スーパー戦隊このすばメガフォース   作:伊勢村誠三

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冒険とロマンを求めこの世界を往く若者たちがいた。
悪の帝国魔王軍に敢然と反旗を翻し、
海賊の汚名を誇りとして名乗るゴーカイな奴ら!
その名は!


怪!? ギルドス最期の姿

「むっすー……」

 

憮然とした顔で総一はただ淡々と朝食を口に運んでいた。

 

「嫌ですよ!私は絶対行きません!」

 

「爆裂魔法使わないとこでだったら荷物持ちでもなんでもいいって言ったのはめぐみんだろ!入り口まで荷物持ってきてくれるだけでいいんだって!」

 

理由は簡単。

折角復活した和真だったが、今朝からめぐみんとこの調子で朝食を作ってくれなかったのだ。

そうなると必然的にお鉢が回って来るのがようやく家事から解放されたはずの総一なわけで

 

「だーーーッ!もう!うるさーい!

めぐみん!そんなに嫌なら行かなきゃいいだろ!

荷物持ちならそこの雑魚女神と筋肉ダルマがいるだろ!」

 

「誰が雑魚女神よ!」

 

「おい筋肉ダルマとは私の事か?」

 

「事実だろ!とにかくただでさえ不味い飯をこれ以上そのどうでも良い喧噪で不味くするんじゃねえ!」

 

「不味くするって…別に下手じゃないだろ?」

 

そもそも現代人で舌の肥えてる総一基準と言うのももちろんあるのだが、今まで流浪の冒険者でまともな物を食べれない状態が長かったジョー、ルカ、リア的には全然普通に喰える飯である。

だが

 

「お前ジョー何言ってんだ?

目の前に俺よりうまく飯作れる奴がいるのにそいつが怪我病気してるわけでもないのに飯作らなかったんだぞ?これ以上の拷問が有るが?」

 

美味い物を食べれる時に食べれないのは総一的に何より許せないことである。

 

「はぁ……ソーイチ。そうカッカしないの。

それで?カズマ達は何を喧嘩してたの?」

 

「ああ。最近大体の盗賊スキルの使い方覚えたんで、

近くのダンジョンにでも潜ろうと思って。」

 

「ああ、あの貴族の亡霊がどうのとか言う噂の?

良いじゃないそれぐらい。」

 

「嫌ですよ。

さっきも言いましたけど爆裂魔法の使いどころがないじゃないですか?」

 

「一日一爆裂ぐらいダクネスでもジョーでも何なら俺でも付き合うぞ?」

 

「いや、それは……」

 

「?」

 

急に俯いためぐみんによく分からず頭を掻く総一。

一方女性陣はほほぅ、と顎に手を当て

 

「ま、もう既に色々取り尽くされてるダンジョンだし、

お宝は逃げないしゆっくりでいいんじゃない?」

 

とルカ。

そう言って食器を片付けるとリアと共に仕事に向かって行った。

 

「皿洗いは俺がやっとくよ。」

 

「ジョー、お前は…」

 

「今日も稽古だ。夕飯までには戻る。」

 

 

 

不気味に機械が蠢くどこかの地下。

そこで機械を動かすは人ならざる怪人、ギルドス。

 

「つぎの頭脳ジュウか?」

 

背後から現れたメレが問いかける。

それにギルドスは極めて高圧的に答えた。

 

「ああ。あんなしょぼい魔道具制作が精々の貴様では到底作れない様な素晴らしい怪人さ!」

 

「なにぃ……」

 

「事実だろう?まあ指をくわえて見てろ。

海賊どもを一人づつ血祭りにあげてやる。」

 

「ふん、大した自信だ。そこまで仰るからには、

余程すごい所をお見せ願えるのでしょうな?」

 

「最初のターゲットはブルーレンジャーの男、ジョー・ギブケン!」

 

 

 

「お、やってるやってる。」

 

昼間、荷運びの仕事を終えた総一は帰りにわざと遠回りしてジョーの指導風景を見物することにした。

 

「西洋剣は突く!断つ!斬る!の三拍子だ!どれが掛けても完璧でない!

突きがまとも過ぎる!もっと意表を突け!

武器に振り回されるな!軸をしっかり保て!」

 

ジョーの活を受けて金髪の少年は動きを変える。

フェンシングの様なフェイント有りの突きを動きに入れ始める。

 

「良し!そのまま俺から一本取ってみろ!」

 

いなされた少年は受け身を取ってすぐさま立ち上がりまたジョーに向かって行く。

 

「わーおスパルタ。まあ口より先に手が出る奴だからな。」

 

なんて思いながら帰ろうとすると

 

「なんだレッドレンジャーまでいるのか?これは好都合。」

 

前方から隊列を組んだゴーミンを率いたギルドスと二体の頭脳獣が現れる。

 

「よう宇宙ワニ。養殖所のチキンは飽きたのか?」

 

「ああ!今日は貴様の血の味を確かめに来た!

