圧倒的劣等な弟の癒し   作:斉藤努

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どうも斎藤努です。
私の二作目、楽しんでいただければ嬉しいです。





湊翔也という男

初めまして。俺は 湊翔也(みなとしょうや)。皆さんご存知の湊友希那の弟だ。そして弟兼、比べて罵られる物だ。者の字が違うって?そんなことは無い。あの人と比べられる時の俺は"物"であって"者"では無い。まぁ、それも過去の話だ。比べられるのに飽きた俺はあの人から距離を置いている。意外ときつい物だぞ、毎日毎日比べられて、罵られて。

 

そして神様は俺を幸せにしたくないらしくな、小さい時からいじめられてた。原因は分からない。最初は雑用を押し付けてくるだけだった。それがエスカレートしてハブられて、物を隠されて、偶に手を振るわれた。

 

それでも耐えた、誰かが助けてくれる、慰めてくれると思って我慢した。だけど、あの糞親はともかく姉すらも気付いてくれなかった。絶望した。どんなに比べられて罵られても好きだった。勿論家族として。どんなに苦しかったか、比べられるほど自分の上位互換の姉に見捨てられた。どんないじめよりキツかった。死のうと思った。

 

家にある紐を持ってきて適当に結んで、高い所に掛けて、首を入れて台にしていた椅子を蹴ろうとしたその時、人が部屋に入ってきたのだ。姉でも親でもない、幼馴染みだ。幼馴染みといっても歳は一つ上で姉と同じだった。俺の気持ち的には驚きより、嬉しいという感情の方が大きかった。

 

急いで椅子を降りてその人に抱きついた。その人の名を今井リサという。とても優しくて面倒見が良い。中学後半ごろからギャル化が進んだのだかそんなことは関係ない。そして抱きついている俺を剥がし、俺に平手打ちをした。痛かった。でもそんなことはどうでも良かった。待ちこがれていた存在にやっと会えたのだ。近くに居たのに気付かなかった、そんな後悔の念もあったがそちらもどうでも良いくらい嬉しかった。

 

その所為か、全てを話してしまった。家の事も学校な事も洗いざらい全てを。リサは涙を流していた。そして絶対守ると約束してくれた。それから俺はリサにだけ心を許した。それと同時に愛した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから何年かが過ぎ、今日は高校の入学式だ。俺は今年から共学になる花咲川学園に通う。羽丘に行かないのかって?おいおい、冗談はよしてくれ。あそこは女子校だぞ。用無く入っただけでお縄だ。そして入れたとしてもあの人の弟と言って笑われるだけ、得がない。家からも近いし後、特待生の有無だな。俺の親は俺に対してなんとも思ってない。だから当然、中学までは金を出す。義務だからな、でも高校は義務ではない。だから金は払わない。そうすると俺は高校を追い出される。のは拙いので特待生入学をした。

 

入学式は大体滞り無く終わった。次はクラス発表だ。A組か知り合いも居ないしこれから3年間ボッチかぁ、別にリサがいるし良いか。じゃあ担任が来るまで席で寝ようかな、、、めっちゃ視線感じるんだけど。

 

翔也「何だ?」ギロッ

 

???「な、な?でもないよ。ずっと見ててごめんね」 

 

翔也「別に良い」

 

???(ちょっと怖いなぁ。この人)

 

それ以外は会話していない。自己紹介があり、さっき見つめてた人は山吹沙綾というらしいことが分かった。他にもキラキラドキドキとか奇跡の再会とかあったがどうでも良いので聞き流していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家に帰ってきた。此処には荷物を置く以外今は用が無いだからリサが帰ってくるまで家の前で待っている。

 

リサ「翔也、お帰り」

 

友希那「・・・・・・・」

 

翔也「じゃ、リサ行こう」

 

リサ「待って、翔也」

 

翔也「何?リサ」

 

リサ「なんで翔也は友希那の事そんなに拒むの?」

 

翔也「・・・れるから」

 

リサ「何?聞こえないよ」

 

翔也「比べられるから、自分の嫌な部分が目立つから」

 

友希那「私はそんなこと望んで無い」

 

翔也「でもあの親はそうする。さ、リサ行こう」

 

リサ「うん、そうだね」

 

別に嫌いな訳じゃ無い、素直になれない俺が悪い。




いかがだったでしょうか。この話はリサがメインのヒロインです。これからは二本構えで頑張ります。


ではSee you again

これから文化祭です。

  • ダイジェストでいい。
  • 全部書く(私の覚えている限り)
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