Fate/Fake Lancelot   作:アマノジャック

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ふー、連日で投稿してると、ここに何を書けばいいか…最近はパワポケ12の裏をやってます!いやー、イーベルとメモリーが強いな…古代樹のドロップが渋いです。

では続きです!




虚数大海戦イマジナリ・スクランブルに道化が参加するようです 13

▶︎……

(モグモグ)

 

スカサハ=スカディ「ふむ、冷たくて甘いなコレ。全員分用意していたとは気が利くではないか。」モグモグ

 

刑部姫「…いいのかな?後で食べた方が良くない?毒とか入ってない?」モグモグ

 

フラン「ぶらざーはそんなことしない!」

 

スカサハ=スカディ「安心しろ。ちゃんと調べたうえで食べている。」モグモグ

 

ネモ・マリーン1「美味しいねー」モグモグ

 

ネモ・マリーン2「ねー」モグモグ

 

楊貴妃「んー、少し気分が変わります!」モグモグ

 

ネモ・ベーカリー「金のリンゴですからね!」

 

大量に余ってたとはいえ…

▶︎俺のリンゴだからね!

 

ネモ・エンジン「ダゴネット…」モグモグ

 

ネモ「ごちそうさま。」

 

▶︎じゃあ、少し休んだら始めようか

 

マシュ「はい!」

 

 

ーーー

 

ネモ「改めて…みんな、本当にごめん…どうも分割思考のロジックに深刻な不具合があるみたいだから、シオンに調整を頼むつもり。でも、このことでみんなを危険に晒したばかりか、ゴッホとダゴネットが……」

 

まだ、何が失われたとは決まってない

▶︎正直、ネモに落ち度はないと思う

 

ネモ「…マスター… ありがとう。気分を切り替えて、最終段階に挑む必要がある。まずは現状を整理しようか。」

 

マシュ「はい、まず、不可解な挙動を示したネモ・マリーンさんたちですが、おやつの後は一時的に人格を停止した状態で稼働中です。他のネモ・シリーズさんも稼働中てすが、今度の方針については意見が割れているようです。」

 

ネモ「即ち、僕が迷っているということに他ならない。でももう、あんなふうな思考停止には陥らないよ。」

 

▶︎心が決まりそうなんだね

 

ネモ「…」コクン

 

フラン「ほくさい、ぶたばこいき。でも、しょうきっぽい。」

 

スカサハ=スカディ「霊期グラフを検証すると彼女が邪神に対抗するための『父娘の絆』 スキルが、ー時的に大きく弱体化させられていた。邪神のやり口がこれならば、弱体無効の礼装を奴には着せて様子を見るほか、現状手立てはない。当人も協力的であるし、奴については、これでよかろう。」

 

▶︎後はあの2人だけど…

 

マシュ「はい…あれから艦内を徹底的に捜索しましたが、2人の魔力痕跡すらありませんでした。 本当に、消えてしまったのでしょうか……」

 

刑部姫「ていうか!彼女やっぱゴッホ先生じゃなかったの!?」

 

楊貴妃 「とゆーかですね…クリュティエって誰でしたっけ…?すみません、私、座からの知識、ぜんぜん足りてないかもです…」

 

ネモ「…クリュティエは、ギリシャ神話の登場人物だよ。さほど著名じゃないから、知らなくても無理はない。」

 

マシュ「ゴッホとクリュティエ。 性別も出典も異なる2人の英霊の結びつきは、意外に多くあったのかもしれません。」

 

ネモ「……彼女の霊基は、ほとんどがクリュティエのものなのだろうね。実際、霊基分析では、神性が強く含まれていた。フォーリナーであるためかとも思ったけれど、神の直系であるニンフの霊基なら、むしろ自然といえる。なのに、彼女はクリュティエの記憶をまるで持たず、代わりにゴッホの記憶を与えられている……」

 

▶︎つまり

幻霊かな

 

ラムダ「あるいは…ハイ・サーヴァントかしら?格自体は2騎とも、低くはなさそうだし。」

 

ネモ「分からない。ただ、僕やラムダリリスと違って、彼女がつぎはぎされた存在であることは間違いない。女の体と心に、男の記憶…あまりに矛盾した存在だ。不安定にならない方がおかしい。」

