ネモ・ベーカリー『なるほど…パンの材料はあるので早速作ってみます!ありがとうございました!』
ネモ・マリーン『おぉ!正解、スペードの6だよ!凄い凄い!じゃあ次は鎧を着て、剣で踊ってよ!』
ダゴネット「ふぅー、終わりました。美味しいですねコレ……む?」ゴクゴク
刑部姫「ぎゃああ、むしろ仕事増えたー!!」
源頼光「…あら、モードレッド?あなたは水着にならないのですか?」
刑部姫「あぁ、違う違う。彼は現地サーヴァントのダゴネットよ。って何飲んでるの?」
ダゴネット「ベーカリー殿の試作品ですよ。はじめまして、円卓の騎士にしてアーサー王直属の宮廷道化師ダゴネットと申します。カルデアの方でございますか?」
源頼光「えぇ、源頼光と申します。よろしくお願いしますね。男性もいらっしゃいましたか…」
ダゴネット「よろしくお願いします。」
ネモ「本当、どうなることかと思った。水着で霊基変換…改めて謎だね、カルデアの人たち…」
ダゴネット「刑部姫殿、我が王の水着もいたりはしますか?」ゴクゴク
刑部姫「えっと…4人ほど…」
ダゴネット「…」パリン、ブシャー
刑部姫「え?ちょっと!誰か、ナース呼んできて!血がグリーン!しかも鎧から出てきてるから何かグロい!そして消毒臭い!」
ダゴネット「我が生涯に一片の悔い…はありますな。まだ王の水着みてないで……緑?」バタン
刑部姫「きゃー、ダゴネット!」
源頼光「あらあら」
ゴッホ「水着…みずぎ…着替えたら…もしかして…ゴッホも…別クラスに…。ウフフ、なーんちゃって…ゴッホジョーク…そんなのありえない…ありえない………」
ネモ「…ゴッホ、何か心配があるの?」
ゴッホ「え、船長さま、何をおっしゃいます…。ゴッホはお気楽ごくらく、女神さまからこっそり絵の具もいただいて、楽しい第二の人生です、エへへ…。それよりもダゴネットさんの血が…」
ネモ「…はぁ、後でちゃんと話すから。ナース来て。」
楊貴妃「(……マスター。首脳陣のお耳に入れたいことが。この後少しよろしいですか?)」
▶︎そろそろみんな、持ち場に戻ってもらおうかな
とりあえずダゴネットを医務室に
ネモ「密談を終えて、だ。藤丸立香…楊貴妃の話、どう思う?」
マシュ「ゴッホさんの宝具 『タンギー爺さん』ですか…。しかし楊貴妃さんが気にしているのは、 彼女が虚数空間に 描画したものを実体化させたという点、ですね?」
ネモ「うん……実のところ、僕らが虚数空間に干渉できるのは 虚数魔術チップ、ゴッホとダゴネットの血清のおかげに過ぎない。そこに楊貴妃からの宝具情報…。そしてここだけの話、船内にいたダゴネットの様子もおかしくなっていたらしい。マリーンたちによるとリールを直した後は上の空となり何かを呟いていたそうだ。あの時の計器のログは異常すぎて解釈に困るけど…。実数換算ではありえない巨大質量が無から発生した、 と考えれば一応つじつまは合うらしい。この説明で楊貴妃の方の筋は通っているが…ダゴネットの方は正直わからないから置いておくよ。だからかより悪い想像も容易にしてしまう。本来は虚数空間にあり得ないはずの障害物や怪物も彼女が宝具で生み出した可能性は充分にあるね。」
マシュ「……実のところ、彼女らを疑う空気は、はじめからあったと思います。それでも、彼女らの性格や言動に毒気を抜かれ、徐々に警戒心は薄れていたかと…。私見を述べるなら、ゴッホさんにもダゴネットさんにも悪意はないと思いますが、英霊の皆さんには各々、色々な事情がありますから…心には、留めておくべきかと思います。」
ネモ「ああ。ゴッホはどうやら、自分の今の在り方に戸惑っているようだしね。」
マシュ「ゴッホさん…せめて正体だけでも分かるといいのですが…」
ネモ「うーん…まあ…それはそれとして次はダゴネットについてだ。」
▶︎何で倒れたの?
水着に興奮して鼻血って結構ピュアなのね
ネモ「そのことなんだけど…飲んでいた物が原因だった。ベーカリーが蜂蜜酒(ミード)の作り方を教えてもらってその試作品を渡したらしいんだ。それはいいんだけど…作ったのが"ジャルギリス"だったんだよ。」
▶︎ジャルギリス?
