最強国家 大日本皇国召喚   作:鬼武者

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第十三話新たなる戦いの前夜

フェン王国決戦の翌日、大日本皇国 外務省庁舎

「お待ちしておりました、ルミエス様」

 

川山がルミエスを出迎える。

 

「お待たせしました。それで本日はどのようなご用件でしょう?」

 

「用件を言いたいところなんですが、何せ役者が揃って」

 

「すまん遅れた‼︎」

 

ドアをぶち破る勢いで神谷が入ってくる。

 

「今揃いました。というか浩三、ぶっ壊したら弁償しろよ?」

 

「HAHAHA、日本製はそんな簡単に壊れんよ‼︎」

 

そう言いながら扉を軽く叩く。その瞬間、ギギギという鈍い音と共に扉が倒れる。

 

「「「.......」」」

 

「さて、邪魔した」

「待てい‼︎」

 

逃亡を図ろうとする神谷の肩を、川山がガッチリ押さえる。

 

「扉」

 

「壊れたね」

 

「弁償」

 

「いやだ」

 

「弁償!」

 

「いや」

「べ・ん・しょ・う」

 

「はい.......」

 

笑顔なのに目が笑ってない顔に恐怖し、「はい」と言ってしまう。一方ルミエスは横で笑っていた。

 

「フフフ、神谷様?幾らなんでも扉を壊すのはやりすぎですよ?」

 

「いやぁ、勢い余りまして。では、私はこれ――」

「オイゴラ」

 

「そんな怖い顔すんなって。大丈夫、帰らねーよ」

 

盛大なため息を吐きながら肩からを手を退け、取り敢えず一息つく。流石に扉が無いわけにもいかないので、隣の部屋に場所を変えて話を始める。

 

「さて、ルミエス王女。今日のニュース、ご覧になられましたか?」

 

川山の問いに頷く。

 

「はい。フェン王国に展開していたパーパルディア皇国軍を撃退し日本軍の被害はゼロ、という話ですね」

 

「えぇ。殿下には短いながらも我が国に滞在して、少しは我が国の国力を実感して頂いた事でしょう。それを見込んで、一つ頼みがあるのです」

 

「頼み、ですか?」

 

「我が大日本皇国にて、「アルタラス王国正統政府」の樹立を宣言して頂きたいのです」

 

「!?」

 

余りに現実離れした提案に理解が追いつかない。正統政府を樹立するという事は、パーパルディア皇国へ反旗を翻す訳であり、普通の文明圏外国では正気の沙汰ではない。

しかしここは文明圏外国でありながら、第一文明圏をも凌ぐ国力を持った国。希望はあるが、やはり常識が邪魔して不安も大いに出てくる。

 

「それは日本が支援してくださるのですか?」

 

「無論です。外交面、資金面、軍事面、あらゆる方向の支援を出来る限り致します」

 

神谷の答えに希望が膨らむ。そして自分が日本に来た目的を思い出した事で、不安を完全に抑え込む。

 

「やっと、私の悲願を叶えられるのですね」

 

「えぇ。それに我々はアルタラス王国を、二つの意味で最重要地域として捉えています。まず一つは独立のモデルケースです。我が国は近いうちにパーパルディア皇国への領土へ侵攻するでしょう。そうなると恐らく、属領での反乱が予想されます。その際に独立を勝ち取るまでの目安として、アルタラス王国を解放したいのです。もう一つは軍事面ですので、浩三に説明してもらいましょう。頼む」

 

「はいよ。二つ目の意味ですが、これはまだ確認中なので絶対とは言い切れないのですが、我々はアルタラス王国に大規模航空基地の建設を計画しているのです。まあ建設と言っても、ムーの作った飛行場を改造して間借りするだけなんですけどね。この基地にA10彗星の攻撃隊や制空隊を進出させ、前線基地として運用します。これによりパーパルディア皇国の領土、領海を全て射程範囲に収める事が可能であり、今後の作戦が立て易くなる訳です」

 

「お話はわかりました。どうかアルタラスを救ってください」

 

深々と頭を下げるルミエス。

 

「我々にお任せください。それでは、詳しい内容はまた後日にお話しします。お疲れ様でした」

 