 

スカサハ=スカディ「ふむ、それなんだがもう1人似たような英霊に心当たりがないか?」

 

ネモ「あ!ダゴネットも…体は女、魂は男…」

 

ネモ・プロフェッサー「しかし、ダゴネット氏の文献が少な過ぎるのもありますがー、…少なくともあの"翼有る貴婦人"という怪物はアーサー王物語にはいなかったはずですー。外なる神が使わせた怪物とダゴネット氏は実は何も関係なかったのでは?」

 

フラン「それはちがう。とあるせいはいせんそー、せいばーのぶらざーは"えーる"のあしをほうぐにしていた。かんけいはある!」

 

スカサハ=スカディ「なるほど…読めたぞ。ゴッホの不安定化、それが外なる神とやらの狙いということだな?」

 

▶︎そうなんですか?

 

スカサハ=スカディ「うむ。ある意味では私も外側の神だから少しだけ、考える事は分かるぞ。ゴッホという英霊を作り上げた意図を探るなら…まず、連中はおまえたちの世界……現実の地球へと、侵略の手を伸ばしているわけだ。そして今回、 連中は足掛かりとなる地を求めた。それが、虚数空間であった。」

 

マシュ「遮ってすみません!ということは、未知の敵性存在に、虚数空間のことがバレているということでしょうか?」

 

スカサハ=スカディ「当然そうであろう。この対策については帰還後、早急に定める必要があろうな。さてしかし、その未知の楽園に対して連中が立てた遠征計画とは、虚数空間に英霊を送り込むことだった。そこに人間と接点を持った"翼有る貴婦人"という怪物にダゴネットという人間の英霊の魂を取り込ませフォーリナーのサーヴァントにした。さらにはゴッホをどういう手段でか、虚数空間にて召喚し、北斎を『呼び』、我々を待っていたという。連中は虚数空間へのアクセスを既に有している。なのに英霊を送ってよこした……これから連中の目的は察しもつく。彼らが受けた命は、3つだ。1に、人員の現地徴発。2に、現地の基地化。 そして3に、人員の『神化』。」

 

刑部姫 「……よ、読めてきた……つまり、 足りない人手を補うために、カルデアのフォーリナーを……」

 

スカサハ=スカディ「正解だ、刑部よ。だから、より近場で、虚数アクセスを持つ我々を利用して やろうと考えたのだろう。『呼ぶ』という行為により、北斎は狂気を発露した。そして、虚数空間を 『海』に変え、大海溝やら巨大艦やら、次々に大作を描き上げていった。あのまま放置すれば、やがて完全に狂気に堕ち、おぞましき邪神の神殿を描き邪神の前哨基地は完成してたかもしれん。そこから実数空間をどう攻める気なのかは知れぬが…少なくとも我々は、ペーパームーンの破棄を覚悟せねばならなかったろう。汎人類史の救済も、夢と消えるところであったな?」

 

▶︎……

そんな瀬戸際だったんだ……

 

スカサハ=スカディ「ふふ、私が言うのも何だが、ここまで来たのだ。おまえたちの世が終わることを、このスカサハ=スカディは望みはせぬよ。」

 

マシュ「北斎さんはピンポイントで狙われたのでしょうね…浮世絵で繋がった、ゴッホさんとの縁を利用して………」

 

スカサハ=スカティ「そうだな。それもまた、ゴッホが選ばれた理由であろう。しかし私は、真の狙いを他に見る。ゴッホの宝具『星月夜』 異界の情景で世界を侵食し、フォーリナーを 『神化』し、狂気を蔓延させる絵……虚数空間に神殿を築いた暁に、あの宝具を用いて、フォーリナーたちを 『神化』する気だったのであろう。それこそが、計画の最終段階まさに『邪神の降臨』を叶える大仕掛け、というわけだな。」

 

楊貴妃「そんな…そんなの、おかしいです!それが狙いなら、すぐにでも私とダゴネットを邪神に変えられたのに、ゴッホちゃんは、それに抗ってました…!」

 