スポーツのチーム名だっけ?
マシュ「1410年のポーランド・リトアニア連合とドイツとの戦闘ですね。タンネンベルクの戦いが一般的ですがリトアニア語ではジャルギリスの戦いというそうです。そこからよく使われるようになりました。」
なるほど、マシュありがとう!
▶︎で、そのジャルギリスは何がいけないの?
ネモ「アルコール度数が75%…除菌グッズ並」
マシュ「!」
▶︎それをグビグビ飲んでなかった?
ネモ「…普通のアルコールなら問題はなかった。だがベーカリーのイースト菌は特別だからサーヴァントにも効いたのだろう。」
▶︎それで血の件がバレたと
ネモ「今は眠ってるけど…起きたらどうするべきか。…と話が逸れたね。疑っている前提で話を聞いてほしい。マスター、彼が来てから身に感じたおかしなことはなかったか?」
▶︎ダゴネットが水着もなくこの虚数空間にいたこと
ネモ「それはゴッホ同様に彼がフォーリナーで体内に特殊な魔力が流れていたからだ。虚数空間で音が聞ける時点で可笑しな話さ。」
マシュ「ダゴネットさんが…フォーリナー?しかしそう聞くと先ほどの話を含め色々と納得できますね。」
▶︎2度めのマシュによる爆発事件
マシュ「センパイ!」
ネモ「そうだ。刑部姫が警戒していた中で事件を故意に起こさせることは難しいだろう。しかし、ゴッホを元々知っていたとしたらどうだ?彼女に1つだけスイッチを隠させることも出来たはずだ。」
▶︎いや…そこじゃないんだけど
それは後に考えようか…
ネモ「次にマスターが言いたいことは分かっている。楊貴妃と共に刑部姫とゴッホの所まで一瞬で移動したことだろ?」
▶︎ー!そうだ!
何か分かったの?
ネモ「マスターが移動したところに謎の魔力痕が見つかった。」
マシュ「ですがその時ダゴネットさんは気絶していたのですよ…私のせいで。」
▶︎いや、ちょうど起きていたよ
ネモ「無意識に使ったものじゃないかというのがプロフェサーの意見だ。血液検査から彼の仕業ということもわかっている。」
マシュ「それをして何の意味があるです?」
ネモ「自分を守ってもらうため、此方に恩を売るため、あわよくば同士討ちをしてもらうため…理由ならまだまだ出てくるよ。」
▶︎次は仮契約後に話を聞いた時
いきなりキャストオフした時
ネモ「血液検査から体は女だということがわかっていたが…」
マシュ「え!女性だったのですか!」
ネモ「マシュと刑部姫は知らなかったね。だがスカハサ=スカディによれば骨格といい体つきといい完全な男の体だったとのことだ。」
▶︎変装していた時は?
ネモ「魔力痕が無かったためあれは完全に彼の技なのだろう。」
マシュ「それはそれでどうやったのか気になりますね。」
▶︎最後にリールが絡まったとき
ネモ「一瞬でマリーンのところに行っていた。これはさっきと同じく、魔力痕があった。」
マシュ「私たちを助けくれようと…」
ネモ「なら此方に全員移動させれば良かったじゃないか。」
マシュ「!」
ネモ「話をまとめるよ。彼はどうやってか不明なものの此処に適した体を手に入れた。そしてその体は空間を移動できる能力を持っているが意識して使えていない…といったところだろう。彼が無意識に、虚数空間へゴッホや怪物、障害物を連れてきた可能性は十分にあるわけだ。」
▶︎ゴッホが先か
ダゴネットが先か
ネモ「どちらにせよ、これから考えることは山積みだ。」
楊貴妃「う~ん…怪しい…司令代理と船長…何を知っておいでなの?」
ゴッホ「ウフフ、楊貴妃さま……?カエルのようにドアに張り付いて一体なにを?」
楊貴妃「きゃあ!?なななんでもないよ~!ゴッホちゃん! 何があってもユゥユゥは味方だからね! 同クラのよしみで!それじゃ!!」
ゴッホ「 …?ゴッホには……分からないことばかり、です。エヘヘ。」
短いですが今回はここまで。次回もお楽しみに~!
紫式部…出ませんね。これはきっとユゥユゥが前来たからですね。…我慢して石を貯めますわ。