とある東京の運転・能力使い(ドライブテクマスター) 作:KBS滝原
1万人を統べる春生を止められるかと挑戦されたあずまと美琴。
制動力が効かなくなったあずまを美琴たちはどう思うのか、そして春生を止められるのか?
「やられたらやり返す。86倍返しだ!」
瞬足で向かったあずま!だが春生は、あずまの歩幅に落とし穴を作ったため、あずまはそこに足を突いてしまい、倒れてしまう!
「デュアルスキルか・・・おもしれぇ。だが、覚悟するんだな!」
実はあずまも、LEVEL5とはいえ、デュアルスキルの持ち主だ。だがあずまのデュアルスキルは、復讐の色に染まってしまったあずまを更に暴走させてしまう。
「こっちの攻撃だわ!」
美琴は電力系統の攻撃をしたが、バリアを貼られてしまう。
「どうした?複数の能力は使用できないと踏んでいたのかね?」
春生はそういうと、何かの波を振動で伝えさせる!すると高速道路が崩れ始める!美琴とあずまは構える姿勢を取っていたため、着地に成功。春生はLEVEL5はこの程度のものかと挑発する。
「おっとそのセリフを吐くのは、時期尚早なんじゃないのかよ!!」
そういい、あずまは瓦礫を投げる!だが春生はそれを電気式の剣で斬っただけでなく、がれきを浮かせ、あずまの元に落下させる!
「もう終わりにしないか?私はあることを完成させたい。誰も犠牲にはしない。」
「ある研究を完成させたいから終わりにしろ?誰も犠牲にしない?木山さん。あなたいつからそんな政治家みたいな発言をするようになったんですか?そんなことを言って自分が解放されると思ったら大間違いだ。」
「そもそも何万人もの市民を巻き込んだ人間が言う台詞なの!?そんなもの、見過ごせるわけないでしょうが!!」
「やれやれ、LEVEL5とはいえ、所詮は世間知らずの若造とお嬢様か。」
すると春生は、学生たちが受けている能力開発が人道的かつ安全なものと思っているのかと問う。学園都市の上層部は、能力に関する重大な何かを隠しているとし、それを知らずにこの街の教師たちは、学生の脳を日々開発していると話す。それがどんなに危険か分かるかと問う春生。
「おもしろい話ね。あんたを捕まえた後で、じっくり調べさせてもらうわ!」
そういい美琴は、砂鉄のミサイルを放つ!だががれきでバリアをされてしまう。
すると春生は、空き缶の入ったごみ箱を浮かせる!美琴の脳裏には、セブンスミストで起きた、あのグラビトン事件が蘇る!あずまも同様だ!
そしてあずまは、がれきを採取し、一つの細長い棒を作る!そして、上空に舞い上がる空き缶を一刀する!空き缶は爆発していく!
春生はすごいとしながらも、空き缶をテレポートさせ、爆発させる!それに気づいたあずまは、美琴に飛びかかった!爆発した衝撃で、がれきが2人の上にのしかかった・・・と思いきや、実はこれ、あずまと美琴が磁力で足蹠の盾を作っていた!ゼロ距離からの電撃は、当麻には効かなかったが、それを持っているわけはないと踏んだ美琴!あずまと美琴は羽交い締めし、春生は攻撃を仕掛けようとしたが、2人は高圧電流を春生に流す!更に春生は美琴からの電流があずまに流れているため、抵抗器のような能力を持つあずまから熱を受けていた!大きく叫ぶ春生。気絶する。
「交流25000V。その怒りを味わったか。やられたらやり返す。倍返しだ。これが私のりゅう・・・」
とすると、美琴とあずまの脳に、子供たちの声が聞こえてくる。
「これは、木山春生の記憶・・・まさか、あずま君と私の間に、電気を介した回線がつながって・・・」
見えてきたのは、今までの春生のやりとりだ。
春生は木原という科学者から、教師になってほしいと頼まれた。それを断ったのだが、木原は、
「君は、教員免許を持っているよね?何もおかしくはないじゃないか。」
と言われたのだが、春生自身は、研究のついでに取っただけだと話す。それでも木原は、
「研究から離れろと言っているわけではないよ。それどころか、統括理事会肝入りの実験を、任せたいと思っているんだよ。」
と言われ、春生は少しうれしく思う。すると木原が見ていたのは、グランドで遊ぶ子供たちだ。チャイルドエラーといい、なんらかの事情で学園都市に捨てられた、身寄りのない子供たちだと木原は言う。そして今回の実験の被験者であり、春生が担当することになるというのだ。更に・・・
