今回は前々から考えていた話の予告を投稿します。
予告編なので所々飛ばしてますので、ご容赦ください。m(_ _)m
ツッコミ所満載だと思いますがよろしくお願いします。
――政府直轄の地下留置場――
ここは地上から遠く離れた、凶悪な犯罪者や重い刑罰を待つ受刑者達を閉じ込める為に造られた地下留置場。その最奥にある鉄の扉の中に一人の老人が身体を拘束された状態で閉じ込められていた。
老人は顔を俯け、眼を瞑り静かな暗闇の中を黙って時を過ごしていると突如窓一つない室内に光球が現れ老人の身体に入り込んだ途端、老人の身体から大量の砂が吹き出し、大量の砂が意思を持つかのように独りでに動き上半身以外が地面に埋まり、下半身が虚空から生えているという奇怪な姿の怪人が現れた。
「…………何奴?この惨めな老いぼれに何用か?」
―スゥ……―と閉じていた片眼を開いた老人は眼前にいる怪人に驚く事もなく、低い声音で怪人に問いかけると怪人はそれに答えようとせず、腕を組んで老人に声をかけた。
――《 お前の望みを言え。どんな望みも叶えてやろう……。お前が払う代償は、たった一つ…… 》――
「クカカ……ッ、望み……この儂に望みを言えと言うのか?」
――《 そうだ。代償を払う代わりにどんな望みも叶えてやる……。もう一度言うぞ。さあ、お前の望みを言ってみろジジイ》――
怪人の言葉を聞いた老人は一度口を閉じると眼を瞑り、脳裏に自身を留置場に閉じ込めた血を分けた
「……よかろう。代償なんぞ好きなだけ受けとるが良い。儂の望みは……。
儂を裏切った愚息共とあの男を血祭りに上げ、儂自らこの国を護る事だ!」
その言葉と共に拘束衣を引きちぎり老体とは想えない筋肉の鎧を晒し、肘から先を失くした両腕を拡げた老人――《風鳴 訃堂》が血走った眼を虚空に向けて声を上げた。
◇◇◇
風鳴 訃堂が脱獄した。
その情報がはS.O.N.G.本部に入ったのはS.O.N.G.本部司令であるの《風鳴 弦十郎》の兄であり、装者達の一人《風鳴 翼》の父である風鳴家の現当主《風鳴 八紘》からの通達だった。
誰もが脱獄は困難とされる地下深くにある留置場から訃堂が姿を消した事に誰もが驚きを隠せなかった。それと同時に各県域にあるS.O.N.G.と政府関する施設が次々と襲われる事件が起こっていた。
弦十郎は脱獄した訃堂と関係あるのではないかと考え、装者達を三班に分けると前に襲撃した地点から近い次に襲うと予想した各施設に向かわせた。
施設の一つに向かった二人の装者、風鳴 翼と《マリア・カデンツァヴナ・イヴ》はギアを纏い警護をしていると、突然施設の一画から爆発が起こった!
二人は即座に爆発が起こった場所に駆けつけるとそこには施設を破壊している怪人――イマジン達とその様子を眺めていた見覚えのある老人の姿が彼女達の視界に入った。
「イマジン!?何でここに?それに……!」
「お爺……様!?」
そう、イマジン達と共にいたのは黒い皮のズボンと上半身裸の上に黒いコートを身に纏った脱獄した風鳴 訃堂が彼女達の前に現れた!
「ほう、翼か。まさか、最初に会うのが貴様とは……よくも親である儂を裏切りおったな!この親不孝者がぁ!」
訃堂が声を上げて翼に憎悪の眼を向ける。二人の装者はそれに怯まず各々のアームドギアである剣を抜き、訃堂とイマジン達に向けて構える。
それを見た訃堂はくつくつと嗤うとネガ電王に
「変身……!」
《フドウ・フォーム》
フリーエネルギーによってシステムを作動させたベルトからマスクの電仮面、スーツのオーラスキン、装甲のオーラアーマーを身に纏い、そこから更に黒い装甲のオーラアーマーが展開、各部位に装着され、最後に刀の形状のレリーフが顔のデンレールを伝わって眼前に収まると左右に別れ、装着されると同時に黒いオーラが一瞬周辺に拡がった。
「その姿は――!?」
「そう!これこそが悪魔と契約し貴様達裏切り者を斬る力を手に入れた姿だ!」
変身した風鳴 訃堂。いや、《仮面ライダーフドウ・フドウフォーム》は左右の腰についている《フドウガッシャー》を刀を彷彿させる《フドウガッシャー・ブレードモード》に組み替え、翼達に襲いかかった!