会議は終わり神谷はアルタラス王国の奪還作戦に向けて作戦を立て始め、川山はルミエス王女と一色とも協力して正統政府樹立への準備を進めていた。

 

 

 

フェン王国決戦より四日後、パーパルディア皇国皇都エストシラント パラディス城 

「皇帝の間」と呼ばれる執務室には、レミールが報告に訪れていた。勿論内容は、先の決戦に関することである。皇帝ルディアスは、レミールから渡された報告書の第一報を読んでいる。読み進めていくうちに、見るからに顔が真っ赤になっていき怒ってるのが一眼でわかる。

 

「以上が、フェン王国での戦いの結果になります。ご覧の通り、皇軍はフェン王国の攻略に失敗しました。それに彼の国は交渉が決裂するや否や、外交の場を血で赤く染めるような国です。このまま彼の国をのさばらせておけば、皇国に害を為すことは明白です。よって、彼の国に対する殲滅戦の宣言の許可をいただきに参りました。陛下、ご決断を」

 

「今回の敗北、アルデは驕ったか。奴の処遇についても考えねばならぬな。だがその前に、まずはこの大日本皇国とかいう、ふざけた蛮族共についてだ。たかが文明圏外の蛮族如きが「皇国」を名乗り、更には栄えある皇国が、列強の一角たる皇国が、これほどまでに舐められるとはな。私は非常に不愉快だ。大日本皇国を許すわけにはいかぬ。

レミール、流石だな。お前の言う通りだったよ。私が甘かったようだ。やはり、このようなふざけた蛮族は殲滅するに限る。我が皇国に逆らった者がどうなるか、世界に知らしめねばならぬ。今、パーパルディア皇国皇帝、ルディアスの名において大日本皇国に対する殲滅戦を許可する!!」

 

「御心のままに」

 

散々コメントで「殲滅戦が来るぞ」と書かれていたが、念の為この殲滅戦とは何かを説明しておこう。一般的にはフリードリヒ大王時代のプロイセン軍の戦術論の一つであり、地理的に四方が敵に囲まれていて自国に立て篭って持久戦に持ち込む事が不可能な事から生まれた戦術を指す事が多い。具体的にいうと、軍隊を迅速かつ滑らかに機動させて完膚なきまでに敵を全滅させる戦術である。因みに第二次世界大戦でドイツが得意とした電撃戦の原型ともなったものである。

しかし今回の場合は上記のものよりも、中国がウイグル自治区でやってる「民族浄化」の意味合いが合っている。つまり「日本人を全員ぶっ殺します」という戦争になるのである。史実だとアメリカが西部開拓時代にやってたネイティブアメリカン殲滅とか、欧州の黒人奴隷での辺りを想像してもらいたい。

だがこれは皆もご承知の通り、無限地獄への片道切符である。こんな事をされようものなら、日本が黙っている訳ない。

 

 

 

翌日、パーパルディア皇国 ムー国大使館

「それにしても、突然のご訪問ですな。レミール殿」

 

この日、レミールはある事を頼みに大使館を訪れていたのである。そのある事とは、ムーからしてみれば無謀な挑戦である。

 

「本日参上したのは、貴国にお願いしたい事とお聞きしたい事があったからです」

 

「ほう。して、その願い事と聞きたい事とはなんでしょう?」

 

「では質問の方からさせて頂きます。貴国は観戦武官を、大日本皇国へ派遣していると聞いたのですが事実ですか?」

 

「事実ですよ」

 

駐在大使であるムーゲがサラリと答える。

 

「何故でしょうか?」

 

「それに関しては守秘命令が本国より出ておりますので、お答えできかねます。しかし勘違いしないで頂きたいのは、貴国との交流を無下にする気は無いという事です。これは断言いたします」

 

「わかりました。では願い事なのですが、これを貴国を経由して大日本皇国へ渡して頂きたいのです」

 

「拝見させて頂きます」

 

そう言うと、渡された封筒の中から書類を取り出す。敢えて此処では内容を語らないが、多分察しは付いているであろう。

 

「本当に宜しいのですね?」

 

「と言いますと?」

 

「これを日本に渡すということは、貴国にも戦火が広がるということですよ?」

 

