最強国家 大日本皇国召喚   作:鬼武者

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第十九話ヤベェ奴ら

クラールブルク襲撃の三日後 皇都エストシラント パラディス城 大会議室

 

「い、以上が報告となります。陛下」

 

誰が見てもブチ切れていることが分かるほど、ルディアスの顔は真っ赤に染まっていた。それもその筈。本日の会議の議題は「大戦略会議」という題であり、その内容は皇国の被害の再確認(・・・・・・・・・)である。どの程度の被害かというと、

 

被害内訳

・皇都エストシラント南部地区 壊滅(再建には5年以上を要する)

・皇都防衛隊北部、南部両基地 壊滅(最低限の復旧まで半年以上を要する)

・デュロ工業都市 敵に占領される

・クラールブルク海軍基地 壊滅

・クラールブルク造船施設 壊滅

 

以下の施設がこの状況であり、軍の被害額と戦闘で使われた様々な経費やら、歴史的価値、生産予定だった兵器類の損失等を全部ひっくるめると

被害額 852兆5109億9087万6381パソ(1パソ=10円)

という途方もない額となる。因みにこれ、パーパルディア皇国の年間国家予算と貿易での収入×約150年分の額とほぼ同等である。

そんな訳でルディアスは、

 

「いったい、どうなっているのだぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

怒髪衝天状態である。

 

「敵はたかが文明圏外国の蛮族国家。ムーを超える兵器を持っておったとしても、そんなに数は多くないだろう!?何故こうも負けておる!!!!」

 

「お、恐れながら陛下。日本の兵装はどれも強力であり、歩兵一人とて我が国の保有する如何なる兵器を以ってしても、撃破は困難なのです」

 

「それは兵士達の気合いが足りぬからだ!!我が皇国の臣民は、たとえ足や腕がもげようと、蛮族に負けはせぬ!!!!」

 

いや、戦争末期の首脳部ばりに酷いな。マジで何処の牟田口ですか?

とツッコミたくなるほどに無茶苦茶なトンデモ理論に、流石の首脳陣もドン引きである。ルディアスの暴走はまだ続く。

 

「良いか!!各基地に督戦隊を組織し、降伏や逃亡を図るものは容赦なく殺せ!!!!拘留中の全犯罪者どもを徴兵し、懲罰部隊を組織。各地の防衛に充てろ!!!属領統治軍も引き揚げさせて、懲罰部隊の監視と防衛に充てるのだ!!!!!!」

 

「お、お待ちください!属領統治軍が引き揚げてしまうと、属領を統治できなくなってしまいます!!」

 

臣民統治機構長のパーラスが止めに入る。恐怖統治は、恐怖の象徴たる属領統治軍がいることで成り立っている。その象徴が消えようものなら、これまでの鬱憤がいっぺんに噴き出して属領が失われるのは目に見えている。

 

「黙れ!!!余は皇帝、パーパルディア皇国の皇帝ルディアスであるぞ!!!余の命令に逆らうということがどういうことか、今この場で証明してくれようか!?」

 

「決してそのような!!も、申し訳ありません!!」

 

「気分が悪くなった、後は勝手にせい!!!」

 

そう言ってルディアスは部屋を出て、自室へ足早に戻っていった。残された重役達は、困惑やら何やらで疲れ切っている。

 

「アルデ殿、率直にお聞きしますが勝てそうなのですか?」

 

第3外務局長のカイオスが最高司令のアルデに聞く。しかしアルデは答える代わりに、首を横に振った。

 

「こうなれば我ら海軍が動きましょうぞ」

 

「バルス殿?」

 

皇国海軍総司令のバルスが立ち上がり、腰に下げたカトラスに手を添える。

 

「聞けば大日本皇国は島国で、四方を海に囲まれた国家。となれば我が海軍の艦隊を以って沿岸部を攻撃いたしましょう」

 

「しかし海軍はもう戦力が無いのではありませんか?」

 

カイオスが止めに入るが、バルスはニヤリと笑う。

 

