アサルトビルド HAZARD   作:naogran

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DIARY4「遺跡のトライアル」

メキシコ・ティオティワカン。北40Km地点に飛行艇が着陸しており、クメール・ルージュが崖にある洞窟へ入って行くのが見える。

 

アイザック「この文様・・・間違い無い・・・ここがクリエイト遺跡だ!」

 

クリエイト遺跡の文様を発見し、ギルバートがトカレフTT-33を発砲して洞窟を強引に開けた。

 

 

 

 

洞窟の奥へ進むと。

 

アイザック「おおおお〜!」

 

天井から壁にギッシリと光の球が埋め込まれていた。そして目の前に口を開けた顔のような壁があった。

 

アイザック「ん〜・・・」

 

洞窟の奥を懐中電灯で隈なく調べると。

 

アイザック「ん?ディラン。お前先に行け。」

 

ディラン「ここまで来て臆病風ですかい?」

 

笑いながら奥へ進むと、突然ディランが動かなくなった。

 

ギルバート「ん!?」

 

謎の電信音が鳴り、懐中電灯のレンズが破裂し、そして・・・

 

ディラン「ぐおっ!助けてく・・・!!ぐあああ!!」

 

青い光を浴びるとディランが圧縮され消滅した。アサルトライフルのストック部分だけが残った。

 

ギルバート「フフフフ。ここの攻略はやはりキャンベル・ダイアリーなしでは無理だな。どうするつもりだ?アイザック。」

 

アイザック「そ、それは・・・」

 

ギルバート「ようやく開けたキャンベル・ダイアリーを摩り替えられるとは・・・とんだ失態だな。この遺跡をキャンベル・ダイアリーなしで制覇出来るのは不可能だ。」

 

アイザック「ならどうすればいいのだ?」

 

 

 

 

 

 

遺跡の外では。

 

京輔「首尾はどうだ?」

 

龍馬「奴さん達仲間割れ寸前だ。キャンベル・ダイアリーを取り戻しにソードフィッシュの墜落現場へ戻る気だそうだ。当分帰って来ねえぞ。」

 

双眼鏡で飛行艇が飛んで行く光景を見る。

 

京輔「待ち兼ねたぜ。」

 

 

 

 

 

 

早速クリエイト遺跡へ入った。

 

ソフィア「わあ〜!これが・・・クリエイト遺跡。」

 

梅「周りは光ばかりだな。」

 

二水「球体が埋め込まれてるみたいですね。」

 

京輔「成る程。無理に進むとこうなっちまうって訳か。」

 

圧縮されたディランが持ってたアサルトライフルのストックを投げると、圧縮して消えた。

 

ソフィア「第1の試練。この文章の言語がこの攻略法と密接に関わる。」

 

京輔「この文字、アッカド語か?」

 

ソフィア「そう。アッカド語って言えば有名なのはハムラビ法典だけど・・・」

 

セレス「目には目をって言う・・・あの?」

 

ソフィア「はい。」

 

鶴紗「ん?」

 

何かに気付いた鶴紗が壁の顔を見る。

 

梨璃「鶴紗さん、どうしたんですか?」

 

鶴紗「あの目を見ろ。」

 

梨璃「目?」

 

クラトス「・・・あ!片方だけ凹みになってるぞ。」

 

左目だけが凹みになっていた。

 

京輔「成る程なぁ。って事はだぜ?ここにある目玉の内のどれかがあの凹みに当て嵌る鍵って訳か。」

 

龍馬「おいおい冗談じゃねーぞ。攻略出来たら呼んでくれ。」

 

壁に座って寝ようとした瞬間。

 

龍馬「な!?おいおい!おいおいおいおい!」

 

突然龍馬が浮遊し始めた。

 

雨嘉「龍馬先生!?」

 

神琳「これは一体!」

 

龍馬「痛てててて・・・」

 

今の龍馬は壁に立ってる。

 

クラトス「おぉ!クリエイトを作った科学者達は重力をも開発したのか。まさにマギの原点だ。」

 

龍馬「・・・」

 

 

 

 

その後皆で鍵となる球体を探し当てる。

 

ソフィア「これも違う・・・」

 

セレス「ミリアム、そっちはどう?」

 

ミリアム「いや、どれもハズレじゃ。」

 

セレス「気の遠くなる作業ね。」

 

夢結「梨璃、そっちは?」

 