「まるで我が国が負けるかのような物言いですね。列強の四位の我が国が、たかが文明圏外国の新興蛮族国家に負けるとでも?」

 

ここでムーゲは、パーパルディアが現実を見れていない事に勘づく。別に止める義理も無いのだが、一応念の為にもう一度聞いてみる。

 

「本当に、本当に宜しいのですね?」

 

「問題ありません」

 

「.......わかりました。では届くまでに約一週間掛かりますし、返答も恐らく同程度の時間がかかるでしょう。返答が来た場合は此方から連絡致しますが、早くて二週間、多めに見積もって三週間程度でしょう」

 

「わかりました。では、宜しくお願いします」

 

そう言うとレミールは大使館を後にした。レミールが帰るのを見送ると、ムーゲは盛大なため息を吐いた。

 

「にしてもまあ、この国はどうなるんだか。本国に大使館引き上げの要請でも出すかな」

 

大日本皇国の戦力を知っているムーゲは、これからのパーパルディアの行く末を心配していた。別にパーパルディア如きがどうなろうと、ムーゲ自身もムー本国もどうも思わない。しかし大使館の人間としてなら話は別である。大使館に居るという事は、もし日本軍が侵攻してきた時に流れ弾が当たって逝く事もあり得る。そうなっては目も当てられない。しかもこの未来は、ほぼ確定事項な訳で手遅れになる前に手を打たないと、この予想が現実のものとなってしまうのである。そんな訳ですぐさま執務室に戻り、本国へ引き上げに関する会議を申し込んだのであった。

 

 

 

一週間後、大日本皇国 首相官邸

この日、川山から一色にある書類が手渡された。その書類とはパーパルディアからの国書である。それを見た瞬間すぐに神谷を呼び出して、三英傑が揃ったのであった。

 

「んで、何があったよ」

 

「これを見りゃ分かる」

 

一色がその書類を渡す。

 

「パーパルディア皇国からか。なんか嫌な予感しかしないんだが。というか、開けたくも読みたくもないんだが」

 

「大丈夫、その予想は当たっているぞ」

 

川山から聞きたくなかった回答が出た事で、益々開けたくなくなるが意を決して開けたのであった。内容は以下の通り。

 

 

栄えあるパーパルディア皇国は皇帝ルディアスの名において、大日本皇国へ殲滅戦を布告する。この書面がパーパルディア皇国を離れた時点で、誉高きパーパルディア皇国軍の総力を挙げて大日本皇国を滅亡させる事を宣言する。

これ以降、如何なる交渉の場も設ける事はなく、捕虜に関しては即刻処刑し、たとえ降伏し武装解除したとしても大日本皇国人が世界から根絶されぬ限り、この戦争は続くものとする。

 

 

「.......」

 

読み進めていくうちに顔はなんとも言えないものへとなり、最後は完全な無表情となる。

 

「こうなった以上、もう後戻りは出来ないな」

 

当初、三人はある程度は痛め付けるし、パーパルディア皇国としては消すが、前身の共和国程度には存続させてあげる方向で考えていた。それに本格的に攻撃せずとも戦力を削れば、その内に反乱が各地で起きて内部から瓦解していくのが関の山という予測も立てており、できれば早期講和の道を模索するつもりではあった。

遺族の人間からしてみれば不服かもしれないが、戦争で被害を受けるのは罪も力もない一般人であるのは歴史が証明している。「国はクズでも、国民まで必要以上に殺す必要はない」という考えの下で戦略を練っていた。まあどう足掻いても、一般人の被害をゼロにするのは至難の技である為、ある程度の犠牲はやむなしの考えではあるのだが。

しかしこうも舐められては話は別である。大々的に「民族浄化」を相手国に宣言するという事は、最早最大限の侮辱に他ならず、それは国家として、されてはいけない事の一つとも言えるだろう。

 

「なあ健太郎、いや、一色総理。この布告、どうするつもりだ?」

 

