特別編1「謎のCHARM」
夜の上空。
隊長「かなり雨が降ってるな。」
隊員A「えぇ。このまま何事もなければ良いんですがね。」
1機の輸送機が謎の積荷を乗せて何処かへ向かっていた。
隊員A「次の目的地は、アメリカですよね?」
隊長「そうだ。彼処にクライアントが居る。」
隊員B「ん?」
その積荷から火花が飛び散った。
隊員B「隊長!積荷から火花が!」
隊長「何!?」
そして火花が機材に飛び散った。
隊長「っ!?」
ショートした機材が炎上し、輸送機が大爆発した。
積荷は落下し、百合ヶ丘女学院のグラウンドに落ちた。その積荷の正体は、CHARMだった。
翌朝。百合ヶ丘女学院・理事長室。
百由「これが、今朝回収されたCHARMです。」
工廠科2年生・真島百由。
百由「グングニルと同じね。」
祀「グランギニョルが開発したのかしら?」
3年生・秦祀。
百由「いえ。グランギニョルに問い合わせてみましたが、存知ないと言ってました。」
高松「と言う事は、グランギニョル以外のCHARMメーカーが存在していると?」
理事長代行・高松咬月。
百由「可能性がありますね。」
”コンコン”
高松「ん?入りたまえ。」
龍馬「理事長代行。」
入って来たのは、稲葉京輔と仁科龍馬。
龍馬「百由から話は聞いている。これが、回収されたCHARMか。」
高松「うむ。」
龍馬「種類はグングニルと同じか。」
京輔「・・・・理事長代行。」
高松「ん?」
京輔「これ、処分しよう。」
高松「処分?」
史房「どう言う事ですか?」
3年生・出江史房。
京輔「此奴は丸っきり偽物だ。本物そっくりによく出来てやがる。」
龍馬「これが?」
眞悠里「けど、見た目からしてグングニルと同じ種類としか見えないわ。」
3年生・内田眞悠里。
京輔「EVIL CHARMだ。」
龍馬「EVIL CHARM!?」
高松「幻のCHARMと言われている代物か。」
京輔「まさか現在でも開発されていたとはなぁ。」
百由「それで、このCHARMはどんな機能があるの?」
京輔「此奴はな、本物のCHARMとは違い、契約したリリィの身体能力や攻撃力、防御力を最大限まで自動で高めてくれる奴だ。勿論、レアスキルも。ただし、その力は強烈でな。此奴を酷使続けると、身を滅ぼす危険なCHARMだ。そして此奴には弱点がある。」
龍馬「弱点?」
京輔「ここでやるのは危険だ。海岸で試そう。」
海岸へ移動した。
史房「ここで何を試すんですか?」
京輔「このEVIL CHARMを、こうする!!」
そう言ってEVIL CHARMを海に向かって投げた。すると。
海に落ちたと同時に大爆発が起こった。
祀「これって・・・!」
京輔「EVIL CHARMの弱点は水。水に触れると街1つを吹き飛ばす程の大爆発が起こるんだ。もっと恐ろしいのが、契約中のリリィも、EVIL CHARMが爆発と同時に死亡してしまうんだ。」
龍馬「契約したリリィも・・・」
百由「一体、何処で開発されているの?」
京輔「当てはある。ファヴラス公国だ。」
高松「ファヴラス公国。」
翌日。創炎組と一柳隊がオスプレイに乗ってファヴラス公国へ向かった。
数日間後。ファヴラス公国の隣の国に到着し、オスプレイが降ろした11人乗りのバンに乗って出発した。運転手は京輔。
二水「何で目的地まで行かないんですか?」
一柳隊・二川二水。
京輔「彼処は国境警備が厳しくてな。正門から入国しないと、迷彩ドローンが追撃して来るからな。」
雨嘉「かなり科学が発達しているんですね。」
一柳隊・王雨嘉。
鶴紗「それで、ファヴラス公国ってどんな国なんだ?」
一柳隊・安藤鶴紗。
京輔「行ってみれば分かる。」
バンはファヴラス公国へ向かった。
夜。雨が降る道をバンが走る。
翌朝。雨が止んだ。
午後。線路を走る貨物列車を見た。
夜。神琳と雨嘉が夕飯を作る。
深夜。一柳隊が眠っている。京輔と龍馬が星空を眺めている。
数分後。京輔と龍馬がバンに乗り、ファヴラス公国へ向かった。
次回・公国のチェイサー