魔王神アクア様に祝福を!!   作:白ノ兎

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魔王神様の能力開示

「うう……ぐずぐず……」

 

「おいおいあまり泣くなよアクア、お前か使えないのは今に始まったことじゃないだろ?」

 

「慰めになってないわよバカ!」

 

 魔王の手先を追い返した(追い返してはない)あと私達はいつもの酒場に来ましたアクアは私に役目を取られたこと今でも引きずっているようです。

 

「それとグレイ、お前プリーストじゃないのに回復の魔法は使えるんだな」

 

「まあ私は万能ですからね、魔法なら攻守サポート回復まで弱点はありませんよ」

 

「……アクアいらなくないか」

 

「今更?」

 

「ねえ、なんでそんな酷いこと言うの!」

 

 アクアはカズマさんの服を掴んで泣いています、まあ確かに私はアクアの上位互換ですが。

 

「うるさいわ駄女神!もうお前の取り柄は演芸スキルしかないんだよ!」

 

「うえーん!酷ーい!」

 

「まあまあカズマ、そこまでにしましょう流石にアクアが可愛そうです」

 

「ふむ……確かに言い過ぎよ」

 

「いや、お前がことの一端なんだがな」

 

 まあ確かにアクアの存在意義を奪ったのは私ね……しょうがないから少しフォローはしときますか。

 

「アクア、私はアンデッドの浄化はできないわ、だから貴女のアークプリーストの存在意義が全て無いわけじゃないわ」

 

「つまりアンデッド戦以外では使えないと」

 

「その通りよ」

 

「励ますなら最後まで励ましなさいよ!」

 

 ワガママね励ましたんだからいいじゃない。

 

「話が変わるがグレイ、1人であのデュラハンに向かっていった時は肝が冷えたぞ」

 

「そうですよ私を庇うためとはいえ明らかに命を捨てるような行動です」

 

 なるほど……確かにダクネスやめぐみんから見たら私の行動は無謀だったと思いますねしかし。

 

「何も対策もなく向かった訳じゃないわよ、デュラハンは明らかに物理的な剣技で戦うはずだわだから私はアタックカンタで迎え撃つつもりだったわ」

 

「アタックカンタ?なんですそれは?」

 

「多分カズマさん達には見せたと思うけど物理攻撃を跳ね返す魔法よまあ1発に一撃しか当てられないけど」

 

「なるほど……ちなみにデュラハンが魔法を使ってきたらどうするつもりでしたか?」

 

「それは愚問ね私には私を最強たらしめる更なるスキルがあるのよ」

 

「更なるスキル?ですか」

 

「まあ今から見せてあげるわカズマさん」

 

「ん?なんだグレイ」

 

「可哀想なカズマさんの為に私の情報をプレゼントするわ」

 

「可哀想言うな!え?情報?」

 

「せいぜい攻略のヒントにする事ね」

 

「おう、でその情報とはなんだよ」

 

「カズマさん私にスティールを使ってみなさい」

 

「え?お前にか?」

 

「なっやめなさいよあんたも下着を取られる羽目になるわよ」

 

「そして有り金むしり取られますよ!」

 

「もしかしてグレイもそういうのが好きなのか!」

 

「お前ら好き放題いいやがって!」

 

「好きじゃないわよ、でもそれが一番わかりやすいからね」

 

「へへ、パンツを取られて泣きわめくなよ?スティール!」

 

「……」

 

「この感触は!パンツだ!ってあれ?なんか見覚えがあるな、それになんかスースーするような……」

 

 ゴソゴソ

 

「無い!俺のパンツが!」

 

「ええ!?どういうことですか!」

 

「なるほど、やはり機能してますね」

 

「いや、どういうことだよグレイ!」

 

「まあわかりやすく言うと私の周りには魔法を反射するバリアーが常にありますつまり」

 

「なるほど、グレイには魔法が効かないのか……」

 

「正解です」

 

「はあー!?何よそれ!反則じゃない!」

 

(まじかよ、それじゃ少しだけ頼りにしてためぐみんのエクスプロージョンも効かないのか!)

 

「ではあともう一つ」

 

「まだあるのかよ!」

 

「まだありますよ?私は裏ボスです、そう簡単に攻略出来ると思わないでください」

 

「ああ、続けてくれ」

 

「では──いてつくはどう」

 

 すると周囲が冷えて凍りつき始めた。

 

「寒っ!」

 

「これは!?」

 

「私と戦う時は常にこの状態だと思ってください私に近づけはだんだん凍っていきますし呼吸もできません」

 

「ちょっと待ってくださいなぜ私達がグレイと戦う前提で話してるんですか?」

 

「うむ、先程も裏ボスと言っていたが……」

 

「気にしなくていいわこっちの話よ、で?どう私がデュラハンに向かっていった理由は単純に負ける気がしなかったのよ」

 

 私はいてつくはどうを解いて淡々と言った。

 

「な、なるほど強気だな」

 

「あの……グレイは何故この街に居るんですか?そんな実力者ならもっと前線に出れるはずですよね?」

 

 私がこの街にいる理由?飛ばされたのがこの街付近だったからよ、とは言えないので。

 

「簡単よ未来の英雄探し、ただの趣味ね」

 

「なるほどーということはカズマは未来の英雄候補なんですね!カズマにだけさん付けしてますし」

 

「カズマは未来の英雄だったのかあれだけの素質があるんだ、只者じゃないとは思っていたんだ」

 

(おいグレイ、お前のデマで俺が未来の英雄候補になったぞ)

 

(まあ、私を倒したら実際に英雄になれるんだし間違ってはないでしょ?)

 

(いやそうだが……このパーティーでいけるか?)

 

(まあ頑張りなさい)

 

「まあ、そういう訳だから次またデュラハンが来たら私がまた追い払ってあげるわ」

 

「流石グレイです、頼りにしてますよ」

 

(はあ……グレイが普通のパーティーならなー)

 

 俺カズマはいつか来る決戦の日に憂鬱を隠せなかった。




終わったー!今まででいちばん早く終わった気がします!ではアリーヴェデルチ!
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