現在、【ネェル・アーガマ改】は【ユニコーン】の標示した地点へと向かっている。
そこでもまた、一騒動起こるのだが、今はそんなことを考える必要はない。
俺の目は、医務室のベットに横たわる一人の女性に目を向けていた。
「マリーダ・クルス、か…」
今は眠っているが、ラプラス官邸跡につく、直前か?
その際に地球に降り、洗脳されている。
俺としては、彼女を助けたいのだが、俺は連邦軍の士官。
そんなことをすれば、家族に迷惑がかかるし、この先俺がこの戦乱の世界を生き抜くのは難しい。
そう云々と考えていると、医務室にある人物が入ってくる。
「君、ちょっと良いかね?」
「付いてこい」と言い、医務室から出ていく。
アルベルト・ビスト…だったっけ?
まあ、とりあえず呼ばれたので行くしかあるまい。
「それで、俺に何用で?」
「君には、地球に降りてきてもらいたい」
「…は!?」
思わず、という感じで驚きをあらわにしてしまった。
だが、そんな失態を消すように俺は早口で「どういうことですか?」と問いかける。
「詳しくは言えない。だが、とある試作機に乗ってもらいたいんだ」
なんとなくわかった。
アイツか。
「ユニコーンガンダム2号機…と言うことですか?」
言葉を選び、そう言う。
「…それはニュータイプの直感でわかったのかな?」
「どうでしょう?」
めんどくさくなると思い、答えを曖昧にする。
会社を運営する人のためだからか、すぐに思考を別にしたアルベルト。
「とにかく、そこまでわかってしまったらなら来てもらうしかない」
「ですが、ここで【ネェル・アーガマ】を降りるのはいささか不満です。せめて、次の地点で任務が完了してからでは駄目ですか?」
正直、行くことでマリーダを助けれるとは思わない。
しかし、ここで【ネェル・アーガマ】を降りると自分的には心苦しい。
そう思っていると、アルベルトが予想外のことを言い出す。
「…まあ、良いだろう。確か、君のガンダムには大気圏突入能力があったな?それで座標のところまで来るといい」
「……ありがとうございます」
意外だが、今はとりあえずその事に感謝をする。
「…始まったか」
過去の怨霊。
そうとも言えるものが、【ユニコーン】から発せられていた。
もちろん、原作通り混乱しているが。
「おっと…!敵さんがおいでなすった!」
ミノフスキー濃度が上がる。
なにか来る、そう思った瞬間には赤い機体が俺のそばを過ぎていった。
「つ!?すまん!フロンタルを逃した!」
後続に、【ギラ・ズール】がやってくる。
紫色の【ギラ・ズール】がいるので、アンジェロがあれに乗っているのだろう。
「後顧の憂いは断っておく!」
ユニバースのセリフを思わず言ってしまったようだ。
別にヤバいわけではないだろうが。
「ガンダムタイプ…!?前にはいなかったろう!?」
親衛隊機の一機が、驚きの声をあげる。
「ええい!動揺するな!撃ち落とせ!」
アンジェロが叫ぶ。
「アイツは大佐の戦いを、美しい戦場を汚すものでしかない!撃墜しろ!」
【ギラ・ズール】たちが、ランゲ・ブルーノ砲改やビームマシンガンを目の前のガンダムに発砲する。
「遅い!ファンネル!」
先に展開していた、【サザビー】のファンネルがラプラス官邸跡の残骸から飛び出し、真下と真上から攻撃する。
それだけで、四機ほど爆散なり、中破なりしていた。
「ぐああぁぁー!?」
「ファンネル持ち!?連邦はあんなものまで作っていたのか!?」
親衛隊機が、あっさりと四機墜ちるのをみて、後続の【ギラ・ズール】や【ギラ・ドーガ】のパイロットたちが動揺する。
「さあさあ!かかってこいよ!」
数はそこまで多くない。
さっさと終わらせる!
○
【NEO・Hi-νガンダム】RX-93-N
アムロの【νガンダム】とシャアの【サザビー】を元に開発した、18メートル級のファンネル搭載機。
外見は【νガンダム】の血を濃く受け継いでいる。
基礎設計はクガヤが。製作自体は嫁のコネで、AE社に作ってもらった。
本人には教えられていないが、フルサイコフレームで、実は【シナンジュ・スタイン】や【ユニコーンガンダム】の前身。
この機体でのデータを上記のモビルスーツに活かされている。
武装
ビームライフル
【サザビー】のビームショットライフルを元に、リデザインと改良をしたもの。拡散・収束・連射のモードチェンジが可能。
ハイパーバズーカ
後ろの腰部アーマーにマウントできる。
通常弾道と散弾が使用可能。
ビームサーベル
左右の腰部スカートアーマーに、一本ずつ装備されている。下からもビーム刃が出る。
常時展開型。
フィン・ファンネル(ファンネル)
【νガンダム】と【サザビー】のタイプのファンネルがある。
【サザビー】のタイプが八基、【νガンダム】のタイプが八基ある。
どちらも、使い捨てではなく、本体に戻り再利用も可能。
性能も向上しており、継戦能力が向上している。
90㎜ビームガトリング砲
両腕に一門ずつ装備されている。
【ガンダムNT-1】と形状はにているが、ビーム兵装のため整備性や反動に関しては、ある意味で克服している。
ハイパービームランチャー
【Hi-νガンダム】のハイパービームランチャーと、同型。
シールド
【νガンダム】のシールドと形状は同じ。
ミサイル、ビームキャノンが内臓されている。
どうでしたか?
楽しめたら嬉しいです。