◇◇◇
イマジン達の攻撃と仮面ライダーフドウの圧倒的な力の前に敗れた翼とマリアはギアを保つ事が出来なくなり、地面に倒れてしまった。
倒れている二人にフドウはゆっくりと近寄り、フドウガッシャーBを翼の首元に突き付ける。
「最後に一度問う。翼よ、儂と共に防人としてこの国を護らぬか?」
「断る……!貴方の言ってる事は国を護る為にそこに住む民を犠牲にする。私はそれを断じて認めません!」
「……そうか。では、死ねぃ!」
翼の堅い意思をを聞いたフドウは一度ため息を吐き、翼の首を斬り飛ばそうフドウガッシャーBを振り上げたその時――。
「ヌゥッ!?」
横から飛んできた紫の刃がフドウに迫り、それを視認したフドウは咄嗟にフドウガッシャーBを振るい防ぐがその威力までは防ぎ切れず後方に吹き飛ばされた。
「貴方――!?」
「何故ここに――!?」
「ほう、漸く現れおったか。仮面ライダー……
ネガ電王!」
「その声……風鳴 訃堂か?何故お前がここにいる?」
名前を呼ばれた《仮面ライダーネガ電王・ネガフォーム》は《ネガデンガッシャー・ソードモード》をフドウに向けるとどうしてこの場所にいるのか問いかけると、フドウはくつくつと嗤った後、憎悪を込めた眼をネガ電王に向ける。
「何故だと……?知れたこと!儂に屈辱を与えた貴様を殺す為よ!その為に儂は悪魔と契約しこの力を得たのさ!」
「(仮面ライダーガオウに似てるが……)そのベルトとライダーパス、誰から貰った?」
「ハッ!知りたければ力ずくで聞いてみるがいい!」
「そうかい。なら、そうさせて貰う!」
その言葉と同時に両者は駆け出すと互いの得物を振りかざし、力強く振り下ろした!
◇◇◇
「がぁッ!?」
「ネガ電王!」
フドウのフドウガッシャーBによる一撃をまともにくらい地面を転がったネガ電王を見た翼は思わず声を上げた。
「ふ――ハッハッハッハッハッハッ!無様だなネガ電王。あの時とは大違いではないか!いや……貴様が弱くなったからか?ハッハッハッハッハッ!それが事実なら傑作だな!」
「……ふざけるなよジジイ……ッ!たかが
《 フルチャージ! 》
雄叫びと同時にフルチャージされたネガ電王の必殺技《ネガストリームスラッシュ》がフドウに向けて振り下ろされた!だが――。
「フン……」
「なっ!?」
「軽いな。剣の振るい方は……こう振るうのだ!」
《フルチャージ》
「ウァァァァァァァッ!?」
フドウはネガ電王の必殺技をフドウガッシャーBの刀身で簡単に受け止め、地面に叩きつけた後、ライダーパスをフドウベルトにセタッチするとフドウガッシャーBの刀身にフリーエネルギーが蓄積され、ネガ電王に向けて振り下ろすとその刀身から黒い斬撃の形をしたエネルギーがネガ電王に迫り、ネガ電王に直撃した!
「ぐぅ……!」
「嘘でしょ……!何で貴方が!?」
「良牙さんが……ネガ、電王……!?」
フドウの必殺技を受け、変身が解けたネガ電王は《逆時 良牙》の姿に戻ってしまい、その姿を見た二人の装者はその事実に驚きを隠せなかった。
「それが貴様の本当の姿か?ハッ!さっきまでの勇ましさが見えぬではないか!貴様の憎む悪に殺されるのを己が無力を悔やみながら死ぬがいい!」
「良牙さん!」
「クソ……ッ!」
翼の声を耳にしながら、良牙は自身に迫りくる
だが――。
「オラッ!」
「何!?」
「え?」
突如、金属を弾く甲高い音が辺りに響き渡り、良牙にとって、聞き覚えのある声が彼の耳に入り、良牙はまさかと思い眼を開けて顔を上げるとそこには彼にとって忘れられない憧れた
「俺、参上!」
《仮面ライダー電王・ソードフォーム》がお決まりの台詞と決めポーズをしながら、彼らの前に姿を現した!