スカサハ=スカディ「そうだ、 そこなのだ。」

 

楊貴妃「え…?」

 

スカサハ=スカディ「ある種のフォーリナーは虚数空間と相性が良いからこそ、たったのだ。しかし、サーヴァントでなくなった時…その裡に眠る神性に乗っ取られた時、その能力を失うのではないか??」

 

▶︎まさか…ダゴネットは…

 

スカサハ=スカディ「…残された左腕を調べたが神性が出会った時よりも高くなっていた。おそらく、あの時から神化が進み過ぎて現在進行でサーヴァントでは無くなっているのだろう。さらには別の魔力が通っていた痕跡もあった。」

 

楊貴妃「そんな…ゴッホちゃんが上手くいったのは私だけだったの?だから、ダゴネットはあんなに怯えて…」

 

フラン「じゃあ、ぶらざーはやっぱり…」

 

スカサハ=スカディ「神化したことに加え、弱ったところを突かれ乗っ取られた。それも既に令呪すらも弾く段階に、な。近いうちに連中の完全な操り人形となるだろうな。」

 

楊貴妃「そんな!」

 

スカサハ=スカディ「落ち着け、話を戻すぞ。私はゴッホという人間の記録を読んだが…彼の根底には強固な信念が見える。彼は星の彼方の神を求めはしたが、それが邪悪なのと知れば、それに決して与しはしまい。そのことは、実際に、彼の生涯が証明している。」

 

マシュ「まさか、ヴァン・ゴッホはあの絵を描いたことで自分が邪神を呼び込むのを拒み自ら命を?」

 

スカサハ=スカディ「そうだとすれば、だ。英霊として召喚されたゴッホも、そのような制約を持つことになろう。ゴッホは絶対に外なる神に屈せず、自ら命を絶っても抗する。外なる神には大問題であろう。ゴッホの宝具は喉から触手が出るほど欲しいが、絶対拒否の条件つきときた。そこで、連中が至ったのが、つぎはぎの英霊を作るというおぞましい発想だ。」

 

マシュ「…考えたくありませんが、ダゴネットさんは…その試作体になるのでしょうか?」

 

スカサハ=スカディ「おそらくな。そして、次はゴッホと接点がある英霊を探し、自殺せず、その身を花へと変えたクリュティエへと至った。そこが重要だ。ゴッホの記憶と画才を、クリュティエに与えたのだ。何が起こると思う?」

 

ネモ「まさか……自殺という安全装置を封じた……!?」

 

スカサハ=スカディ「そうだ。ゴッホも言っていたではないか。死にたいのに、そうできないと。」

 

楊貴妃「ゴッホとしての意識は、 自分を殺すべきだと感じつつ、 クリュティエの心身がそれを拒む……なんという壮絶な二律背反……いや、それがなくても、 記憶と心身の不適合は辛かったはず…」

 

スカサハ=スカディ「……外なる神と狂気は、切っても切れぬものと見る。フォーリナーも然り、だ。ゴッホがダゴネットにより自殺もままならず、葛藤の果てに狂気に陥れば、宝具使用へのためらいも無くしたかもしれぬ。その頃には、邪神の神殿が完成をみるのかもしれぬな。まさに外なる神の思うつぼ、というわけだ。」

 

マシュ「……なんて、ひどい……」

 

刑部姫「英霊って、兵器みたいなものだけどさ。それでも、ここまで在り方を歪められると…悲しいよね。」

 

▶︎自分たちは

彼女らに何をしてあげられるだろう

 

ラムダ「言いましょうか?最も簡単で、残酷な解。2人共殺して、退去させることよ。」

 

▶︎……

それは……

 

ラムダ「泣きそうな顔をしないの…道化の方は本当に絶望的なのだから。ただ、指摘はしておきます。ゴッホは『自ら死ぬ』と言って消えたけれど、それは不可能だというのでしょう?であれば、彼女は最後の安全装置を失った状態でどこかを操り人形の道化と迷走していることになる。『殺してもらう』という唯一解を捨てたのは、もう既に狂気が極まっている証左かもしれないわね。もしかするとあの道化が黒幕を出し抜いて殺すのかもしれないけどね。」

