Fate/Fake Lancelot   作:アマノジャック

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続きです。あー、5.5章…まだ新しい復讐者を倒したところですが、私の術者と和鯖も参戦させたくなりましたね…。書かないでしょうけど。個人的には例のみこーんさんが出てきてくれて嬉しいです。後、NPCの金時がずっと無双している状態…強すぎる!


虚数大海戦イマジナリ・スクランブルに道化が参加するようです 5

ゴッホ「エヘヘ…工へへ……。医務室から解放された後は……すばらしい夜でした…。ダゴネットさんも、モデルして…いただき…ありがとうございます。それに、ホクサイの肉筆画まで見せていただいて……しあわせ……ウフフ…これ夢かな…エへへ…ああ……夢のような…温かな光が見える…幸せで…幸せすぎて……」

 

ゴッホ「咲いちゃった!!」

 

ゴッホ「はいっ、ゴッホジョーク!!エヘへ!エヘへ!我ながらハイテンション!ゴッホハイ!ホハイ!ホハイハヘーハーハーン!ああ…ゴッホ魔力切れの気配だゴッホさんと、ちょっと眠りますね……工へへ……おやすみなさい…」

 

ダゴネット「はいはい、部屋まで運びますよ。」

 

ゴッホ「本当に、本当に、ありがとうございました、マスターさZzz…」

 

マシュ「お疲れ様です、先輩。あれから異常なしとして無事解放されたゴッホさんと、偶然いたダゴネットさんとてで徹夜でお絵描き…いや、あれは絵画道場でした……」

 

▶︎ものすごい

スパルタだった

 

マシュ「はい……でも、マスターに絵を教えるゴッホさんは、デートの中でいちばん楽しそうでした!」

 

マシュには

▶︎そう見えた?

 

マシュ「…は、はい。そうではなかったでしょうか?」

 

▶︎楽しいことに集中して

不安から目を背けようとしてるように見えた

 

マシュ「え…いえ、でもセンパイが仰るならそうなのかもしれません。ゴッホさんの本当の笑顔を見るには、どうすればいいんでしょうね…?」

 

ダゴネット「いいえ、あれもまた本当の笑顔でございますよ。…しかし、マスター殿が仰ることもまた事実です。」

 

マシュ「ダゴネットさん!」

 

ダゴネット「マスター殿はゴッホ殿の不安が何かわかっているのでは?どう解決するつもりなのかは存じませんが、行うのであれば早い方がいいでしょう。ゴッホ殿のあの状態が続くのは…」

 

▶︎………

 

ダゴネット「気分転換は心に刺激を与える良きことでございましょう。私も芸で皆を楽しませております。それで暗い気持ちが笑顔に変わるのは時間のお陰に過ぎません。しかし今回はそんな時間すらも惜しい状況…私が無力なばか…何でもありません。お体を冷やさぬよう温かい飴湯を用意しました。どうぞ、…失礼します。…私に出来ることがあれば何でも言って下さいますよう。」スタスタ

 

▶︎………

 

マシュ「………。」

 

とりあえず

▶︎…飴湯をいただこうか

 

マシュ「そうですね、いただきます…これは!甘いですが…」

 

砂糖じゃないから

▶︎ハチミツ湯だね、これ

 

 

Now loading

 

楊貴妃「ユゥユゥ、招集に応じて馳せ参じました~!しかしマスター、この招集ってなんでしょうか?」

 

それが自分も

▶︎聞かされてなくて

 

楊貴妃「ふむ?他の皆様も、そんなご様子ですね?つまり招集者は船長。首脳陣もその内容をご存知なく、ダゴネットと女神様もなぜかこの場にいらっしゃらない…。これはアレですね、驚喜、あるいは技術上の絶望的な宣告…どちらかですね!」

 

ゴッホ「絶望…ウフフいいですよね、ぜつぼう…絶望に面してこそ、人の美しさは発揮されます…」

 

あれ?

