悪の帝国魔王軍に敢然と反旗を翻し、
海賊の汚名を誇りとして名乗るゴーカイな奴ら!
そのn「『エクスプロージョン』ッ!」
ぶべらぁあああ!
(爆音、黒こげの作者が倒れる音)
和真「いやなに平然とナレーションしてんすかアンタ。」
総一「お前、散々待たせといて謝罪の一つもなしか。」
リア「て言うかこれって毎話毎話あなたがやってたんですね。」
い、いやだって…学期末でレポートとか沢山あったし…
めぐみん「全く。これからまた週一投稿でお願いしますよ?
あと、なんの予告もなしに間隔開けるのも。」
はい…。
総一「と、そんなわけでどうにか再開したスーパー戦隊このすばメガフォースをどうぞよろしく!」
和真「それでは本編どうぞ!」
1
「ん…ここは、ガレオンの部屋か?」
窓から差し込む暖かな朝日に顔を照らされダクネスは目を覚ました。
確か昨日、バニルに取りつかれたまま攻撃されて…
「カズマ?」
見るとベッドに突っ伏して和真が寝息を立てていた。
脇には水の入った桶とタオルが置いてあり、カズマの指はふやけて血がにじんでいる。
「カズマ…お前、すっごい事してやるとか言っときながら…」
「それとこれとは話が別なんだとよ。」
「ソウイチ。」
恐らく偶々だろうが、タイミングよく総一が御粥を作って持って来た。
そして彼女にトレーを渡すと和真をゆすって起こす。
「う…あれ?総一さん?」
「おはよう和真!お前のお姫様はお目覚めだぜ?」
「?……ダクネス!大丈夫かお前?
昨日けっこう思い切りやっちまったけど…」
「なーに、あれくらいすんごい事の一環にも入らないくらいだ。
お前こそ、その手…」
「気にすんなよ。やりたくてやっただけだ。」
そう言って和真は手を後ろに隠した。
総一はそんな和真の肩を叩いた。
「さ。俺らは俺らで飯にしようぜ。
皿は後で取りくるから。今日ぐらい安静にしてろよ?」
「え?ちょっと総一さん!俺は最後まで看病するって…」
「その指じゃ『あーん』もしてやれねえだろ。
ほらけが人は大人しくあの水芸女神に診てもらえ。」
「ちょ!誰があんな筋肉女に『あーん』なんか!」
「誰が筋肉女だ!」
もうすっかり調子戻ってんじゃないか?
なんて思いながら和真の背を押しリビングに戻る総一。
そこでは神妙な顔をした一同が待ち構えていた。
なんせ
「ふむ、このニホン茶なる飲み物中々旨いではないか。
褒めて遣わすぞなぜか全く過去を見通せん槍使い。」
「は、はぁ…」
この一回倒してやったはずの悪趣味極まる仮面悪魔、バニルが平然とガレオンに現れたことである。
「お前、何人様の船で自分家みたいに寛いでんだよ…」
「何ってお前たちに礼をしに来たのだよ。
あの身長の事を言及すると尋常じゃないほどキレる元人間の魔王の悪質な洗脳を解いてくれたことのな。
ほら、遠慮なく受け取るといい。」
そう言ってバニルは一番近くにいたルカにガオイエローのキーを投げ渡した。
「アンタまだキー持ってたの?」
「吾輩の唯一残ったへそくりである。精々うまく使え。」
「これでガオレンジャーはあと半分か。
にしてもあんだけ苦労して倒したのに本人がコンにぴんぴんしてるとちょっと落ち込むな。」
ジョーが苦々しく言うとバニルはちっちっちっ、と指を振り
「この仮面をよく見るが良い。特にこの額に輝く『Ⅱ』の字を。
お前たちは確かにこの大悪魔バニルの残機を減らしたのだ。
つまり厳密に言えばここにいるのは二代目バニルさんだ。」
「舐めんな。」
即答して痛む指で無茶して変身しようとする和真をなだめて
総一は前に出る。
「本当にそれだけの為に来たのか?」
「まあしいて言えばお前らが飼いならした無様な同胞に用がなくもないが…ふーむ。そうだな。
ここはひとつお前らの未来を少し見通してやろう。
そこな水の女神と同じ名前のプリーストの様にあまりに後光が目障りだと見通せない場合も有るが…」
そう言ってバニルは一人一人に左右の人差し指と親指で作った四角越しに観る。
「ふ、ふふふ!あーっはっはっはっは!」
「急にどうしたのアンタ?」
「見通す悪魔が断言しよう!