「ところがあるのだよ。皇帝陛下は色々手を回しておってだな、ペロチーノ級竜母が53隻、フィシャヌス級100門級戦列艦級が132隻、フェルデナンテ級200門級戦列艦97隻を用意なさっておる。これに他の艦隊から引き抜いた艦や、属領統治軍と国家監察軍の艦艇を合わせれば、十分に戦える」

 

「確かにそれならば勝てるやもしれませんな」

「幾ら強力な軍とて、この数は相手にできますまい」

「皇国の恐ろしさを示してやってください、バルス殿」

 

他の閣僚からも同意の声が上がり、満場一致で海軍の出動が決定された。

だが彼らは知る由もない。大日本皇国は海軍国であり、世界最強の艦艇を多数保有し、一隻でパーパルディア皇国艦隊と渡り合える艦が一個の主力艦隊に237隻配備され、それが合計八つもあることを。おまけにその艦隊全てが、パーパルディア皇国の周りをガッチリ固めていることを。

 

 

 

大日本皇国 首都東京 首相官邸 執務室

パーパルディア皇国の首脳陣が会議をしていた頃、敵国である我らが大日本皇国も同様に会議を行なっていた。内容は勿論、パーパルディア戦後の降伏条件や統治等についてである。

 

「我々外務省の降伏条件と致しましては、皇帝ルディアスとレミール含めた「日本人処刑の首謀者、実行者の引き渡し」は絶対に譲るつもりはありません」

 

「しかし、それでは国民感情に反日思想がついてしまうのでは?」

 

文科大臣が苦言を呈する。確かに元首やら皇族やらを捕らえたら、後々不利益が生じるのは明らかである。

 

「その点は我々、国土防衛省より解決策を提案させて頂きます。現在実行中の「天照作戦」では、パーパルディア皇国に存在する主要都市が破壊し尽くされます。これにより一時、恐らく数十年単位での国力低下が約束されます。これに加えて現在属領化している反パ皇国家を使って、交易の制限を持続して行い生かさず殺さずで国力を低い水準で保たせます。これに加えて接触予定の人物(・・・・・・・)を指導者に仕立て上げることによって、パ皇の連中は親日的な政策をとる他なく情報統制などをしなくとも反日感情を抑制できる、と考えています。

更に占領したデュロ工業都市を統治し、マスケット銃等の骨董品を他国の正規軍に売り捌き外貨を得ることも考えています。これなら技術漏洩の心配も不要で、情報が漏れずに外貨を得るという理想的な状況が作り出せます」

 

「正に理想的な勝ち方ですな。大臣もよく考えつきますよ」

 

環境大臣の一言に、苦笑いしながら国防大臣が答える。

 

「実はこれ、全部神谷くんが考えたんですよ。私が考えたのは、交易制限くらいなもので」

 

「まあ軍事や軍政といった「軍」と名の付く物で、この国で神谷くんの右に出る者はおらんでしょう」

 

財務大臣を筆頭に、他の参加者達も笑う。一通り笑い終わったところで、一色が意見を纏めて「パーパルディア占領政策」として可決され、後日国会の方にも上がった。安定の左翼は色々言ってきたが、一色には敵わず中継見ていた国民達は爆笑していた。因みにこんな感じ

 

「これでは前帝國主義的な傀儡や植民地でありますぞ!!」

 

「内政干渉もしない、日本人を統治者として送り込まないというのに、何処が傀儡国家や植民地なのでしょうか?戦争が終われば、他国と同じように国交を結ぶ予定ですよ?」

 

「ウグッ。だ、だがしかし!これでは日本が昔のような、戦争国家に成り下がりますぞ!!」

 

「あーはいはい。そこまで言うのなら、有りますよね。代替案」

 

「え?」

 

「そこまで人の言うことにケチつけるのに、「自分達の出す代替案はありましぇーん」なんてオチ、ねーよな?」

 

一気にドスの利いた声となり、左翼議員と野次飛ばしてた奴らが震え上がる。

 

「まさか無いのに、色々ご高説を垂れていたのかな?だとしたら終わってるよ、アンタら」

 

因みに本来なら議長が止めるべきなのだが、この一色の喋りが国民にウケており「止めさせないで、最後まで言わせてください」というコメントが多数寄せられていることから、ある程度黙認されている。というか何なら、議長も少し楽しんでいたりする。

