ギターを取り戻してから一週間ほど経った。大分思い出してきてそこまで難しくなければ弾けるようにはなった。そして今はCiRCLEで練習している。もうすぐ時間なので帰ることにする。
きゃー!熊がいるーって着ぐるみか、、、ん?なんで熊の着ぐるみが居るんだ?後あそこに居るのって同クラの北沢はぐみとこないだ昼に目が合った人じゃないか?いろんな人がバンドやってるんだな、驚きだ。おっと?金髪ガールが走ってたぞ?まぁ、流石に俺じゃないだろ。関係ないし、帰るか。
グハッ、俺なの?俺今知らない人からハグされてるんだけど?なんか熊きたし
ミッシェル「こころ?知ってる子なの?」
こころ「知らないわよ。でも、学校で見たことあるの」
翔也「それだけでハグすんの?あれ?日本ってこんな国だっけ?」
ミッシェル「ごめんね〜。あ、私用事があるからちょっと出かけてくるね」
こころ「それならしょうがないわね」
翔也「え?逃げるの?」
ミッシェル「これ脱いですぐ来るので待っててください。本当にすみません、家のこころが」
翔也「分かりました。待ってますね」
数分後
美咲「すみません、お待たせしました」
翔也「待ってました。一応、離れておいたんですがどうしたんですか?こころさん?は」
美咲「すみません、実は──って事で。本当にすみません」
翔也「良いですよ。えっと、貴女の名前は?」
美咲「そういえばまだでしたね。奥沢美咲です、貴方は?」
翔也「湊翔也です。よろしくお願いします」
美咲「あれ?湊って友希那先輩の弟さん?」
翔也「そうだけど、お姉ちゃん知ってるの?」
美咲「こないだ大っきいライブがあって、その時に一緒にね」
翔也「そうなんだ。誘われなかったな俺」
美咲「まあまあ。あっ、映像あるけど見る?友希那先輩カッコよかったよ」
翔也「うん、見る見る。見せて」
美咲「う、うん。これだよ」
翔也(ベース弾いてるリサも良いなぁ)ニヤニヤ
美咲(意外と翔也ってシスコンなの?まじかぁ)
??「あの、美咲ちゃん?どうしたの?」
美咲「あ、すみません。花音さん」
花音「全然大丈夫だよ。あ、君この間会ったよね」
翔也「はい、そうです。湊翔也です」
花音「みなと?もしかして友希那ちゃんの?」
翔也「はい、弟です。それにしても世界って割と狭いんですね」
花音「そうだね、また会えるとは思ってなかったよ」
美咲「ちょ、ちょっと待って。翔也って花咲川だったの?しかも同学年?」
翔也「うん、そうだよ。気付かなかった?」
美咲「全然分かんなかった。会ったことも無かったと思うし」
翔也「クラス違うしね。クラス同じでも北沢とは話したこと無いし。てか、大変じゃね?毎日着ぐるみとか」
美咲「最初はそうだったけど今は慣れちゃって。 楽しいよ、翔也もやる?ミッシェル」
翔也「やりたくねぇよ。暑そうだし」
美咲「確かにそれはそうだね」
翔也「頑張れ。え?あのこころさん?と一緒にバンドやってんの?大変じゃない?」
美咲「大変だよ、もう毎日クタクタで」
翔也「やっぱりそうなんだ。ありゃ?そういえばこころさん?はどこ行った?」
美咲「練習も終わったから帰ったんじゃない?本当に自由過ぎ」
花音「ま、まあ、それがこころちゃんのいい所だからね(?)」
翔也「2人とも大変そうだなぁ」
美咲「大変“そう”じゃなくて大変だよ。本当に」
翔也「はは、ご愁傷様」
花音「楽しいから大丈夫だよね。美咲ちゃん」
美咲「まあ、そうですね。そうだ、良ければ翔也もバンドの手伝いに」
翔也「嫌だよ。そんな事したら俺死ねるよ」
花音「あはは、でもそのぐらい大変だよね」
美咲「本当ですよ、もう。あ!時間も時間ですし解散しましょうか」
花音「そうだね。バイバイ翔也くん」
翔也「2人とも送っていきますか?」
美咲「私は妹のお迎えがあるから。でも、ありがとう」
翔也「そうなんだ。じゃあバイバイ。花音さんは?」
花音「私はお願いしようかな。ちゃんと帰れるか分からないから」
翔也「どういう事ですか?もしかして、方向音痴とか?」
花音「お恥ずかしい事に………」
翔也「ははっ、可愛いですね」
花音「ふえぇ?かっ、かわいい?揶揄わないでよ」
翔也「ごめんなさい、つい」
花音「つい、じゃ無いよ。一応年上なんだよ、私」
翔也「わかってますよ。じゃあ行きましょうか」
花音「うん。あ、リサちゃん。練習終わったの?」
リサ「今終わった所だよー☆2人とも楽しそうだね。翔也?」
リサの後ろに黒い何かが見えるの俺だけ?