圧倒的劣等な弟の癒し   作:斉藤努

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心の叫びとstar beat

昨日、文化祭が終わった。色々あった、ありすぎて夢だと思った。まず、朝に千紘さんが倒れた。沙綾は病院に行った事を亘史さんに聞いて俺も急いで病院に向かった。

 

 

 

 

 

病院に着いたら、落ち込んでいる沙綾が居た。声をかけると、『私が悪いんだ、ごめんね』と繰り返していた。俺が『そんな事ない』って言ったら今度は『でも…』と力の抜けた声が出てきた。亘史さんが沙綾は自分で追い込みがちって言ってた。そんな事を思い出した俺は『甘えて良いんだよ』って、そしたら沙綾頑張ったのに涙を浮かべて抱きついてきた。そして、沙綾の思いを伝えてくれた。不安も、焦りも、何かも全て。その後に純君と紗南ちゃんも沙綾に声を掛けて応援してくれた。

 

 

 

 

 

 

その時からちょっと前に香澄から連絡があって、沙綾を応援してくれ。っていう内容だった。あいつ文法って知ってるかな?と思わせるような文章だけど、沙綾を心から思っているのが分かった。しかも、亘史さんから『沙綾をお願いね』って言われてて行動に至った。2人からの言葉が無くてもそうしたと思うけど。沙綾は学校に行ったけど、俺はまだ残る事にした。

 

 

 

 

 

 

 

千紘さんと少しだけ会話をした。千紘さんも、また、沙綾をとても大事に思っていた。普通なのかもしれないが、俺にとっては重要な事だ。それに比べて俺は、おっと脱線した。その後に千紘さんと世間話をして、学校に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クラスに着くと、皆が慌ただしく動いていたので安心した。しばらくすると、涙の痕を浮かべた沙綾が笑顔で帰ってきた。CHiSPAの人達と和解できたようで嬉しかった。リサとお姉ちゃんが来店してきて、他の男子に責められたのは別の話。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ついに、沙綾達のライブになった。メンバーは牛込さんと、花園さんと、香澄と、後、ポニーテールの子が居た。あの子は多分、隣のクラスの人だ。沙綾達のバンド、Poppin'Partyの演奏は綺麗な音には程遠かった。だけど、皆が頑張っていて、努力が見えた。カッコよかった。より一層、バンドが好きになったと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後も、せっせこ働いて文化祭が終わった。後夜祭?ボッチが入っていけるイベントじゃ無いです。で、帰ろうと正門をくぐった時、ありえない人物が居た。それは俺の両親だった。目眩が襲ってきて、気持ち悪くなって、吐きそうにもなった。が、なんとか耐えた。素通りしようとした時、父親、湊翔寛が声を掛けてきた。びっくりした。どうせ、お姉ちゃんを連れて帰ろうとしていたと思っていたから、驚いて返事をしてしまった。今思えばあれは正解だったのかもしれない。

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