行け!ギルードヅノー!」

 

上半身の胸より上が巨大なワニの顔みたいになった怪人、ギルードヅノーが向かってくる。

総一は前転しながら攻撃を避け、ゴーミンの相手をしながらモバイレーツにレンジャーキーをセット。

 

「ゴーカイチェンジ!」

 

<ゴーーッカイジャー!>

 

ゴーカイレッドに変身し、サーベルとガンで応戦する。

 

(さっきギルドスの奴、レッドレンジャー()って言ったよな?

なら最初から狙いはジョー?)

 

そうと決まれば即行動。

総一は前方のゴーミンを蹴散らしながら走り、同じように突っ込んできたギルードヅノーに向かってジャンプ!

そのままデカい頭を踏み台に飛び上がり新しいレンジャーキーとモバイレーツを構え

 

「ゴーカイチェンジ!」

 

<シーーッンケンジャー!>

 

シンケンレッドにチェンジしてメッセンジャーのシシオリガミを放ち、戦闘を続行する。

 

「ふん、無駄なあがきを。」

 

そう呟くとギルドスはジョーの方を見る。

ジョーは弟子の少年と共にゴーミンと戦っている。

 

「ケンヅノー、何をすべきか分かっているな?」

 

「無論。頭脳獣ケンヅノー、参る!」

 

そう言って飛び出したケンヅノーはジョーの前に躍り出る!

 

 

「お前は…ゴーカイチェンジ!」

 

<ゴーーッカイジャー!>

 

ゴーカイブルーにチェンジし、ケンヅノーに斬りかかる。

ケンヅノーはそれを上体を逸らして避けるとまず一太刀。

 

「ぐあぁあああああ!」

 

咄嗟に左手で持ったゴーカイガンで受けたジョー。

だがゴーカイガンは真っ二つに切られ白い手袋に血が滲む。

 

「先生!」

 

「ッ! ロボフ!自分の事に集中しろ!」

 

あの剣はマズい。

斬れるなんてもんじゃ無い。

 

「まだまだ、行くぞ!」

 

「ははは!恐れるがいい!ケンヅノーの剣は、

この俺様の自信作、ギガゾメタルで出来ているのだ!

それを砕こうと思うのなら核弾頭でも持ってくるんだな!」

 

ケンヅノーの怒涛の攻め。

ジョーはどうにかサーベルを振るって受けるが、

掠めるだけでもスーツに傷がつき、武器もどんどん刃こぼれしていく。

 

(バカな!?剣の腕も剣の鋭さもなんてレベルだ!)

 

このままでは文字通り押し斬られる。

そう思ったその時

 

「『エクスプロージョン』ッ!」

 

破壊と閃光の嵐が巻き起こった。

それと同時に黒焦げになったシンケンレッドが受け身も取れずに二人の間に落ちてくる。

 

「許さん……マジで許さんめぐみん。」

 

「めぐみんだけではないぞ!」

 

そう言ってケンヅノーの背後からゴーカイイエロー、ダクネスが現れる。

持ち前のパワーファイトを生かすために剣の振れない超近距離戦でケンヅノーの動きを抑え殴り飛ばす。

 

「さあ!ゴーミンは全てさっきの爆裂魔法で倒しました!

次はどうしますかギルドス!」

 

倒れない為にゴーカイピンクに変身しているめぐみんが言う。

総一もゴーカイレッドにチェンジしなおし立ち上がると

 

「これで四対二だ。まだやるか?」

 

「ああ。甦れギルードヅノー!」

 

ギルドスはさっき爆裂魔法の当たった場所の中心、総一とギルードヅノーが戦っていた場所にエネルギーを撃つ。

すると土と見分けがつかなくなっていた残骸が集まり元通りのギルードヅノーに再生した。

 

「馬鹿な!?」

 

「これが宇宙最強の生命力の再生パワーだ!

