IS×仮面ライダー 炎竜シーズン2 仮面ライダー輝龍 作:柏葉大樹
side三人称
レジェンドルガたちの居城、魔界城。その中へ仮面ライダー白銀ゴッドエナジーアームズ、ウィザードインフィニティースタイルが入るべく、駆け出した。
白銀とウィザードの行く先をゴルゴン、オシリス、ドード、ガルグイユが立ちはだかる。だが、そのレジェンドルガの前に輝龍とヴァルキリーが出てきた。
「大樹!万夏!」(白銀)
「一夏はそのまま行け!!」(輝龍)
「私達は大丈夫!!」(ヴァルキリー)
輝龍とヴァルキリーを案ずる白銀だが二人は力強く先へ行くように言った。
白銀は一瞬踏みとどまるもすぐに魔界城の中へ入っていった。
「無事でいろよ!!」(白銀)
白銀の言葉に返事を返す代わりにレジェンドルガたちへ攻撃する輝龍とヴァルキリー。
背中を預け合う輝龍とヴァルキリー、その二人をゴルゴンたちは囲む。
「僕たち4人を相手にどこまでやれるかな。」(ガルグイユ)
「そう簡単に死ねるとは思わないことね。」(ゴルゴン)
「お前たち二人をまずは我らは王アークへの手土産としよう。」(オシリス)
輝龍とヴァルキリーを血祭りにあげるべくそれぞれの武器をぎらつかせるレジェンドルガたち。絶体絶命に思えるその状況に、遠くで転化した人々を抑えるメイジが、グールを倒しているビーストが輝龍とヴァルキリーの元へ行くとする。
「大丈夫です。あの二人なら問題ないです!」(ロード)
「確かに。あそこのカップルは問題ないな。」(エグゼリオン)
メイジとビーストを呼び止めたのはロードとエグゼリオンだった。その二人は純粋に輝龍とヴァルキリーを信頼していた、二人ならば目の前の敵を倒せることを。
「ねえ、どう?」(ヴァルキリー)
「何が?」(輝龍)
強敵に囲まれている状況でいたって普通に話し始める輝龍とヴァルキリー。だが、武器は常に使えるようにしており、二人の視線は目の前にいる敵に注がれていた。
「この人たち、私達を八つ裂きにするって。」(ヴァルキリー)
ヴァルキリーの言葉に対して輝龍は振り返らずに口を開いた。
「されるつもりはない。」(輝龍)
輝龍のその言葉は普段話しているような調子だった。だが、ヴァルキリーはその言葉を聞いて仮面の奥では笑みを浮かべていた。
「じゃあ、行っちゃお?」(ヴァルキリー)
「ああ。」(輝龍)
ヴァルキリーの言葉を皮切りに輝龍とヴァルキリーは同時に走り出した。
輝龍は光炎龍剣・オオダチモードを振るい、ガルグイユとドードを同時に叩き切った。
ヴァルキリーはリヴァイアガンソードでゴルゴンを撃ち抜きながら、オシリスに跳び蹴りを当てる。
圧倒的な数のアドバンテージをものともせずに戦う二人に一瞬怯むレジェンドルガたち。
レジェンドルガたちが体勢を立て直す間を与えずに猛攻を仕掛ける輝龍とヴァルキリー。その様子を見るロードがメイジとビーストに言った。
「あの二人、僕たちの中で最強ですから。」(ロード)
最強、その言葉を示すように輝龍とヴァルキリーは4体のレジェンドルガたちを圧倒する。
追い詰められ始めたレジェンドルガたち。
ドードは自身の一族の特徴である聞いた者を死に追いやる叫び声を上げた。
「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」(ドード)
ドードの動きを察したヴァルキリーはゴルゴンとオシリスを蹴りで牽制、ドライバーを操作してリヴァイアガンソードにエネルギーをチャージする。すぐさま、銃口をドードに向けて引き金を引いた。
リヴァイアガンソードの銃口から放たれた青色の閃光はドードの顔面を貫き、その叫び声を途絶えさせた。
ドードの動きが止まった一瞬を逃さずに輝龍が動き出した。既に必殺の準備を終えており、黄金に輝き、煌炎が揺らめく光炎龍剣・オオダチモードを上段に構える。
ドードに向かって天高くジャンプした輝龍は一気に光炎龍剣・オオダチモードを振り下ろした。
