叡智を結集した人類は、決戦兵器CHARMを開発し、そのCHARMを扱える少女『リリィ』を編成した。
そしてこの世界に、新たな戦士が現れた。
4年前。人気のない街中。
???「ハァハァ・・・!」
1人の男が謎の影に追われていた。男の名は『仁科龍馬』。
龍馬「クッ・・・!」
彼は謎の影から必死に逃げている。
廃墟の倉庫。
龍馬「・・・」
彼を追っているのは、金色の虫の形をした謎の生命体。
龍馬(このままじゃ殺される・・・!)
だが、1匹の生命体が龍馬を発見した。
龍馬「何!?」
生命体が襲って来るが、間一髪で避けた。
龍馬「ッ!!」
近くに残されてる1台のバイクを発見し、そのバイクに向かって走る。
龍馬「これで逃げるしか・・・あっ!鍵があった!」
幸いにも鍵があり、車体を起こして鍵を挿してエンジンを噴かした。その間にも生命体達が迫って来る。
龍馬「逃げろ!!」
アクセルグリップを全開まで捻って逃げ出した。
人気のない街中を爆走する。だが、別の生命体が龍馬を発見して追跡する。
龍馬「別の奴か!?」
生命体が速度を上げて龍馬に迫る。
龍馬「クソッ!!」
だがその時。
”ドガーン!!”
龍馬「ッ!?」
突然、謎の生命体が爆発した。
龍馬「何だ!?」
後ろを見ると、変わったバイクに乗った男が、変わった銃を持っていたのだ。
龍馬「誰だ!?」
その男は、変わった銃を生命体に向けて連射した。生命体は銃撃を受けて爆発した。
男「・・・」
2台のバイクが停まった。
龍馬「お前、誰だ?」
男「アンタ、随分変わった化け物に追われていたな。」
龍馬「お前、ヒュージを知らないのか?」
男「ヒュージ?あぁ、あれがヒュージか。成る程ねぇ、他の種類があるって訳か。」
龍馬「おい、お前誰なんだよ?」
男「俺か?俺は稲葉京輔。ただの物理学者さ。」
龍馬「物理学者・・・?あっ!!」
金色の虫の形をしたヒュージがやって来た。
龍馬「おい逃げろ!奴等に殺されるぞ!」
京輔「随分面白い姿のヒュージだな。けど。」
彼は、赤色の小さいボトルを持って数回振った。
京輔「ここからの俺はちょっと違うぞ?」
すると京輔が高速移動して、ヒュージの後ろを取った。
京輔「じゃあね!」
変わった銃を連射して、ヒュージを爆発させた。
京輔「よっと。」
爆発の中から現れたヒュージの死骸にボトルを翳すと、ヒュージが粒子となってボトルに吸い込まれた。
京輔「こんなもんかな?」
龍馬「・・・何だそれは・・・?」
京輔「これか?フルボトルで、ヒュージの成分を抜き出したのさ。」
龍馬「ヒュージの成分・・・?」
京輔「アンタ、名前は?」
龍馬「あ・・・仁科龍馬だ。」
京輔「龍馬か。アンタ、ヒュージに追われてた理由は何だ?」
龍馬「・・・この廃墟の街に屯ってるヒュージを発見したんだ。百合ヶ丘女学院に連絡しようとした所を発見されたんだ。」
京輔「百合ヶ丘女学院?もしかして、リリィへの駆除依頼?」
龍馬「そうだ・・・俺は仇を討ちたいんだ・・・」
京輔「仇?」
しかしそこに、等身大のヒュージが現れた。
龍馬「まだ居たのかよ!?」
京輔「・・・龍馬、お前は下がってろ。」
龍馬「何言ってんだよ!?お前も殺されるぞ!!」
京輔「逃げても捕まって殺されるだけだ。良いから下がれ。」
龍馬「・・・!」
言われるがままに京輔の指示に従った。
京輔「ここは俺に任せろ。」
彼は、ビルドドライバーを取り出して腰に装着した。
京輔「さぁ、実験を始めようか。」
両手に赤と青のフルボトルを取り出して、それを振った。すると周囲に無数の文字式が出現した。振ったフルボトルのキャップを捻って、ビルドドライバーに装填する。
『ラビット!』
『タンク!』
『ベストマッチ!』
そのまま右側のボルテックレバーを回す。すると京輔の周囲にスナップライドビルダーが形成され、赤と青の2つのハーフボディが生成された。
『Are You Ready?』
京輔「変身!!」
スナップライドビルダーが作動して、京輔に2つのハーフボディを纏わせた。
『鋼のムーンサルト!』
『ラビット!タンク!』
『イエーイ!』
仮面ライダービルド・ラビットタンクフォームに変身した。
龍馬「何だあの姿・・・?」
京輔「勝利の法則は決まった!」
左足のバネが光ってジャンプすると、ヒュージに高速で接近した。