貴様らは勝てない!文字通りこのギルードヅノーを倒せないのだから!」

 

(マズイな…めぐみんは何とか戦闘続けられてるけどガス欠寸前だし、ジョーはダメージがデカい。

ここは……)

 

「ゴーカイチェンジ!」

 

<ハーーッリケンジャー!>

 

ハリケンレッドにチェンジして他三人とジョーの弟子と共にその場を後にした。

 

「ふん、逃げたか。

だがすぐに追いついて必ず倒す!行くぞ!」

 

 

 

「はい、これで大丈夫なはずです。」

 

アクアは和真とダンジョン探索で結構深くまで潜って行ったので今日は夕方まで戻らないだろうという事で、船にある医療品でリアが手当てを行った。

左手の傷は深いが、それ以外はスーツのお陰かそこまでの物でもなかった。

だが敵に、それも同じ剣使いに背を向け逃げたことはジョーの中で結構大きいらしい。

 

「……行ってくる。」

 

「ちょ!ちょっとまちなさいアンタその怪我で行くつもり!?」

 

「ああ。奴は俺が斬る。」

 

そう言ってジョーは上着を羽織って剣を持つと出口に向かいだす。

慌ててダクネスとルカが止めに入った。

 

「私らよりもアンタ自身の方が分かってるわよね?

奴の方が一瞬速いって。それでも行くの?」

 

「要はやつより速ければいい話だ。」

 

「今のお前じゃ奴には!」

 

「お前なんかに何が分かる!

……分かってたまるか。ドマゾの年中発情期のいつも自分のお楽しみだけ考えて敵に向かってるお前なんかに。」

 

そう言ってダクネスを突っぱねるとジョーは足早に出て行った。

 

「ジョー!アンタ言って良い事と悪い事が!」

 

いきり立ちその後を追おうとするルカだがその肩をダクネスが掴む。

 

「いいんだ!……いいんだ。ジョーの言ってることは、正しい。」

 

「ダクネス…。」

 

それを見ていた総一はリアに目配せして

 

「めぐみん!ガス欠で動けないんならガレオンの留守番頼んだ。

俺は坊主を家まで送って来る。」

 

「はぁ!?ソーイチアンタまで何悠長なことを!」

 

「今のアイツは言って聞かないだろ?

だったらそっとしといてやれ。頭冷えりゃあアレにも勝てるだろ。」

 

そう言って総一はロボフを連れて出て行った。

 

 

 

「なあ少年。お前の先生はどんな人だ?」

 

帰り道。

昼飯にと買ったサンドイッチを食べながら総一はロボフに尋ねた。

ルカにはあんな事言ったが、総一もジョーの事が気掛かりなのだ。

 

「よく悪くも真面目過ぎ、ですかね?

遊びがないって言うか…。」

 

ジョーは剣に真摯だ。

執着してると言っても良い。

そんな彼だから今日の様に余裕がなくってしまう時もある。

 

「もう少し肩の力抜いてくれるといいんだけどなぁ…。

なんか良い案ないかね?」

 

「うーん…料理とか?ケーキ作るの上手いですし。」

 

「却下」

 

最低あと3日は厨房に立たない。

家事を全くやらない訳ではないが、2度とあれを1人でやるものかと総一は固く誓っていた。

 

「あとはいっそもう好きにさせるとか?

結果周りが心配したりすれば多少は…」

 

「少年、君前世の記憶あったりしない?

師匠の醜態に冷静過ぎない?」

 

そう言われたロボフは懐から一本の鍵を取り出した。

 

「レンジャーキー!?」

 

「先生が似たのを持ってたのを見て、自分で探してお守りにしてたんです。

多分今、先生にはこれが必要だと思うので。」

 

そう言われて渡されたのは侍戦隊シンケンジャー、シンケンブルーのキーだった。

 

「お願いできますか?

流石に僕からだと先生、余計に落ち込んじゃうと思うんで。」

 

「 ……おう。その依頼、相談料と相殺にしてやる。

吉報を待ってな!」

 

 

 

6

「はぁ……。」

 

「そんなに落ち込むことないわよ。

ジョーの奴が勝手に焦ってるだけなんだから!」

 

ルカがプリプリ怒りながら野菜サラダを口に運ぶ。

それを見てあははと苦笑いしながらもリアもジュースを飲む。

 

「大丈夫ですよ。ダクネスさんはやる時はやる人だってみんな知ってますよ。」

 

「……だがジョーに言われたこともまた事実だ。

私は、私も他の皆の様に何か攻撃スキルを取るべきなのだろうか?」

 

「それは…」

 

「別にいいわよ取らなくて!」

 

ルカはテーブルを思い切り叩きながら立ち上がり

 

「アンタらには言うつもりなかったけど、別に私はね。

金や宝石や貯金が好きなわけじゃないの!

でっかい夢があってそれを叶えるのに大金がいるから稼いでるの!

