朝6時、湊翔也は目を覚ました。体を起こそうとしたが動かない。リサが抱きついているのだ。その時彼は過去一で胸が高なった事だろう。何せ最愛の人が抱きついて寝てるのだから。だが、翔也は冷静だった。猿のようにリサの体を貪るのではなく、ただただリサが起きるのを待っていた。
6時半
リサ「ん、おはよう」
翔也「おはよう。リサは俺のこと好きなんだな」
リサ「え、ごめん。嫌だった?」
翔也「ううん、嬉しかった。じゃ俺は下行くね」
リサ「うん、アタシも準備するから下行くよ」
7時半
リサ「学校行くから早く」
翔也「リサ、ちょっと待って、今行く」
リサ「翔也、ネクタイ曲がってる。ヨシ、と」
翔也「ありがとう。じゃ行くか」ガチャ
リサ「アタシ友希那起こしてくるから。バイバイ」
翔也「バイバイ」
翔也登校中
???「あの、湊君だよね」
翔也「そうですが、どなたですか?って山吹か」
沙綾「私じゃダメだったかな〜?」
翔也「別にそういう訳では無いが」
沙綾「じゃあ、一緒に学校行かない?」
翔也「良いよ、行こうか」
この後山吹と少し話をして学校に着いた。教室には誰も居なかったがしばらくすると、誰か女子が来たので山吹はそっちに行った。関係は無いが山吹の家はパン屋をやっているらしい。今度行ってみようかな。バイトもありかも。この後、授業を受けて帰ろうとした時リサから帰りが遅くなるとの連絡があったので山吹の家のパン屋に行く事にした。
やまぶきベーカリー
沙綾「いらっしゃいませ、あっ、湊君。来てくれたんだね」
翔也「今日は用事も無かったし、今度いつか行こうと思ってたからな。なんかオススメある?」
沙綾「それなら、チョココロネかメロンパンかな?」
翔也「じゃあ、それ2個ずつ」
沙綾「いっぱい食べるね、湊君。でも今日、あんまり昼ごはん食べてなかったよね。間食ばっかはダメだよ」
翔也「違うって、家であげるんだよ」
沙綾「弟姉?それとも親御さん?」
翔也「っ!まぁ、そんなもんだよ」
沙綾「(なんか凄い辛そうな顔してる。これからはあんま聞かない方が良いのかな?)宣伝よろしくね」
翔也「そうだな、考えとく」
沙綾「それ、しないやつじゃん。伝えといてよ」
翔也「はは、山吹は面白いな」
沙綾「それは湊君が悪いじゃん」
翔也「そうだな。それとさ、俺の事、翔也って呼んでくんない?」
沙綾「良いけど、なんで?」
翔也「あんま湊って呼ばれるの好きじゃ無くて。昔いろいろあったんだよ」
沙綾「そうなんだ。ごめんね変なこと聞いちゃって」
翔也「別に良いよ。慣れてるから」
沙綾「ごめんね」
翔也「うん、じゃあ、また来るね。また明日」
沙綾「ありがとうございました」
今井宅
翔也「ただいま。帰ったよ」
今井母「お帰り、翔也。少し遅かったけれどどうかしたの?」
翔也「友達と会話してて」
今井母「そんな友達が出来たのね。これからも頑張って、翔也」
翔也「ありがとう。じゃあ部屋戻って『ただいまー』リサが帰ってきたか」
今井母「迎えに行ってあげて」
翔也「では、行ってきます」
玄関
翔也「お帰り、リサ。パン買ってきたから手洗って来て。その後俺の部屋来て」
リサ「分かったよ。じゃあ、行ってくるよ」
翔也の部屋
リサ「来たよ、翔也」
翔也「これ、買って来たパンだよ」
リサ「ありがとう。食べよっか」
2人「いただきます」
リサ「美味しいね、何処で買って来たの?」
翔也「やまぶきベーカリーって所。友達の家なんだよね」
リサ「友達できたの?良かった〜」
翔也「席が隣でね、話すようになったの」
リサ「嬉しいな、翔也には友達が出来て」
翔也「リサのお陰だよ。それで、なんで今日遅かったの?バイトだったっけ?」
リサ「実はね、バンドする事になったんだ」
翔也「バンド?じゃあ、ベース?」
リサ「うん、また使えるよ。翔也に選んでもらったベース」
翔也「っ、そうなんだ。頑張ってね」
リサ「うん。(あからさまに顔引きつってる。そりゃ、翔也達のお父さんがあんなんになったのはバンドの所為だもんね)後、今度ライブあるから来てね」
翔也「時間あったら行くよ。チケットありがと」
ちょっとリサがバンドをするのに抵抗はあるけどリサがやるなら俺は応援するよ。頑張ってね。