アサルトビルド HAZARD   作:naogran

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特別編4「アサシンの襲撃」

その夜。ファヴラス城の城下町は、国民達と訪れた観光客で賑わっている。

 

 

 

 

一方で城下町から少し離れた丘の上の誰も居ない廃キャンプ場。二水を除いた一柳隊が夕飯を作っている最中に、京輔が指輪に掘られている小さな文字をマイクロスコープで調べている。

 

京輔「・・・この指輪、ルーン文字が彫られているな。」

 

龍馬「ルーン文字だと?何て彫られてる?」

 

京輔「光と闇、再び1つとなりて蘇らん。今から50年前に彫られてる。それに年号はギリシャ文字だ。」

 

龍馬「ヒュージ出現に作られた代物か。」

 

神琳「お待たせしました。」

 

京輔「おぉ〜!美味そう!」

 

豪華なキャンプ料理が完成した。

 

夢結「先生、指輪について何か分かったのかしら?」

 

京輔「具体的な事はまだ分からない。ただ、この指輪にルーン文字が彫られているって事は確かだ。」

 

二水「京輔先生。持ち主が判明しました。クローディア様っと言うお方です。」

 

京輔「クローディア?」

 

二水「はい。このお方がクローディア様です。」

 

タブレットに表示されてるクローディアの写真を見せる。

 

京輔「この子が?」

 

二水「はい。昨日修道院から戻って来られたようです。きっと素敵におなりでしょうねぇ〜。」

 

京輔「修道院?」

 

二水「そうなんです。公国の国民の皆さんはクローディア様と公爵様の結婚式を見に来ているらしいですよ。」

 

京輔「成る程そっかぁ。道理で観光客が多いと思った訳だよ。」

 

二水「でもクローディア様可哀想みたいです。公爵様は噂によると、有名な女誑しみたいですよ?」

 

京輔「おやま!俺みたい!今晩どう?」

 

梨璃「先生ってそんな趣味なんですか?」

 

京輔「いや大嘘。」

 

 

 

 

近くの茂みから人影が去って行った。

 

 

 

 

京輔(やはり公爵の犬が潜んでたか。)

 

龍馬「指輪を見て、目の色変えやがった。」

 

パスタを全部取ろうとしたが、京輔が抑え込んだ。

 

京輔「花嫁だけじゃダメか?」

 

龍馬「指輪も貰いたい!」

 

パスタをグルグル巻きにして全部奪おうとする。

 

京輔「そうはいく・・・か!!」

 

しかし呆気なく全部龍馬に取られた。

 

鶴紗「もしや先生、昼間のあの子が大公の姫だって事を知ってたのか?」

 

京輔「ん?あれま言わなかったけか?」

 

肉団子を食べる。

 

 

 

 

 

 

深夜。誰も居ない城下町に無数の影が現れ、丘の上を目指す。

 

 

 

 

丘の上のキャンプ場では、京輔がテントの外でジュースを飲んでる。

 

龍馬「光と闇、再び1つとなりて蘇らんかぁ・・・お宝でも蘇るのかな?ん?」

 

京輔「ん?龍馬。来るぞ。」

 

龍馬「おう。」

 

2人はドリルクラッシャーとビートクローザーを握って、周囲を警戒する。すると茂みが動き始め、京輔がドリルクラッシャーを振り上げたその瞬間。

 

京輔「なっ!?」

 

木の上から1つの影が落ちて来た。

 

京輔「おあ!?おっと!」

 

影の両手の突き刺しを避け、ドリルクラッシャーを振り下ろした。だが影が右手で防御した。左腕から刃が出現して京輔に振った。

 

京輔「クッ!」

 

だが京輔が間一髪避けた。

 

龍馬「この野郎!!」

 

後ろから龍馬がビートクローザーを振り下ろしたが、影が右手で受け止めた。

 

京輔「喰らえ!!!」

 

隙を見た京輔がドリルクラッシャーを振り下ろしたが、影が大ジャンプして退散した。それと同時に茂みの中から無数の影が現れた。京輔と龍馬がビルドドライバーを装着した。

 

『オクトパス!』

『ライト!』

『ベストマッチ!』

 

『ウェイクアップ!』

『クローズドラゴン!』

 

2人はボルテックレバーを回し、スナップライドビルダーが形成させた。

 

京輔「ワオワオワオ!団体様のご案内だぜ!」

 

『Are You Ready?』

 

京輔・龍馬「変身!!!」

 

『稲妻テクニシャン!』

『オクトパスライト!』

『イエーイ!』

 

『Wake up burning!』

『Get CROSS-Z DRAGON!』

『Yeah!』

 

仮面ライダービルド・オクトパスライトフォームと、仮面ライダークローズに変身した。すると影がテントを燃やし始めた。

 