▶︎元に戻ってる…

 

ゴッホ「教授(プロフェッサー)さまの…怪しいお薬を飲んで……元に戻りました…というのはゴッホジョークで、こっちの姿のほうがリソースと気力の消費が少ないのと、格好が辛気臭くないので……エへへ、普段はこの姿です。」

 

あの形態だと

▶︎ハイテンションだったもんね

 

ゴッホ「はい…でも、へこむときもあっちはスゴいので… デートの翌日は…ちょっとひどく…エへへ…。ともかく、どんなおしらせを頂いても………ゴッホはマスターさまに…ついてきますよ…ウフフ……」

 

楊貴妃「ななんと!ゴッホちゃんが前向きなのは嬉しいケド、マスター相性指数ではユゥユゥも負けません~!」

 

ゴッホ「エヘヘ…これからも一緒にお仕えしましょうね、楊貴妃さま……」

 

楊貴妃「…もちろん!どんな宇宙的絶望的宣告でもどんとこい、だね?」

 

 

ネモ「みんな、ご苦労。 迅速な集合に感謝する。さっそくだけど、ついさっき僕らは、虚数空間滞在150時間のタイムリミットを超えた。」

 

おお

▶︎あったね、そんなリミット

 

ネモ「うん、これは当初、航行可能な限界とみていた刻限だ。本来なら、ここで行うのは敗北&自決宣言だったはず。しかし現状は違う。僕らは生存し、これからも生存する。その思いを今、みんなで新たにしたいと思う。そしてこれからも、各自奮戦を期待する。」

 

▶︎イエス、キャプテン!

 

ネモ「さて、ここまで頑張ってくれたみんなのために、 ささやかな席を設けたんだ。ノーチラスとスカサハ=スカディが心を込めて提供する。バカ騒ぎはできないけど、楽しんでほしい。さあみんな、食堂に移動しよう!」

 

楊貴妃「…?また、何か聞こえ…」

 

ゴッホ「楊貴妃さま、いかがなさいました……?はやく参りましょう、はやく、ごはん、ウフフ…」

 

 

マシュ「わあ、すごいご馳走です、先輩!!」

 

ゴッホ「パンがたくさん、揚げた魚とおいも……ウフフ、見たこともないお料理も……復活祭かなにかみたい……!」

 

刑部姫「シュリンプカクテル、カキのキルパトリック、ケジャン、ムケッカ、ガンボに蒸魚……シーフード多国籍軍だぁ!」

 

▶︎カレーもある!

海軍っぽい!

 

ネモ・ベーカリー「お待ちどうさまでした。たくさん食べてね~!」

 

スカサハ=スカディ「うむ、女神と名料理人のコラボキッチンであるぞ。ありがたくいただくがよい、愛し子たちよ。」

 

ダゴネット「私も頑張りました。」ボロボロ

 

ちょっとちょっと!

▶︎何でダゴネットはボロボロなの!

 

ダゴネット「…何も聞かないでください。」

 

スカサハ=スカディ「アップルパイを作ろうとして爆発しただけだ。全く…ルーンで音は抑えれたものの…」

 

ダゴネット「スカディ殿!」

 

ネモ・ベーカリー「ちゃんと完成はしていますからご安心を。」

 

楊貴妃「……あの、マスター?さきほどの話を踏まえますと、コレって虚数の怪物から作られたってことですよね……」

 

警戒してたけど

▶︎ぜんぜんそうは見えないね

 

ネモ・プロフェッサー「はいビクトリー。当初は三大栄養素とミネラルとビタミンさえ回収できれば御の字と思っていましたが、『何を言う、食は全ての基本であろう』との女神様やベーカリーのこだわりで、食材転用技術は飛躍的に向上、それが結果的に機体改修のノウハウにも貢献しまして、ダゴネットさんのお手伝いもあり魔術工房兼厨房は現在フィーバーしていますー。」

 

楊貴妃「むむ、たしかに一見、唐代の宮廷料理にも引けをとらない豪華絢爛・ご山海の珍味とお見受けしますが………」

 

スカサハ=スカディ「魔術的加工によって別物に変成しているからな。たんなるモドキ料理とはわけが違う。とはいえ無理に実物に変換するのも無駄ゆえ、実数化した 魔法生物で食材を代用した料理もあるが……。フライドマンドラとか。」

 

楊貴妃「これはサーヴァントとして毒見必至!マスター、失礼をば!好吃!普通に好吃!そして無毒健康!マスターご安心を!ユゥユゥある意味本職ですから!」

 

食欲が躊躇を圧倒的に上回った!

▶︎いただきます!!

