「…いっぱいあるね」
「まぁ、コアな機体とか戦艦系なら普通のショップよりすごいしね」
次の休日、リサを連れて何時もの模型店に寄った。何時も糸とかお願いしてるから軽いお返しの気持ちで
「ここから決めるの?」
「無ければ次行くだけだし、ここで決める必要は無いよ」
店長が目の前でそんなこと言うな的な目線を送ってくるが、初心者にはこの店のラインナップは厳しいものがある。
私がズブの素人だったときに、ガチで旧キットのゾック(組み立てに接着剤使うようなやつ)渡され四苦八苦しながら組んだのは忘れもしない
リサを一人にして、事務所から要望されたガンプラを選ぶ。リサに1機目くらいは、自分の選んだガンプラを組んで欲しいって思ったのでこれは2機目の素体選びだ
(やっぱり、お姉が作ってるシステムつけるなら頭部は大きめの方が良いよね。それでガンダム系がいいという事務所の要望、後はリサの知識からいくと…やっぱりこれしか無いか)
比較的新しいブルーディスティニー1号機を手に取り、レジへ向かうと、リサがとあるプラモを持ってレジ前で店長と話していた
「気になるの見つけた?」
「うん、コレ可愛いから気に入ったんだ」
「確かにコイツなら俺の中でも5本の指に入るな」
そう言ってみせられた機体は
「…店長」
「言うな、お前さんだってガンプラの形してないだろ」
「いや、ガンプラって言ってたのにコレを持ってこられた私の気持ち、確かに可愛いけど」
「だろ?因みに俺シャイン派」
「私ラト派」
「でも、ちょっと楽しくなってきたかも」
「お、やるか?」
「うん、今度図面持ってくるから、成形機貸してね」
「やってやろうじゃねぇか、妖精さんのGBN入り!!」
二人で熱くなっているのを、リサが不思議そうに見ていた。
事務所用のBD1号機を領収書込みでリサに渡し、代わりにフェアリオンを受け取って自宅に帰る
ちなみに、リサにはある程度のガンダムとスパロボOGの履修をして貰うことにした
「お姉、テスラ・ドライブ作るよ!」
「理由は?」
「リサが、フェアリオンに手を出した」
「OK、やってみよ!」
お姉と私は、GBNやGPDでの委託制作で小遣い稼ぎをしている。私達に来る依頼は普通の制作では無く、原作再現機や武装改造の類いを引き受けている。
お姉がメインで制作し、私が試験運用の役割分担で一部では有名なのだが、初めての友人のための無償制作で資金は潤沢
結論から言えば、やり過ぎた
(フェアリオンは)OG世界での私のチームのエースです