「実験を成功させるには、被験者の詳細が成長データをとり、細心の注意を払って調整を行う必要がある。だったら、担任として受け持った方が手間が省けるでしょ?」
と話す。春生は乗り気ではなかった。
初日、教室に入り、自己紹介したのだが、やはり乗り気じゃない。春生を悩ませたのは、子供たちのいたずらだ。更に子供たちからセクハラともとれる発言がとれ、子供がなれなれしい。そこから子供が嫌いになった。
ある時だった。受け持っているクラスの子供が1人、転んでしまっている現場を見た。ずぶぬれになっているところを見るに見かね、風呂を貸してあげた。
その時、子供から聞かれたことが。
「私でもLEVEL4になれるのかな?」
だが春生には、今の段階ではなんとも言えなかった。高レベルの能力者に興味があるのかと聞くと、それもあるが、学園都市で育ててもらってるから、この街の役に立てるようになりたいなと子供は話す。
だが春生には、その研究の時間がなくなってしまったのだった。子供が嫌いになってしまった。だが春生は、悔やんでも悔やみきれない、深刻な事態を起こしてしまった。
それはある研究をする時の事だった。
春生の実験をするため、子供2人を呼んだ。これで先生ごっこもおしまいだと思った時だった。
突如緊急事態を知らせるブザーが鳴動した。
荒廃熱傷による併用療性ショックが発生したのだった!乳酸カロリンゲル液と輸血を急ごうとしたのだが、これ以上何もできないことが発生した!科学者たちはすぐに緊急事態を知らせるため、病院に連絡をしようとした。しかし木原は、
「浮足立ってないでデータをちゃんと集めなさい。」
といい、病院の連絡を後回しにしたのだった。更に何も見なかったとし、この実験は恙なく終了したとしたのだった。
実験を受けた子供2人は、亡くなってしまったのだった。
それを見ていた美琴とあずまは、
「なんだと・・・ということは、もっと上に黒幕がいたということか・・・!こんな事態を引き起こしたのは、その木原という科学者か・・・!それのために、子供2人を実験台にして、2人の命を奪ったというのか!?どうしてそんなことをした!?」
あずまが問うと、春生は、あれは表向きと話し、AIMの拡散力場を制御するための実験とされていたが、実際は、暴走能力の法則解析用誘爆実験と話す!AIM拡散力場を
刺激して暴走の条件を知るのが本当の目的だったという。春生自身それを後になって知ったという。
「あの子たちは目覚めることなく、今も眠り続けている!私たちはあの子たちを、使い捨てのモルモットにしたんだ!」
「だったらそれをアンチスキルに連絡すれば話は済んだはずでは・・・!?」
「23回、あの子たちを回復させるため、そして事故の原因を究明するシミュレーションをするために、ツリーダイアグラムの使用申請をした回数だ。ツリーダイアグラムの演算能力をもってすれば、あの子たちを助けられるはずだった!もう一度太陽の下を走らせてやることもできただろう!だが却下された!23回ともすべて!統括理事会がグルなんだ!アンチスキルが動くわけがない!」
「だからと言って、なんでそんなやり方をしたんだ!?」
「君らに何が分かる!?あの子たちを救うためなら、私はなんだってする!この街を敵に回してもやめるわけにはいかないんだ!!」
事故の原因究明を拒否されたことに驚くあずま。自分自身も実際に事故を起こし、どうすればいいかみんなで対策を講じた。それがこの学園都市ではまったくされていないことに、また疑問を立てるあずまだった。
その時、春生が頭を押さえる!すると春生は、ネットワークの暴走が起きたと話す!前のめりに倒れる春生。頭の中から出てきたのは、奇妙な得体のしれないものだ!
生き物のように叫ぶ!
その頃、ジャッジメント一七七支部では、大変な事態が起きていた!
監視していたカメラがすべて砂嵐になり、更に電話もつながらない状態が!黒子はどうにもならなくなり、現場へ向かおうとするが、美偉に止められてしまう。
「お姉さまとあずまさんを助けなければいけないんですのよ!!」
「御坂さんとあずまさんを信じなさい!彼女たちならきっと・・・!」
現場では、更に深刻な事態が!
