【ガンダム・アベンジャー】
型式番号RX-78(G)A。
陸戦型ガンダムをベースに、NT-1、ガンダム6号機などの計画を含めた、試作型ガンダム。
全体的には、ブルーデスティニー系統の姿をしている。
しかし、NT-1などの武装が試験的に装備されているので、生粋のブルーデスティニー系統機ではなく、あくまで陸戦型ガンダムの部類。
開発者たちが、コロニー落としによって家族などを亡くした身であるため、復讐者となるようにと命名。
それがアベンジャー(AVENGER)。
パイロットは、クガヤ・アルファラ。
開発者たちによって、秘密裏にEXAMシステムが搭載されている。
〔経歴〕
一年戦争の終盤にロールアウト。クガヤ・アルファラ曹長の機体となる。
オデッサ作戦にも参加し、数々の戦果を挙げる。
その後、ソロモンでの戦いにて、ガンダムを庇った際、EXAMのある頭部に直撃。
パイロットも大怪我を負わされ、ホワイトベース隊の方々がお詫びとばかりに、ガンダムの頭部に換装される。
ア・バオア・クーにて、パイロットが精神崩壊を起こした後、幾度の改修をされたが、グリーンノアから脱出する際に中破。
敵機を巻き込ませるため、自爆している。
〔武装〕
ビーム・ライフル
陸戦型ガンダムの物を使用している。性能やデザインに変わりはない。
ビーム・サーベル
腰部アーマーの後ろに二本装備されている。ジム・コマンドのビーム・サーベルを流用。
右腕部ガトリング砲
NT-1の開発計画より、試験運用のために追加された。整備性は、NT-1よりひどい。尚、パイロット自身がその事を気にしているため、あまり使われていない。
ホバーユニット
ガンダム6号機の開発計画にて、試験運用のために追加された。短時間でしかホバーできないが、充分に有効活用されている。宇宙での戦闘時は、このユニットは補助スラスターに変更される。
胸部オプションバルカン砲
胸部に搭載された、二種類の弾を撃つことができる武装。威力は弾によって変わる。
通常弾、炸裂弾、拡散弾、閃光弾、スモーク弾がある。
備考
完全に本作のオリジナルモビルスーツ。誰かのパクりとかではないのであしからず(念のために書きました。)
光が、宇宙を駆ける。
煙を引く、いくつものミサイル。
一つの花火が、一人の、幾人もの命を散らす。
俺は、動けない【ガンキャノン・ソレデリア】の中で、グレミー派とハマーン派の争いを、ただ傍観していた。
それはそうだ。
【ソレデリア】はシステムが死んでおり、機体も右腕と頭を残してほとんどお陀仏だ(コクピットハッチも吹っ飛んでしまった)。
救難信号は一応あげてはいるが、その間、俺は一人で…
ドゴッ!
「イッテェ!?」
もろに背中にキックをくらった俺は、危うく死の世界へ飛び出しかけた。
「止めろっ!?殺す気か!?」
「元々マスターに殺せと言われている。隙あれば即刻排除だ」
そうだった。こいつを忘れていた。
「お前も死ぬぞ!?遅かれ早かれ、そんなことしてたら死ぬぞ!?」
「うるさい!お前からは、いつも嫌なざわつきを感じるんだ!」
「んなこと言われてもどうしようもねぇよ!せめて殺気を出すのを止めろ!感覚が鈍る!」
生意気に言っている少女、プロトプルツーを忘れていた。
彼女は、もちろんオリジナルのプルのクローンだ。
ただ(これは彼女の記憶を覗いて知ったことだが)、彼女はプルツーのプロトタイプで、ニュータイプ能力は高いが、命令にたいしてプルシリーズより守らない。
その為、失敗作と言われ、しばらく冷凍睡眠に入っていたが、グレミーの反乱の際に起こされ、洗脳されたようだ。
その洗脳は、そろそろ解けているとは思うが…
ドカッ!
さらに強い蹴りをくらった。
「ぐぅ…」
痛みで、ぐぅの音が出る。
い、一応プルツーのような凶暴性は健在のようだ。
「…プロトプルツー…いや、プロルでいいか。いや、フロル…?」
「一体何をしている?」
「ん?お前の名前。プロトプルツーなんて長ぇ名前、いちいち言ってられるか」
と、口喧嘩していると、唐突にサイコミュの波動のようなものを感じた。
「マスターに名付けられた名前だ!勝手に…っ!?」
「はうっ!?」
フロルも感じたらしい。
無念、満足感、憎しみ、色々なものから解放されたような感覚が俺とフロルのニュータイプ能力に共感した。
いや、普通にただ感じた、という方が正しいのか?
どっちにしろ、この戦争が終わりを告げることが俺にはわかった。
「ようやく終わったか…」
と、呟く。
第一次ネオ・ジオン戦争が終わりを告げた。
それは、ハマーン・カーンの死によって終わる、そして、また新たな戦いが始まる瞬間だ。
「次はシャアか~」
「シャア?シャア・アズナブルの事か?」
と聞いてくるのはフロル。
「ああ、そうだ…て、俺は何を言うとんねん…」
彼女ら、いや、この世界の人々には知るよしもない事を知っている俺は、こんなことを言ったところで何かが変わるわけではない。
むしろ、最悪の場合、歴史の修正力かなんかで抹殺されるなり、障害を負わされたりとかで処罰されるだろうな…
もちろん、そんなことは嫌なので、極力言わないように気を付けてはいたが…
「はあ…。フロル、とりあえず静かに救出を待とうぜ」
「あたしはプロトプルツーだ!」
ゴキッ!
フロルの蹴りが、今度は頭にヒットし、嫌な音がでる。
「野郎!そう何度もやるようなら宇宙に放り出してやろうか!?」
なんやかんやで、フロルと共にヘルファイヤ隊の母艦【アルビオン】に救助してもらいました。
次回は、ついにあの戦い…!
あと前書きは【ガンキャノン・ソレデリア】の紹介です(予定)