ドードは頭頂部から一刀両断され、切り口から黄金の炎に焼かれ消滅した。
「ドード!!」(ガルグイユ)
相棒が倒されたガルグイユは輝龍に向かって襲い掛かる。
大量の水を吐き出し、自身が得意とする水中で攻撃を仕掛けるガルグイユ。
輝龍は光炎龍剣・オオダチモードを分裂させて、光龍剣と龍炎刀に戻す。
水中で襲い掛かるガルグイユに対して両手に持った2本の剣で的確に対処する輝龍。
水中という環境でも十全、アームズの特性で常に高まり続ける力を遺憾なく発揮する輝龍。
「このまま死ね!!」(ガルグイユ)
ガルグイユは鋭い爪をぎらつかせて輝龍に向かって突進する。
輝龍は戦極ドライバーを操作して、光龍剣と龍炎刀に炎を纏わせる。水中であっても曠劫と燃え上がる炎、炎の刃はガルグイユの体にX字の切り傷を深々と付けた。
「この、人間風情がっ!」(ガルグイユ)
その言葉を残してガルグイユは爆散した。
ガルグイユが死んだことで周囲の環境が元に戻る。
「こっちは負けられないんだ。人間を舐めるな。」(輝龍)
その言葉には並み居る強敵を打ち破って来た輝龍のプライドが込められていた。
輝龍がガルグイユと戦闘を行っていたその時、ヴァルキリーはゴルゴンとオシリスと言う強敵を相手に一歩も退くことなく、それどころかたった一人で2体のレジェンドルガを圧倒していた。
ゴルゴンの石化の視線を、オシリスの命を刈り取る大鎌を軽々と躱し、手に持っているリヴァイアガンソードをソードモードへ変形して斬りつける。
見る者を魅了する舞を披露するヴァルキリー。だが、その舞は対峙している2体には自分達を死へ誘う舞踊である。
攻撃は当たらず、相手からの攻撃ばかりが自分たちに当たっているという事実に焦りを見せ始めるゴルゴンとオシリス。
ヴァルキリーは戦極ドライバーを操作して、リヴァイアガンソードの刃にエネルギーを集中させる。
青白く輝く刃はオシリスとゴルゴンに横一文字の深い切り傷を付けた。
オシリスとゴルゴンは傷口を抑えながら苦悶の声を上げる。
「そんな、私達が!?人間なんかに!!」(ゴルゴン)
「最早、これまで、か。」(オシリス)
苦悶の声が断末魔の叫び声へと変わり、2体は爆散した。
4体のレジェンドルガが倒されたことで転化された人々が元に戻る。
敵が倒れたことで一息つくヴァルキリー。そこに輝龍が駆け寄る。
「大丈夫?」(輝龍)
「うん、平気。」(ヴァルキリー)
ひとまず、お互いの無事を確認する二人。
輝龍=大樹は魔界城の方へ視線を移す。どこか胸中にざわめきを覚える彼はその内部で行われているであろう白銀=一夏と十三異界覇王アークの戦いを考えていた。
「前のシャイニングエナジーロックシードと言い、今日使ったあのロックシード。あいつ、一体どこで。」(輝龍)
小さく呟いたその言葉、ここまでの戦いでの白銀の強化形態についてだった。出所が不明なロックシード、ここまでの生活や戦いでそのことを詳しく聞くことが無かった。
「大樹、どうしたの?」(ヴァルキリー)
魔界城を見続ける輝龍にヴァルキリーが言葉を掛ける。
「あ、いや。大丈夫。まずは、元に戻った人たちを避難させよう。」(輝龍)
輝龍はそう言うと人々の避難を進めるロードたちの方を見る。
胸のざわめきを抱えたまま輝龍は一度魔界城から視線を外した。
輝龍とヴァルキリーがレジェンドルガを撃破した時、白銀とウィザードは魔界城の最深部へ足を踏み入れた。
「すげえ。」(白銀)
「随分と広いな。」(ウィザード)
そこは巨大な玉座がある大広間であった。
白銀とウィザードは敵が現れるのを想定して、武器を構えたまま周囲を警戒する。
その時、広間の床が大きく開き、そこから巨大な石棺が現れた。
白銀とウィザードが見る中で石棺が開いた。
石棺から何者かが現れ、白銀とウィザードの目の前に姿を見せた。
「ッ!」(ウィザード)
「なっ!」(白銀)