梨璃「ダメですお姉様。」

 

龍馬「・・・ん?」

 

寝ていた龍馬が何かに気付いた。

 

龍馬(ん?何か別の方向を向いてる目ん玉があるな・・・)

 

その球体達は、左の壁の真ん中にある球体を向いていた。

 

龍馬「おい京輔!」

 

 

 

 

早速その球体を外してみる事に。

 

京輔「これだな?ンギギギギギ・・・!よっと!」

 

右に捻ると、球体が取れて京輔が浮遊した。

 

京輔「うお!?おおぉ〜!」

 

ソフィア「凄い・・・!」

 

京輔「こうか?」

 

右側を捻ると。

 

京輔「ギャアアーーー!?」

 

急上昇して天井に激突。

 

梨璃「京輔先生!?」

 

楓「大丈夫ですか!?」

 

京輔「痛てててて・・・」

 

今度は左側を捻ると。

 

京輔「ギョエエーーー!!」

 

落下して地面に激突。

 

ミリアム「大丈夫か?」

 

京輔「ちょっと微調整・・・」

 

右側を少し捻ると、ゆっくりと浮遊した。

 

京輔「お!おぉ〜!此奴は良いやぁ〜!」

 

ゆっくりと壁に近付き、顔の凹みに球体を嵌めた。

 

京輔「どうだ?」

 

ソフィア「・・・」

 

石ころを投げた。圧縮されなかった。

 

鶴紗「収まったようだ。」

 

京輔「第1関門クリアだな。」

 

楓「さぁ、早く行きましょ。」

 

一行は次の試練へ向かう。

 

京輔「此奴は役に立ちそうだ。」

 

球体を内ポケットに仕舞って次の試練へ。

 

 

 

 

 

 

奥へ進んで行くと、巨大な穴の上に無数の光が光っていた。

 

二水「わぁ〜!とっても綺麗です〜!」

 

梨璃「星空みたい〜!」

 

京輔「ここの攻略は?」

 

ソフィア「ウルク第一王朝・第5代の王が友の来る前に見た夢だって。」

 

クラトス「ウルク第一王朝。あのギルガメシュ王か?」

 

ソフィア「そうです。その友の夢と言えば・・・星が自分に降って来た夢。」

 

龍馬「星?自分に降って来た星・・・何の事だか。」

 

そう言いながら光に近付く龍馬と、攻略方法を探すソフィア。

 

ソフィア「ええ!?あっ!!」

 

すると光が変形した。

 

ソフィア「龍馬さん!!」

 

龍馬「何だ?」

 

変形した光が龍馬を襲う。

 

龍馬「どわあ!?」

 

間一髪後ろに避けた。

 

楓「何ですのこれは・・・!?」

 

雨嘉「自分に降って来た・・・星って事・・・?」

 

セレス「隕石・・・隕石の事じゃない?京輔、隕石出して?」

 

京輔「OK!隕石だな?っておい!んなもん持ってる訳ねえだろ!」

 

セレス「ノリツッコミがお上手ね。」

 

龍馬「万事休すって訳か・・・何だ?鶴紗お前、何か怪しいな。」

 

ただ1人不審な動きをしてる鶴紗に気付いた。

 

鶴紗「うっ!捨て置いてくれないか・・・」

 

クラトス「成る程。読めたぞ!鶴紗。お前のCHARMのティルフィング。そいつはMETEO CHARMの一種だな?」

 

京輔「METEO CHARMだと?」

 

梅「METEO CHARM?」

 

梨璃「クラトスさん。それは何なんですか?」

 

クラトス「あぁ。METEO CHARMって言うのはな、隕石から採れた隕鉄を材料に開発されたCHARMの事だ。しかもそいつを開発しているのはゲヘナ。扱えるのはここに居るブーステッドリリィである鶴紗だけだ。」

 

梨璃「そうなんですか鶴紗さん?」

 

鶴紗「知らん!例えそうでも渡さない!」

 

ソフィア「お願い!鶴紗さん!」

 

鶴紗「・・・ううぅ!ええい!貸さんと言ったら貸さん!ティルフィングが傷付いたらどうするんだ!」

 

京輔「見ろよ鶴紗!ダダ捏ねてる場合じゃねえぞ?」

 

鶴紗「ん?・・・なっ!?」

 

光がティルフィングに反応して道を作っていた。

 

龍馬「な?」

 

 

 

