実力至上主義の学校で平穏を求めてみる   作:さっきのピラニア

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お待たせしました。身体能力ブッパ武闘派主人公、たぶん活躍予定の体育祭編、始まります。
コイツ人間じゃねぇ!というツッコミは刃牙ネタをふんだんに盛り込んだキャラという事で受け付けないので悪しからず。キャラの調整が難しい…


体育祭、準備開始です!

担任の星乃宮先生から体育祭が開催される旨がBクラスに通達される。全学年を赤組と白組に分けた対戦方式で、白組がBとCクラスで構成されている。全員参加競技と推薦参加競技があり推薦参加競技の方が貰えるポイントが多い。全学年の総合点で負けた組はクラスポイントが100引かれる。各学年、総合点で1位を取ったクラスはクラスポイントが与えられる。それ以下はゼロかマイナスとなる。個人競技で1位を取った場合はプライベートポイントか筆記試験での加点が貰える。全競技で最も高得点な生徒、学年別で最も高得点な生徒にはプライベートポイントが支給される。個人で高得点を狙えはするが、クラスポイントを上げる方法は無さそうだ。

 

説明の後、全クラスが集まり組ごとに分かれてご対面である。4クラスあるのはハリーポッターみたいだなとどうでもいい考えが巡る。強引に分けるならばAクラスがレイブンクロー、Bクラスがハッフルパフ、Cクラスがスリザリン、Dクラスがグリフィンドールって感じかねぇ。Dクラスにハリーがいるのかしらん。Cクラスのフォイは間違いなくあの人…

三年生Bクラスの生徒のご高説を賜った後、各学年のご挨拶…となる予定だったんだけど。早速ウチの委員長の一之瀬さんと、Cクラスの龍なんとかさんの交渉が決裂している。

会話が終わったようで、龍なんとかさんがのっしのっし、とこちらに歩いてくる。あの…注目浴びるんで止めてもらって良いっすかね。

 

「お前と一緒に戦うことになるとはな…ま、お前のことなど眼中に無いが。せいぜい邪魔をしてくれるなよ。」

「龍園さんがお仲間とは心強いねぇ…。足は絶対に引っ張らないのでご心配なく。…今回は俺は純粋な体育祭だと思っている。あまり策略を巡らせ過ぎないようにしてくださいな。」

「お前の忠告を聞く理由は無いな。」

「さいでっか。」

 

それだけを言い残し、龍なんとかさんは去って行った。特にかける言葉も無いのでそのまま見送る。かけてやりなよ、デミグラス…ハンバ!ーグ!

カーッ!と頭の中でビブラスラップの独特な音色が鳴り響く。その後は特に何もなく放課後となり解散となった。

 

 

そんでもって時間は週に一度設けられるホームルーム、Bクラスは一之瀬を中心としてで種目の振り分けを行う事となった。

「それじゃあ!まず最初に、推薦参加種目を決めたいと思います!は自薦でも他薦でも良いからね!」

俺はスイーと手を上げる。ハイ、赤羽君!と一之瀬に指名されたので俺は発言する。あまり発言しない為か、クラスの皆は物珍しそうに俺の方に振り向く。俺は動物園のライオンじゃありませんよ。

「推薦参加種目は全て参加させてもらいたい。んで、俺がもらえるポイントはBクラスで下位になった人物に充ててもらって構わない。それで不満なら最優秀生徒報酬のポイントをクラスで山分けでも構わない。…俺にはそれ位しか出来そうにないんでね。」

「…運動神経が良いのも分かる。おそらくお前の力は借りるつもりだが、それで良いのか?実質タダ働きになるぞ。」

神崎が俺の提案に口を挟む。そこまで目立つわけではないが、彼はクラス内では一之瀬の参謀ポジション付いているため、一之瀬に次いで発言力のある生徒である。俺は勝手に副委員長扱いしている。

「大丈夫だ、問題ない。Bクラスは今までの試験で目立った成績を残せているわけでは無いからねぇ。ここで一度目立って学年全体の主導権を取るってのもアリじゃない?」

言ってから気づきましたが、完全に死亡フラグですねありがとうございました!