 

ゴッホ「……エへへ、なんだか罪深いと思っちゃいます…ゴッホ生前はだいたい食い詰めてたから…美食の類って縁遠かったですし…もぐもぐ… あ、これおかわり…どうも……もぐもぐ……」

 

ダゴネット「どうぞ。まだまだありますから、ゆっくりお食べください。」

 

(やっぱり記憶と行動がちょっとズレてる)

▶︎(いっぱい食べれるのは良いことだ)

 

ネモ「……藤丸立香、ちょっと聞いてくれるかな。今回はけっこう奮発してリソースと時間を割いたんだ。潜水艦は閉塞した環境だからね。食事の楽しみでもないとストレスで大変なことになる。だから今後も、日々の食事にはリソースを多めに割きたい。」

 

▶︎分かった

ありがとう、キャプテン

 

ネモ「ま、縁起でもないけどね。虚数の海にまだまだ 居座るってことを前提にしてるみたいで。」

 

(そういうのを『フラグが立つ』っていうんだけど)

▶︎(黙っておこう…)

 

スカサハ=スカディ「藤丸立香よ、食っておるか?よしよし。 おまえが食わねば私も腕をふるった甲斐がないというもの。ところで、だ。おまえのために、特別な料理を用意している。船長にも内緒の一皿だ、ーー一まだ腹は空いているか?」

 

▶︎もちろん

いただきます!

 

スカサハ=スカディ「よしよし、それではーー」

 

ドカーン

 

スカサハ=スカディ「む!食べ放題・飲み放題か!?」

 

ネモ「もちろん虚数性エネミーの襲撃だよ!おかしいな、騒音源は極力切っておいたのに……!パーティーは一時中断だ!総員、臨戦態勢に移行!」

 

ゴッホ「ハウッ!まだ全部食べてないのにっ……!」

 

楊貴妃「ゴッホちゃん!こういうのを消食(はらごなし)と言います!一働きして、もっと食べよ~!」

 

ゴッホ「エヘへ、なんて罪深い概念…!船長さま、ゴッホのぶん残しておいてください…!」

 

 

ネモ「ああ、もちろん!ベーカリー、大奮発だ!パーティーリソースの追加を!」

 

ネモ・ベーカリー「イエス、キャプテン!そしてみんな、がんばってね!」

 

スカサハ=スカディ「うむ、さくっと征って戻ってくるのだぞ。最後の一皿と一緒に待っている。」

 

▶︎楽しみにしてる!

艦橋に移動する!戦闘員はエアロックへ!

 

ダゴネット「私のアップルパイもお忘れなく。」

 

刑部姫「あんたはエアロック(こっち)に来なさい!」

 

 

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源頼光「ああ、マスター…無事に宴が再開でき、何よりですね。」

 

祝勝パーティーになっちゃったね

▶︎頼光さんも食べてる?

 

源頼光「……はい……この『はうかる』なる鮫の醢が、存外に口に合いまして、ついひと皿、ふた皿と……これではいけません。怠け癖が付いてしまいます。しゃっきりせねば!そんなわけで 源頼光、歌います!」

 

▶︎ええええ

 

楊貴妃「ん~、今こそユゥユゥの出番かな?」

 

ダゴネット「私も楽器なら多少は使えますよ?」

 

源頼光「ふふ、それには及ばず。なぜなら音響設備も完備ですから!」

 

ズズズズ←カラオケセット登場

 

マシュ「す、すごいです!床から豪華カラオケセットがせりあがってきました!なぜ!?こんな状況で歌うとか大丈夫なのでしょうか…?」

 

ネモ「大丈夫さ、敵は一掃したしね。せっかく作ったパーティー設備、使わないのも勿体ない。彼女のステージに注目しよう。」

 

源頼光「カルデアで待つ愛すべき子孫にあやかって、『スラッシュ平家物語』ーー一参ります!」

 

ダゴネット「では宮廷道化師ダゴネットーー踊ります!」

 

スカサハ=スカディ「うむ、良きかな良きかな。ところで藤丸立香よ、私との約束を忘れてはいまいな?」

 

▶︎もちろん

一番楽しみにして戻ってきました

 

スカサハ=スカディ「ふふ、嬉しいことを言ってくれる。ならばおまえに捧げよう。賞味せよ、これぞ我が渾身の一皿である!」

 

こっ

▶︎これは…

 

スカサハ=スカディ「うむ、虚数生物の生け造りだ。おまえの出身地は素材の新鮮さと元来の味を生食により愛でるのだと聞いた。ゆえにあえて魔術的変成を省略し、実数化しただけで切りつけてみた。醤油なる調味料とワサビなる香辛料も用意したぞ。さあーーーこの野趣を楽しむがいい、我がマスター!」

 

ちなみにこれ

▶︎味見はしましたか

 

スカサハ=スカディ「いや?おまえに最初に箸をつけてもらおうとな。なに毒はない、食味も分析上まったく好ましいものだ。」

 

刑部姫「う……この、ぶつぶつの吸盤とか、びきびきの皮目とか、見慣れないけど、おいしそうに見えなくも…の?」

 

マシュ「か、数々のエネミーを食してきた我々ですが、生でこれは、なかなかです…!」

 

ゴッホ「ハウッ!じゃぽねずりー!!マスターさま、要らなければゴッホに!ゴッホに!」

 

楊貴妃「いえ、まずはこのユゥユゥに毒見役を!!」

 

いや、これは自分が口をつけるべきもの!

