翌朝。クローディアを抱えた京輔と、梨璃と夢結が公園へ向かっていた。
京輔「お・・・!?」
梨璃「これって・・・」
クローディア「・・・先生?」
京輔「よう。立てるか?見てみな。」
そこに目にしたものは・・・
ギリシャの古代遺跡が湖に眠っていたのだ。
京輔「隠された財宝のお目覚めか。」
クローディア「湖の底にギリシャの古代遺跡が眠っていたなんて・・・」
京輔「ギリシャ人がこの地を追われる時、水門を築いて沈めたのを、君のご先祖様が密かに受け継いだんだ。まさに人類の宝って奴さ。こりゃあ世界遺産に登録させたいねぇ〜。」
丘の上まで行くと、FBIのジェット機が飛行していた。
京輔「クラトスが増援要請を出したみたいだな。」
クローディア「・・・行ってしまうの?」
京輔「まぁな。俺達にも色々やらなきゃならねえ事がいっぱいあるしな。」
クローディア「・・・私も連れてって!戦いはまだ出来ないけどきっと覚えます!私・・・私・・・お願い!一緒に行きたい!」
彼女は京輔に抱き付いた。
梨璃「クローディア様・・・!?」
京輔「クローディア・・・バカな事言うんじゃねえよ。また鳥籠に入りたいのか?やっとお陽様の下に出られたんじゃないか。な?君の人生はこれから始まるんだぜ?俺達のように、戦う道を歩んじゃいけないんだ。あ、そうだ!困った事があったらな!何時でも言いな!先生が地球の裏側からだってすぐ飛んで来てやるからな!」
クローディア「先生・・・ありがとう・・・」
ロッキー「ワンワンワン!」
そこにロッキーと老人が駆け付けた。
クローディア「ロッキー!ああロッキー!ロッキー!」
ロッキーを優しく抱き締めた。
老人「クローディア様!」
クローディア「お爺さん!アハハハ!」
ロッキーがクローディアの顔を舐めた。
3人は無言のまま後ろへ下がって行く。
クローディア「っ!先生!」
京輔「またなーーー!!」
梨璃「クローディア様!ごきげんよう!」
夢結「また会いましょう!」
そこにバンが到着した。
龍馬「お姫さーーん!」
3人を乗せたバンが走り出した。
クローディア「先生!!」
京輔「クローディア!元気でなー!さよならーー!!」
クローディア「ありがとう!皆さん!さようならー!」
京輔「さよならーー!さよならーー!」
バンは地平線の彼方へ消えて行った。
クローディア「・・・・」
別れを惜しんでいると、顔に傷だらけのクラトスが走って来た。
クラトス「ちくしょう!一足遅かったか!京輔めまた盗みやがって!」
クローディア「いいえ。あの方は何も盗らなかったわ。私の為に戦って下さったんです。」
クラトス「いえ。奴はとんでもない物を盗んで行きました。」
クローディア「?」
クラトス「あなたの心です。」
クローディア「・・・はい!」
クラトス「では、失礼します!」
シボレーが到着し、乗り込んだ。
クラトス「全捜査官に告ぐ!これより本部へ帰還する!」
FBI捜査官達がクローディアに手を振ってお別れした。シボレーが地平線の彼方へ消えて行った。
老人「何と気持ちの良い連中だろう。」
クローディア「私、ずっと昔からあの方を知っていたような気がするの。京輔・・・きっと、きっとまた会えるわ!」
一方バンは。
龍馬「良い子だったなぁ〜。お前、残っててもいいんだぜ?」
楓「あら?京輔先生が今度はお城へ赴任ですか?」
京輔「冗談止めろ。ん?」
横にセレスが乗ってるパニガーレが。
京輔「あれ?セレスどうした?」
セレス「京輔見て!私の後ろ!」
京輔「獲物?ん?」
セレスの後ろのトランクケース。そこに書かれてあったのは。
京輔「なっ!人工ヒュージの人工細胞じゃねぇか!おいお前!それをどうするつもりだ!」
セレス「本国に持ち帰るだけよ。じゃあね。」
アクセル全開にして別れた。
京輔「おーい!うっかりして落とすんじゃねーぞー!」
???「京輔ーーーーー!!」
京輔「ん?」
後ろを見ると、FBIのシボレーが見えた。
京輔「またクラトスかよ。」
クラトス「京輔!予告状について聞かせて貰うぞ!」
ファヴラス公爵の野望が食い止められ、公国に平穏が訪れた。