得体のしれないものが大きくなっていく!その得体のしれないものが、美琴とあずまをロックオンし、上からクリスタル状のものを降らせ攻撃する!逃げる美琴とあずま!その先には飾利が!
「俺がなんとかするから、美琴はとりあえず非常階段使って、高速道路へ逃げろ!」
「しかし今度はあずま君が!!」
あずまは返事する間もなく、クリスタル状のものを電気系統の攻撃ではじく!大きい爆風が吹く。
「だめじゃないか!そんなところに降りては!そこからとにかく動くな!」
攻撃しようとするが、追ってこない。だが何かもがき苦しんでいる。
病院では、それに連動されているからか、患者たちが暴れ始める!他の患者たちも同様にだ。
アンチスキルは何の新型兵器かと少し引いていた。黄泉川は動いているものでなんとかするしかないと、実弾の使用を許可!全員が得体のしれないものに発砲する!
春生は意識を取り戻した。春生自身もこんな化け物になっているとは思わなかった。もはやあの子たちを取り戻すこともできなくなったと諦めかけていた。だが、
「諦めないでください!」
飾利が言う。春生は3人に、AIM拡散力場の集合体であると話す。名前は一応、AIMバーストと話す。レベルアッパーのネットワークによって束ねられた、1万人のAIM拡散力場。それらが触媒となって生まれた、潜在意識の怪物。言い換えれば、1慢人の子供たちの思念の塊。
1人1人の思いがAIMバーストに込められている。どうすればいいかを聞くが、春生は、自分の言っていることは信用ならないだろうと話す。だが飾利は、手錠を外してくれたことを話す。更に、春生が嘘をつくはずはないとし、信用する。
春生は、AIMバーストは、ネットワークが生み出した怪物。ネットワークを破壊すれば止められるとする。もらった治療用プログラムで試す!美琴は、あずまと一緒になんとかすると話し、飾利にそれをもってアンチスキルのところへ行けと指示。
美琴はあずまに作戦を話すが、あずまはいない。あずまは何か別のルートをたどっていた。それは物理的に攻撃をするというわけだ。あずまは非常階段を上がり、高速道路のがれきを採取し、飛び台を作る!
「何をする気!?」
「俺はもう一つの手を考える!このハチロクで、あの怪物をぶっ壊してやる!」
「無茶よ!そんなことしたら、あずま君のハチロクが!」
「美琴君。俺は走り屋をやってきて12年。無敗神話を持っている。だが今回は一筋縄ではいかないことは俺も分かっている。でもやるっきゃないだろ!?」
そういい、あずまはハチロクを現場の反対方向に走らせた!あずまは22.3kmほど助走をつけて、ハチロクを怪物にぶつける計画だ!あずまの命を、いや、あずまのハチロクを傷つけるかもしれないが、あずまには他のルートでやるとしたらこうするしかないと決めた。
22.3km過ぎたところで、あずまはロケットスタートをする!ハチロクは非力でも、技術さえあれば行ける!そう信じるあずま!
その頃飾利は非常階段をのぼり、アンチスキルの車へ急いでいたが、踏み台に気づいた。更にハチロクがないことにも気づく。飾利も気づいた。だがハチロクは、スピードを187kmまで出し、残り10km近くまで来ている!飾利は無茶だと気づく。
黄泉川も気づく。
「まさか、それは無茶じゃん!?」
残り1km。スピードは242kmまで上がっている!
AIMバーストは美琴と応戦していたが、一発、飾利の方に向いていた!それは非常階段の方に!攻撃があたり、非常階段を破壊!飾利は動いていた。
「私の方に向かってきなさい!」
そういった次の瞬間、高速道路からハチロクが!その時のスピードは、274km!
ハチロクはAIMバーストに向かって猪突猛進!だがAIMバーストは、ハチロクのフロントガラスを突き破った!
「行ける!ターゲットへ、向かってくれ!俺のハチロク!」
そしてハチロクは、AIMバーストに衝突した!だがAIMバーストに吹き飛ばされてしまう!
「無理だったか・・・でもなんとか意味はあっただろう・・・。」
AIMバーストと美琴たちの戦いは果たして!?
様々な攻撃をもってしても、AIMバーストに効かない。2人は果たして、AIMバーストを破壊できるだろうか?
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