龍馬「この野郎!!」

 

ビートクローザーを受け止めた影がクローズを左手の爪で突き刺そうとしたが。

 

龍馬「危ねえ!!」

 

クローズが間一髪で影の左手を殴り上げた。

 

京輔「さぁ来やがれ!!」

 

右肩アーマーのフューリーオクトパスで影達と戦う。

 

『ヒッパレー!』

『スマッシュヒット!』

 

龍馬「ダァッ!!」

 

スマッシュヒットを叩き込んだが、影は無傷だった。

 

龍馬「ビートクローザーが効かねえぞ!!」

 

京輔「此奴等の鎧、マギを使ってる!!」

 

龍馬「マギだと!?どんだけ化け物なんだ!?」

 

京輔「仕方ねぇ!逃げるぞ!」

 

右肩のBLDライトバルブショルダーを帯電させる。

 

京輔「手土産だ!!持って行け!!」

 

帯電したBLDライトバルブショルダーから眩い閃光弾を発光させた。影達が目眩ましを喰らった。

 

 

 

 

その隙にビルドとクローズが変身を解いてキャンプ場から逃げ出した。

 

 

 

 

丘の下の駐車場にバンが駐車している。

 

梨璃「先生!!」

 

バンに一柳隊が待機していた。

 

楓「こっちですわ!」

 

バンの運転席に京輔が、助手席に龍馬が乗り込んだ。

 

龍馬「急げ!!」

 

4つの影が迫り来る。

 

京輔「行くぞ!!」

 

アクセルを踏んで急速発車した。2つの影がバンにしがみ付いた。

 

二水「はわわわ!何かくっ付いてます!」

 

ミリアム「ワシに任せるのじゃ!!」

 

飛び出したミリアムが、左右の建物に壁キックしながら移動し。

 

ミリアム「トリャアアーーー!!!」

 

自身のCHARM・ミョルニールで2つの影を叩き落とした。ミリアムがバンに戻って来た。

 

ミリアム「ふぅ〜。何とかなったのう。」

 

龍馬「ヒェ〜!流石だぜミリアム!」

 

神琳「流石ですね。ミーさん。」

 

ミリアム「何じゃその呼び方?」

 

京輔「本格的に攻めて来やがった。この事件、裏が深いぞ!」

 

梅「だな!面白くなったみたいだな!」

 

バンはそのままある場所へ戻って行った。

 

 

 

 

 

 

ファヴラス城では、メイドのセレスが廊下を歩いている。

 

 

 

 

セレス「ここね。」

 

誰も居ない書斎に入り、周りを警戒しながら本棚の本を押した。すると本棚がドアとなって開き、そこに入って行った。

 

 

 

 

出て来た場所は、大広間にある暖炉。大広間を走って通り過ぎ、近くの部屋に入ってカーテンの裏に隠れる。そのカーテンの裏の壁を開けて覗いた。

 

 

 

 

覗いた先にあったのは、ファヴラス公爵が設計図を確認している光景だった。

 

ファヴラス公爵「良い出来ではないな。この所、質が落ちていくばかりではないか。」

 

開発主任「申し訳ありません。しかし、今のような大量生産を続けては・・・」

 

ファヴラス公爵「やり直せ。納期も遅らせてはならん。」

 

開発主任「はい・・・」

 

ファヴラス公爵「ん?誰だ!」

 

 

 

 

セレス「!?」

 

気付かれたとセレスが顔を引っ込めた。

 

 

 

 

しかし大丈夫だった。部屋に入って来たのはロベルトだった。

 

ロベルト「このロベルト、一生の不覚です。ネズミ共を取り逃がしました・・・」

 

深く頭を下げて詫びた。

 

ファヴラス公爵「ん?ロベルト、その背中の紙は何だ?」

 

ロベルト「は?」

 

背中に付いてる紙を剥がした。

 

ロベルト「こ、これは!何時の間に!?」

 

それは、Mr.ジーニアスが書いた予告状だった。

 

 

 

 

セレス「え?Mr.ジーニアス・・・京輔?」

 

 

 

 

ロベルト「Mr.ジーニアスと言う者の予告状です!」

 

ファヴラス公爵「読め。」

 

ロベルト「あ、はい!しかし殿下・・・」

 

ファヴラス公爵「構わん。」

 

ロベルト「・・・えー、色と欲の公爵殿。花嫁は頂きます。近日参上・Mr.ジーニアス。」

 

ファヴラス公爵「フフフ。良かったなロベルト。」

 

ロベルト「は?」

 

ファヴラス公爵「待とうではないか。あの男が来るのを。」

 

左手の中指に嵌めている金色の指輪を見詰める。

 

『To Be Continued・・・』




次回・城内スニーキング
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