▶︎(静かな覚悟とともに)いただきます

 

スカサハ=スカディ「…」笑顔

 

ダゴネット「ちょっと!私のアップルパイを忘れておりませんか!?」

 

 

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ネモ「全クルーの奮闘により、遂に、この海域を後にする時が来た!突破口には複数の敵艦がとおせんぼしている。しかし、頼光の素晴らしい働きによって、僕らは敵艦に対し連戦連勝してきた。頼光には一足先に配置についてもらってる。計算上は、彼女の宝具雷撃六発程度で勝負が付くはず。とはいえ、前回のような応射、増援のリスクが当然あるだろう。それに備えるのは僕たちの役割だ。白兵戦チームは本艦で待機、そして必要なら、今回もノーチラスの宝具解放を選択肢に入れる。いいね、機関室?」

 

ネモ・エンジン「おう、やれってんならやってやらァ!エンジンは直ったばかりでちょい不安だがな!機関室の名誉にかけて、ノーチラスの大衝角を敵艦のどてっぱらにお届けする!機関室からは以上!!」

 

マシュ「ネモ・エンジンさんには苦労をかけっぱなしですね… わたしたちも、頑張らねばなりません。」

 

ネモ「その通り、各自全力の奮戦を期待するよ!600秒後に作戦を開始する。開始前に司令代理と少し話したい。みんな、席を外してくれ。」

 

 

ネモ「そんなわけで、来てくれるかい?」

 

???「ふふふ、おそばに……」

 

わ!?

▶︎頼光さん、もう外に出てるんじゃ

 

源頼光「話すと長いのですが…」

 

ネモ「実はここしばらく、影の風紀委員長には ノーチラスの内偵をお願いしてたんだ。艦内で何かおかしな活動や現象を感知したら報告してほしいと。秘密裏に進めたかったとはいえ。キミのサーヴァントに対して越権的ですまない。」

 

▶︎それはいいけど

今そこ報告があるってこと?

 

源頼光「はい、といいますか、ここまで探って何もなかったというのが報告でございます。少なくともこれまで二度あったノーチラス強襲において、怪しい動きをしている者は見つけられておりません。特に、あの楊貴妃なる者と、ゴッホなる者、ダゴネットなる者も含めて。」

 

…なるほど、彼女たちを疑ってたんだね

▶︎最初の時はダゴネット以外の2人とも自分の近くにいたしね

 

ネモ「その時、彼はマリーン達に監視されていたけど怪しい動きは…うん、問題のある動きは無かったよ。」

 

源頼光「当然、マスターに悪い虫・悪い友が寄り付かぬよう、新参者はとくに厳密に内偵いたします。ともあれ、襲撃時にあの3人が怪しい動きを見せなかったのは確かですが……当時ノーチラス内で大きな音が立ってないのは、間違いなしと、断言いたします。」

 

あれ?

▶︎じゃあなぜ襲われたんだろう

 

ネモ「これを確認するため、一応、全員にそれとなく話を聞いてみたんだけど、興味深いことがひとつ。楊貴妃だけが、その時に何か音を聞いた気がすると言っているんだ。出所も正体も分からない、異音をね。……もしかしたら、これはエネミー側のピンガーかもしれない。」

 

▶︎ぴんがー?

 

ネモ「以前言ってたアクティブソナーだよ。音を投げて、 跳ね返ってくる音をキャッチして、物体を見つけるんだ。…もしそうなら、エネミー側が僕らを探し始めたってことになる。これまでは、能動的に遊泳、索敵する虚数性エネミーは観測・捕獲できなかったけど、これからは違うかもだ。…もしかすると、敵側が何かを学習している…あるいは、進化している、なんて可能性もある。」

 

とにかく

▶︎内部犯の疑いは晴れたんだね

 

ネモ「今のところは、ね。」

 

源頼光「祝宴の折、あえて騒音を立て、怪しいそぶりをするものがおらぬか舞台から見渡しましたが、それもなく……」

 

▶︎え、あの歌って

そういう作戦だったの!?

