圧倒的劣等な弟の癒し   作:斉藤努

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クリスマスデート

クリスマスパーティは滞りなく終わって、今は12月25日。そう、クリスマス本番だ。そして、俺の考えたデートプランはそれなりにいいと思う。

 

 

それで今は駅前でリサを待ってる。俺としては家の前でいいのだが、リサ曰く『それじゃあ、普通のカップルって感じがしないじゃん☆』とのことらしい。何が普通のカップルでは無いのだろうか?俺には分からん。

 

 

暫くするとリサがやってきて『待った?』と言ってくるので『俺も今来た所』とありきたりな答えを返す。そうするとリサは『ありがとね☆』と言って俺の腕に手を絡ませてきた。俺が恥ずかしくて顔を紅くしているのに気づいたのか、腕に力を入れてもっと密着してきたのだ。

 

翔也「リサ、熱い。少し離れて?」

 

リサ「私は寒いから離さない。それとも、アタシのこと嫌いになっちゃった?」

 

翔也「そうじゃないけどさ…。なんというか、小っ恥ずかしいというか」

 

リサ「えー?かわいーな、そういう所、好きだよ

 

急に耳元で呟いてきたので驚いて背筋がビクゥ!となってしまった。それを見てリサがクスクスと笑ってる姿を見て、許してしまった自分がいる。てか、俺って耳弱いのかな?だとしても隠しておこう。リサに勘づかれたら一生弄られそうだ。

 

リサ「翔也、耳弱いの?ほら、ふー。どう?いいの?やっぱかわいいね」

 

翔也「なんで気づいたんだよ!てか、違げーし」

 

リサ「ふふっ、そういう事にしてあげるよ。翔也だから特別だよ?」

 

どうしようもねぇ…(諦め)でもリサにされるならいいかもしれない。別にMな訳じゃない…筈。いかんいかん、今日は俺がエスコートするんだ、忘れてた。

 

翔也「リサ、今日は俺の番。ついてきて」

 

リサ「うん☆(今回は翔也に甘えちゃおっかなー?)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

〜水族館〜

 

翔也に連れられて来たのは水族館だった。クリスマスで外に出かけているのか案外空いていた。翔也、センスいいじゃん☆

 

リサ「静かでいいね。2人っきりになれる」

 

翔也「(人が居ないのは想定外だったけど)静かでしょ?俺、こういう方が好きだから」

 

リサ「アタシは騒がしくてもいいけど。翔也が好きなんだったらアタシも好きだから」

 

アタシ何言ってるんだろ、翔也顔真っ赤じゃん。アタシらしくないなー。しかも翔也フリーズしちゃってるし。この顔かわいい、友希那に送っちゃお☆友希那既読はやっ!10年経ってもブラコンなのは変わらないんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔也「あれ?へ、ここは?」

 

リサ「もー、翔也が連れて来たんでしょ?」

 

翔也「え、あ、ごめん(何も理解できてない)」

 

本当に人少なくて良かった。こんなかわいい翔也は他の人に見せたくないからね。あ、でも友希那は別です、友希那も可愛いからね。

 

翔也「考え込んでるけど、どうしたの?気分悪い?座ろうか?」

 

リサ「大丈夫、翔也に惚れ直してただけだから」

 

また顔真っ赤になった、ウブだなぁ。これだから翔也を弄るのやめられない。

 

翔也「今日は俺の番なんだって!リサは少し黙ってて」

 

リサ「ゴメン…。翔也がかわいかって」

 

翔也「っ‼︎男にかわいいって言うな!嬉しいけどなんか複雑!」

 

リサ「あの、翔也?もうちょっと静かにしよ?他の人に迷惑だし」

 

翔也「確かに、五月蝿くしてごめん。目集まっちゃってるね。場所かえよ?」

 

そしてアタシも周りの人の目に気が付く。恥ずかしくなって翔也と一緒に駆け足で出口に向かった。

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