機動戦士ガンダム 宇宙の彼方へ   作:単眼駄猪介

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この回は戦闘回でございます!

アベンジャーに搭載されていたアレが動き出す……!




10 ニュータイプ

機体は万全。

これならいつでも出撃できる。

とまあ、当たり前なことを考えているうちに昭弘がグレイズ改でカタパルトから射出されたから、俺も早めに出るために、カタパルトの上へ。

 

「昭弘、もしダメそうなら手足引きちぎってでも取り戻してこい」

 

「ああ…わかった…!」

 

ホントにわかったのかな?と、思ったのは今後原作の展開を想像したためである。

言い方が悪かったからなあ、原作のやつは。

 

「さてと、いっちょやりますか!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最初に言っておこう。余裕で戦えていたのは序盤だけであった。

 

「グレイズがいる上にマン・ロディが多いな…!」

 

何故かグレイズが存在しており、動きからしてベテランだ。

しかも、戦闘を何度も潜り抜けた重みのある動き。

 

「賞金稼ぎか?まあ、叩き潰すだけだが!」

 

そういや、透火に通信を切ってくれなんて前の戦闘の後でぼやかれたが、ミノフスキー粒子があった宇宙世紀育ちの俺にとっては、通信をONにしてても切れてる状態だったからついつい切るのを忘れてる。

 

にしても、このグレイズはやるな。

 

「邪魔…すんなぁ!」

 

「こちとら大金がかかってんだぁ。無理な話だな!」

 

ま、そんなもんだと思ったけど。

しかし、コイツらはどんだけ戦ったんだよ?

殺意も凄まじいし、他のグレイズも同じくらいに強い。

これだとジリ貧だ。

 

「ライフルで当たらねぇならキャノンも当たる訳がねぇし……決め手がないな…」

 

しかし、一方の相手も決め手が無いようなので一安心だが。

 

「クッソ!もっと簡単に終わると思ってたのによぉ!」

 

「ここで死ぬなんてありえへんからな!」

 

ソニックブレイドとバトルアックスがぶつかる。

しかし、次は後ろから他のグレイズが。

 

「ああもう!手こずらせんな!」

 

俺はライフルを至近距離で後ろのグレイズに当てる。

ナノラミネートの装甲を破壊することはやはり出来なかったが、それでも動きを阻害できた。

まあ、バトルアックスを左肩のアーマーに受け止める結果になってしまったが。

 

「おやっさんと透火に怒られるな…!」

 

さすがにこの強敵相手で4対1は、現状のアベンジャーだとちょっと厳しい。性能差で何とか押し留められるが。

ソレデリアかNEO・Hi-νガンダムなら、何とかできるのだが。

あ、でもビーム効かないんだよな………

相手の動きを注意深く観察する。

やはり、動きはプロだ。

そして、何かが取り巻いている。

アイツラを取り囲んで、まるで呪うように……

 

「っかはぁっ!?」

 

まずい、いつの間にか亡霊の悲しみに取り込まれるところだった。

しかし、これでは彼らはどれだけ殺してきたか……解ってしまうではないか。

だが、その時、一番起きてほしくない現象が起きてしまった。

 

【EXAM SYSTEM stand by】

 

注意の表示バーが、モニターに現れ、コクピットの中を赤く染める。

 

「うそ……だ」

 

表示バーには、しっかりと【EXAMシステム】の名が刻まれていた。

 

「あんなのが……あんなのが何でポストディザスターにあるんだよ!?」

 

淡く期待していたのだが、やはり上手くいかないな。クソッタレ。

 

「あぐっ!?」

 

俺の中に誰かが入ってくる。

俺はこれから起きるだろう事象に、恐怖と冷や汗をかく。

通信を切り、この世界のEXAMシステムの真髄を見極める。

システムという、外壁の向こうには……ただ人の形を保っただけの、ただのシステムだった。

何もない、ただの……システム。

 

「うわああぁぁぁぁぁーーーーーっっ!!!」

 

頭が痛い。

亡霊の声が、頭に響いてくる。

しかし、俺の腕は止まらない。

このシステムは、相手を殺し尽くすまで止まらない。

だからこそ、俺は嫌だった。

こんなのがないと、オモイタカッタ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あのあとの記憶は曖昧だ。

ただ、グレイズ四機のコクピットを無慈悲に貫いてその生を終わらせる。

それだけだ。

戦闘が終わり、システムも丁度停止したので久しぶりにかかった強烈なGによる疲労を乗せながら、機体をイサリビへと動かす。

コクピットから出れたまでは覚えている。

そして、戦闘中にどんな風に動いたか、少しばかり覚えている。

だからこそ、俺は吐き気を感じた。

彼らの最後の悲鳴が、俺の頭にまだ響いている。

そのあとは気絶した。

 

 

 

 

 

 

 

 

イサリビのベットの上で俺は起きた。

丁度、透火が扉を蹴破る勢いでやって来たが。

思わず、「ヴェ?」って小さく口からポロッと出たわ。

聞かれた内容は、やはりEXAMシステムの事だった。

しかし、ホントにこの事を話していいものか?

と、思っていたが彼女から感じる目線と彼女から感じる感情で話すことにした。

まあ、結局はガンダムでよくある重たい話。

それが俺の人生であるだけだが。

しっかりと俺の過去を聞いてくれた透火。

そんな彼女に、俺はいつの間にか好意を抱いていることに気付いた。

そんなチョロくないだろ、俺?

でもまあ、彼女に感謝しているのは事実だ。

だが、そんなのも考える余裕を与えるつもりはないのか、睡魔が襲ってくる。

俺は気絶したときのような、夢を見ずにただ体の回復に俺の本能が働いていた。

 

 

 

 

 

 

 

次に起きたときはオルガと三日月、昭弘がいた。

 

「あ、起きた」

 

「桐谷、大丈夫か?」

 

「おう、何とか大丈夫だよ、団長さん」

 

「ふう……」

 

おいおい、大袈裟な安堵の息してんなよw

と、そこで昭弘が前に出てくる。

 

「桐谷……ありがとうございます……!」

 

「いいって、兄弟は何時かは離れるだろうけど、それでも何時までも一緒にいる仲だ。取り戻せてなによりだよ」

 

なんともまあ、敬語で感謝の意を伝えてきた明弘。

ちょっとビックリ。

そのあとも、三日月と昭弘と少し話をして、二人は退室した。

そして、オルガが残った。

………多分、これからの事についてかな?

 

「桐谷……これからの事なんだが……」

 

「オルガ、いつも言っていたことだが今改めて言うぞ。誰かに頼るのは良い。誰かに意見を求めるのは悪いことじゃない。だけどな、誰かの意見ばっかを自分の意見にしてちゃお前は団長にはなれないぞ。俺はあんたらの団長にはなれない。俺にはその責任は重すぎる」

 

「………………」

 

「オルガ、まずは自分の意思を見せろ。お前の覚悟を見せろ。でなきゃ、三日月にぶん殴られるぞ」

 

「………!」

 

その後、オルガはみんなの意見を聞きながらも、しっかり自分の意思も見せていた。

やはり、若いって良いね。

 

 

 

 

 

 




いや、おぬしが言えることか!?みたいな事になっていますが、実際、歳は伊達に食ってないのでそう思うのが禍月であるのです。

「ポストディザスターでの老後はどうしようか…」

………その前に嫁さん見つけたら?

「いやいや、俺にはユミが…///」

今誰を思い出した?(ニヤァ)

「う、うっせ!///ちょいとイサリビ一周してくる!」

……どゆこと?

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