 

楊貴妃「……!」

 

ラムダ「…あら、私を睨んでも、何にもならなくてよ?彼女が最悪道化によって殺せる状態であることは、当然に心すべきことでしょう。アナタがそれを救いたいと思うなら、仁義礼智を尽くして、策を練ることのみ。そうしたら、そうね。興が乗ってきたから、彼女の救出くらいは手を貸してあげてもよくてよ?道化の方はどうでもいいけど。」

 

フラン 「わたしも、やる。ぶらざーたすける!ごっほともっと、だらけるー。」

 

源頼光「哀れな少女と騎士が救われぬ……そんな悲しき事態にならぬよう努める。武士として当然の心持ちです。そして!むろん!それにより邪神が降臨するなど、言語道断!風紀紊乱!禁制禁制、ご禁制です!」

 

ネモ「楊貴妃。ノーチラスは…いや、僕という幻霊、キャプテン・ネモは、絶対に彼らを救いたいと思ってる。ちなみに司令代理と副司令代理もそうだよね?そのくらいは、この旅で分かるようになったつもりだよ。」

 

もちろん

▶︎絶対に助けよう

 

マシュ「はい、当然です!」

 

ネモ「だから……僕らの思いは、一つだ。力を貸してくれるかい、楊貴妃?」

 

楊貴妃「ーーっ!……もちろん!イエスです、ウイです、是です!絶対絶対、助けましょうね!ゴッホちゃんとダゴネットを!じゃあまず彼らを捜し出さなきゃ!ラムダ様、すみませんが足をお借りします!女神様には、新兵器なり新情報なりを導いていただきたく !フランさん、頼光様はどうか敵の駆逐をお願いします!私も全力で素敵にあたります!おっきーさん、どうかどうか、お願い……!」

 

刑部姫「あ~うぁ~!も、も、もちろんっすよユゥユゥ!いや~あまりにアツい展開につい見物側の心地になってたけど普通に当事者だったわ。ゴッホ先生とダゴネットを救う。激アツ。がんばる……! あの夏のやる気な姫、も一度見せてやるぞー!」

 

項羽「娘よ。」

 

刑部姫「ひゃい!?こここ項羽様!?そそそその節は覇王呼ばわりなど大変な失礼をば!!」

 

項羽「む?いや、微塵も気にしておらぬ。 我が道は全て必然、なれば歴史が覇道と呼ぶのもまた必然である。それより確認したいのだが、私が残した海図は、正確に受領され、入力されているのだろうか?」

 

刑部姫「え、そりゃもちろん。アレがなければ到底ここには辿り着けませんでしたから。」

 

項羽「ならばなぜ、クリュティエ=ヴァン・ゴッホの行く先について不明とされているのだ?」

 

刑部姫「え。」

 

楊貴妃「え。」

 

ネモ「……もしかして、この最終目的地って…」

 

項羽「然り。クリュティエ=ヴァン・ゴッホの離脱は、我が未来予知の計算範囲内である。よってその地点こそ、合流地点となるであろう。但し、未来予知はより激甚な方向へとぶれつつある。…とくにあのダゴネットは全てが我が計算外の存在であった。コホン、とは言え最終局面では熾烈な戦闘が予想される。リソース備蓄量の多寡が、成否を分かつ鍵となろう。十全に備えるべきであると、提言する。」

 

▶︎項羽、ありがとう!

 

ネモ「…!」

 

項羽「そして、詫びが遅れた。船長。 時が無かったといえ、艦内における勝手放題の数々、相済まぬ。」

 

ネモ「いいさ、そのおかげでみんな助かったんだ。頼もしいよ、項羽……!これからもよろしく ! 」




はい、とりあえず書き貯めはここまでです!フォーリナーのダゴネットの正体は邪神による試作品です!…実はイマジナリのイベクエ前からこの設定してたのですが、早く書いとけば良かったという後悔と、活かせるストーリーじゃね?という興奮が混ざった感情が…。もっと解説したいけど、まだ早いということで、完結を目指しマイペースに書いていきます!

では、ここまで読んでいただきありがとうございました!また、投稿した時に会いましょう!
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