 

源頼光「あ、当たり前でしょう!この頼光が好きこのんで あのような反風紀的行動に出るとお思いですか!?」

 

ネモ「実はアレ、前録りした曲で、逆相の音波をぶつけて外には絶対漏れないようにしてたんだ。アレで襲われたら、音は実は関係なく、内部犯の遠隔操作だって疑いが強まったんだけどとそれもなかったしね。ダゴネットが踊り出した時は少しハラハラしたけど…。頼光の協力には感謝してるよ、うん。」

 

源頼光「うう、すっかり『マイクを握ると離さめ頼光』の悪名が轟いてしまいました……」

 

▶︎(自分もすっかりそう思ってたアハハ)

(ここは笑顔でごまかそう)

 

源頼光「ああ、マスターの尊き笑顔……この私が守らねば…!船長殿、影の風紀委員長、引き続き堂々暗躍いたします!何かあれば、いつでもお声がけを!それでは魚雷投擲の任に戻ります!」

 

ネモ「……彼女が内偵に適任かどうかはともかく、キミの身を 陰に日向に守る存在が増えることは、良いことだと思う。」

 

▶︎……

 

ネモ「ほら、作戦開始は近いんだ。 そんな重苦しい顔よしなよ。僕は、うれしく思ってるよ。少なくとも今は、身内を疑う材料が無くなったから。さあ、頑張ろう。新しい海域が、僕らを待ってる。」

 

 

源頼光「牛頭天王。東方神。 帝釈天の金剛杵。すなわち聖仙骨より造られし神の槍……今こそ来たりて、あらゆる敵を撃滅せん…加えてなるだけ静謐に…」

 

源頼光「『釈提桓因・金剛杵』!ー一とうっ。」

 

ネモ・プロフェッサー「こちら電算室で一す。第3射の発動確認、魔力供給も安定してます。着弾観測どーでしょうか?」

 

楊貴妃「ん~~~…今、アタリ!第2艦中破と思われます。第1艦の破壊音がうるさくて聞きづらいけど…」

 

マシュ「ここまで全弾命中で、応射もありません。 敵艦との戦いは、完全に優位に立ったのでしょうか?」

 

ネモ「うん、うまくいってるね。 ジンベイザメのように穏やかに……」

 

楊貴妃「ー!待って!これは……またあの音です…!もしかしたら、また急襲が……!]

 

ネモ「…そううまくは行かないみたいだね!白兵戦チーム、出撃準備だ!」

 

刑部姫「…ままま待って、この結界の反応…接近中なの、小さいのじゃない、敵艦だよ!?」

 

ネモ「!?敵艦が自分から寄ってきただって!?しかも探査音でこっちの位置を知られた!よりによってこんなタイミングで…!電算!雷撃先を急連変更出来ないか!?」

 

ネモ・プロフェッサー「はい無理一、虚数座標の算出と追尾術式への代入は、実は超高度かつ繊細なので最低300秒はかかりますー。」

 

ネモ「くそ、じゃあノーチラスの宝具で…!」

 

今やったら

▶︎頼光さんが巻き込まれる!

 

ネモ「……ッ。まずいぞ、このまま攻撃されれば前方敵艦群にも位置がバレて挟撃されかねない。」

 

ゴッホ「……ウフフ、ウフフ…あの…」

 

ネモ「ゴッホ、キミの宝具でまた乗り切れそうかな?」

 

ゴッホ「いえ……この姿なら……詳細不明な宝具など …使うまでもなさそうです……エへへ……。ゴッホが、頼光さまの足元に足場を描きますから…その上で頼光さまは雷撃を続けて…敵艦群を撃沈…艦は頼光さまの足場を残して微速後退…接近中の大物を足場から引き離したあと、宝具で討つ…こんなので、どうでしょうか、ウフフ、エヘヘ……」

 

ネモ「…!」

 

▶︎キャプテン、いけそう!?

プロフェッサー、どう思う?

 

ネモ「……ああ!この数十秒で考えうる最善の策みたいだ!」

 

▶︎ゴッホ、頼む!

 

ゴッホ「ウフフ、ウフフ、ウフフ…!承知です、マスターさま!」

 

楊貴妃「まだ状況は厳しいですよ~!接近中の敵艦に先行し、無数の遊泳音あり!」

 

ネモ「つまり、ゴッホの足場で雷撃に集中する頼光を、白兵戦チームに護衛してもらいつつ…彼女らと充分に距離をとったのち、ノーチラスが宝具で至近の敵艦を蹴散らす、これだね!」

 

みんな

▶︎出撃だ!

