最近、お腹の調子が悪い。
なんでだろう?
でもまあ、原因はわかる。
今、俺はユニコーンガンダム2号機【バンシィ】に搭乗している。
「機体のロックを解除する。大事な機体だ、ぶっ壊すなよ?」
「わかってるよ。努力する」
実は、隣にもう一機あるのだが、それに関しては前回を読んでくれていればわかるだろう。
「マリ……プルトゥエルブ、体調がおかしくなったらすぐに言えよ?嘘をつく必要はないから」
「了解です、兄さん」
他人の愛娘に兄さんって呼ばせるとかどんな鬼畜ですか!?
これは俺に対する羞恥プレイですか!?
つーか、兄さんと呼ばせるには歳の差がありすぎだろwww.
ああ、ユミが知ったら浮気という、大義名分でアクシズを地球に落とす勢いで粛清しに来るだろうな……………(泣)
「アルベルトめ、俺を殺すつもりかっ…」
あの憎たらしい豚さんが思い浮かぶ。
でもまあ、根っこはそれなりに優しい人ですから、別に見た目とか顔がとか言う訳ではなく、友達に接するような意味での憎いなので、むしろマリーダといるアルベルトがなんかちょっと可愛く見えた。
いや、俺はホモじゃないからな!?
感性は人それぞれなんですから、気にしないで。
「兄さん、まもなく地上です」
「いや、俺は一体誰に言って……あ、ごめん聞いてなかった」
「まもなく地上です」
「いっけね!?」
慌てて機体を地上に着地する体勢を取る。
危ねえ危ねえ。
「えーと。任務内容はわかってるよな?」
「はい、兄さん」
うーむ。兄さんと呼ばれるのは嬉しくないわけではないが、色々と複雑である。
【バンシィ】に異常はない。
マリーダの方もだ。
一応、この戦いで死ぬことはないだろう。
「うおっ!マジか!」
上空からくる存在に気付いたのか、地上にいるジオン軍残党のモビルスーツが対空してくる。
もちろん、まともに当たって戦死なんてダサいので、スラスターを吹かして回避する。
そして、着陸するためスラスターをフルスロットルで噴射する。
ペダルを踏み際に、アームズのマグナムをぶっ放す。
マグナムのビームがとんだ方向には、旧式化した【マラサイ】が回避しようとするが、ビームにかすり、爆散する。
「マグナムはなるべく、民間人に当たらないようにな!」
一応、マリーダさんに言っておく。
いやもう、精神的に彼女より年上なので、マリーダさんなんて言えないよ(笑)
「了解です、兄さん」
返事が返ってくる。
それは良いことだが、やっぱりマリーダファンの人に殺されるな、これ。
「はあ……」
色々とありすぎて思考放棄した。
【デザートザク】がミサイルを撃ってくる。
バルカンで迎撃する。
そして、ビームマグナムで撃ち抜く。
【デザートザク】が爆散し、その後ろから【ゲルググキャノン】がビーム・キャノンを撃ってくる。
だが、爆煙の中から撃ったので狙いが甘く、当たらなかった。
なので、こちらがマグナムを撃つと簡単に当たり撃破できた。
後ろに敵機、ビームサーベルで対応する。
左腕を切り飛ばされた【イフリート・ナハト】が、右手のヒートサーベルを降り下ろそうとする。
だが、その前に左のアームズで胴体をかっ切る。
爆散する。
こうしたような戦闘がどこでも起きていただろう。
戦闘が終わる頃には、俺は疲労困憊だった。
ああ、クソ。