 

光の橋を渡ったが、鶴紗だけ渡ってない。

 

京輔「ん?おい鶴紗!行くぞー!」

 

鶴紗「私はここに残る。」

 

京輔「何言ってんだよ!早く来いよ!」

 

鶴紗「・・・こんな事でティルフィングを使う事になるとは・・・しばらくの別れだ。必ず迎えに来るからな。」

 

覚悟を決めてティルフィングを手放し、光の橋を渡る。

 

 

 

 

 

 

そして遂に最後の第3の試練。

 

ソフィア「こんなのって・・・」

 

京輔「何て書いてあるんだ?」

 

ソフィア「最終試練・・・死の回廊。」

 

目の前には、無数の青色の穴が回廊の周りを回っている。

 

ソフィア「その身体能力を使って駆け抜けよ。」

 

セレス「京輔なら出来そうね!」

 

ソフィア「ここを突破して大聖堂に辿り着けば・・・全ての試練は停止するって書いてある。」

 

京輔「しゃーねえなぁ。やってみるか。」

 

腕を回して死の回廊の前に立つ。

 

龍馬「行って来い!」

 

京輔「うわー!?」

 

後ろから龍馬に押されて死の回廊に入った。すると上の青い穴から槍のような光線が放たれた。

 

京輔「ウェ!?ちょちょちょマジマジマジ!?たっ!とっ!たっ!はっ!とっ!やっ!たっ!」

 

無数の穴から槍の光線が連射され、京輔が避けまくり、入り口に戻った。

 

京輔「あ・・・危ねえ・・・」

 

皆を見るが、おねだりされた。

 

京輔「ハァ・・・分かったよ!やりゃーいいんだろやりゃー!ったくもう・・・」

 

ソフィア「ん?京輔、あれって・・・」

 

死の回廊の出口を見た。そこには・・・

 

 

 

 

 

 

1つのCHARMが地面に刺さっていた。

 

 

 

 

 

 

二水「CHARMです!」

 

京輔「零式御蓋?まさか・・・溝呂木慧音のか?」

 

閃いた京輔が、龍馬からビートクローザーを借りた。

 

龍馬「おい!お前!」

 

ビートクローザーを投げると、槍の光線に掠った衝撃でビートクローザーが奥へ飛んだ。

 

龍馬「うおっ!?」

 

そして両目を瞑った京輔が・・・開眼した。

 

京輔「行けるかもな!」

 

『スパイダー!』

 

ウォッチビルダーのワイヤーを射出し、大聖堂への扉に突き刺した。

 

京輔「行くぜ!!」

 

 

 

 

ジャンプして死の回廊に入った。槍の光線を縦横無尽に避けながら進む。

 

 

 

 

ソフィア「凄い・・・!」

 

 

 

 

縦横無尽に避けながら進む京輔だが、1つの光線がワイヤーを千切った。

 

京輔「何!?」

 

四方八方から槍の光線が迫る。

 

 

 

 

ソフィア「ああ!」

 

楓「先生!」

 

夢結「危ない!!」

 

 

 

 

だが京輔がラビットフルボトルを出して高速で振り、ウサギの能力を引き出して天井に着地からのジャンプで死の回廊を抜けた。

 

京輔「ふぅ・・・」

 

 

 

 

皆が安堵の表情を浮かべた。

 

 

 

 

死の回廊をクリアした京輔が、地面に突き刺さってる零式御蓋を持って担いだ。そして、大聖堂への扉が開いた。

 

京輔「慧音。」

 

零式御蓋を再び地面に突き刺し、大聖堂へ歩く。

 

 

 

 

大聖堂。

 

京輔「慧音!辿り着いたぜ!」

 

遠くに巨大な装置があった。

 

???「流石だ。」

 

京輔「ふにゃ?」

 

そこにクメール・ルージュの連中が、龍馬達を人質に取って現れた。

 

アイザック「君はこう言うパズルを解くのが本当に上手い。」

 

京輔「随分と予定より早いご帰還じゃねぇか。トイレはもう済んだのか?」

 

アイザック「飛行艇で飛んで行ったのは手下の一部だ。どうやら君達は、我々の猿芝居を信じてくれたようだな。」

 

龍馬「すまない京輔!油断しちまった!」

 

京輔「あ〜ららら・・・」

 

 

 

 

その後ソフィアがギルバートとアイザックに連れて行かれ、京輔達は縄で縛られた。

 