 

ダゴネット「承知しました、ダゴネット…参ります!」

 

 

Now loading

 

源頼光「『釈提桓因金剛杵』ーー!これで、前方の敵艦は落とし切ったはず!」

 

 

刑部姫「でもこっちが崩壊寸前だよお~!!雑魚の増援に加えて最後の敵艦こっち来てるし~~!!」

 

マシュ「キャプテン!ノーチラスによる宝具攻撃はまだでしょうか?」

 

ネモ「いままさに、位置取りが完了した!総員衝撃に備えろ!!宝具を解放する!!」

 

ゴッホ「良かったです、これで乗り切れそうで一」

 

楊貴妃「ん?待って、なんかピシピシって音が足元からー」

 

ダゴネット「これは、まさか…!」

 

バリン

 

楊貴妃「きゃああああ!?」

 

刑部姫「いやー!流される!」

 

マシュ「みなさん、はなれ…」

 

ダゴネット「くっ、間に合ってください!」シュッシュッ

 

楊貴妃&刑部姫&マシュ『!!』グルグル

 

ゴッホ「ー!」ブチッ

 

楊貴妃「ゴッホちゃん!?」

 

ダゴネット「ーッ!ワイヤーが…!?」

 

ゴッホ「エヘヘ…これでいいんです。ゴッホのせいで…こうなったんですから…。どうかゴッホを怨んでください。」

 

楊貴妃「ー!ダゴネット、何とかできない!?」

 

ダゴネット「くっ!」シュッ

 

ゴッホ「…」スカッ

 

ダゴネット「ここままですと離れ…"エール"!今だけでいいです!私に力を………え?」ダキッ

 

ゴッホ「え?なんで…私、ダゴネットさんの…腕の中に?…離して!離して、ください!」ザクザク

 

ダゴネット「ー!あなた、そのナイフで自ら切りましたね!?絶対に離しません。みなさん、ゴッホ殿を抑えてください!…このまま泳いで戻ります。」ガシッ

 

楊貴妃「ダゴネット!」

 

ゴッホ「そんな…こんなに…血が出てるのに…」

 

刑部姫「行って千代紙レスキュー隊!」

 

ゴッホ「!」

 

刑部姫「…はぁ何とか取り抑えれたけど…後は、ダゴネット次第か…」

 

ダゴネット「この緑が…血?やはり夢では…」

 

マシュ「待ってください!何かが来ます!…あれはペンギン?」

 

 

ネモ「ナース、すぐにダゴネットを医務室へ。」

 

ダゴネット「私よりもゴッホ殿を…」

 

ネモ・ナース「そんなに怪我して…急ぎますよ。」タッタッタッ

 

楊貴妃「いや~~…」

 

刑部姫「死ぬかと思ったあ~~!」

 

マシュ「ダゴネットさんによる咄嗟の判断に加え、謎のアルターエゴさん……えっと、ラムダさんの助力が得られるなんて、まさに劇的といっていいと思います。ペンギンさんたちの救出活動は見事の一言でした!」

 

ラムダ「ふふふ。リヴァイアサン。あれはリヴァイアサンと言うのよ、キリエライト。」

 

源頼光「ええ、はい。まさに天の配剤、女神の助け…それにしても、此度の助太刀もまた何といいますか…大丈夫…禁制指数がいかに高まっても…この頼光…風紀委員として奮闘いたしますのみ……」

 

ラムダ「ひねくれた褒め言葉ね、リップ並に無駄の多い神秘殺しの女。肉体の躍動美として見るべきところありまくりだから敵対はしないけど……ねえ。さっきの騎士を含め、カルデアでは見慣れない顔がいるけど、どなたかしら?」

 

ゴッホ「……」

 

ラムダ「優しい、それでいて悲しい歌を感じるわ。 アナタ、もしかして水のせーー」

 

ゴッホ「……ゴッホは、ゴッホは…ダゴネットさんを…」がじがじ

 

ラムダ「!?」

 

マシュ「ゴッホさん!?」

 

ゴッホ「わぶあしぶあわんのやういおああえああえ!」がじがじ

 

ネモ「ちょっ、ちょっと、みんな止めて!」

 

ゴッホ「ごべんざざい!ごべんざざい!わおねっどざん、ごべんざざい!」がじがじ

 

 

マシュ「医務室より戻りました。ゴッホさん、今は落ち着いてるようです。罪悪感から、錯乱したとのことで…しきりに謝っておられました、…とくにダゴネットさんのことで。かみついた腕の傷も大したことはなく…純粋英霊なので当然ではありますが…。ダゴネットさんの怪我も霊核に届くほどの傷ではなく、現在はゴッホさんを宥めております。後は、緊急時とはいえ乙女の肌をワイヤーで傷付いて申し訳ないと言ってました。」

