side飛鳥
「急ぐぞ皆!」
「わかってるって」
「正体不明の陰陽師……今度こそその顔を拝んでみせる」
「皆はりきりすぎだよぅ……」
俺の名前は朝鳥 飛鳥。
白虎の継承者である白と同じく十二天将“朱雀”の力を持つ転生者だ……
といっても朱雀に認められるのには苦労したがな……
まずは俺たちが転生した経緯を述べたほうがいいかな
俺は“白虎”の転生者である白と共にこの世界に転生した
白とは家が隣でずっと一緒にいたいわゆる幼馴染みというやつだ
俺は死ぬ数ヵ月ほど前に彼女に告白し晴れて恋人になることができた
前世では両親も祝福してくれたし、かなり幸せだったのを覚えている
だが学校から家に帰る帰路、飲酒だか居眠りだかでトラックが突っ込みとっさに白を庇うも二人とも命を落としてしまった
その後妙なノリの神様に双星の陰陽師の斑鳩士門の使う式神十二天将朱雀の札を渡され転生した
なんでも戦姫絶唱シンフォギアとかいうアニメの世界と言っていたな……
俺は普段漫画ばっか読んでてアニメにあまり興味がなかったから名前しか知らないが……
ちなみに転生後も白とはお隣さん同士。それを知ったときは純粋に嬉しかったな。
その後、白と共に色々とこの世界についてを調べ、結果としてこの世界にケガレは存在しないということがわかったが、その代わりにノイズと呼ばれる異形の存在がいることを知った。
ノイズとはこの世界で人類を脅かす認定指定災害とされる謎の異形で空間から滲み出るように突如として発生し、触れた人間を自分もろとも炭素の塊にしてしまうという恐ろしい怪物だ。
ノイズはいつ現れるかも予測できない存在であり、正しく人類の天敵そのもの。
俺は今度こそ、陰陽師としてこの世界でできた新たな家族たちを守るため白と共に研鑽し、共に式神十二天将に認められ、十二天将となった俺たちは家族を……そして罪無き人々を守るためにノイズと戦うことを決意した。
幸い、陰陽術は奴らにも有効なようでしばらく俺たちは陰陽師としてノイズを祓う活動をしていた
そんなある日俺たちの前にノイズを倒すための武装……シンフォギアを纏う二人……天羽奏と風鳴翼が現れた
彼女たちに連れられ俺たちは二課という組織に所属することになった(ちなみに転生者云々は言うわけにはいかないので[古くから人々から隠れて秘かにノイズを祓っていた]と説明した)
最初の頃は奏さんがノイズに突っ込んで行ったりするがためにあまり足並みが揃わなかったが
徐々に俺たちに心を開くようになってくれたおかげでかなり連携も様になってきた
そのことに関しては好ましく思っている
話がそれたな
今俺たちはノイズを倒すことともう一つ
ここ最近現れるようになった謎の呪力の持ち主を捕らえることを目的としている。
ノイズを倒すとすぐどこかへ消えてしまうため、いまだ接触することは叶っていないが、今まだその呪力の持ち主が戦闘中らしい
このペースで行けば間に合いそうだ
今回こそ接触できそうだな……
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side太陽
「ハア、ハア……」
不味いな、ノイズの数がいつもに比べて多い
このままじゃジリ貧だ……
「************」
……
不快な鳴き声だな……
まるで嘲笑ってるように感じやがる
何がそんなに楽しいんだよ……
何がそんなに可笑しいんだよ……
そうやってたくさんの人の幸せを壊しやがって……
そうだ、こんな穢れた奴ら一匹たりとも残しちゃいけないんだ
「かかってこいよ雑音ども……」
だからここで
「全部纏めて祓ってやらああああ!!!!」
祓わないと……
STARDUST∞FOTON
俺がそう吠えた瞬間空から大量の槍が降ってきた
その槍は的確に俺の前にいたノイズを祓っていく
「どうなってんだ……?」
これは呪装……?
いや、呪力は全く感じない
これは一体……
「あんたがあの二人以外の陰陽師だね」
その言葉に反応しビルの上に目を向けるとそこには妙な姿をした少女がいた
なんだあの装備は?
始めてみるぞあんなの?
それに、あの二人以外の陰陽師……?
まさか俺以外にも陰陽師がいるってのか……?
