圧倒的劣等な弟の癒し   作:斉藤努

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パン屋の娘と濃い朝日

朝6時に起きた俺は、リサが起きない様に家を出た。置き手紙を置いて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

早く出たのは良いがどうしよう。当然まだ学校は空いてないし。あ、そうだ、山吹の所に行こう。昼ごはん無いし。

 

やまぶきベーカリー

 

沙綾「すみません、まだ空いてないです、って、翔也くんか。おはよう」

 

翔也「まだ空いてないなら出るな」

 

沙綾「別に大丈夫だよ。それと、何買う?パン買いに来たんでしょ」

 

翔也「じゃあ、チョココロネとメロンパンお願い」

 

沙綾「はい、ありがと。それって朝ごはん?」

 

翔也「お昼のつもりだったけど、今食べるのでも良いかな?」

 

沙綾「朝ごはん食べてないの?食べなきゃ駄目だよ。家で食べる?」

 

翔也「いや、大丈夫だよ」

 

沙綾「大丈夫じゃないよ。それの所為で学校で倒れちゃったら私、悲しいよ」

 

翔也「でも親御さんは?」

 

沙綾「多分大丈夫だよ」

 

翔也「その根拠は何処から来た?」

 

沙綾「いいから、来て」グイッ

 

翔也「ちょ、待てって」

 

山吹宅リビング

 

山吹母「おかえりなさい、沙綾。ってその子どうしたの?」

 

沙綾「さっきお店来てて、朝ごはん食べてないみたいだから、連れて来たの。一緒じゃダメ?」

 

山吹母「別に良いわよ。あなたも良いでしょ?」

 

山吹父「おお、そうだな。君、名前は?」

 

翔也「湊翔也です。今日はありがとうございます」

 

山吹母「別に畏まらなくても良いわよ」

 

翔也「娘さんはお二人に似たんですね」

 

山吹父「はは、そうかね。じゃあ、ご飯を食べようか」

 

純「おはよー、あれ?お兄ちゃん誰?」

 

紗南「お姉ちゃんの彼氏さん?」

 

沙綾「さ、紗南、何言ってるの?お友達だよ」

 

紗南「違うんだ、でもお姉ちゃんが男の子連れてくるの初めてじゃ無い?」

 

沙綾「そうかな?」

 

紗南「そうだよ。カッコいいね、お兄ちゃん」

 

翔也「ありがとう。いい子だな、山吹の妹って感じだな」

 

沙綾「まあ、私の妹だからね」

 

山吹母「ご飯できたわよー」

 

沙綾「あ、じゃあ待ってて翔也くん」

 

翔也「俺も手伝うよ」

 

紗南「お兄ちゃんは座ってて」

 

翔也「わかったよ、ありがとうね」ナデナデ

 

紗南「あ、ありがとう///」

 

山吹父「あはは、君は面白いね。沙綾に君みたいな友達が出来て嬉しいな」

 

翔也「そう言ってもらえて嬉しいです」

 

山吹父「これからもよろしく、沙綾を頼むね。後、沙綾は優しいし可愛いからいい彼女になると思うよ」

 

翔也「娘さんにはもっと素敵な人が現れますよ。私なんかよりも」

 

山吹父「そうかね?それと沙綾の事を普段なんで呼んでいるんだい?」

 

翔也「山吹と呼んでますが、どうしたんですか?」

 

山吹父「沙綾という可愛い名前があるのだからそう呼んでほしいだけだよ。沙綾がどう思うかは分からないがね」

 

翔也「今度言ってみます。あ、用意出来たみたいですよ」

 

山吹父「千紘の作るご飯は美味しいからな、びっくりして腰抜かしすかもな」

 

千紘「もう、亘史さん、褒めても何も出ませんよ。さあ、食べましょう」

 

亘史「そうだな。じゃあ、いただきます」

 

5人『いただきます』

 

凄い美味しい。紗南ちゃんと純君が話してるのに山吹が途中で相槌を打ったりしていて家族愛が感じられて心が温まった。

 

6人『ご馳走様でした』

 

沙綾「ご飯も食べ終わったし学校一緒に行かない?」

 

翔也「良いよ。ここで待ってるから準備して来て」

 

沙綾「また後でね」

 

数分後

 

沙綾「お待たせ」

 

翔也「あ、来た。じゃあ行こうか」

 

登校中

 

沙綾「翔也くんはさ、好きな子とか居る?」

 

翔也「いるよ、とっても大事な人。急にどうしたの?」

 

沙綾「いや、翔也くんってさあんまり感情を顔に出さないじゃん。だから好きな人とかいるのかな?って」

 

翔也「別に関係無いだろ。ところでさ、山吹の事沙綾って呼んでいい?」

 

沙綾「いいけどどうしたの?」

 

翔也「いや〜なんとなく。これからもよろしく沙綾」

 

沙綾「よろしくね翔也」

 

翔也「どうした?」

 

沙綾「翔也だけが呼び捨てって変じゃ無い?だから。あ、もう着いちゃっt『さーや』あっ、香澄、朝から元気だね」

 

翔也「俺、先教室行くね」

 

沙綾「ちょっと待って、行っちゃった」

 

香澄「ごめんね、さーや。あの子って湊翔也君だよね、じゃあしょー君だ」

 

沙綾「流石にそれは迷惑なんじゃ無い?香澄」

 

香澄「優しそうだから大丈夫だよ、きっと」

 

沙綾「分からないよ、もしかしたら狼さんかもしれないよ〜」

 

香澄「えー、そしたらさーやが危ないよ」

 

沙綾「大丈夫、翔也はそんなことしないから。さ、私達も教室行こ」

 

香澄「あー、さーや待ってぇ」

 

教室

 

香澄「早いよ、さーや」ハアハア

 

沙綾「ごめんね〜。お詫びと言ってはなんだけど食べる?」

 

香澄「食べる〜」

 

沙綾「翔也は?食べる?食べようよ」

 

翔也「う、うん食べるよ(あの女子元気だな。仲良くなんなきゃな)」

香澄「しょー君こっち来て」

 

翔也「しょ、しょー君?ええと、戸山さんだっけ?」

 

香澄「うん、香澄って呼んで」

 

翔也「分かった、よろしくな香澄」

 

沙綾が用意してたミニクロワッサン美味しかった。これからの学校生活も忙しくなりそうだ。

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