悪の帝国魔王軍に敢然と反旗を翻し、
海賊としての汚名を誇りとして名乗るゴーカイな奴ら!
その名は!
1
「ナノマシン?」
「はい。簡単に言うと見えないぐらい小さな機械がこのジュースに入ってて、口から仇に入って悪さをするみたいです。」
ガレオンの設備で解析した結果なので間違いないと言うとアクアさんはきみ悪そうに頭をさすりました。
「性格が変わるくらいなんだって言うんですか。
私は爆裂魔法が使えさせすればなんでも良いです。」
「別にいいじゃんそれ以上何もないなら。」
「そうだなー。」
「他に被害者がいるなら何か毟り取れるだろうが治療法はわからないのだろう?だったら意味ないな。」
もうやる気の失せた皆さんは無視する事にします。
でも確かに皆さんの言う通り解決策は見つかってないわけで…
『もしもし!こちら総一。ゴーカイガレオン応答願う!』
緊急連絡が入りました直ぐにアクアさんがキーボードを弄りますが
「あーもー分かんない!リアやって!」
「はいはいお待ちをー。
上上下下左右左右ほほーいほいほい。」
「え?そんな隠しコマンドみたいなのでよかったの?」
オープンチャンネルになった所にマイクに向かって話します。
「こちらガレオン。状況は?」
『現在ジハンキジゲンと交戦中!
流石に1人じゃジリ貧だ。至急援軍を求む!』
「了解直ぐ行くわ!
ほらグータラしてないで行くわよ!
リアは風雷丸呼んで!」
「爆裂魔法の出番ですか!?行きます行きます!」
めぐみんは喜び勇んで付いてきましたが残り3人は案の定だったのでアクアさんは首根っこを掴んで甲板まで引きずって行きました。
「風雷丸!来て!」
私はクワガライジャーキーをモバイレーツにセットしてゴウライジャーの大いなる力、小型ロボの風雷丸を召喚しました。
私は可愛いデザインのこの子が大好きです。
「風雷丸、ただ今参上!
各々方、おつかりまり下さい。」
風雷丸に乗って飛んで行くとレッドホークに変身した総一さんが孤軍奮闘していました。
「行くわよ皆!ゴーカイチェンジ!」
<ジェーーットマン!>
アクアさんは同じジェットマンのブルースワローに変身して加勢しますが
「バードブラスター!」
「痛っ!おいもっとちゃんと狙え!」
「あ、ごめんってキャァ!」
元々剃りが合わない上にまともな共闘なんかはじめての2人では無様な姿を晒すだけです。それを見た皆さんは…
「はっ!いい女が台無しだな。」
「なーんだ、結局爆裂魔法の出番なしじゃないですか。
一抜けた。あとは好きにしてください。」
「手伝ったからと言って大して毟れる訳でもないしやる意味はないな。」
「アクアもソウイチも頑張っちゃって。」
……もう、もういい後輩辞めて良い気がしますね。
「おい。」
<アーーッバレンジャー!>
私はアバレキラーに変身して一番近くにいたジョーさんの首を掴み上げ
「ぐっ!り、リア苦し」
「いい加減働けこの
そのまま真下に放り投げました。
和真さんもめぐみんもダクネスさんも投げ捨てます!
私も続いて飛び降りて
「う、嘘でしょリア!あなたここまでしますか!?」
「い、いいから変身するぞ!」
<<ジェーーットマン!>>
<<ゴーーッカイジャー!>>
めぐみんと和真さんはそれぞれホワイトスワンとブラックコンドルに、ジョーさんとダクネスさんはゴーカイブルーとゴーカイイエローに変身します。
「喰らえこの自販機野郎!」
私も4人に続いて飛び降りてジハンキジゲンにアバレモードを発動してエネルギーでサイズを広げた爪を振り下ろします!
「うわぁああー!!し、しまった!
ジュースのナノマシンを制御するための装置が!」
頸の辺りを押さえて狼狽えるジハンキジゲン。
見るとジョーさん達は一瞬はっ!となるとなると前に出て、なんとかスゴーミンを倒した総一さんとアクアさんも地上に降りて
「貴様よくも怠け者にしてくれたな!」
「人を玩具にして散々遊んでくれやがって!
末代まで呪ってやる!」
「私はあんなアクアみたいな空気読まない女じゃありません!
爆裂魔法は三度のご飯より愛してますけど!」
「よくも私の品位を地の底まで落としてくれたな!
ぶっ殺してやる!」
宝石を投げ捨てるダクネスさん。
それを見たアクアさんは慌てて拾い上げて
「おー勿体無い勿体無い…儲かっちゃった♪」
「お前だけは元に戻らない方が良かったかもしれないな。」
それは兎も角皆さんなんとか元に戻れた様なので
「ここからは派手にいきましょう!」
まずは私が。アバレモードのまま背後に回り空高く斬りあげる!
