マスターガンダムでZの世界を生き抜きます   作:ボートマン

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第16話

Q月E日

 

はぁ~水浴びしてさっぱりした。

 

あの後は痛む体に鞭打ち、近くに水辺のある場所を探した。

 

少しして滝を見つけた俺は迷うことなくそこに移動した。

 

そして、滝壺で修行でかいた汗を水で洗い落した。

 

それにしても本当に明鏡止水を会得できたのかな?

 

何度も言ってしまうけど、本当に実感がないんだよな。

 

だけど、もしあの時の力が明鏡止水ならこれをさらに極めないと。

 

ハッキリ言って明鏡止水を会得したといってもこれは序の口だ。

 

これを完全に使いこなすようにして、その上であの奥義をマスターしないと。

 

さて、クーロンガンダムの修理も終わったな。

 

先の修行でボロボロだったクーロンガンダムは、UG細胞の自己修復によって元通りに修復されていた。

 

ここでの修行は済んだ。

 

またUG細胞で作り出したデスアーミーやクーロンガンダムと戦っても限界がある。

 

ならどうすべきか?

 

強者と戦い明鏡止水を鍛えるしかない。

 

うってつけの相手ならいるので問題はない。

 

それじゃ行くとするか。

 

 

 

 

AEU領内にはサンクキングダムと呼ばれた国がある。

 

そこはかつてヒイロ=ユイというコロニーの指導者の思想を基に完全平和主義唱えた王国だ。

 

しかし、いくら素晴らしい思想も世界の私利私欲と圧倒的な力により、この国の存在は抹消されてしまった。

 

そんな国に危機が訪れていた。

 

新帝国インぺリウムは国家として認めてもらうという要求を国連に、見せしめとしてサンクキングダムを滅ぼそうとしていた。

 

そんなインぺリウムの暴挙にZEXISは見過ごすわけがなかった。

 

国連や各国の思惑など関係なく、世界の平和のために固い決意を持って戦おうとしていた。

 

 

 

 

新帝国インぺリウムが操る次元獣とZEXISに別世界の転移者である特殊部隊“ZEUTH”と呼ばれる新たな仲間たちによる、サンクキングダムの戦いは熾烈を極めていた。

 

新たな仲間によって徐々に押していたZEXISだったが、インぺリウムの母艦より発進した二機により押し返されていた。

 

その上、戦力の中核ともいえるブラスタがアークセイバーのシュバル=レプテールによって戦闘不能にされてしまった。

 

そんな窮地に陥る中、プトレマイオスのオペレーターであるフェルト・グレイスは、この戦域に高速で接近する反応を探知した。

 

「スメラギさん、この戦域に高速で接近する反応があります!これは……UGです!」

 

「何ですって!?」

 

熾烈極まる戦場に現れたのはUGと呼ばれた存在。

 

それはクーロンガンダムだった。

 

UGとはZEUTHのメンバーも知らない未知のガンダムであることから、UG(アンノウン・ガンダム)と呼ばれるようになった。

 

「こんな時に現れるなんて、UGの目的は一体?」

 

「あれがUG……」

 

Zガンダムのパイロットであるカミーユは・ビダンは話に聞いたUGを見ると同時に、クーロンガンダムから妙なプレッシャーを感じていた。

 

「(何だ?この澄んだ水のような気配は?)」

 

ZEXISとZEUTHが突如現れたUGに困惑する中、クーロンガンダムはインぺリウムの方を振り向く。

 

「何だ貴様は!我らの敵なら打ち倒してくれる!」

 

シュバルのエメラルダンがクーロンガンダムに接近しながら戦斧を振り払う。

 

しかし、クーロンガンダムは戦斧を跳躍して回避すると、振り払った戦斧の上に足をつけて立っていた。

 

「ぬうう!ふざけた真似をしおって!」

 

戦斧をもう一度振り払うと、クーロンガンダムはもう一度跳躍してエメラルダンと距離を取る。

 

「ふむ……貴様なら丁度いいな」

 

「喋った!?」

 

「どうやら無人機ではないようだな」

 

クーロンガンダムから聞こえたくぐもった声にZEXISのメンバーたちは驚いていた。

 

「貴様ほどの武人なら本気で相手をしないのは無礼だ。真の姿を見せてやろう!」

 

クーロンガンダムから赤い光漏れ出すと、クーロンガンダムの装甲を破壊して真の姿を現す。

 

そして、姿を現したのは黒いボディに頭部に二本の特徴的な角のガンダムだった。

 

「さあ、始めよう」

 

 

 

 

 

 

 

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