◇◇◇
「ああ!てんめぇ~何であの物真似野郎と同じ電王に変身してんだよ!どういう事なのか説明しやがれ!」
「ハッ。バカタロスの頭に言っても理解出来ねーのに言っても無駄だろ」
「ハァァァァッ!?誰がバカだこの野郎!上等だ、表に出やがれ!」
「ちょっとモモタロス!相手は怪我人だから落ち着いて!」
S.O.N.G.本部で怪我の手当てを受けている良牙に詰め寄る赤い鬼を模したイマジン《モモタロス》。そんな彼を良牙は鼻で笑いながら答えるとそれに怒るモモタロスを彼の契約者である《野上 良太郎》が背後から必死に抑える。
「お、お父さんと同じ声だ。なんで?」
そしてその様子を見ていた響は自身の父と同じ声のモモタロスに困惑していた。
◇◇◇
「いやー、こんな場所に君みたい綺麗な女性がいるなんて知らなかったなー。ハハハ。所で、後で僕とお茶でもしない?」
「え?あたしの事か……?」
「憑依してるならともかく、その姿でナンパが成功すると思うか?スケベ亀」
「あれ、いたんだ?ごめんごめん。彼女の存在が美しすぎて気づかなかったよ。嘘つきさん」
「お前に言われたくねーよ。嘘つき亀」
平行世界からきた《天羽 奏》にナンパしていた青い亀を模したイマジン《ウラタロス》に声をかける良牙。
◇◇◇
「ドスコーイっ!ハッハッハッ!どうや!俺の強さは?泣けるやろ?」
「いや、強いっていうよりやり過ぎだっつの!見ろよ!壁に穴空いただろ!何考えてんだ!」
「ああ!?それはすまんな!すぐに直したるから……グオー!グオー!」
「寝たぁぁぁーーっ!?」
「そいつはマイペース過ぎるから、適度に接して置かないと疲れるぞ」
トレーニングルームで熊を模したイマジン《キンタロス》の行動に驚いている《雪音 クリス》に離れた場所で助言しながら、ダンベルをあげている良牙。
◇◇◇
「ワァァー!このお菓子美味しそう!ねぇねぇ食べていいよね?答えは聞いてない!」
「ああ!駄目デス!それはアタシが調と一緒に食べようと買った限定のお菓子なのデスよ!返してデース!」
「やだ!僕も食べたい!」
「切ちゃん、私は気にしないから一度落ち着いて。そっちの君も、ね?」
「てか、半分にすればいいんじゃないか?」
龍を模したイマジン《リュウタロス》と《暁 切歌》がお菓子の鳥飼で言い争いを止める《月詠 調》達の様子を見て、率直な感想を口にする良牙。
◇◇◇
「降臨、満を持して…!」
「アダム……!いや、声が似てるだけか……」
「フム。そこの侍女よ。茶を用意せよ」
「誰が侍女よ!頭が高過ぎよあなた!」
「……そいつ、尊大で高飛車のオレサマ王子だからまともに相手しなくていいぞ」
「なら、手伝いなさいよ!」
「断る」
白鳥を模したイマジン《ジーク》の性格に振り回されるマリアに助言はするが手を貸さない良牙。
◇◇◇
仮面ライダーフドウの野望を止める為に彼の前に立ち向かう装者達、そして良牙とモモタロス達。
「フンッ!数を揃えたとて、儂を止められると思うな!愚図共め!貴様らなどいなくてもこの国を護る!それこそが護国の鬼である儂の宿命よ!」
フドウの言葉の後に背後にいる大量のイマジン達が雄叫びをあげる。
「下らない。前にも言ったぞ風鳴 訃堂……てめえみたいな悪は許せないって、てめぇが何度も企もうがオレが何度でも潰してやるよ」
「みんな、……いくよ!」
「「「「「おう!」」」」」
「「「「「「はいっ!」」」」」」
良牙の言葉の後に良太郎が全員に声をかけるとデンオウベルトを取り出し腰に巻き付けライダーパスを構えるる。それと同時にモモタロス達も良太郎と同じようにベルトを腰に巻き付けライダーパスを構える。
「「「「「「「「「変身!」」」」」」」」」
《 ソード・フォーム 》
《 ロッド・フォーム 》
《 アックス・フォーム 》
《 ガン・フォーム 》
《 ウイング・フォーム 》
《 アルタイル・フォーム 》
《 ストライク・フォーム 》
《 ライナー・フォーム 》
《 ネガ・フォーム 》
「俺、参上!」
「お前達、僕に釣られてみる?」
「俺の強さにお前が泣いた!」
「お前達、倒してもいい?答えは聞いてない!」
「降臨、満を持して…」
「最初に言っておく!俺はかーなーり強い!」
「ゼロになってからが本当の戦いなんだ!」
「全ての悪は、オレが潰す……」
「みんな、準備はいい?」
今ここに、シンフォギア装者達と仮面ライダー電王、ゼロノス、NEW電王、そしてネガ電王の奇跡のドリームチームがここに集結!
仮面ライダーネガ電王×仮面ライダー電王 Withシンフォギア
悪を名乗る偽善者と時を護る番人
お楽しみ!
書いてて思った事……最終決戦の時、絶対一万越えそう(白目)