「次は私ね!」
<ハーーッリケンジャー!>
目立ちたがり屋のアクアさんがソニックメガホンを構えながら前に立ちます。
「くるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくる回って回れエ!」
音波を受けた瞬間ふわりと宙に上がり無茶苦茶に回転しだすジハンキジゲン。
「今よ!」
「次は俺たちだ。行くぞダクネス!
デンジスパーク!」
「勿論だ!イエロー!ライオン!」
<デーーッンジマン!>
<ラーーッイブマン!>
「デンジパンチ!」
「ライオンパンチ!アタァック!」
アクアさんを飛び越えてデンジブルーになったジョーさんとイエローライオンになったダクネスさんが地面に叩きつける様に殴り飛ばします!
「和真!私達も!」
「おう!」
<<ゴーーッオンウイングス!>>
「「テイクオフ!ゴーオンウイングス!」」
この前新たに手に入れたゴーオンゴールドとシルバーに変身して共通武器のジェットダガーを構えて
<<mission 6 full power!>>
「「ダガーアクロバット!」」
ようやく立ち上がったジハンキジゲンを四方八方から切り裂きます!
「トドメと行くか!ゴーカイチェンジ!」
<オーーッレンジャー!>
オーレッドに変身した総一さんがジハンキジゲンに迫り
「秘剣・超力ライザー!」
専用剣スターライザーに超力を込めて繰り出した必殺技が炸裂!
「ジュースの缶は!ちゃんと潰して捨てようねぇええ!!」
ジハンキジゲンは爆散。
中から飛び出たレンジャーキー、イエローオウルキーを回収。
任務完了です!
「これでジェットマンのキーはコンプリートだな。」
総一さんがそう言った瞬間でした。
どこからか飛んで来た紫色のビームがジハンキジゲンの残骸に当たり
「リベンジだぁああ!!」
なんと巨大化しました!
「おいおいマジか!」
「空き缶みたいに踏み潰してやるぅううう!!」
そう言って足を上げようとした時、ジハンキジゲンに砲弾が炸裂しました!
「今のは、ガレオンキャノン?」
「て事はルカか!」
見るといつの間にか街の方にルカさんが操縦するガレオンが回り込んでいました。
「さーて好き勝手してくれた分、お返ししてやるわよ!」
ガレオンキャノンが発射されてジハンキジゲンは大きく後退します。
「よし!風雷丸!もう少し時間稼ぎ頼む!
その間に海賊合体だ!」
頷くとジョーさんはゴーカイジェットに、ダクネスさんはゴーカイトレーラーに、和真さんはゴーカイジェットに、めぐみんはゴーカイマリンに、アクアさんは風雷丸に乗り込みます!
「「「「「海賊合体!」」」」」
ジェットとレーサーが両腕に、トレーラーとマリンが両足になり、ジェットの一部が兜になって装着され
「「「「「完成!ゴーカイオー!」」」」」
「まずは私ね!風雷丸!」
「御意!必殺奥義・乱れ桜!」
吹き荒れる桜吹雪と共に分身した風雷丸がクナイで連続攻撃を仕掛ける。
ジハンキジゲンはジュース艦型爆弾を投げるが質量をもった分身が肉壁になりゴーカイオーや風雷丸本体には届かない。
「それじゃあこっちも必殺行くわよ!」
「「「「「レンジャーキーセット!」」」」」
セットしたゴーカイジャーのレンジャーキーを捻り、ゴーカイオーの胸部から巨大な大砲が展開される。
「「「「「ゴーカイ!スターバースト!」」」」」
連射された大型砲弾にジハンキジゲンは爆散した!
2
無事、敵を撃破した私達はギルドへの報告を済ませて謝礼として10万エリスを受け取れる事になりました。
「けど半分は返済に持ってかれて5万か。
飯代にしかならなかったな。
いや、ダクネス的には飯代ぐらいにはなったってところか。」
「や、やめてくれソウイチ。
私のアレは…悪い夢でも見たと思って忘れてくれ。
本当の私はケチでもせこくもない。」
その一方で和真さん達は
「まさか…俺があんな怠け者だったなんて…」
「私が引きこもりとか有り得ない!
意味ある言葉を言うよりあんよのが早かった女よ?」
「逆にカズマさんは面倒ごとに関わりたがらない所とかまんまでしたよね?」
「ああそうだな!めぐみんの爆裂魔法依存症と何ら変わりないな!」
「逆にジュース飲まなかったリアも意外と容赦ない事がわかったわね。」
「そうですよ。
本当の私は恐ろしいんですよぉ…。」
なんて冗談を言いつつ、やっぱり私はこの赤き海賊団の雰囲気が好きなのでした。
次ーーッ回!第三話!
和真「魔王軍が墓荒らし?」
アクア「なんでキョンシーなんて出てくるのよ!」
ジョー「こいつら、強い!」
総一「この手紙、まさか!」
キョンシーの手紙
総一「絶対に、見つけ出してみせる!」