現在、俺は【ラー・カイラム】にて、つかの間の休息を取っていた。
まあ、元々療養以外はほとんど働きづめだったので、当然だろう。
テレビ電話ごしだが、家族とも連絡をとった。
「パパ!」
「元気にしてたか?ユウナ」
今年で六歳になる娘が、「パパだ!」なんて叫びながらママである、ユミを呼ぶ。
うん。可愛い。(ノ≧▽≦)ノ
「お義父さん。元気にしてるの?」
こちらはプロトプルツーこと、フロル。
会った直後は、めっちゃ攻撃的だったのに、今では年相応の可愛い娘だ。
「おう。この通り、元気だぞ。義妹とは仲良くやってるか~?」
「うん。でも最近体調が悪いんだよね…」
「アイスクリームの食べ過ぎだろ」
「ち、違うよ!」
図星のようだ。
苦笑しながら、「気を付けろよ」と言っておく。
その後も、色々とユウナやユミと言っておきたいことだけ言って、俺は次の戦いに備える。
久しぶりにブライトさんに会ったが、威厳が出てきた感じがする。
これで、十年後ぐらいには髭とかはやしてるっぽいから、色々と笑いが止まらない。
アムロさんとも、久しぶりに会ったが、うん。
逆シャアの時のアムロさんだ。
ちなみに、俺はパイロットなので、もちろん出撃するのだが、モビルスーツがない。
というわけで、史実とは違い、【リ・ガズィ】に乗ることになりました。
これはこれで良いのではないか?
ケーラさんが、惨殺されることもないし、チェーンさんがハサウェイに撃ち殺されることもないし、アストナージさんも死ぬことはない(多分)。
確証はないが、歴史を変えられるのだ。
やってみる価値はある。
ついに、アクシズ落としの作戦が開始された。
臨時で、俺が第二モビルスーツ部隊を指揮することになった俺は、なんでなん!と思いつつ、引き受けた。
まあ、どっちにしたって俺は一撃離脱戦法で敵艦に攻撃するのだ。
実質的な指揮は、ケーラさん辺りがしてくれるのだろう。
コクピット内では、俺は【リ・ガズィ】のBWS(バックウェポンシステム)の装備を完了させる。
「BWSとのドッキング、確認。よし!俺はいつでも出れます!」
ブリッジに、準備ができたことを告げる。
<よし!第二モビルスーツ部隊、出撃せよ!>
カタパルトハッチが開く。
その先には、青い光を引く、大きな小惑星がいた。
「クガヤ・アルファラ、【リ・ガズィ】、出るぞ!!」
生きて戻れることを願って、言葉に気合を入れた。
射出時の、強烈なGが俺の体にかかる。
これはいつまでたっても慣れそうにない。
ムサカ級が、【リ・ガズィ】に気付いたのか、弾幕を張ってくる。
「今さら!」
俺は容赦なく、引き金を引く。
大口径メガ粒子砲と二門のビーム・キャノンの砲口が、光る粒子を吐き出す。
横っ腹に、メインエンジンに集中攻撃する。
直撃した後、間をおかずに爆発する。
俺はそれを何回も繰り返した。
そのたびに、多くの人の声が聞こえた。
あまりの多さに、背中に悪寒が走る。
「……うぅぅ…」
六隻目を攻撃し始めた頃だろうか。
唐突に目眩がする。
そして、その脳裏に浮かんだのは、子供とも、大人とも言えない雰囲気を持つ、少女がいた。
「き、君は…っ!?」
その少女の顔を見る前に、強いプレッシャーを感じた。
そのため、顔を見ることはできず、俺はこの事を考える時間はなかった。
「このぉ!ガンダムもどきがっ!」
【ヤクト・ドーガ】が、ビーム・ライフルとファンネルで俺を攻撃してくる。
オールレンジから、ビームが飛びかよう。
だが、強化人間とは違う、自然に発生したニュータイプである俺は、全て避けた。
「なにっ!?まさかアムロ・レイ!?いや、この感じは違う!」
「これで二回目だなっ!ギュネイ!」
俺は、エネルギーを切らしたBWSをパージし、モビルスーツ形態に変形する。
そこから俺とギュネイは、ビームを撃ち合い、最後にはビーム・サーベルで打ち合った。
結果から言おう。
ギュネイに勝った。
途中から【ギラ・ドーガ】がやって来たが、むしろ俺にとっては都合がいい。
【ギラ・ドーガ】の頭部や腕を潰し、武器を奪う。
どうせ、ユニバーサル仕様だ。
使えるだろう。
事実、使えた。
ビーム・マシンガンを撃ちまくり、ビーム・トマホークを投げたりと、色々とやっていたら、【ヤクト・ドーガ】はボロボロになり、撤退していった。
それはそれで、俺も助かるので、一度【ラー・カイラム】に帰還する。
意外となかなか。
前編と後編で終わりにするつもりが…
ちなみに、ユニコーンにはクガヤ君を参戦させるつもりですが、ナラティブにも参戦させた方が良いのでしょうか…?