 

楊貴妃「ダゴネット、そんなことを今言うべきじゃないでしょう。……それにゴッホちゃん、そんなに悔やんでたんだ。作戦中に足場が崩れて、みんなを危険に晒したこと…」

 

ラムダ「………そうだったの。少しだけ、気の毒なことをしたわ。そんな失敗の直後に私のような輝ける星に話しかけられたのだもの。緊張で錯乱するのも已む無しでしょう。まあ、それはそれとして一ー。私に落ち度はひとかけらもなかったとしてーーゴッホ?あれが?狂気の天才芸術家の?明らかに何かが混ざってる気配だけど、そこのところは解明していて?」

 

▶︎……

 

ラムダ「そう。藤丸立香さんも大概、倒錯的ね。あんな危なっかしい娘を擁護するなんて。まあいいわ。そこのセーラー服のアナタ。私の部屋を用意して。浴槽は必須よ。じゃあね、壊れそうなお人形さん。こういう修羅場、お慣れなのでしょう?アナタの奔走、後ろで笑って見ていてあげる。」スタスタ

 

ネモ「……また一癖も二癖もあるサーヴァントがやって来たね…色々な神性の複合サーヴァントだそうだけど。 まあ、救助隊としてあの使い魔たちは役に立つ。」

 

▶︎あれリヴァイアサンなんですよ

 

ネモ「…オーケー。そういうことにしておこう。さて。僕らは最善を尽くし、理想的な成果を得られた。作戦は成功だ。メンバーのケアは当然行うし、責めるべきところは今回、一切なかった。索敵し、自律移動する敵艦という脅威は出現したけど、それも何とか降すことができた。である以上、作戦を完了するために、次の海域への移動を行うべきだ。違うかい?」

 

▶︎違わない

ゴッホは後でフォローしておこう

 

ネモ「その通り。彼女の機転がなければ、 敵艦の強襲に対応できなかっただろうね。足場が崩れたのはイレギュラーだ。彼女に非も、自分を責める理由もない。」

 

ラムダ「ずいぶんと自分に言い聞かせるような物言いね、かわいらしい船長さん?差し詰め、あの子が地形を具現化してみせたこと自体、疑わしいとでも思っているのかしら?それともあの子があの騎士を刺した事実から目を背けているのかしら?詰まらないわね。下らない。そんな毒、むしろ格好のスパイスでしょうに。そうやって小さなことに悩んでいるから何度もピンチに陥るのではなくて?ま、私には関係のない話だけど。とりあえず医務室はどこかしら?」

 

▶︎ゴッホをこれ以上刺激しないで

 

ラムダ「違うわよ。用があるのは怪我をした騎士の方。部屋が出来るまで時間はあるし、顔くらいは見ておこうと思って。まぁそこら辺の誰かにでも聞くわ。後でリヴァイアサンの貸し出し料金表を提出するから。」スタスタ

 

ネモ「……しかもちゃっかりお金も取る、と…ずいぶんビジネスに長けた女神様のようだね。」

 

▶︎気楽にいこうよ、キャプテン

あれで興行もやってるから…

 

ネモ「なに、頼もしい、って意味さ。彼女、本質は僕と同じと見た。だらけず、緩まず、周りを引き締める、というね。キミのようなマスターとの相性はバッチリだろう。雷撃に加えて救命部隊も出来たんだ。 キミとなら何とか乗り切れそうな気がしてきたよ。」

 

 

ダゴネット「………」ナデナデ

 

ゴッホ「Zzz…ごめんなさい。…Zzz。」

 

ダゴネット「はぁ…、守るべき笑顔を私が奪ってどうするのです…」ナデナデ

 

ネモ・ナース「ちょっと!今は面会遮断中ですよ!」

 

ダゴネット「?」

 

ラムダ「あなたがダゴネット?騎士というより道化ね?」

 

ダゴネット「確かに私は宮廷道化師にございますが、あなたは?」

 

ラムダ「道化に名乗る名は無いわ。」

 

ダゴネット「では私の気分に合わせ"メランコリ殿"と…」ナデナデ

 

ラムダ「ラムダよ!謎のアルターエゴ・Λ。変な名前をつけないで!…鎧を着てたけど、あなたは騎士じゃないの?」

 

ダゴネット「はい、私は円卓の騎士でありアーサー王、直属の宮廷道化師になります。お好きな呼び方で結構です。」

 

