかーなーり……弱い!
どうもクロトダンです。

今回戦闘描写を頑張ってみました。うまく伝わっているか少し心配です。


ちょっと私事ですが、XD五周年で配布されたチケットで翼のXDモードとイグナイトモードが三枚連続で来て、驚きました(笑)
これは翼をこの作品のヒロインにするべきなのか!?と思いました(笑)


次の話はFGOのボックスガチャイベントに全力で挑むのでしばらく更新できません。
ある程度ボックスガチャを開けたら投稿するかもしれませんのでよろしくお願いします。
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