京輔「ハァッ!!」
飛び殴りで怯ませ、そのままヒュージにラッシュを打ち込む。
ヒュージ「ーーーーー!!」
京輔「よっ!」
激怒したヒュージをビルドを攻撃しようとしたが、ビルドが大ジャンプして、ヒュージの後ろに着地した。ビルドドライバーからドリルクラッシャーが生成された。
京輔「フッ!ハァッ!」
ドリルクラッシャーでヒュージに何度も斬り裂き、遠くへ突き飛ばした。
京輔「よっと。」
ラビットフルボトルを外して、ハリネズミフルボトルを振って装填した。
『ハリネズミ!』
ボルテックレバーを回した。
『Are You Ready?』
京輔「ビルドアップ!」
ラビットのボディがハリネズミのボディに変わり、トライアルフォームのハリネズミタンクへビルドアップした。
ヒュージ『ーーーーーー!!!』
再びヒュージが迫って来るが。
京輔「ほいっと。」
右手の棘状の握り拳から鋭い棘を伸ばして防いだ。
京輔「ほいっ!ほいっと!」
そのままヒュージの後ろに何度も突き刺した。
京輔「あらよっと!!」
強いパンチが、ヒュージに炸裂した。
京輔「これでフィニッシュだ!」
ハリネズミフルボトルを外して、ラビットフルボトルを装填した。
『ラビット!タンク!』
『イエーイ!』
ラビットタンクフォームに戻り、そのまま再度ボルテックレバーを回した。
京輔「ちょいと待ってろ?」
そう言ったビルドが、後ろに向かって走った。数歩走ったと同時に地面に穴を開けて沈んだ。それと同時にグラフ型の標的固定装置が出現してヒュージを拘束した。すると地面に沈んだビルドが地面に乗って迫り上がった。
『Ready Go!!』
ジャンプして、グラフに沿ってヒュージに向かって飛び蹴りする。
『ボルテック・フィニッシュ!』
『イエーイ!』
京輔「ハァッ!!」
右足の無限軌道装置が作動して、ヒュージの表皮を抉った。
ヒュージ『ーーーーーーーーー!!!!』
ボルテックフィニッシュがヒュージを貫き、ヒュージが大爆発を起こした。
龍馬「凄え・・・!」
京輔「ほっと。」
フルボトルを翳すと、ヒュージが粒子となって消滅し、フルボトルへ吸収された。
京輔「収集完了。」
フルボトルを抜いて変身解除した。
戦いの後。
龍馬「なぁ、あの姿は何だったんだ?」
京輔「あぁ、仮面ライダービルド。創る、形成すると言う意味のビルドだ。以後、お見知り置きを。」
龍馬「ビルド・・・」
京輔「俺はこの力を使って、日々ヒュージと戦っている。」
龍馬「じゃあ、リリィと一緒に戦っているのか?」
京輔「リリィはまだ会った事が無い。ここ8年間世界各地を回って奴等と戦って来たからな。日本に帰国したのは凡そ半年振りだ。さてと、そろそろ帰るか。」
龍馬「待ってくれ!」
京輔「んあ?」
龍馬「俺も、その力を使えるのか?」
京輔「無理だな。俺にはハザードレベルと言う耐久力があってな、それが無いと俺と同じ仮面ライダーになれない。」
龍馬「・・・頼む!俺にその力を使えるまで鍛えてくれ!」
京輔「理由があるのか?」
龍馬「仇を討ちたいんだ!家族の!」
京輔「家族?」
龍馬「俺は1年前に、家族をヒュージに殺されたんだ・・・だから、俺にも戦える力をくれないか!?」
京輔(この男、本気だ。けど、熱血漢を秘めている。この男なら任せられそうだ。)
龍馬「・・・」
京輔「・・・付いて来い。」
龍馬「え・・・?」
『ビルドチェンジ!』
ビルドフォンにライオンフルボトルを挿して投げると、専用バイク・マシンビルダーに変形した。
京輔「乗れ。」
龍馬「・・・・」
廃墟の街から出た後。
龍馬「本当に良いのか?」
京輔「俺は専用の研究所を持ってるんだ。そこでお前を鍛えてやるよ。」
龍馬「ありがとう・・・」
京輔「けど、ここからの道のりは厳しいぞ。ビシバシ行くからな。」
龍馬「構わない。家族の仇を討てるならそれで良い。」
それから龍馬は、京輔からハザードレベルを上げる修行を叩き込まれた。
そして4年後、2人の新たな戦いが幕を開けた。
キャスト
稲葉京輔:千葉翔也
仁科龍馬:畠中祐
アサルトビルド HAZARD!次・回・予・告
京輔「次回はいよいよ彼女達の戦いが始まる!」
龍馬「新たな物語が始まるな!」
第1話「新米なるリリィ」
京輔「邂逅の法則は決まった!」