クラトス「FBIの俺を縛るとは良い度胸だな!後で逮捕して尋問してやるからな!」

 

セレス「ねぇ、クリエイトってあの機械の事?」

 

京輔「そうかも知れねえな。」

 

梨璃「財宝じゃなかったんですね。」

 

梅「何か特別な装置なんじゃないのか?」

 

 

 

 

大聖堂にあるクリエイトの前に止まった。その姿はサメの様な姿をしていた。すると口部分が開き、パネルが出て来た。

 

アイザック「おお!」

 

ギルバート「これが・・・古代文明から議長への贈り物か!」

 

するとクリエイトが起動し、尾鰭部分にある黒い球体に小さな球体が飛び回る。

 

アイザック「遂にやったぞ!遂にクリエイトをこの手にしたのだ!さあソフィア・キャンベル・ダイアリーを渡せ。」

 

ソフィア「・・・・」

 

アイザック「何をしておる?」

 

ソフィア「私はもう・・・あなたの為には働かない。キャンベル教授の・・・本当のお祖父様の為にだけ働くと決めたの!」

 

アイザック「どうやら全てを知ってしまったようだな・・・だがな、もう手遅れだ。」

 

ソフィア「え・・・?」

 

アイザック「お前がキャンベル・ダイアリーを盗み出した事を・・・明るみに出たらどうなるか分かっているよな?」

 

ソフィア「あなたがやらせた事でしょ!!」

 

アイザック「だが手を汚したのはお前だ!証拠も全て保存してある!新聞もラジオもテレビもネットニュースも飛び付くだろうな!キャンベル教授の孫がキャンベル・ダイアリー窃盗の罪で逮捕!とな!」

 

そして、彼女に渡したエアメールをソフィアの前で無惨に破いた。

 

ソフィア「止めて!!」

 

アイザック「諦めろ!!お前はキャンベルのような考古学者になどなれん!!一生死ぬまで私の僕として働くしか道はないのだ!!脚光を浴びるのはお前ではない!!この私だ!!アハハハハハハ!!」

 

高笑いし、ソフィアからキャンベル・ダイアリーを奪った。そしてキャンベル・ダイアリーでクリエイトの操作方法を開き、クリエイトを再び起動した。するとクリエイトの胴体から青い光が生え、翼の形になった。

 

 

 

 

龍馬(ドラゴン!)

 

クローズドラゴンが密かに龍馬の縄を解く。

 

 

 

 

アイザック「クリエイトは蘇った!!ハハハハハハハ!!」

 

するとクリエイトが3人を透明の足場に乗せて飛び、天井を突き破って地上へ。

 

 

 

 

兵士A「おい!!何のつもりだ!!」

 

兵士B「待ってくれ!!」

 

天井が破られた衝撃で崩れが発生した。

 

神琳「これは!?」

 

京輔「マズい!崩れるぞ!!」

 

すぐに全員のロープを解いた。

 

京輔「早く逃げるぞ!!」

 

梨璃「はい!!」

 

兵士達「うわああーーー!!」

 

落石が兵士達を押し潰した。

 

 

 

 

京輔「チクショーー!!タダじゃおかねーぞ!!」

 

鶴紗「ティルフィングティルフィングティルフィングティルフィングティルフィング!!」

 

 

 

 

 

 

地上へ出たクリエイトが、飛行艇へ向かい格納された。

 

アイザック「座るんだ!」

 

コックピットにソフィアを座らせ、アイザックが操縦して離陸した。

 

アイザック「ん?クソッ!!」

 

 

 

 

そこにFBIのヘリが現れ、ハッチが開いた。

 

京輔「今助けてやるからな!!」

 

 

 

 

ソフィア「京輔!!それに皆さん!!」

 

 

 

 

京輔「雨嘉。」

 

雨嘉「はい。」

 

アステリオンを構えた雨嘉が、飛行艇の左翼に照準を合わせて連射した。

 

 

 

 

アステリオンの弾丸が飛行艇の左翼を破壊した。

 

ギルバート「うわあ!!」

 

アイザック「くぅっ!!」

 

 

 

 

鶴紗「ハァッ!!」

 

ジャンプした鶴紗が、飛行艇の右翼に着地した。

 

鶴紗「タァッ!!」

 

ティルフィングを素早く振った。

 

鶴紗「これがティルフィングの正式な使い方だ!」

 

