これからも、よろしくです!
【ユニコーン】は宇宙に上がる。
まあ、それはとっくのとうわかりきっているが。
「バナージ君、ブライトさんに逃走の事は聞いているな。俺が援護をするから、バナージ君は君にとって大事な人を助けに行ってこい」
接触通信で、バナージ君に話す。
まあ、念のための確認と応援という感じかな。
丸腰の【ユニコーン】から離れると、今度はマリーダ…プルトゥエルブが。
「兄さん、ヤツとは何を?」
「いや、別に。普通のごく普通な会話をしただけだよ」
「そうですか。ですが、兄さんでもそういうことを次にやればどうなるかは解りますね?」
「おーけーおーけー。そんな怖いこと言わないでくれ」
SFSに乗っている【バンシィ】は、俺の【ユニコーンガンダム ペルフェクティビリティ】の肩を接触させて通信を開いている。
つーか、マジでこの機体に感激なんですが。
【ユニコーン】素体に、両腕に【バンシィ】、背中に【フェネクス】の追加装備がある【ユニコーン】の強化機種的なモビルスーツである【ペルフェクティビリティ】。
まさかこんなのに乗れるとは、人生はスゴいもんだ。
「まもなく、限界高度まで上がります」
「前方に、ガルダ級を確認!」
マリーダの声に、黒い三連星の再来みたいな【ジェスタ】のパイロットたちの一人の声が。
「クガヤ君、プルトゥエルブの様子はどうだね?」
急にアルベルトから通信。
「いや、今のところ大丈夫のようです。精神も安定しているみたいです。ただ、本来の性格と記憶が消えていないみたいなんで、いつか何かの拍子で洗脳が消えますよ」
「そうか。ありがとう、ニュータイプ君」
「やめてください」
「じゃあ、[大地の復讐鬼]君かな?」
「……………」
いい加減だるいので黙る俺。
それで通信は終わる。
そして、時間は来た。
【ユニコーン】が動き出す。
「くっ!何を!!」
突然、【アンクシャ】を蹴り飛ばし、近くにいた【ジェスタ】を蹴落とす。
【アンクシャ】からビーム・サーベルを奪い取り、他の【ジェスタ】のSFSを斬って落とす。
「やられたぁ!?」
「このぉっ!?」
落とされた【ジェスタ】二機は、愚痴やら悲鳴やらを上げて落ちていく。
残りの【ジェスタ】と【アンクシャ】が救援に行くのと同時に、【ユニコーン】はガルダ級へ向かう。
「させない!」
プルトゥエルブがそれを阻もうと、【ユニコーン】と取っ組み合いになる。
そこで俺は、【バンシィ】の横っ腹に蹴りを入れる。
「がはぁっ!?」
「ありがとうございます!」
プルトゥエルブの息の詰まるような声と、バナージの感謝の言葉。
「兄さん!!何故【ユニコーン】を!?」
「いい加減、元に戻れ!マリーダ・クルス!!」
「なんなんだ…私は…私はプルトゥエルブ…私はプルトゥエルブ……私はっ!!」
「お前はマリーダだ!お前の本当のマスターを、お前の本当の父親を思い出せ!!」
「ああぁっ!!黙れ、黙れぇぇーーー!!!」
【バンシィ】の装甲の切れ目から、金色の燐光が見える。
「お前はただのプルトゥエルブじゃない!お前は、ジンネマンの娘、マリーダ・クルスだ!」
「あなたと言えど、もう許さない!!」
「なら、俺の名前を言ってみろ!俺との思い出を言ってみろ!マリーダ・クルス!!」
「うううぁぁぁーー!!」
【バンシィ】がマグナムを撃ってくる。
俺は避けるが、SFSは爆散する。
「ちぃっ!!」
ガルダ級に降りる。
そして、【ユニコーン】もガルダ級の上に降りてくる。
「ガンダムは敵……ガンダムはっ敵!」
「マリーダさん!!」
【バンシィ】がデストロイモードになる。
ガンダム形態になった【バンシィ】は、サイコフィールドを展開する。
それに反応するように、【ユニコーン】と【ペルフェクティビリティ】がNT-Dを起動しようとする。
「くっ…!ダメだ【ユニコーン】!」
「止まれ!【ペルフェクティビリティ】っ!」
不味い。実に不味い。
このまま暴走させてしまったら、後には戻れない。
「ぐっ…!!」
コクピットの形状が変わろうとするが、俺は素手で止める。
「勝手に…勝手になるな!【ペルフェクティビリティ】っ!」
「【ユニコーン】っ!!」
そこからは、まるで一年くらい寿命を使ったかのように激闘というか、短くも長く感じる時間だった。
俺は、現在【ネェル・アーガマ改】にて、【ペルフェクティビリティ】の調整とメンテナンスを行っている。
何故なら、このラプラス事変の最終決戦とも言える戦いに挑むため…
ユニコーンガンダムに続けて乗せちゃってます。
色々とカオスってる。
でもまあ、ナラティブでは本来の乗機に戻りますがね。