乙女剣士と戦闘狂の暗殺教室   作:ニック

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教室の時間

「やっぱり結構山奥にあるよなぁ。この教室」

「……井岡くん結構余裕あるわね。私結構きついのだけど」

「ん?それじゃあ荷物持とうか?今日竹刀とか木刀とか入っているだろ?」

「お願いしてもいいかしら」

「別にいい。というより最初から持ったらよかったな」

 

俺は八重樫さんは山道を歩いていく。勉強地獄から解放され椚ヶ丘中の初日。寮というなの一軒家から出て本校舎で手続きと挨拶をした後のことだった。少し離れているがそれでも通うことになったのだが

 

「そういえば井岡くんって滅多に道場に出てきてないわよね?」

「ん?あぁ。俺は剣術の方に子供の頃から参加しているし、基本は裏の方に参加しているからな」

「そういえばおじいちゃんが言っていたけど……一体裏ってどういうことなの?」

「多少の剣術と雑技」

「その雑技ってなんなのって言っているのよ」

「まぁそれはおたのしみってことで」

 

俺は誤魔化すと小さく苦笑する。いや。まさかこんな場合でバラすことになるとは思わなかったなぁ

そうしながら歩いていくと小さな木造建ての建物が見受けられる

 

「ここが校舎だったはずだ」

「えっと……」

「まぁ流石に本校舎と比べたらボロボロだけどな。それでもまだ自然の中にあるだけましだと思うぞ。一応俺たちには図書館の優先権と本校舎への入室、部活の参加はできるらしいし。というよりも名目上は部活に参加しないといけないしな。ちょうどいい準備体操になるだろ」

 

八重樫さんははぁと小さなため息をつく

 

「しかし、本当にこんなゴムで殺せるのかしら」

 

と八重樫さんは政府から配布されたナイフをとる。これは対先生物質でできたゴムによく似たナイフだ。人体的には問題はないがあのタコには効くらしいのだ

 

「それは大丈夫だと思うぞ?実際赤羽ってひとが触手を破壊しているって話だ。手に対先生物質のゴムを貼り付けたらしい」

「へ?」

「握手の隙を見ていたずら程度だったらしいが結果は成功。恐らく弱点もいくらかあるだろうしそこを狙っていくしかないだろうな」

 

暗殺とは言ったがこれは戦闘と答えた方がいい。奇襲も恐らくほとんど遅く見えるだろうし詰将棋のように地道に削っていくしかないのだ

 

「井岡くんって色々考えているのね」

「ん?これくらい普通だろ?これから依頼だし前準備は済ませてくる。一応八重樫さんの護衛も含めているからな。基本的には学生だけど地球の命運もかかっているわけだし自分の手札をなるべくは見せないようにしたいんだよ」

 

その情報がどれだけ大事になるのか、自分がどれ程やれるか……少し確かめるいい機会だ

すると授業終わりのチャイムがなり、俺たちは今日から通うクラスへと向かうのであった

 

 

「というわけで今日から通うことになった八重樫雫さんと井岡忍くんだ」

「八重樫雫です。よろしくお願いします」

「よろしく」

 

至って普通の挨拶をする八重樫さんと俺にクラスメイトとなる生徒たちがわっと湧く

 

「この時期に転校してきたってことは本職の暗殺者ですか?」

「いや。八重樫さんは至って普通の一般人だ。最近こいつの姿を見てしまってな」

「何やっているの殺せんせー!!」

「にゅやっ!?すいません」

 

と入った瞬間カオスになっている現状に俺も八重樫さんもタジタジになってしまう。

 

「……ただ、井岡くんに限っては俺自身よく分からない」

「えっ?」

「勧められたのが警察なんだが、情報が上層部でも詳しくは分からないらしい。ただ、警察の組員に聞いても井岡くんの名前を聞くだけで適任だと声が上がることが多い」

 

まぁ防衛省は調査内容に入っているからな。知らされなくても当然だろう

 

「まぁ簡潔にいうなら俺は探偵って答えればいいかな?基本的に諜報役が多いからな」

「諜報?」

「情報集めとかだな。一応剣術とその雑技が基本だけど俺たちは便利屋として裏で調査したりしているんだよ。俺も来年から入るつもりだったけど、政府や防衛省とか色々な方面で犯罪を見つけるための集団で、何人か政治家にも便利屋が紛れ込んでいる。俺は今師範についで二番目に強いからな」

「つよいって剣道ってこと?」

「いや。総合的に」

 

俺は首を振る。総合的ってどういう意味か聞こうとしているのだろうが

 

「八重樫家では体術や投擲も習うんだよ。表の剣術の方でもな。元々戦国時代では武士も体術が必要だったって言われているしな」

「武士も?」

「そう。刀を落とす時だってあるし、何より槍になると小回りは効かない場合もある。だから八重樫さんも習っているよな?」

「えぇ。簡単なものは一通り」

 

と八重樫さんも習っていることは師範から聞いている

 

「まぁ実践じゃなければ分からないと思うけど……まぁせっかくだしエキシビションマッチでもするか?一応……俺はすぐに戦えるようにはしてあるけど」

 

俺は軽くナイフではなく小太刀を片手で軽く回し逆手で持つ。

 

「にゅや?しかし今は自己紹介の時間ですし、お二人は名目上部活動に参加しないと……」

「だからこそ今が実力を見せる時だろ?俺が手伝うにしろソロで暗殺できるとはまっさら思っていない。マッハ20の先生だぞ?……だからある自分を売り込むチャンスだろうしできれば烏間さんにお願いしたいんですが…」

「……ほう。俺か?」

「はい。……そうしないと怪我するんで」

 

俺が断言するとクラス中からザワザワと声が聞こえる

八重樫さんはちょっとと言うが運が良くて怪我、最悪死ぬだろうしな

 

「ほう。そこまで言うのか?」

「事実ですから」

「その子八重樫の裏道場出身って言ったわよね?烏間。本気でやった方がいいわよ」

 

すると金髪の女性の先生が入ってくる

どうやら八重樫の裏の顔を知っているらしい

 

「ビッチ先生知っているんですか?」

「知ってるも何も私たちにとっては天敵なのよ…ある意味殺し屋よりも恐ろしい集団って言っても過言ではないわ」

「……どういうことだ?」

「見たら分かるわ……戦い方を見たら異常だから」

 

するとビッチ先生と呼ばれた先生は俺を見つめる

とりあえず俺なりの暗殺の始まりだ

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