ジャンプしてヘリに戻ると、飛行艇の右翼が切断された。

 

 

 

 

両翼を失った飛行艇が胴体着陸した。

 

アイザック「うわあああ!!クソッ!!」

 

 

 

 

格納庫にあるクリエイトを起動した。青い光が機体に侵食し、破壊された両翼から翼のように形作った。

 

 

 

 

京輔「何だ?」

 

龍馬「あの光が。」

 

 

 

 

青い光で飛行艇が真上へ浮遊した。窓からソフィアが顔を出した。

 

 

 

 

京輔「ん!?」

 

 

 

 

ソフィアは何かを叫んでるようだ。

 

 

 

 

理解した京輔がセレスに告げた。

 

京輔「セレス逃げろ!!奴等やる気だ!!」

 

セレス「分かった!!」

 

すぐにその場から退散する。

 

 

 

 

高く上昇した飛行艇。

 

アイザック「っ!!」

 

クリエイトから尻尾が生え、飛行艇の尾翼から出た。

 

アイザック「見せて貰おうか!クリエイトの力を!ソフィア!よく見ておけ!京輔達がこの世から消え去る瞬間を!!」

 

ソフィア「止めて!!お願い止めて!!」

 

だがアイザックがクリエイトのスイッチを入れた。

 

ソフィア「止めて!!」

 

クリエイトの胴体から青い光が尻尾を伝って、尻尾の先端に行った。尻尾から光が落ちた。地上へ落ちた光が・・・

 

 

 

 

 

 

ブラックホールを発生し、荒野を飲み込んだ。そして消滅し、竜巻を巻き起こした。

 

 

 

 

 

 

ソフィア「いやあああーーーーーー!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

FBIのヘリが竜巻に飲み込まれそうになる。

 

セレス「くっ!」

 

龍馬「ぐあっ!ちくしょうめ!」

 

何とかバランスを保ち、事なきを得た。

 

ミリアム「皆!大丈夫か!?」

 

二水「な、何とか大丈夫です・・・」

 

クラトス「これは何だ京輔・・・!?」

 

京輔「確実に世界を変えちまう何かだよ・・・!」

 

荒野に巨大な穴が出現した。

 

夢結「荒野に穴が・・・!」

 

梨璃「酷い・・・!」

 

クラトス「これは緊急事態だ!FBIに連絡する!」

 

京輔「分かった!・・・アイザック・・・ギルバートめ・・・」

 

 

 

 

 

 

飛行艇。

 

ソフィア「京輔・・・皆さん・・・」

 

ギルバート「これは・・・マイクロブラックホールの類か・・・!」

 

アイザック「ハハハハハハハ!」

 

ギルバート「よくやった!アイザック教授!学者として再び栄光の座を手に入れたな!」

 

アイザック「学者としての栄光?」

 

突然アイザックが豹変した。

 

アイザック「つまらん。これだけの力を手にして・・・まだ私がそんなものに拘っていると思っているのか?」

 

ギルバート「何だと・・・!?」

 

アイザック「何とちっぽけな物に囚われていた事か・・・」

 

彼はキャンベル・ダイアリーとライターを取り出し、キャンベル・ダイアリーを燃やした。

 

ギルバート「ああっ!!」

 

キャンベル・ダイアリーは灰になってしまった。

 

ギルバート「何をしたか分かっているのか!!」

 

アイザック「クリエイトを我が手中に収めた今!クメール・ルージュに忠誠を誓う理由は何もない!」

 

ギルバート「血迷ったか!!!」

 

アイザック「・・・ん?」

 

ソフィアがアイザックを睨んでる。

 

アイザック「何だその目は?それが大恩ある者に対する目か!?」

 

激怒してソフィアの顔を掴む。

 

アイザック「この恩知らずめが!!」

 

ソフィア「違う!あなたは私を利用する為に育てた!そしてようやく今の場所を手に入れた!でもそんなハリボテの場所は瞬く間に崩れ去る!歴史を学ぶ者が・・・何故そんな事も分からないの!?」

 

アイザック「・・・!!」

 

ソフィア「少なくとも昔の・・・私を養護院から救い出してくれた頃のあなたは・・・考古学にきちんと向き合っていた!でもあなたは変わってしまった!!」

 

アイザック「黙れ!!黙れ!!!」

 

逆上してソフィアを投げ倒した。

 