守銭奴と罵られようと、誇り以外全部売っ払うわ!それで夢がかなうなら!」

 

「ルカさん…」

 

「だからアンタもそんなふうに簡単に今まで貫いてきたもん売っ払うんじゃないわよ。」

 

「ルカ……ありがとう。ようやく吹っ切れた気がする。」

 

そう言うとダクネスは立ち上がり、お代をテーブルの上に置くと装備を着直し、店を出て行く。

 

「あれでよかったんですか?」

 

「いいのよ。我儘同士がぶつかった方がかえっていい結果出るかもよ?」

 

この人たちは…とリアは困ったように小さく笑った。

 

 

「遅かったな。」

 

「支度に時間がかかってな。」

 

どこかの丘にて。ジョーはギルドス、ケンヅノー、ギルードヅノーと対峙していた。

 

「ゴーカイ…」

 

「チョーッと待った!」

 

ジョーが自分のサーベルを地面に刺し、

変身しようとした時彼の後ろから見慣れた人影が現れる。

 

「ソウイチ…」

 

「そっちのおかわり野郎は俺がやる。

お前はお前の戦いをしろ。」

 

 

そう言って総一は自分のサーベルとシンケンブルーキーを差し出す。

 

「……ふ、師匠を助けてくれたな、ロボフ。」

 

「「ゴーカイチェンジ!」」

 

<<ゴーーッカイジャー!>>

 

レッドはギルードヅノーに。

ブルーはケンヅノーに向かって行く。

 

「参る!」

 

「はぁああああああああ!」

 

2人の剣が交差する。

二刀流で本領を発揮できてるはずのジョーに深い一撃が決まった。

対してケンヅノーの受けた傷は浅い。

 

(やっぱりあの剣にはビビっちまうか。)

 

とは言うが、総一も助けに行けるほどの余裕がある訳ではない。

しかも武器はゴーカイガン一丁なのだ。

正直、キツイ。

 

「ま、あきらめないけどな!」

 

そう言って銃撃は最小限のカウンターに止め、蹴り技を多く取り入れてみる。

これなら何とかなりそうだ。

 

「さて、これはこれで派手に行きますか!」

 

 

 

「ぐああああああ!」

 

十四斬。またしてもブルーのスーツにアバンギャルドな傷跡が増える。

とうとうジョーは膝を付いた。

 

(このままでは……このままでは!)

 

「ふん…覚悟!」

 

ケンヅノーが大上段から刃を振り下ろす。

ジョーも死を覚悟したその時!

 

「あああああああああああ!」

 

滑り込むようにイエロー、ダクネスが間に入る。

激しい火花と共にスーツごと切り裂かれたダクネスは変身解除されて膝を付いた。

 

「ダクネス!?」

 

「これが!……遊びに見えるか?」

 

そう言われたジョーは後ろに飛びながら立ち上がり、まず一本目のサーベルを投げつける。

その間にレンジャーキーを手元の二本目にセット。

更にもう一本、シンケンブルーのキーを用意。

 

「む!」

 

サーベルを上に打ち上げたケンヅノー。

ジョーは大きくジャンプし、空中のサーベルにキーを投げる。

それがスロットに刺さるとキャッチし、血振るいの様に剣を振りスロットを戻す!

 

<<ファ~~イナルウェイ~~ブ!>>

 

「やぁあああああ!」

 

そして落下しながら二本の剣を振るう。

ケンヅノーも振るう。

 

(もう恐れん!それにここは空中、避ける先もない!)

 

一撃目。ケンヅノーの攻撃を受ける。

そして剣が両断されるより早くもう一本を逆手に持ち、身体を捻って首を落とす!

 

「………見事。」

 

ボトリ、とケンヅノーの頭が落ちて倒れた。

ジョーはすぐさまダクネスの方に向かい

 

「ダクネス!お前、なんて無茶を…」

 

「お前ほどじゃ、ないさ。

それより何か、、言う事は?」

 

「…お前のお陰で何かつかめた。おかげで勝てたよ。」

 

ジョーは変身を解除してダクネスに肩を貸した。

 

「ちっ!まあいい。あれだけ弱らせればあとは俺が直々に…」

 

「いーや!それはどうかな!?」

 

昼どすの行く手を阻むように復活しためぐみん、和真、なぜかボロボロのアクア、ルカ、リアが立ちふさがる。

 

「貴様ら!どうやってここが!?」

 

「ガレオンで空から探せばすぐでしたよ!

それにこっちには新戦力も有りますしね!」

 

戦力?と聞き返すギルドスに五人は得意げに新しいレンジャーキーを見せ

 

「「「「「ゴーカイチェンジ!」」」」」

 

<<<<<ゴーーッセイジャー!>>>>>

 

天使の羽の様なエネルギーを纏った五人は新たな戦士に変身する!

