スパロボ30面白いですね。
作者は現在プレイ中です。
ナイツ&マジックにマジェスティックプリンスなどの新規参戦は燃えますね!
あのメールを見たジンはすぐさま廃棄コロニーをでて向かったまではよかった。
ただ、巡回中の哨戒部隊などに見つからないようにするために、道中の廃棄コロニーに隠れたりしながら進んでいた。
それなりの日数はかかったが、どうにか目的地に到着した。
到着した場所は陰月と呼ばれる二つになった月の一つ。
しかし、次元の歪みによって進入不可能となっていた。
そこにジンを呼び出した人物がいた。
“破界の王”ガイオウだ。
どういうわけか宇宙服を着ずに、平然と立っているこの男が次元の歪みをどうにかしたのだろう。
そんなガイオウの周りには大量の次元獣がいる。
「よお。ずいぶん遅かったな」
「悪いがこちらは貴様みたいに自由に行動できるわけではないのだ」
「そうかよ。まあ、その間は退屈せずに済んだがな」
「それであのメールは貴様が?」
「ああ。アイムの奴が調べておいたとよ」
「ちっ!それで俺は決着をつけるために来たのだが、この次元獣は?」
ジンに送られてきたのは“決着をつけよう”としか書かれておらず、この陰月に来るように指定されていた。
「あ?こいつらは邪魔はしねえよ。折角のお前との戦いにそんなつまんねえことするかよ」
「そうか。なら始めよう」
マスターガンダムは構え、ガイオウは戦闘体へと変化する。
ジンは心の中で叫ぶ。
「ガンダムファイト―!!レディィィゴォォォ―――!!」
宇宙空間に響き渡るぶつかり合う拳と拳。
互いに攻撃を受け流し、また受けながらも攻撃の手を止めない。
「ククク……ハーッハッハッハ!やっぱりお前との戦いは最高だ!」
「それはこちらも同じだ!」
自身の持てる力を全て出してぶつかり合うこの戦いに、ガイオウもジンも楽しんでいた。
「秘技!
小型の分身を繰り出すと、分身はガイオウに攻撃を仕掛ける。
「ふん!これがどうした!!」
分身の攻撃にビクともしないガイオウだったが、マスターガンダムは気にすることなく荒ぶる鷹の構えをする。
「あの時のリベンジだ!いくぞ!」
そして、マスターガンダムは頭部以外の全身が気で包みはじめる。
「超級・覇王・電影弾!!」
光球と化したマスターガンダムの突進にガイオウはニヤリと笑う。
「面白い!さあ、来い!」
ガイオウはサンクキングダム戦と同じように構えて待ち構える。
「はぁぁぁぁぁぁぁ!」
「うぉぉぉぉぉぉぉ!」
マスターガンダムとガイオウが激突した瞬間、辺りに衝撃が走り台地が割れ始める。
「今度は俺が勝つ!」
二人の激突が拮抗している中、マスターガンダムは少しずつガイオウを押し始める。
「クククク………本当に惜しいなぁ!!」
ところがガイオウは圧倒的な力でマスターガンダムを吹き飛ばした。
その上、ゲールディランが雄叫びながら放った衝撃波を直撃してしまった。
機体とリンクしているため、受けた攻撃はジンにも届いてる。
「はぁ……はぁ……ごほっ!!」
尋常ではない痛みがジンの体を襲いかかり、その痛みは吐血するほどだった。
「本当に楽しかったぜ。だけど、これで終わりだ」
倒れたままのマスターガンダムに近づくガイオウ。
「せめてもの餞別だ。お前は次元獣にせずに楽にしてやるよ」
ガイオウは左腕に闘気を纏わせると、マスターガンダムに打ち付けようとしていた。
「(ここで……死ぬのか?……まだだ……ここで……死ぬ…わけには……いかないんだ!!)」
「ん?」
「まだだ!!ダークネスフィンガァァァァ!!」
薄れゆく意識を覚醒させたジンは、打ち付けようとした左腕にダークネスフィンガーをぶつけた。
突然の反撃にガイオウは数歩後退る。
「ほう……まだ立つか」
ボロボロになりながらもマスターガンダムは立ち上がる。
その眼にはまだ闘志は失われておらず、むしろさらに奮いあがっていた。
「そう簡単に諦めるわけにはいかないだよ。だから、ここで決着をつけるぞ……ガイオウ!!」
「面白れぇ!!だからこそお前を呼んだ甲斐があったもんだ!!」
マスターガンダムもガイオウも互いに気を昂らせていた。
「はぁぁぁはあっ!!」
気を高めたマスターガンダムは黄金色に輝き始める。
「流派……東方不敗が最終奥義ぃ!」
構えながら自身の気を極限に高める。
「石破天驚けぇぇぇぇん!!」
そして、巨大な拳を気で形成しガイオウへと放った。
対するガイオウは闘気を纏うと、正面から石破天驚拳に突っ込む。
互いの最後の一撃が激突し、陰月に巨大な大爆発が起きた。
「ちく……しょう……」
宇宙に漂う黒い残骸。
その中で一人の男は痛む体を抑えていた。
「今は……体を治さないと……ん?」
男は陰月に向かう光を見つけた。
「とりあえず……ここを離れよう」
痛む体に鞭をうち、男は何処かに移動するのであった。