龍猫とありふれた   作:天龍神

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第二話

武偵所に設けられている喫茶店でお茶をしていた龍姫達は依頼を受けるべく電光掲示板に向かった。

 

「創造神による異世界転移を調査又は解決しろ、これボク達指名の依頼だし、とりあえずボクが受けるけど?」

 

「その依頼、結構腕が鳴る依頼じゃないかな?」

 

「ボク達は別の依頼があるから後で追いかける」

 

「ありがとう」

 

龍姫は各ランク分けで表示されている依頼の中から創造神による集団転移事件の解明という流星の絆宛の依頼を発見したので受けることにしたのであった。

 

ほかのメンバーはそれぞれの依頼を受けることにしていたので、龍姫が先行調査することになり、龍姫は早速依頼を受理して、出かける準備をすることにした。

 

 

「久しぶりだな、この部屋に来るの」

 

龍姫は以前守護女神秘書兼戦術指南役だった頃の部屋が実姉であり現在今いる超神次元ゲイムギョウ界プラネテューヌ武偵所本部長「鳴流神龍美」が残してくれたらしくそこに保管してある愛用していた武器を取りに着ていたのだ。

 

龍姫は次元断「蒼虎」と「絆龍」の二振りと小太刀二振りの日本刀を愛用しているがこれから行く異世界では流石に業物は目立つということもあって、以前使っていた無銘刀を取りに来たということである

 

「これ懐かしいな、これで準備万端!」

 

龍姫は至ってが豪華な装飾もない黒目石拵えの日本刀を二振りをアイテムパックにしまい部屋を後にして転送ルームへ向かったのであった。

 

「さてと、行ってきます!」

 

武偵所の転送ルームに到着した龍姫は転送装置に立って依頼先の世界へ向かったのであった。

 

「ふぅ、無理なく到着したけど、人気がない場所に指定したのは良かったけど、まさか、ダンジョンないだよね。とりあえず、装備を一式変更しないとね」

 

無事に転送完了した龍姫は辺りを見渡すと薄暗い洞窟内ということは分かったらしく、龍姫はインテリジェンスデバイスで装備を変更して冒険者に成りすますことにしたのだった。

 

「これなら冒険者に見えるよね」

 

装備をいつもの黒紫色のコートから同じ色の軽鎧姿に変更して無銘刀を装備して外へ続く道へ進むことにしたのであった。

 

しばらく道なりに進むと、

 

「グルルル・・・」

 

「この世界の「ベヒモス」か、いいよ」

 

「ウガ~‼」

 

明らかに高ランク冒険者向けの「ベヒモス」という黒い体躯を持つ四足歩行の魔物の群れに遭遇してしまったのだが、龍姫は怯えるどころか慣れた様子で刀の柄を持ち鯉口を斬り襲ってきたベヒモスをいとも簡単に

 

「これがベヒモス、これだったらマガツ相手にした方が幾分マシだね‼」

 

斬り捨てたのであった。

 

 

 

 


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