「凄い自信だね…大丈夫かな…勝てる保証があるわけじゃないし。」

「体育の授業の時とかBクラス内の運動神経良い奴だけで、一度競争すれは良いんでない?その後で決めてもらってよいさほいさ。」

「もしそうするとして、一般参加種目はどうしよっか?」

一之瀬がこちらに質問を飛ばしてくる。

「そっちは相手方のエースが参加する順番に放り込んでもらえれば良かねぇ…運が絡む競技は負けるかもしれんが、個人の競技ならなんとかしましょう。」

クラス内での俺の立ち位置としては、水泳等の授業もあり、ちょっと運動神経が良くて、喧嘩が強いちょっと怖い奴位だと認識している。クラス内での発言力は皆無に等しいが、運動神経に関してはクラス内では上位の認識は持ってもらっているだろう。クラスの反感を多少なりとも買うのは承知の上での発言になってしまうが、既にクラスでの評価がドベなので気にすることでも無かったりする。

 

後日、体育の授業で競争が行われた。距離は100メートル走。相手は神崎、サッカー部柴田と水泳部とその他自信がある奴らである。結果は2位の柴田と一馬身差をつけてゴールである。ぶっちゃけぶっちぎりである。

すご…との声が聞こえてくる気がするが、聞き流しておく。運動部に誘われたりしたら面倒だからね。

「…凄いね!運動部の誰よりも早いのは驚き!」

一之瀬がこちらに駆け寄って来る。

「拙者、絶賛帰宅部を謳歌中でござるよ!おろろ!」

俺は息を切らさずに答える。帰宅部といって運動が出来ない訳では無いのだよ!自分で勝手気ままに鍛錬しておりますんで。

「その発言で全部台無しな気がするけど…」

 

「それはともかくとして次はこれね!」

一之瀬から握力計を手渡される。身体能力を測る上で数値化出来るのは手っ取り早くて良いですね。

「ふんもっふ!」

「凄い独特な力の入れ方だね…」

握力計の示した値は機械のMAXの100kg。俺の握力は…200kgだ…!とはいえ俺は邪眼を持ってないし、GetBackersでもないし、雷帝と呼ばれた相棒もいないし、某赤屍氏の様に全身にメスを隠し持っているわけでもない。

「…うわぁ…この握力計で測れないのは驚き…というかゴリラだね。」

しれっと罵倒を食らってしまった。俺から身体能力取ったら何も残らないのでは…とは思ったが黙っておいた。言いたい事も言えないこんな世の中は…Poison。

 

「一つお願いなんだけどさ、今回の体育祭でさリーダーになってくれないかな。実力は誰もが認めるだろうし、私も推薦するから。私は運動は抜群ってわけじゃないから、こういうのは一番良い人がやるべきかなって思うんだけど…どうかな?」

「え、嫌だけど。」

俺は即答で拒否する。

「何でぇ!」

「柄じゃない。」

「えぇ…」

「今まで通り一之瀬か、神崎がやるのが妥当でしょうに。」

運動が出来ても、クラスをまとめ上げて勝ちに結びつけられる自信は無いのが正直な所。個人的には神崎がベストではないかなぁとは考えている。学力・運動神経・クラスの立ち位置のバランスが良い山本選手的立ち位置なんでね。

「それもそうだけどさぁ…個人的にクラスでもうちょっと存在感出してもらいたいなと思って。」

既に存在感は出している。喧嘩紛いの事含めて悪い意味でだけど。

「いやぁ…俺の立ち位置はこれ位で丁度良いっしょ。練習にはちゃんと出るんで許してちょんまげ。」

一之瀬は食い下がるが、全く付き合わない俺の様子を見て早々に諦めを見せる。

「しょうがないっか…じゃあ練習の時の指導お願いね!」

「分かりましたおかのした。でも人に教えるのは得意でないんで期待はせんでくだせい。」

「そうかなぁ?この前教えてもらった時、結構上手だったと思うんだけどなぁ…」

「そんな事もありましたねぇ…」

そういえばひと昔護身術的な事を教えましたね…特別試験が濃すぎてすっかり忘れておりましたよ。

さてさて、やっと活躍出来そうな機会が訪れましたんで、頑張らせてもらいましょうかねぇ。




今話総文字数が5万字を超えました。他の投稿者様と比べると随分少ないかと思いますが個人的には満足しています。次は10万字を目指してぼちぼち書いていきますよ。


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