「いや〜当分野菜に困らないね」
(納得いかねえ……何故たかがキャベツの野菜炒めがこんなに美味いんだ、俺はキャベツと戦うために異世界に来たわけじゃない)
「貴女流石クルセイダーね、あの鉄壁の守りにはキャベツ達も攻めあぐねていたわ」
「いや私などただ硬いだけの女だ誰かの壁になって守ることしか取り柄がない」
「アクアの花鳥風月も見事なものでした、冒険者の指揮を高めつつ捕獲したキャベツの鮮度を冷水で保つとは」
「まあね〜みんなを癒すアークプリーストとしては当然よね〜」
「それ……大事か?」
「アークプリーストの魔法の水はとても清いのよ」
「へ〜」
「めぐみんの魔法も凄まじかったぞキャベツの群れを一撃で吹き飛ばしていたではないか!」
「ふふん、紅魔の血の力思い知りましたか!」
「ああ、あんな火力の直撃食らったことがない」
「直撃させるなよ」
「それとグレイの魔法も凄かったな」
「ええ、そうですよあんな見た範囲全て氷漬けにさせる魔法なんて聞いたことありません!」
「ああ……あれはマヒャデドスと言って私の一族に伝わる奥義ですよ」
(嘘ね)
(嘘だな)
「しかしマヒャデドスですか……あれ程の魔法なら消費魔力も莫大なはずです、しかしグレイはあの後もピンピンしてましたよね?」
「ああそうね私の魔力は最低22めぐみん超はあるわよ、11発はあれ撃てるんじゃないかしら?」
「11発……!?いや22めぐみんってなんですか!貴女は魔王かなんかなんですか!」
(当たらずも遠からずだな)
(当たらずも遠からずね)
「あっカズマ貴方も中々のものだったわよ!」
「確かに、潜伏スキルで気配を消して背後からスティールで強襲するその姿はまるで鮮やかな暗殺者の如しです」
「カズマ……。私の名において貴方に華麗なるキャベツ泥棒の称号を授けてあげるわ」
「やかましいわ!ああ……なんでこんなことに……」
「皆に私のクルセイダーの実力をわかって貰えて何よりだ」
ふむ……ダクネス耐久値はまあまあいいですね正直攻撃が当たらないのを差し引いてもこのパーティーの戦力は中々上がったと見ていいでしょうまっ……私に対抗できるかはノーコメントですが。
「では……。名はダクネス。職業はクルセイダーだ。一応両手剣を使ってはいるが、戦力としては期待しないでくれ。なにせ、不器用過ぎて攻撃がほとんど当たらん。だが、壁になるのは大得意だ。よろしく頼む」
(そう仲間が1人、増えました)
「……ふふん、うちのパーティーもなかなか、豪華な顔ぶれになってきたじゃない?アークプリーストの私に、アークウィザードのめぐみん。そして、防御特化の上級前衛職である、クルセイダーのダクネス。……ついでにグレイ、五人中四人が上級職なんてパーティー、そうそうないわよカズマ?貴方、凄くついてるわよ?感謝なさいな」
(1日1発しか魔法が使えない魔法使いに、攻撃が当たらない前衛職、極上のバカで運が悪くて、未だなんの役にも立っていないプリーストに、いつか世界を滅ぼす魔王だがな!)
「アクア……氷漬けにされたいのかしら?」
「ひっ!? ち、ちょっとしたお茶目じゃない本気にしないでよ!」
(はあ……俺だって、普通の仲間だったなら特に断る理由もない。だって美人だし。でもな……)
「それではカズマこれからも私を囮や盾がわりに使ってくれ」
(……こいつ、アレだ。ただのドMだ)
(むしゃむしゃ)
(ちらっ……完璧そうな布陣なのに、これから苦労させられる予感しかしない……)
「ん?カズマさんどうしました?私の顔に何か着いてます?」
「いや……なんでもない」
(せめてグレイが普通のメンバーだったらな……)
「それではカズマ。多分……いや間違いなく足を引っ張る事になると思うが、その時は遠慮なく強めで罵ってくれ。なんなら、危険と判断したら捨て駒として見捨てて貰ってもいい。……んんって!そ、想像しただけで武者震いが……っ!」
「はあ……」
「改めてよろしく頼むぞ」
ダクネスはカズマさんに手を差し出しながらそういった。
やっとアニメ3話分まで終わりましたー!ではではアリーヴェデルチ!