貴様ら近い将来筆舌に尽くしがたい事態に見舞われるだろう!
精々ひきこもっているんだな!ではさらば!」
そう言ってバニルは近くの窓を開けるとそこから飛び降りていった。
「あ!待ちなさいこの害獣!」
「落ち着きなさいアクア。
態々戦い挑む理由なんてもうないでしょ?
ウィズと同じで洗脳されてただけなんだから。」
「だってあいつは悪魔なのよ!?
生かしておけるわけ…」
なおも噛みつくアクアの頭を和真が軽く叩く。
血がにじむ指先を握り締めてやったため鈍い痛みが走る。
「いっつーーー!……っと。
アクア落ち着け。この通りこっちにはけが人もいるんだ。
勘弁してくれよ。」
「…手、見せて。『回復魔法』かけてあげる。」
和真の指が治るのを待っていると、もう動けるのか食器を持ったダクネスが来たので一同は今後の指針について話し合う事にした。
「これからどうする?とりあえず嫌疑とか借金とか気にしなくていいし、なんか息抜きになることしないか?」
「そりゃいいっすね。
ここんところ苦労続きでしたし。
こっち着てからろくな休みなんてほとんどなかったですし。」
そう言って和真はソファーに横になって脱力した。
まあ確かに前回バニルを倒した一番の功労者ではあるのだが、この変わり身には皆苦笑する。
「すっかりグータラになって…」
「ま、カズマだしね。」
とは言えずっとそのままって訳にもいかないだろう。
もし仮に力を蓄えてる訳の分からん連中とか難癖付けられたらたまらない。
何もしてないことのアピールぐらいは欲しい。
「けどそう言って毎回毎回きつい事ばっかじゃん。
もうしばらくは大人しくしたいって言うか…」
「いい加減にしろ!全く。
ちょっといいとこ見せたと思えばすぐこれだ…。」
「どうにかしないと不味いですよ?」
「だったら!温泉なんてどう!?」
アクアが珍しく元気よくまともなアイデアを提示した。
「温泉、温泉かぁ。いいじゃんか。
この指の痛みも薬湯とかでならすぐ収まるだろうしな。」
日本人としてはやはりそう言った物が好きで、ちょっと恋しくも思っていた和真も賛同の声を上げる。
「温泉と言うと、水の街アルカンレティアか?
俺はそうでもなかったが、会わない奴はとことん合わないと思うが…」
「ま、とりあえず行ってみればいいんじゃない?
アレだったらガレオンの方で寝泊まりすればいいんだし。」
「……それもそうだな。
リア、ガレオンのオート操縦いれてきてくれ。」
「え?今から行くんですか?」
「善は急げだ。」
そう言って総一はリアに促した。
「で、ところでめぐみん。
水の街アルカンレティアってどんな町なんんだ」
「……一言で言えばアクシズ教の総本山です。」
ピシっ!と、総一と和真がフリーズしたように固まった。
そして頬を引きつらせて頭を抱える。
「だ、だまされたぁ…」
「いや、勝手に自爆しただけでしょ。」
めぐみんの容赦のないツッコミに総一はがっくりと肩を落とした。
(畜生…滅べ。水の街アルカンレティア…。
ガレオンがつく前に。頼むから。)
その祈りが最悪な形で届くとは露ほども思ってない総一だった。
次ーーッ回!第十九話!
総一(?)「うそだろ…」
ダクネス(?)「まさか俺たち…」
2人「入れ替わってるー!?」
和真(?)「大変よ!私とカズマが!」
ルカ(?)「俺とルカさんが!」
ウィズ「え、ええぇ?いや、ええぇ…?」
リア「ま、街のあちこちで大混乱が…」
ジョー「いったい何体いるんだ!?」
いつもよりゴーカイなチェンジ!
ダクネス(総一)「超特別仕様で!」
五人「「「「「派手に行くぜ!」」」」」