「こうも舐められては示しがつかん。奴らは、俺達の与えた最後の慈悲(・・・・・)を無視したばかりか、民族浄化(ジェノサイド)宣言までしてきやがった。ここまでされて黙っているのは、それはもう「お人好し」ではなく売国奴のクズ野郎だ。浩三、全責任は俺が取ってやる。パーパルディア皇国を完全に滅ぼせ。前身の共和国ですら、影も残すんじゃねえ。皇帝ルディアス、皇女レミール、それから他の指導者連中も余程の利用価値がない限り殺せ。だがそうだな、降伏や戦意を喪失したりとか、マトモな思考のできる奴は生かしてやれ。忘れちゃいけない。権力に溺れ私利私欲に走り、罪なき人々を食い物に肥えに肥えたクズも殺処分しろ」

 

「元からそのつもりだ」

 

無表情で命令を下す一色に、神谷はドス黒い悪魔のような笑みを浮かべて答える。

 

「あ、そうだ。川山も戦後処理の時は搾り取れるだけ搾り取って、後はポイしろ。一般人の支援はどうにか考えておくから、その辺は心配しなくていい」

 

「わかっている。肥え太った連中を、強制的にペシャンコに潰してやるさ」

 

逆に川山は一周回って爽やかな笑顔で答える。

 

「おい誰か、御神酒と盃を三つ持ってこい」

 

一色がそう命じると、秘書がすぐに用意してくれた。用意が済むと出ていき、部屋は三人だけとなる。

 

「我ら大日本三英傑、今より復讐の鬼とならん」

「我ら持てる力の全てを用い、悪しきパーパルディアには恐怖と絶望を以って報復とし」

「我ら三人、一振りの巨大な槌となりて、パーパルディアに正義と復讐の鉄槌を下さん」

 

そう言うと、盃を一気に呷って神酒を飲み干す。

 

「もう俺達は天国には行かんだろうが、せめて日本の為に一仕事するぞ」

 

「大丈夫。もし地獄に堕ちようものなら、閻魔大王ぶっ殺して無理矢理天国に入り込めばいいさ」

 

一色の何処か諦めた言葉に、神谷が笑いながら答える。川山もそれに便乗して「その前に俺が交渉してやるさ」と言った。そうするとどういう訳か、笑いが出てくる。三人は遠い昔の、まだ何も知らなかった子供の頃を思い出すのであった。

 

 

 

翌日、大日本皇国 統合参謀本部執務室

「さーて、どう料理してくれようか。慈悲も無駄にしてくれた事だし、最大限ぶっ潰してやるからなぁ」

 

ではここで、散々出てきている「慈悲」について解説しよう。神谷達が与えた慈悲というのは、第二章第九話「大日本皇国の解答」において起きた一連の騒動の事である。もしかしたら知らない人や忘れてしまった人も居るかもしれないので、簡単に何が起きたか説明しよう。

・大日本皇国がパーパルディア皇国の国書の返答を渡す。

 

・やっぱキレて、まさかの使いである神谷と川山を殺そうとする暴挙に出る。

 

・神谷が念の為に連れてきていた特殊部隊「義経」の隊員と共に殲滅する。

 

・更にキレて皇宮内の警備兵を動員してくる。

 

・勿論応戦し、皇宮内の警備兵を殲滅しヘリコプターで脱出。

 

・ワイバーンロード18騎に逃げる途中に追われる。

 

・艦載機で2騎を除いて殲滅し、2騎には敢えて逃げ込んだ先である白鯨と黒鯨の姿を見せる。

 

というものである。あ、因みに2騎の生き残りは通信が終わった辺りを見計らって、肉片に加工済みである。

さて、ここまでで一つ普通じゃあり得ない点がある事にお気付きであろうか?皇宮があるのはパーパルディアの首都、日本で言う東京であり、そこに敵国の航空機が白昼堂々飛んできて、人員を回収し悠々と飛び去ったのである。更には皇宮の警備兵というのは精鋭の近衛兵であり、全員が全員近衛兵でないにしろ、一応警備が厳重かつ精兵の集まりである事には変わりないのだが、その悉くが殲滅されている。ついでに追尾したワイバーンロード18騎も、その全てが倒されている。