白銀とウィザードの前に現れたのはなんと一夏と瓜二つの人物だった。
「よくぞ、来た。レジェンドルガの王、アークの力を見せよう。アークキバット!」(アーク)
アークの呼びかけに応じたのは機械でできたコウモリ、アークキバットだった。
「や~い、行きますか~。ドロン~ドロン~。」(アークキバット)
アークキバットはアークの腰に召喚されたベルトにさかさまになってぶら下がる。すると、アークの体が宙に浮き始める。
「変身。」(アーク)
「ヘンシン!!」(アークキバット)
漆黒の巨大な鎧がアークを包む。黄金の複眼から伸びるのは漆黒の角、胸にはすべてを食らう煉獄の大口を封じる鎖が見る者に悪魔を連想させる。
変身が完了したアークは広間にあった玉座に腰を下ろした。
様々な魔獣、神獣の伝承の元となった魔族レジェンドルガ。
レジェンドルガを統べる王、仮面ライダーアーク。十三異界覇王、煉獄魔皇王仮面ライダーアークがこの世界に顕現した。
【さあ、人間の勇者よ。死力を尽くせ、その上で惨たらしく死ね。】(アーク)
地の底から響くような声に変化したアーク。玉座に座ったまま、白銀とウィザードに力の一端を見せる。
複眼を光らせると白銀とウィザードの足場から赤黒い爆炎を発生させる。
白銀とウィザードは防御するものの間髪入れずにアークは次なる力を見せる。周囲に霜が降りると瞬く間に氷柱が出来上がり、白銀とウィザードの動きを封じる。
「っ!これはどうだ!!」(白銀)
≪ファイヤーゴッドエナジースカッシュ!≫
白銀はゲネシスドライバーを操作、バニシングブレードから高熱火炎を発生させて氷柱を切り裂く。
【なる程、これはどうだ。】(アーク)
今度は、アークはアークトライデントを召喚。召喚したアークトライデントを操り、白銀とウィザードを攻撃する。
空中を不規則な軌道で襲い掛かる巨大な三叉槍に対して、ウィザードは防御魔法のディフェンドを発動する。魔法陣から煌めく結晶が現れ、アークトライデントを防ぐ。だが、アークトライデントが当たった瞬間、魔法陣を容易く突破してしまった。
白銀とウィザードは瞬時に回避行動を取った。そこへ、アークは無数の雷を二人に降らせる。
「っ、ぐっ!」(ウィザード)
「がっ!!」(白銀)
防御行動を取ることが出来ず、アークの雷をまともに受けてしまった白銀とウィザード。いかに最強の姿であるとは言え、小さくないダメージを受けてしまった。
白銀とウィザードは膝を着いて、荒く肩で呼吸する。
【どうした?まだ、小手調べだぞ。】(アーク)
ダメージを受けている白銀とウィザードを見下ろすアーク。
玉座に腰かけ、頬杖を突くその姿は目の前で対峙している二人の仮面ライダーを格下として見下しているように見える。
事実、ここまでのアークの攻撃は彼が言ったとおりにまだ小手調べである。だが、その小手調べは数多のファントムを倒してきた仮面ライダーウィザードですらも、その最強形態であるインフィニティースタイルの防御力でもってしても決して小さくないダメージである。
「まさか、これで小手調べとはね。恐れ入るよ。」(ウィザード)
【お前たち、人間にとっては必殺であろうが我には精々そよ風程度のものだ。それに、まだ全力を出してはいないのだろう?】(アーク)
全力を出していない、アークのその言葉に奮起したのは意外にもこの場で最も若い白銀だった。
仮面の下にあるその顔は苦悶の表情を浮かべているも右手に持ったバニシングブレードをしっかりと握り閉める。
「ああ。まだ、全部じゃないぜ。」(白銀)
そう言った白銀はバニシングブレードをアークに向ける。
アークはアークトライデントを操り、白銀を攻撃する。さらに、雷、巨大な氷塊、火球を次々と白銀に向けて襲わせる。
白銀は襲い掛かるアークの攻撃を躱し、切り裂き、その足を決して止めずにアークに迫る。
「うおおおおお!!」(白銀)
