機動戦士ガンダム 宇宙の彼方へ   作:単眼駄猪介

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睦月透火さんがタービンズとの戦いを投稿してくれたので、それに乗っかる形で……

次回はキーマン同士が会えるかな?


4 イレギュラー

タービンズとの戦いになった。

うん、それは知ってる人は知ってるだろう。

じゃあ、何故そんなことを聞くのか。

何故なら俺の目の前にフラッグ様がいるんだよ!!?

 

「どーゆーことだっ!」

 

思わず叫んでしまった。

通信は切っているので、オルガたちには聞こえはしないだろうが、それでもこの戦いはヒヤヒヤする。

ここで勝たなければ鉄華団はオシマイだ。

 

「とにかく、俺がやれることをやるだけだっ!」

 

正直、フラッグがいる時点でおかしいと思っていたが、手練れとはいかないものの、実戦を潜り抜けたような雰囲気と動きをしているので、油断しないようにする。

 

「三日月!殺られるなよ!」

 

「……わかった」

 

おいおい…もうちょっと何かさ……

まあいい。

早速敵からも、アミダ機とアジー機の百錬が。

多分、ラフタの百里は原作通りどっかで潜伏中だろう。

まあ、戦況は俺が指示しなくともイレギュラーがなければ原作通りになるはずだ。

少なくとも、その可能性が高い。

基本的には原作通りなので、わざわざ俺が伝える必要はないだろう。

スモーク弾をイサリビが撃って、三日月たちはそれぞれの相手をする……

もちろん、俺もお邪魔虫とばかりにライフルで敵の動きを阻害する。

油断しなきゃ、大丈夫だろうな………

と、そう思っていたときだった。

 

「!?」

 

攻撃の意思と、何かの力を感じて咄嗟によける。

そして、その相手は……

 

「フラッグ……だと!?なんでや!?」

 

思わず関西弁。

白をベースに、所々赤や金の装飾が施されている。

 

「俺の存在が、またイレギュラーを起こしたのか?以前は宇宙世紀だったから良かったんだろうが……」

 

実際、一年戦争では俺はジム、陸戦型ジムと乗って試作型の試験機、アベンジャーガンダムに乗っている。

あれはEXAMシステムを秘密裏に搭載していたが……まあ、懐かしい思い出だ。

しかし、原作に大きく関わってはいないのである意味スピンオフストーリーやアナザーストーリーに属する機体だろうか?

ガンキャノン・ソレデリアやNEO・Hi-νガンダムも、原作にはない機体。

ソレデリア以降は大きく原作に関わったが、それでも正史と大きく変わることはなかった。

精々、死亡キャラが生存しているとか、それぐらい。

 

「つーか、なんか普通とは違うな……」

 

しかし、このフラッグというイレギュラー。

パイロットもイレギュラーっぽい。

例えるならリンゴ。

表面は、つまり皮の部分は普通に見えるのだがその内側、美味しい部分は普通とはかけ離れた何か。

そして、そのもっと奥底に……ニュータイプに近い何かを感じた。

まだ、未覚醒のようだが……

 

「油断はできねぇな……!」

 

こちらに狙いをつけていたようだが、簡単な射撃では俺には当たらない。

つまり無意味。

しかし、その機体性能は驚くべき物だった。

 

「チッ!コイツ、モビルスーツのくせに早ぇぇ!?…さすが武闘派は伊達じゃねえってことか!」

 

二刀流で敵の動きを待つ。

まあ、ほんのコンマ0.1秒だが。

直感と経験で相手をする。

バトルソードを相手に叩きつけるが、シールド……ディフェンスロッドによって防がれた。

とはいえ、咄嗟にという感じだったのでこのパイロット、普通よりは良いがまだ技量が足りないというところか………

バトルソードの衝撃の反動で、フラッグと少し距離が離れる。

 

「こいつは捕獲しときたいな…!」

 

というわけで足を狙うが……

フラッグが即時変形して、スラスターの火を浴びせられた。

 

「ウオッ!?…コイツ、ウラキと似たような真似を!」

 

モニターがブラックアウトし、サブカメラに切り替わる。

それまでの間に、左のシールドで迎撃の体勢を取る。

 

「メインカメラは……まだ無理か…」

 

判定が終わっていないが、敵が動き出したので俺はニュータイプの力を引き出すために、深呼吸する。

 

「…宇宙と同化するんだ…宇宙の目線から…!」

 

どうやら、グラハムスペシャルをやったみたいだ。

おい、パイロット?体は大丈夫なのか??

一瞬そう思ったが、そんな考えを捨てる。

グラハムスペシャルができるのなら、なめてはダメだ。

というか、無意識のうちに舐めていた。

みんなのプレッシャーが低かったというのもあるが……いや、言い訳だ。これは自分のミスだ。

そう考えながら、シールドをフラッグの進行方向に放り投げる。

それに諸にぶつかったフラッグは、体勢を崩してあらぬ方向へ飛んでいく。

そして、ちょうどオルガたちがハンマーヘッドを制圧したと報告が入った。

 

「終わった…か」

 

一応、原作通りに進んだが、フラッグというイレギュラーは無視できない。

いや、もしかしたらあちら側も無視できないのではないか?

それに……彼女に例の物を渡すのにちょうどいいと、勘で思った。

何故だかはわからないが、そう思った。

ん?彼女?タービンズなら女性パイロットでもおかしくはないが、普通とは違う雰囲気だった。

まあ、深くは考えない方が良いだろう。

……バレたらシバかれそうだし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イサリビに戻ると、改めて今回の戦闘を振り返る。

まず、フラッグは魔改造されていた。

つまり、原作フラッグの欠点を知っていたか、もしくは元々そういう設計をしたか。

だが、グラハムスペシャルを彼女は知っていてやっていた。

知らなかったらもう少し動きが雑だったはずだ。しかし、知っていたか練習していたか、迷いのない動きだった。

これで知らずにただ独自の発想で行ったのなら俺はその人を天才と言うだろう。

まあ、彼女は俺と同じ転生者という可能性がある。

あくまで可能性なので確証はない。

だが、その可能性が出てきたからには接触したいな……

確か歳星で契りを結ぶはずだから、そこでなんとか会えないかな?

…やるだけやるしかないか。

 

俺は歳星に向けて発進するイサリビの部屋の一室で、戦闘の疲れを癒すべく寝ることにした。

そして、ハンマーヘッドとイサリビは歳星に向けて航路を取った……




フラッグのパイロットは……わかりますよね?

イサリビでの生活

禍月「今日の俺は阿修羅さえも越える存在だ!」

三日月「阿修羅ってなに?」オルガを見る

オルガ「ミカ、俺にだって知らないことはあるんだ……」頭を抱えて悩む

禍月「えーと……仏教に出てくる、神様の一人…だったはず」

クーデリア「なんだか楽しそうですね」ニコニコ

アトラ「そう……なのかな?」困惑

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