マスターガンダムでZの世界を生き抜きます   作:ボートマン

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第7話

Q月A日

 

お、俺が何をしたんだよぉぉぉぉぉぉ!!

 

うぅ…どうして俺が泣いてるだって?

 

服屋が…服屋が無くなったんだよぉぉぉぉ!

 

閉店じゃないんだよ、無くなったんだよ。

 

あの正規軍の戦いから急いで行ってみたらね。

 

店の店主どころか店自体無いんだよ。

 

探してみたらさ、小さいな紙が落ちててね。

 

近くで戦闘があったから店を移転したんだって。

 

場所は何処かって?

 

書いてなかったよ!これ俺が悪いのか?

 

戦闘っていたら俺と正規軍だと思うし。

 

クソ……せっかく買う決意した矢先にこんなことって……不幸だ。

 

A月Z日

 

途方に暮れていた俺に一人の少女が話しかけてきた。

 

話しかけてきたのは赤い髪にバンダナをした少女だった。

 

俺は少しして少女のことを思いだした。

 

そう、あのチンピラに追いかけられた少女だったんだよ。

 

何の用だろうと思って聞くと、仲間になってほしいと言われた。

 

え?仲間ってどういうこと?

 

話を聞くと、目の前の少女―紅月カレンはレジスタンスに所属しているようだ。

 

それで、何で俺が勧誘されるの?

 

理由を尋ねると、どうやらあの戦闘を見られちゃってたとか……

 

どうしよう……まさか見られてるとは考えもしなかった。

 

とりあえず断ろう!うん断ろう!

 

自分は今武者修行中ということを伝えて、断ると紅月さんが少し悲しそうな顔をした。

 

ううぅっ!あんな顔されると断るこっちも辛い……。

 

だけど、俺はまだ未熟者の身だしそれにガンダムのことも知られるわけにはいかないし。

 

自分の中でそんなみっともない言い訳を思っていると、紅月さんからどうして途方に暮れていたか聞かれた。

 

俺は理由を話すと、今度は紅月さんは何故か申し訳なさそうにしていたな。

 

どうしてか気になって聞こうとする前に、紅月さんは謝ると何処かへと去っていた。

 

W月S日

 

さて、どうしよう……。

 

服屋はどこかに消えて、別の場所で買う当てもない。

 

もうエリア11を出て別の場所に探しに行こうかな。

 

そんな風に考えていると、紅月さんが声をかけてきた。

 

どうやら俺を探していたようだけど、どうしたんだろう?

 

紅月さんは俺になんと服を渡してくれた。

 

仲間が使わないからあげると言うが、このエリア11で使わないからってそんな服が余ることはないはずだ。

 

俺のために無理をして服を用意してくれた紅月さんに感謝を述べて頭を下げた。

 

紅月さんは自分にも責任があると言ったが、いったい何のことだろう?

 

とはいえ、服を手に入れることができて本当に良かった。

 

紅月さんには感謝しきれないよ。

 

そう言っていると紅月さんはいやカレンは気にしないでといった。

 

紅月さんという呼び方はあまり慣れないのかカレンでいいと言われた。

 

俺はレジスタンスの参加は難しいけど、それ以外で出来ることなら何でもするとカレンに言う。

 

カレンはありがとうと言って、それからは俺はカレンとしばらく話して過ごした。

 

 

 

カレンからもらった服に着替えた俺は割れたガラスで自分を見てみる。

 

「サイズは問題なし。本当に申し訳ないな…」

 

ガラスは割れているため、少しぼやけているけどサイズは問題なかった。

 

「さて、これからどうしようか?」

 

当初の目的である服は手に入れたので、ジンはこれからどうするか考えていた。

 

そこへ大きな爆発音がゲットーに響く。

 

「な、何だ!?」

 

爆発音の所から見える黒煙はジンがいる場所より遠い場所からのようだが、爆発音は今も響き黒煙も所々で上がっていた。

 

この現状にただ事ではないのは誰が見ても一目瞭然だ。

 

そんな中、ジンはある人物を見つけた。

 

「カレン!」

 

「ジン!?どうしてここにってその恰好……」

 

カレンはジンがいることに驚き、服装が自分が渡した服に気づいた。

 

「ああ、カレンからもらった服だ」

 

「そう、きつくない?」

 

「いや、サイズは問題なかったよ。ってそれよりもこれは一体?」

 

今起きている爆発を尋ねると、カレンは顔を俯かせる。

 

何かしらの関係があることは見て取れた。

 

「実は……」

 

カレンはブリタニア軍が開発した毒ガスを奪取しようとしたが、失敗してしまってこうなってしまったことを話してくれた。

 

「そうか……」

 

「ごめんね、私達のせいで」

 

このゲットーに住む関係ない一般人を巻き込んだことにカレンは心苦しそうにしていた。

 

「ジンは急いでここから逃げて」

 

「カレンはどうするんだ?」

 

「私は戦うわ。仲間が戦っているから」

 

「いくらんなんでも危険だ!」

 

レジスタンスと言っても軍相手では戦力の差は大きいと思ったジンは危険だと声を上げる。

 

「大丈夫。今の私達には頼りなる仲間がいるから。だから、ジンは早くここから離れてね!」

 

そう言ってカレンは何処かに駆けだした。

 

恐らく先ほど言った仲間の所だろう。

 

「………レジスタンスとして戦うことはできないが、それ以外のことは何でもするって約束したな。今がその時だ!来い!ガンダーーーーム!!!」

 

ガンダムの名を呼ぶと海中に待機させていたクーロンガンダムは、海上へと上がるとジンの下へ急行する。

 

そして、クーロンガンダムがジンの下へ近づいたとき、ジンはクーロンガンダムへと跳躍する。

 

「さあ、行こうか!」

 

ジンは恩を返すために戦場に向かうのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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