 

「嵐のスカイックパワー!ゴセイレッド!」

 

めぐみんがレッドに

 

「巌のランディックパワー!ゴセイブラック!」

 

和真がブラックに

 

「恵みのランディックパワー!ゴセイイエロー!」

 

ルカがイエローに

 

「怒涛のシーイックパワー!ゴセイブルー!」

 

アクアがブルーに

 

「命のシーイックパワー!ゴセイグリーン!」

 

リアがグリーンに

 

「星を守は天使の使命!天装戦隊!」

 

「「「「「ゴセイジャー!」」」」」

 

「降臨!」

 

「どれだけ姿を変えようと同じ事!

やれ!ギルードヅノー!一人目のレッド諸共倒せ!」

 

ギルードヅノーは総一を豪快に投げ飛ばし、五人の前に躍り出る。

総一も身を捻って着地する。

 

「俺はジョーとダクネスを。ワニはお前らで頼んだ。」

 

「ええ!」

 

「了解です!」

 

まずアクアとリアがテンソウダーとゴセイカードを構えて走り出す。

 

「「アイストップカード!天装!」」

 

放たれた冷気がギルードヅノーを氷漬けにして拘束し、そこに五人一斉にゴセイブラスターを打ち込む。

ギルードヅノーは氷ごと粉々に砕けた。

 

「無駄な事を!甦れギルードヅノー!」

 

復活するギルードヅノー。

今度は和真とルカが前に出て

 

「「ロックラッシュカード!天装!」」

 

出現した無数の岩がギルードヅノーに殺到する!

 

「今です!スカイックブラザーカード!天装!」

 

この隙にめぐみんがタカ、クロウ、プテラノドンのヘッターを呼び出しそれをリア、アクアと共にブラスターにセット!

 

「「「スカイックバレット!パニッシュ!」」」

 

再び爆散するギルードヅノー。

しかしギルドスはなお余裕を崩さない。

 

「甦れギルードヅノー!」

 

またしても蘇るギルードヅノー!

 

「しつこいやつ…」

 

「こうなったら完膚なきまでに粉々にしてやりましょう!

ゴセイダイナミックです!」

 

まずリアが前に出る。

 

「プレッシャワーカード!天装!」

 

ギルードヅノーの周りに高圧の水柱が立ち上がる。

その隙のほか四人はそれぞれの武器を呼び出す!

 

「スカイックソード!」

 

「「「ランドシーバスター!」」」

 

まず走り出しためぐみんが大きくジャンプ!

そのタイミングで残る三人がバスターを撃つ!

 

「「「ランドシーダイナミック!パニッシュ!」」」

 

直撃したギルードヅノーは後ろに吹き飛ぶ!

丁度その先には着地前のめぐみんが!

 

「レッドダイナミック!」

 

横梛野一閃が炸裂し、またしてもギルードヅノーはバラバラになった!

 

「まだ終わらん!ギルードヅノーよ蘇れ!」

 

そう言ってギルードヅノーに手を向けるギルドス。

しかしそこからエネルギーが出ることはなく…

 

「ぐ、ううぅ!うわぁあああああ!」

 

逆にギルドスの身体が激しい火花を上げて壊れだした。

 

「はぁ!?」

 

「な、なんですか急に…」

 

ギルドス含めて全員が困惑する中漸く煙が晴れる。

そこにあったギルドスの姿は

 

「金属!?てことは、あいつエイリアンじゃないのか!?」

 

「ゴーレムだったのか?」

 

「そ、そんな筈は…俺は、俺は宇宙一の生命力を持つギルード星人のはずだ!

一体、いったいこれは何の冗談だぁああああ!」

 

そう叫び終えるとギルドスは爆散してしまった。

乾いた音を立てて金属の塊と、動力になっていたらしきレンジャーキー、ゴーオングリーンのキーが落ちてきた。

 

「マジかよ…」

 

「いったい何なんだ…」

 

底知れぬ魔王軍の陰謀の片りんを肌で感じ取った海賊たち。

果たしてアクセルの街はどうなってしまうのだろうか?




次ーーッ回!第八話!

ブッチー「破れかぶれの恐ろしさ!見せてやダス!」

ルカ「あいつは!」

デンソーヅノー「頭脳獣デンソーヅノー!」

???「この街は終わりよ!」

和真「させてたまるか!」

巨大要塞の挑戦!

ルカ「好き勝手してくれた分、きっちり落とし前付けてもらうわ!」
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