ラムダ「ふーん、トリと同じ騎士ね…」

 

ダゴネット「トリスタンとお知り合いでございましたか…同情いたします。口説かれてませんでした?」

 

ラムダ「正解だけど、腹立つわね。」

 

ダゴネット「それで何のご用でしょうか?私はこれからの自分について考えなくてはならないのですので…」ナデナデ

 

ラムダ「別に用は無いわよ。どんな顔か見たかっただけ。案の定、あなたも何か混ざって…いや、あなたが取り憑いているようね…。まぁ私があなたに対して何かすることはないでしょうけど…」

 

ダゴネット「では、早くお戻りください。私といるのは時間の無駄でございましょう…」

 

ラムダ「言われなくても…って、今まで気付かなかったけど何で私のリヴァイアサンたちが一緒に寝てるのよ!?」

 

ダゴネット「私を運び、疲れたようでございます。」ナデナデ

 

ラムダ「何かビンが後ろにみえるんだけど?」

 

ダゴネット「さっきまで飲んでましたから。」ナデナデ

 

ラムダ「何飲ませてるの!…てかいつまで撫でてるのよ!」

 

ダゴネット「アニマルセラピーですよ。ふー、ペンギン殿たちも大変ですね…もう少し労ってあげてください。この木下殿は来年に結婚するらしく引退を…」ナデナデ

 

ラムダ「知らないわよ、絶対木下って名前じゃないでしょ!後リヴァイアサンよ、貸し出し料いただくわよ!」

 

ダゴネット「とのことですが、木下殿?え?今はプライベートだからお金は関係ない?、フィギュアでも作ってあげたら?とのことらしいですよ。」

 

ラムダ「口の軽いリヴァイアサン!」

 

ダゴネット「まぁまぁ、これでも飲んで落ち着いてください。」カラン

 

ラムダ「全く…いただくわ!」ゴクゴク

 

 

ネモ・マリーン「ラムダさん、部屋が…寝てる?」

 

ダゴネット「マリーン殿、ペンギン殿たちと一緒に部屋へと運んでください。後、私も1人になれる場所に…」

 

ネモ・ナース「あなたはここで安静に!後、ジャルギリスは没収です!」

 

ダゴネット「…承知しました。はぁ…」




うーん、思ったより長くなりましたね。…ペンギンだけに木下…はい円卓ジョーク。次回も続きを書いたらよろしくです。

おまけ(5.5章のリンボが良いと言ってた、卜部季武が召還した術者(カルデア外)の妄想)

クラス:キャスター
真名:トマス・マロニー
属性:混沌・悪
性別:男性
ステータス :
筋力 C+ 耐久 C+ 俊敏 C+ 魔力 C 幸運 C 宝具 EX

クラス別スキル
対魔力 D 道具作成 D 陣地作成 D

固有スキル
作家特権 Ex …本にペンを走らせ、宝具で召還した騎士に好きな設定を加える。ただし、1度加えた設定は変えれなく、弱点も1つ以上つけなくてはならない。生前、フランス優先にしたいがため、ガウェインより強い騎士を作りだしたり、トリスタンを円卓の騎士に取り込んだりした。

脱獄 D …拘束、封印、脱落しようとも1戦争につき2度までなら解放される。ただし、脱落は1度まで。

宝具
「アーサー王物語の完結(レ・モーテ・ディ・アーサー)」
ランク EX 種別:対人宝具

20年間、投獄されている間も書き続けた大作でアーサー王の一生や円卓の騎士の活躍が書かれている本の宝具。
本を破り、100人ほどいる円卓の騎士からランダムで召喚する。ただし莫大な魔力を使うため令呪を使っても2人までが限界である。従ってくれるかは騎士次第。何れの騎士もCランクほどの単独行動スキルを有する。

解説
『アーサー王と高貴な円卓の騎士』を書いた作者。後に皆が知る『アーサー王の死』という題名になる。彼自身の生涯は、"sir"がついていたから騎士、複数回の犯罪による投獄、そして作品の完成後に死、など謎が多い。ここでの彼は円卓の騎士に憧れ、騎士となりアーサー王物語をまとめあげるも、冤罪により投獄された男…という設定。そして作品にちょっと自分好みなことも書き加えたら後の世に伝わった…みたいな?

5.5章での活躍(妄想)
聖杯に納める魂を増やすことをリンボに期待されるも渡辺綱に切られ脱落。復活するも普通に気づかれ宝具使用前に脱落。
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