マスターガンダムでZの世界を生き抜きます   作:ボートマン

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第5話

「というわけだ、チーフ」

 

そう言って通信する垂たれ目の男、クロウ・ブルーストは自分の借金を払ってくれて現在の雇い主であるトライア・スコートと話していた。

 

「なるほど。それでクロウ、あんたはそこまで借金を増やしたいのかい?」

 

「何でそうなるんだ!?」

 

「あんた、これは私を馬鹿にしてるようにしか見えないんだけど?」

 

そう言うトライアが見たのはクロウから送られたある戦闘データだった。

 

そこにはクロウがAEU・OZとレッドショルダーの混成部隊。

 

対するクロウとソレスタルビーイングのガンダムとコロニーのガンダム。

 

そこへ突如現れた謎のロボット。

 

そんな混雑した状況にまたもや突如現れたデータにない古代中国の鎧武者を思わせる重厚な見た目のガンダム。

 

ガンダムは構えだすと、頭部以外を何かで包み始める。

 

そのままAEU・OZ部隊のほうに突撃し、上空に上がってポーズを決めた瞬間。

 

敵MS部隊が爆発しだしたのだ。

 

こんな映像を見せられて馬鹿にしてると思われても無理がないほどだ。

 

「俺としても驚いてるよ。また謎のガンダムが現れたと思ったらあんなことすんだからな」

 

「それで、あんたとしてはどう思ったんだい?」

 

「そうだな……正直あの動きは異常だった」

 

「異常?どうしてそう思うんだ?」

 

「あの動きはMSを操縦して動かしてる感じじゃなかった。まるで…」

 

「まるで?勿体ぶらずにいいな」

 

「あの動きはまるで人の動きと同じように見えたんだ」

 

クロウの所感にトライアも考え始める。

 

「なるほどね。人の動きか…確かにこれは当てはまるわね。クロウ、もしまたこの機体と遭遇したらこいつのデータを優先して記録しな」

 

「おいおい、俺としては関わりたくないんだが…」

 

「それは残念だねえ。こいつのデータを記録してくれたらボーナスが出るのに」

 

「喜んで記録させていただきます!」

 

ボーナスという言葉に簡単に釣られるクロウであった。

 

「それじゃ、こいつとあんたが遭遇するよう祈ってるよ」

 

そう言ってトライアは通信を切り、クロウはこの謎のガンダムを最優先目標にするのであった。

 

 

J月K日

 

どうしたものか……

 

唐突だが大変困った事態が発生した。

 

それは何だと思う?

 

それは………着替えなんだよなあ~。

 

普段は水浴びの時に水洗いして、焚火で乾かしてるけど臭いはそう簡単に取れないんだ。

 

まあ、食事に関しては野鳥といった野生動物を捕獲して食べたり、川とかの魚や食べれる野草とかを採取して食べてる。

 

どう食べてるかって?

 

調味料なんてないからそのまま焼いたりとか、たまに見つける香草で焼いて食べるぐらいだね。

 

話がそれてしまったがとにかく服や下着類をどうにか用意しないと。

 

何処かの街で買うか。

 

L月Z日

 

というわけで俺は海を渡ってエリア11と呼ばれる元日本に到着した。

 

ここはブリタニア・ユニオンという大国に占領された日本。

 

何故ここを選んだというと、身分証がないからだ。

 

ここに来る前に近くの街に入ろうとしたが、ガンダムやテロリストに初めて戦った次元獣と呼ばれる生物に警戒して入り口で警備員が立っていた。

 

こっそり入るのも考えたけど、誰かに見られたらその時点でアウトだ。

 

そういうことでこのエリア11にしたというわけだ。

 

しかし、こうして自分が住んでいた国がここまで破壊されると沸々と怒りが込みあがってくるな。

 

っと、いけないいけない、今は服を探してみよう。

 

あるかはわからないけど。

 

それとクーロンガンダムは海底に待機してもらってます。

 

流石にあのままで行ったら大事態になるからね。

 

ちなみにエリア11やブリタニアのことは、ゲットーと呼ばれるここで出会った優しい人たちとちょ~っとお話しして知りました!

 

さて、彼らが教えてくれた服を売ってる店に行きますか!

 

X月C日

 

昨日は散々な目に合った……

 

何があったかって?

 

優しい人たちが教えてくれた服を売ってる店に行ったんだよ。

 

でもさ、その道中にさ何か追われている赤い髪の女の子とすれ違ったんだ。

 

すると見るからにガラの悪そうな男達とすれ違ってさ、この男達が変な難癖付けてからんできたんだよ。

 

もう酷いよね!

 

まあ、動きから見てただのチンピラみたいだったからどうにか撃退できたけどさ。

 

そのせいで服屋はすでに閉まっていたんだよ!

 

もう最悪だったよ!

 

はぁ……どうしてこうなるんだよ~!

 

 

 

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