……いや、そんな事は
興味もないし、考えるのは後でいい。
「話しは後だ、ひとまず一緒にノイズを……」
「必要ない」
「!?」
よくわからんが今のでこの人がノイズを倒せる武装を持ってるというのはわかった
この人が強いっていうのもなんとなくわかる
でも、助けなんていらない、必要ない……
ノイズは……
父さんと母さんを殺したノイズは……
俺がこの手で祓わなくちゃいけないんだ……!!
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side奏
ノイズを倒すため一緒に戦おうと提案したが即座に断られた
いやそれは今はいい。
問題なのは今一瞬見えた……
あいつの目だ!
あの目は……
「私と……同じ目……?」
似ている
復讐のためにシンフォギアの力を手に入れたばかりの頃の私と……
復讐のために無茶ばかりしてた頃の私と……
呆然としていた私にノイズが襲いかかる……ってまだ戦闘中だったな
考え事は後にしないと
三人も到着したっぽいしな……
「♪ ~♪ ~」
私は唄いながら目の前の敵に向かって構えた
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side太陽
どういう装備なんだあれ?
歌いながら戦ってやがる……。歌う必要とかあるのか?よくわからん。
ーーーーでも強い!
赤毛の女はどデカい槍で確実にノイズを祓ってやがる……
それに……
「綺麗な歌声だ……」
こんな綺麗な歌声を聞いたのはいつぶりだろう
思わず小さな声でそう呟いてしまった
「ナモハキャバチロタラヤミンナゴウハラヤ
サバビナエンカラヤ
サツバセツトロビナシャヤオンカロシヌルシンナカバラブロ
ロトロキニョウハヤテイソワカ!!」
「!!!??」
空からなにか詠唱のようなものが聞こえてきた
それと同時にすさまじい呪力を感じる
上を見上げるとそこには真紅の髪の
あれはまさか!?
「
そう唱えると三十六本の羽根が飛び出し、ノイズを貫き始めた
「今だ! 白!!」
「任せて! 飛鳥君!!」
籠手を持つ女は男から飛び降り
「うぉりゃああああああ!!!」
その籠手でノイズを切り裂いていく
だが、破壊力が桁違いだ
おれの一撃よりも遥かに上だ
間違いないあれは……
「十二天将……朱雀と白虎……」
「そういうお前は……双星の陰陽師か……?」
こうして俺は初めて自分以外の陰陽師と後に知ることになるシンフォギア装者に出会ったのだった
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side????
その頃、ノイズと戦う彼らを遠くから眺めるものがいた
「あれがシンフォギアの装者と
そして……
コクり
一見幼い容姿を持つ金髪の子供が共にいた少年に問い、少年は頷く
「そうらしいです。でもあの程度なら……」
「正直言ってあの程度の奴らがアタシ達の脅威になるとは思えませんよぉマスター♪」
「たしかに……だが、シンフォギアはともかく
陰陽師どもは脅威となりうるかもしれんな……」
金髪の幼女と一人の少年と一人の少女
そして人らしき四体の人形はいずれ来るだろう戦いに備えようとしていた
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side?????
同時刻、先程の幼女たちとは別の場所から彼らを眺める女性が三人いた
「あれが
「
「確かに、あれくらいならあーしでもやっつけられるかも……」
「でも、油断は禁物よ
ただでさえ陰陽師のデータは少ない……
日本に滞在している今のうちに取れるだけデータを取っておきましょう
いずれ、敵対することになるのだから……」
彼女達のリーダー格であろう女性は二人にそう告げた
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side???
「十二天将に陰陽師……
懐かしいね本当に」
一人の男が優雅に風呂に入りながら呟く
「会いたいなぁ皆に」
この場所は日本より遠く離れた場所
しかし、この男はまるでなにが起きているのかが分かっているように空に向かって話す
「軽蔑するかもね君は
今の僕がやったいることを見たら
だが、償うよ終わったら……
世界をカストディアンから守った後にね
寂しそうに男はそう呟いた
続くかもしれないし続かないかもしれない
最後の方にでてきた謎の集団×2と男はまあわかると思います
色々設定は考えてるんだけど文にすると大変なのでここまで書いといて続くかは微妙
ちなみに時系列はライブ数ヵ月前です
設定
オリ主は強化版の札もちゃんと待っていますが現在は通常の星装顕符しか使えません
これはオリ主が呪力的にも精神的にも成長していくことにより解放されるようになっています