機動戦士ガンダム 宇宙の彼方へ   作:単眼駄猪介

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短いですが、それでも何も書かないのも嫌なんで追記的な感じで……




22 激闘

クルーガーとルーギス。

この二人が原作のグレイズ・アインに成り変わり、俺を圧倒してくる。

まるでカテゴリーF(フロスト兄弟)と戦ってるみたいだ。

いや、俺はまだ彼らと戦ったことはないからどんな感じなのかは解らないが、少なくとも今はそれと等しいかそれに近いのだろう。

EXAMシステムを起動し、リミッターも解除して数分。

奴らは巧みな連携プレイで、射撃と格闘を交代でやって来る。

きっと、生体ユニット型阿頼耶識でなければこんなことはなかっただろう。

 

「それもまた、俺様のミスか!」

 

俺は透火に惚れている。

理由は今も解らない。

でも、惚れたんだ。

それに理由なんて必要だろうか?

ユミだって、俺の大切な人だがいつまでも過去にとらわれてはきっと俺はシャアのような過ちを犯してしまうだろう。

最悪、マザロリみたいな変な性癖というか人格にもなりかねない。

だからこそ、俺は前を向いて前向きに考えなければならない。

 

「やってやるさぁ……!」

 

「へ!余裕でいられんのも今の内だぁ!」

 

「殺す!」

 

バスターソードが横薙ぎに振るわれる。

それをスラスターで上に回避してライフルを後ろで撃とうとしているルーギスに牽制をする。

 

「チッ!」

 

「落ちろぉ!」

 

気合いと共に腰部のサイドアーマーに懸架されていたバトルアックスを投擲してくる。

…………視えた!

 

「キャッチしただとぉ!?」

 

「いらねぇから返品するぜ!」

 

「ケッ!」

 

左手でキャッチしたバトルアックスを投げ返して、クルーガーはバスターソードで弾いて防ぐ。

もうライフルの残弾はゼロに近い。

ならばと、俺はライフルを投げつける。

バルカンで爆発させ、相手の視界を奪う。

 

「目眩まし程度!」

 

煙の先にはクルーガーのパンチがアベンジャーの頭を狙っていた。

味方の掩護は先程後ろで戦闘音が聞こえるから、きっと無理だろう。

ギリギリ避けるが頭部のブレードアンテナが折れた。

 

「ったく、何だよその反応速度はよぉ!」

 

「だがやれないわけではない!」

 

そう、俺を殺れない訳ではないのだ。

ニュータイプとはいえ、ただの人間だ。

だから、彼らは俺を殺しに来る。

 

「殺られるかよ!」

 

ホバーを起動し、市街地を動き回る。

もちろん、極力建物は破壊しないように。

だが、アイツらは関係なしに突っ込んでくる。

 

「おらよぉ!」

 

バスターソードがブーメランのように投げられる。

それを回避するが、後ろにルーギス。

 

「もらった!」

 

「なんつー動きだぁ!」

 

バスターソードを素手でキャッチし、逆手持ちで追撃をかましてくる。

ギリギリ上半身を反らして避け、スラスターでバク転。

体操選手のように連続バク転して、ちょっと酔う。

しかし、不味い。

挟まれた。

後ろのクルーガーはキャノンやマシンガン等で攻撃。

それを避ければ一撃必殺を込めたバスターソードがそこに振り下ろされようとする。

ソニックブレイドを引き抜くが、どうもパワーの差からか押し負ける。

 

「グッ…!」

 

「死ねぇ!」

 

背後にキャノンを撃とうとするクルーガー。

俺はホバーで横スライドに動き、弾を回避。

弾はルーギスに当たるが、装甲で跳ね返された。

 

「はぁ……はぁ……はぁ……」

 

リミッター解除しても、ここまで性能差を感じることになるとは………

 

「オラオラァ!まだいくぞぉ!」

 

息を整える暇もない。

だが……!

 

「俺はアイツに約束したっ……俺がいる…俺が守るって……言ったのだから!」

 

「んなの知るかよぉ!」

 

「知られてたまるかぁ!」

 

ソニックブレイドとクルーガーのバトルアックスがぶつかる。

が、数秒も持たずに融解し始める。

 

「うらぁ!」

 

「カハッ!?」

 

遂にコクピットにパンチをもらい、衝撃で頭を揺さぶられる。

そして、コクピット内は火花が散る。

上手く……威力を流せたようだ。

 

「うざってぇな!」

 

「腐ってもパイロットというところだろう」

 

「へへ……こちとら長年パイロットやってるけどな……」

 

今の言葉はきっと届いていないだろう。

俺も聞き取れるのが精一杯だったし。

やべ、頭から血が出たわ。

 

「ゲホッ、ゴホッ……」

 

血反吐まで……試しに鼻の下も触ると、手には血がつく。

まだ新しいから、まだ鼻血も出ているのだろう。

それに……さっきのパンチで左足の脛を骨折したな。

何かのパーツが勢いよくぶつかったのか、今は違和感で済んでるが終われば激痛だろう。

 

「やべぇ………ここらで死んじまうか?……まあ、アイツがいるんだ。もし死んでも、何とかするだろうな……何も言えずに死ぬのは遺憾だが」

 

意識もあんまりハッキリしない。

もう、EXAMに身を任せるしかないのだろうか?

 

「……オェッ……カハッ…ペッ」

 

吐き気が来たと思えば、また血反吐。量が増えてるな。

かなり内蔵もグチャグチャか?

まあ、EXAMの加速についてこれた俺の耐G体質もやりすぎちゃあこうなるか。

 

「…………やってやるさ……」

 

モニターに映る俺の顔は、まるで彷徨い何かを求める死者の顔のようだ………

 

「ほらよぉ!」

 

「ウオォォッ!!」

 

シールドで、クルーガーのバスターソードを受け止めるが今ので左腕がイカれた。

シールドが外れ、さらに追撃でボロボロにさせられる。

右肩の装甲板が粉砕され、ツインアイの片方にライフルの弾がぶちこまれる。

しかし、当たりどころが良かったのかEXAMは止まらない。

 

「……死ぬなら一人くらいは道連れに…な?」

 

俺は機体を自爆させる手段に出る。

かつて、俺はコイツを自爆させたが二回目は俺の命が代償か………

そう思いながら、クルーガーの首を掴もうとした時、耳に雑音が流れる。

そして、レーダーを見れば……

 

「ザド……キエル?」

 

 

 

 

 




死にかけです。

初めてではないですが、死にかけですね。
まあ、初めてのは破片が体中にぶっ刺さってましたし………死ななかったのは奇跡なほど、酷い怪我でしたぜ。

いずれちゃんと書きますぞ?

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