クーロンガンダムの装甲を破壊して真の姿を現したマスターガンダム。
「この姿で戦うのは久しぶりだな」
最初に戦ったのはこの世界に転移して、目覚めてすぐに現れた次元獣とだった。
「ふん!そんなものただの見掛け倒しだ!」
シュバルのエメラルダンは標的をマスターガンダムにすると、両腕に太刀を構えるとスラスターを噴かして接近する。
対するマスターガンダムも構えて待ち受ける。
「くらえええ!」
エメラルダンは両腕の太刀で斬りかかるが、マスターガンダムはその攻撃を回避し時にはマスタークロスで受け止める。
「(ん?あの男の太刀から激しい憤りが伝わるがこれは……)」
エメラルダンの太刀から伝わる思いにジンは違和感を感じた。
「おのれ!我を馬鹿にしているのか!」
「馬鹿にしているのは貴様のほうだ。貴様、その激しい憤りをどこに向けている?」
「なっ!?そのような戯言でこのシュバルを惑わすか!!」
「言いたくないのなら構わん。だが、貴様も武人なら戦いの最中に余計なことを考えるな!」
「ぬぅぅ!?よかろう、ならば我が奥義で貴様を粉砕してくれよう!」
エメラルダンは太刀を鞘に納めると、背部の二本の槍を連結させるとマスターガンダムに投擲する。
「では、こちらもいくぞ!ダークネスフィンガー!」
マスターガンダムは向かってくる双槍を黒く輝く掌で受け止める。
「ぬぅぅぅぅ……ふん!!」
双槍の力にわずかに後退したマスターガンダムだったが、ダークネスフィンガーで掴んだ双槍をそのまま握りつぶす。
「そんな馬鹿な!?エメラルダンの双角が!?」
「何を呆けている。次はこちらの番だ!
マスターガンダムは舞のような動きをとると、エメラルダンに向かって突撃する。
「まだだ!双角を破壊しただけで勝ったつもりか!」
エメラルダンは再び太刀を引き抜き、マスターガンダムを迎え撃つように構える。
そして、マスターガンダムは迎え撃つエメラルダンをすれ違うかのように通り抜ける。
「き、貴様!ふざけているのか!」
何もせずにすれ違ったマスターガンダムに憤るシュバル。
「ふん!爆~発!」
次の瞬間、ジンの掛け声とともにエメラルダンは突如爆発したのだ。
「ええええーーーー!?」
この現象にこの場にいる全てのものが驚いていた。
技を食らったエメラルダンは無事ではあるものの、これ以上の戦闘続行は不可能であった。
「ぐぅ、一体何が起きたんだ…?」
シュバルは自分の身に起きたことが理解できない様子だった。
「(ふむ、やっぱりこの男は本心を隠してるな。それにしても、やっぱりこの技凄いな……)」
エメラルダンの太刀から感じたシュバルの本心はわからないが、今は考えるのは後にした。
まだ敵は残っているため、ジンはZEXISに通信回線を開く。
無論、顔には布を巻いて隠しておく。
「こうして話すの初めてだなZEXISよ」
「UG、貴方の目的は一体?」
そう言って話しかけてきたのは美人の艦長だった。
「(UG?)私の目的は強者との戦いだけだ。それ以外に理由はない」
UGという聞きなれない呼称に内心困惑しながらも話を続ける。
「では、私達と敵対する気はないと?」
「そちらが邪魔をしなければな」
それから少ししてプトレマイオス艦長のスメラギは頷く。
「わかりました。私達は貴方の邪魔はしません。これでよろしいですか?」
「ああ、構わん」
スメラギの判断に何名かのZEXISメンバーは文句を言っていた。
まるで自分達は強者ではないととれる言葉が気に食わない様子だった。
そんなことを知らないジンは敵の母艦を見据える。
その母艦から出撃したのは玉座のような形をした次元獣に座る巨人。
「初めましてというべきかなガイオウ?」
「くくく……まさかてめえみてえな奴がいるとは驚いたぜ」
対峙する一人の武闘家と破界の王。
今まさに戦いの火蓋が切られる。
次回はガイオウ戦です!
上手く戦闘シーン書けるかわかりませんが、精一杯頑張ります!