実力至上主義の学校で平穏を求めてみる   作:さっきのピラニア

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本日も駄文ですが、お楽しみいただければ幸いです。


無人島②

まず最初は拠点探しから、これは複数班に分かれて時間を決めて散策する。運よく見通しの良い川沿いの場所を見つけたので、そこに拠点を構える事になった。バーベキューとかしたら最高に楽しそうだな~とか思いつつ拠点の設営準備に取り掛かる。一之瀬を中心とした首脳側が既に交換する物資の選定を済ませていた様で、設置はスムーズに行えた。さす之瀬さんですね。

設営も終わったので一応一之瀬に残りの仕事が無さそうなのを確認しておき、探索に出ると話を付けておく。何か食べ物でも見つけておけば問題は無いだろう。

 

散策中、人の通った跡のような獣道が幾つかあったが、あえて通らずに、他のクラスとばったり鉢合わせなのも敵対相手同士なので避けたいところである。

驚きだったのは、普段見かけるバナナだったりパイナップルだったりと、スーパーでお見掛けする食材が点在していることだった。クラスが飢えないようにとの学校側の配慮なのだろうが、少し苦笑いしてしてしまう。一人では大量には運べないので一つだけ頂いて後でクラスのメンバーを引き連れていく事にしましょうかね。

 

暫く無人島内を適当に散策していると、人が入れそうな手頃な洞窟を発見した。そして入り口にトイレが二つとAクラスのハゲ…確か葛城とかいうAクラスのリーダ格と取り巻きっぽい一人が立っているので、おそらくここがA組の拠点なんだろう。俺は茂みから出て話しかける。

 

「ハローハロー。B組の赤羽でっすー。ここがAクラスの拠点ってことで良いっすかねぇ…?」

 

「…Bクラスがここに何の用だ?」

 

葛城が威圧を含ませた声色で言い放つ。

 

「…そりゃあ、こんなクソ暑い中、特別試験で敵対クラスが二つ……偵察でしょう…?」

 

「…帰れ。こんな所で事を構えたくは無いのでな。こっちは2人でお前は1人。結果は分かるだろう?」

 

「普通なら、だけどな。お前さんはともかく、そっちは大したことなさそうだ。監視カメラも無いこの無人島は多少なりの荒事は学校側も認識してるんじゃないか?」

 

俺はふぅ…と小さくため息をつく。

 

「…フン。用が無いなら、さっさと自分の拠点に戻るんだな。」

 

ハg…葛城は汗を軽く拭い、こちらに背を向け、拠点内に戻っていく。敵対クラスにわざわざ拠点を口にするのは迂闊だと思うが、ありがたい情報なのでちゃっかり頂いておこう。ノーリスクローリターン。

 

「そっちの拠点も判明したって収穫もあったし、そうさせてもらいますよ。んじゃまた。この島でまた会わない事を願うよ。」

 

 

そう言って、俺もAクラスの拠点を後にした。万が一だが追跡されて拠点がバレると面倒なので、あえてグルっと遠回りして戻る。

拠点には出来なさそうなチェックポイント数個と、他クラスの拠点は気付かれない様には確認しておいた。とは言ってもCクラスは浜辺でBBQと海水浴、龍なんとかさんもバッチリバカンスを決め込み、物陰にいる俺を認識することは無さそうだったが。Dクラスはなんかバラバラでウロウロしていた。拠点を探してる途中なのだろうが、今時間なら普通はそんな所だろう。

ぼちぼち成果もあったのでBクラスの拠点へ戻った。他の生徒も食料を見つけた様で何人か応援を貰い、食料の回収に向かう。一之瀬が気を回してくれたのか、俺をそこまで怖がっていない生徒だけだったのはありがたい。あとこの状況でも件の水泳部彼は勧誘してくるので止めて欲しかった。

 

あとクラスメイトの一部とはいかない位には俺は怖がられているのは自覚しているので、寝泊まりを少し離れた所でして良いか聞いたが、テントが手狭な事もあり意外とすんなり了承が貰えた。奇妙な視線も向けられていたので、やべぇ奴のボルテージは1段階上がってしまった気がする。既にほぼMAXだから気にしない気にしない、一休み一休み。

ビニールシートもついでに頂戴し、蔦をかき集めて編んで拠点の見える所に簡易ハンモックを作っておく。こいつらを組み合わせておけば寝る位は問題ないだろう。

俺のゆるキャン(無人じゃない無人島生活)、スタートです。




お久しぶりです。久々に書くと書けないもんですね。
そろそろ長期連休なので、少しずつリハビリ兼ねて書いていけたらなぁ。とは思っていますよ。執筆中の煙草が美味い。

皆様も熱中症にはお気を付けください。それでは。
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