アイザック「私が今この手で掴んだ力を目の当たりにして・・・それでも尚!私をハリボテと言うのか!!お前は・・・!!お前は何故私を認めようとしない!!ハァ・・・ハァ・・・ソフィア・・・お前の言葉が私を本気にさせた!!無数の悲鳴を夜毎に思い出し!一生それに苦しめられるがよい!!」

 

クリエイトのパネルを操作する。

 

ギルバート「何をする気だ!!」

 

アイザック「クメール・ルージュの本部!プノンペンをカンボジアごと葬り去ってやる!!世界はヒュージの恐怖と共に震え上がり・・・我が軍門に下るだろうよ!!」

 

ギルバート「貴様気でも狂ったか!!!」

 

アイザック「誰に物を言っている!!私は・・・世界の王になる男だぞ!!!そして王となり・・・全てのヒュージを支配し、全てのリリィ達を消し去ってくれる!!!」

 

ギルバート「貴様!!!」

 

激怒したギルバートがアイザックの顔を鷲掴みにした。

 

ギルバート「ああっ!!」

 

アイザック「うわああああ!!!」

 

怪力でアイザックを投げた。倒れたアイザックの胸倉を掴み上げる。

 

ギルバート「何血迷っている!!世界の王を名乗れるのは・・・ポル・ポト議長ただ1人だ!!!」

 

そのままアイザックを投げた。

 

ギルバート「ん!?」

 

その間にソフィアがクリエイトを操作している。

 

ギルバート「何をしている!!止めろ!!」

 

トカレフTT-33の銃口をソフィアに向ける。だがソフィアは銃口を向けられてもパネルを操作し続ける。

 

”バァン!!!”

 

ソフィア「っ!・・・え!?」

 

銃弾はソフィアに当たらなかった。その理由は・・・

 

 

 

 

 

 

アイザックが庇ったからだった。

 

 

 

 

 

 

ソフィア「ええ!?」

 

銃弾がアイザックの左胸に直撃していた。

 

アイザック「ああ・・・」

 

銃弾を受けたアイザックが倒れた。

 

ソフィア「お祖父様!!どうして!?」

 

アイザック「・・・お前など・・・ただの道具だと思っていた・・・だが・・・お前を拾ったのは私だ・・・お前への愛情が・・・残っていたのかも知れん・・・」

 

彼にあの頃の記憶がフラッシュバックした。

 

 

 

 

 

 

それはあの頃の雨の日に、アイザックがまだ幼かったソフィアに会いに養護院へ行った。シスターの後ろに隠れて恥ずかしがるソフィアに、優しい笑顔で傘を差し出してあげた。

 

 

 

 

 

 

アイザック「ソフィア・・・強く・・・生き・・・ろ・・・」

 

そう言い残し、アイザックが息を引き取った。

 

ソフィア「お祖父様!!!」

 

ギルバート「フフフ。最後まで愚かな男だったな。」

 

”ゴゴゴゴゴ”

 

ギルバート「ん?」

 

”ドゴン!!”

 

ギルバート「うおっ!!」

 

下からクリエイトの尻尾が突き破った。

 

ソフィア「もう終わりよ・・・マイクロブラックホールをここに発生させる!!あなたの野望は終わりよ!!」

 

ギルバート「何て事を!!」

 

だが、マイクロブラックホールが発生しない。それ所か、クリエイトの動力が弱まり始めた。

 

ソフィア「嘘・・・!?」

 

尻尾が下がった。

 

ソフィア「そんな・・・!!」

 

ギルバート「フッ!フハハハハ!そう短時間に何度も使う訳にはいかないようだな!!」

 

ソフィア「ああ・・・・」

 

銃口をソフィアに向けたその時。

 

無線『クメール・ルージュ本部よりギルバート様へ!!』

 

ギルバート「?」

 

1本の無線が入った。

 

無線『接収したクリエイトと共にプノンペンへ向かって下さい!議長の存在が確認されました!!』

 

ギルバート「ああ!議長・・・ポル・ポト議長はやはりご存命だったのか!!」

 

無線『早くクリエイトを見たいと仰っています!』

 

ギルバート「信じていました・・・!!信じていましたとも!!アハッ!アハハハハハハ!!アーハハハハハ!!」

 

飛行艇がプノンペンへ向かった。

 

『To Be Continued・・・』




次回・悪魔のクリエイト
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