決して折れることのない強い意志を持って白銀は玉座に座るアークにバニシングブレードを振り下ろす。だが、バニシングブレードの刃はアークの手前で目に見えない壁で阻まれてしまう。
「くっ!!」(白銀)
【ほう。中々の気概だな。だが、気概だけでは我に傷を付けることは出来んぞ。】(アーク)
「それはどうかな?」(ウィザード)
アークの言葉にウィザードが言葉を発する。
≪チョーイイね、キックストライク。サイコー!!≫
必殺魔法、キックストライクを発動したウィザードはシャイニングストライクウィザードを放つ。
魔法陣によって強化された右足が見えない障壁と激しくぶつかる。そこへ、白銀はシルバーエナジーロックシードをバニシングブレードにセットする。
バニシングブレードの刃が白銀に輝き、見えない障壁とぶつかって火花を散らす。
白銀のバニシングストライザーとウィザードのストライクウィザードが見えない障壁を軋ませ始める。
見えない障壁が軋み始めると白銀のバニシングストライザーが、ウィザードのストライクウィザードがぶつかっているところから亀裂が走り出す。
亀裂が生じたことで白銀とウィザードはより力を込める。その結果、アークを守っていた見えない障壁は見事に粉々に砕け散った。
「はあああ!」(ウィザード)
「たあああ!」(白銀)
白銀とウィザードはそのままアークに向かって行く。
アークは白銀とウィザードの攻撃を躱すのではなく、そのまま玉座に座したまま受ける。
ウィザードのストライクウィザードが、白銀のバニシングストライザーがアークの体に炸裂する。
強力な必殺技の余波で玉座は大破した。だが、そこに座していたアーク自身は無傷と言って良い程に健在だった。
【なる程。我が防壁を突破するか。そう来なくてはな。】(アーク)
そう言うとアークはアークトライデントを右手に握り、それを横なぎに大きく振るった。
白銀とウィザードはそれを躱す。だが、アークは立ち上がり、間髪入れずにアークトライデントを振るう。
その巨体から想像できない俊敏な動きでアークトライデントを振るうアーク。
巨大な金色の三叉槍の刃が白銀とウィザードを襲う。衝撃の余波だけでダメージを受けてしまう程に、強力な攻撃が繰り出されていく。
アークは先程も使っていた火炎や氷、雷などの攻撃を放っていく。
多種多様な必殺の攻撃、レジェンドルガを統べる王であるアークの力は絶大だった。
「まだまだ!」(白銀)
≪グランドゴッドエナジースカッシュ!≫
白銀は大地の力を発動し、巨大な岩石を放ってアークに対抗する。白銀の攻撃もアークに劣るものでは無く、真っ向からぶつかり合って相殺されるほどである。
ウィザードも多種多様な魔法を使い、アークに肉薄する。
【流石だな、人間の勇者よ。我が居た世界の人間も魔族の中ではもっとも弱かった。だが、時に他の魔族を討つほどに予想もしないことを起こす存在だった。】(アーク)
「それならどうして人間と共存しない!!」(ウィザード)
【共存して、どうする。人間は他の魔族を追いやった。そこには共存という選択肢などなかった。所詮は弱肉強食、どちらかが滅ぶまで戦うしかない。】(アーク)
ウィザードの言葉にアークが答える。
【貴様らの冥土の土産に我の目的を聞かせてやろう。我は、レジェンドルガを統べる王として我が一族を再興する。我を含めた5人のみとなったレジェンドルガを再興することこそが我の悲願である。】(アーク)
「あんた、自分の仲間をよみがえらせるのか。」(白銀)
【ああ。故に我はこの戦いを勝ち残る必要がある。我が悲願を達成するべく、貴様らにはその生贄となってもらう。】(アーク)
アークの目的はこの世界にてレジェンドルガを再興すること、そのためにこの世界の人間全てを生贄にすることである。
【強き者の生贄こそが我らの復活に必要だ。さあ、我が同胞の糧となれ!!】(アーク)
アークはアークトライデントを広間の床に突き刺す。それにより広間の床に大きな亀裂が走り、魔界城を崩壊させていく。