もうお分かりだろうか?これらは全て日本の力を暗ではあるが示している(・・・・・・・・・・・・・・・・)のである。文明圏外国である日本がここまでしていると言う事は、それだけの力は多かれ少なかれあるという事であり、殺された兵士の死体や惨劇の場となった皇宮を調べれば、どの程度の科学力を持っているかは直ぐに分かる。つまりあの行動は全て、パーパルディアへの最後の警告でもあったのである。もし正常な判断が出来ていれば日本に関する調査を行い、その過程で勝つ事は不可能である事に気付き、あの手この手で譲歩や講和の道を見出す筈である。

しかしパーパルディアはそれをしなかったのである。それどころか、その報告の殆どが「観測者の精神がおかしかった。つまり幻覚である」とか何とか謎の理由をつけて目を逸らし、上には適当な綺麗事や嘘を並べてご機嫌をとっていたのだから驚きである。では本編に戻ろう。

 

(さて、潰すべきは5箇所だな)

 

そう言うと四隅をピンで刺して壁に貼ってあるパーパルディアの地図にある、要所の地名が書かれた場所にダーツの矢を突き刺す。

 

(まず皇都エストシラント。言うまでもなく敵の首都を叩くのは、政治、経済、軍事に加えて、自国民には大戦果であることが一番伝わりやすく、敵には計り知れない絶望を与えられる)

 

今度は別の場所に目を向ける。

 

(でもってデュロ。ここは大規模基地に加えて、軍需工場の塊だ。ここを叩けば一気に奴らの首を絞められる)

 

デュロというのは、パーパルディアの工業都市の一つである。地竜やワイバーンといった生物兵器こそ作られていないが、それらにつける鎧や歩兵の装備、陣地のテントや旗に至るまで、パーパルディア皇国軍の戦争に使う物のほぼ全てが作られている。

 

(アルケダン。ここは生物兵器の生産工場だから、叩けば航空戦力は消え去り、機甲戦力も同様に消え去る)

 

こちらはデュロでは作られていない地竜やワイバーンを製造しており、生産工場というよりは牧場に近い。更に軍の研究施設も隣接しており、様々な生物兵器の研究や改良が行われている。

 

(クラールブルクも叩かないとな。ここは海軍の要所だし、一大造船拠点でもある。こことデュロが落ちれば、奴らが作れる軍艦は旧世代の粗悪品だけだ。まあ、最新鋭艦もこっちから見れば粗悪品だが)

 

ここには超大型ドックを完備した造船所があり、フェルデナンテ級を作れる数少ない基地である。主力艦隊の大半はここを母港にしており、ここが落ちれば海軍戦力はガタ落ちである。

 

(最後に聖都パールネウス。ここは前身である共和国時代の首都であり、今も尚「聖地」として崇められている。ここを叩けば、国民感情は絶望待ったなしだ)

 

パールネウスには大きな拠点はなく、どちらかというと国民感情への攻撃が主目的である。因みに見た目は完全に某巨人が進撃してくるアニメのような、巨大な三重の壁で囲まれた要塞都市である。

 

「失礼します。長官、そろそろお時間です」

 

「もうそんな時間か。直ぐに行こう」

 

この日、神谷はとある作戦の為にパーパルディアの領内へ潜入した。潜入した地は、旧アルタラス王国である。アルタラス王国奪還は先程考えていたパーパルディアへの報復作戦「黄泉平坂」の第一段階でもあり、奪還作戦は既に動いているのである。今回は戦闘団の中で唯一、常時編成されており、神谷以外の如何なる指揮系統からも除外された部隊である神谷戦闘団、通称「国境なき軍団」がその中核を担っている。何度か登場している義経も、この国境なき軍団の外部組織的扱いである。

 

「さあ、反撃の狼煙を上げる時が来たぞ」

 

では今回は、アルタラス島奪還作戦「ジパング」の参加兵力を記載して終わりにしよう。

 

参加戦力

陸軍

神谷戦闘団

(内訳)

・歩兵40個連隊

・重装歩兵34個連隊

・戦車12個連隊

・24個対戦車ヘリコプター隊

 

海軍

・第八主力艦隊

 

空軍

・第1001〜14輸送航空隊

・第1103〜45輸送航空隊

・第1206〜32輸送航空隊

 

特殊戦術打撃隊

・ADF1妖精 28機

・空中母機白鳳 1機

 

 

 

 

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