亀裂が広がると、そこには巨大な眼を持つ怪物、月の眼が出現した。月の眼は植物の蔦によく似た触手を白銀とウィザードに伸ばす。
白銀とウィザードは迫りくる触手を武器で切り裂いていく。それを見て、アークは鍵の模様が彫刻された笛、ウェイクアップフエッスルを手に持つ。
【さあ、アークキバット。我が力を開放しよう。】(アーク)
アークはフエッスルをアークキバットに吹かせる。すると、アークキバットの外装が剥がれ、基盤が露出したメカキバットへ変化する。
「ゴートゥーヘル!!」(メカキバット)
メカキバットのゴートゥーヘルによりアークの胸部にある鎖=カテナが砕け散る。胸の巨大な口を開き、アークは月の眼を吸収した。
月の眼を吸収したアークの姿が刻一刻と変化していく。
月の眼の触手が巨大な腕や翼となり、さらには全身を覆って行く。最終的には4本の巨大な角に、6枚の羽根、巨大な両腕を備えたまさに神とも悪魔と言える姿となった。
【さあ、死ねえ!!】(アーク)
アークは翼を広げて、空中からありとあらゆる天変地異を起こして白銀とウィザードを苦しめる。その力は圧倒的であり、先程までとは比べ物にならなかった。
「どうすれば。」(白銀)
「奴に弱点があれば違うんだけどな。」(ウィザード)
本来の力を開放したアークを前に防戦一方の白銀とウィザード。ここで、白銀はアークの胸部にある月の眼に注目した。
「あれを破壊すれば、内側から奴を倒せるかもしれない。」(白銀)
白銀のその言葉にウィザードは奥の手である魔法を使うことにする。
「それじゃ、ショータイムだ。」(ウィザード)
ウィザードは胸部にドラゴンの頭部、両腕にドラゴンの爪、背中には翼、臀部には尻尾を有した金色の究極形態インフィニティーゴールドドラゴンへ変身した。
「一夏君、俺の背中に乗ってくれ。一気にあいつの所まで行くぞ。」(ウィザード)
「はい!!」(白銀)
白銀を背に乗せ、空中へ舞い上がるウィザード。迫りくる火球、氷塊、轟雷を躱してアークの元へ到達する。
アークの元へたどり着いた白銀はウィザードの背から飛び出し、アークへ迫る。
白銀は空中でバニシングブレードにゴッドエナジーロックシードをセットする。
眩い光を纏った刃をアークの胸部、月の眼へ突き立てる白銀。
体内から全てを焼き尽くす光を感じたアークは苦しみ始める。そこへ、ウィザードが空中できりもみ回転をして突進する。
ウィザードの攻撃はアークの胸部に深々と刺さり、その体内を貫通して巨大な穴を穿った。
【くううう、見事だ。人間の勇者たちよ。強き者と戦う、レジェンドルガとして本望だ。無念は一族の再興を果たせないことだが。】(アーク)
アークのその言葉を遮るように白銀は突き立てた刃を大きく横なぎに振るった。
空中で真一文字に斬られたアーク、その漆黒の巨体を聖なる光によって爆散した。
亡国機業アジト、そこにいるファブニールはアークが撃破されたことを察知する。
「遂にこの時が来たか。この戦場、俺が勝ち取る。」(ファブニール)
そう言うとファブニールはクラックを開き、戦場へ向かう。
クラックを抜けるとそこには輝龍たち仮面ライダーが居た。
ファブニールが来たことに気付いた彼は即座に臨戦態勢に入る。
「さあ、行くぞ。」(ファブニール)
ファブニールは黄金の果実による擬態を解き、仮面ライダー炎竜としての本来の姿を見せる。
二つの世界の記憶を宿す大樹=輝龍と数多の並行世界を渡り歩いた大樹=炎竜のぶつかり合いが始まる。
炎竜シーズン2 仮面ライダー輝龍 十三異界覇王大戦編 第2章 龍王覚醒 アベンジャーズアッセンブル開始。
十三異界覇王大戦編 第2章 龍王覚醒 アベンジャーズアッセンブル 開幕。
激突する二人の大樹。激しい戦いを繰り広げる彼らの前に並行異世界より来訪したスーパーヒーローチーム、アベンジャーズが姿を見せる。
並行異世界の彼らは仲間である炎竜を止めるべくこの世界へやって来た。