 

「い、いやぁ↑そそそんなこと、な↓いぃですぞぉ↑」

 

「なら言ってくださいよ。時間はありますから」

 

「いやちょっと、お日柄が――」

 

「言え」

 

「いやだか――」

「言え!」

 

「.......はい」

 

完全に打ち負かされた左翼議員に、国民は爆笑して他の議員も笑いを堪えるのに必死だった。因みに左翼議員の出した意見は、さっきの政策をほぼ丸パクリした物であり他の議員からもヤジを飛ばされ、それ以降は借りてきた猫のように大人しくなった。

 

 

 

2週間後 パーパルディア皇国 アルケダン 先端生物兵器研究局 局長執務室

「ゼレケン局長、失礼します」

 

「やった!!!やったぞ!!!!見たまえ!!!」

 

「え?ちょ!」

 

制服を着た兵士を、ハゲ散らかした白衣の男が部屋に連れ込む。

 

「これをこうするとだな、ホレ!!!」

 

試験官に入ったくっさい液体に、別の液体を入れると炎が生まれたのである。

 

「ゼレケン局長、これは何です?」

 

「これぞ私の開発した新しい燃料!!名前は、火を噴くドラゴンみたいだから、名付けてヒドラジン!!」

 

「は、はぁ」

 

このゼレケンという男は、パーパルディア皇国どころか世界有数の天才である。地球でいうとアインシュタインばりに凄い人なのだが、色々性格に難がある。その狂人っぷりから「歩く大災厄」の異名を持つ。ではその輝かしいエピソードを少しご紹介しよう。

・ワイバーンオーバーロード用のサドル開発を行い、他の候補よりも高い性能だったが「景観を損ねて美しくない」という理由で、安全装置を全く付けない。

・怪我をした兵士に「ポーションだ」と言って、そこら辺の雑草を煮詰めた液体を飲ませたり、ぶっ掛ける。

・ワイバーンロードに「強化薬」と称した二日酔いと迎え酒でベロベロの状態で作り出した謎薬品を飲ませ、何故か性転換&幼竜化させる。

しかもこれら全て、本人に悪意が無く100%善意の行動なのでタチが悪い。更にこれに天才的頭脳(近世ヨーロッパ程度の技術力で、ヒドラジンを使ったロケットやミサイルの推進剤の原型を生み出せる程度には凄い)が加わるから余計に面倒である。

 

「で、何の用だね?」

 

「は、ハッ!アルデ最高司令官からの書簡が届きまして、それのお届けに参りました」

 

「そうかね。じゃ、貰うよ」

 

そう言って手紙を受け取り、早速開封する。書かれていた内容は「日本の攻撃目標になっている可能性が高いため、増援の軍を送る」といったものだった。因みに見た時の反応は

 

「フォォォォォォォォォ!!!!!!(((o(*゚▽゚*)o)))」

 

という、まさかの大歓喜であった。というのもゼレケンは、ずっと日本の兵器と戦いたかったのである。そのチャンスが向こうからやって来ることは、お正月とクリスマスと子供の日と夏休みが一挙に来たような感じで、この上なく嬉しいことなのである。(これって子供目線なら天国だけど、大人目線、特に親目線なら地獄だよね。年賀状書き&出費、出費、出費、出費だもん)

そんなヤベェ変人が居るとはつゆ知らず、日本本国からは3機の空中母機白鳳(アーセナルバード)が出撃し、アルタラス島からも第203歩兵大隊と第89重装歩兵大隊が出撃していた。当初は白鳳で焼き払う予定だったが、どうせならワイバーンのデータが欲しいので、クラールブルクに展開予定だった二つの部隊を急遽アルケダン攻略に投入したのである。

 

 

 

アルケダンより南方80km地点 上空

「隊長!!前方に何か居ます!!」

 

「司令部!こちら偵察3号騎!!敵、超大型ワイバーン発見!!数3、至急応援を送られたし」

 

『こちら司令部、了解した』

 

敵発見の報を受けるや否や、アルケダン全域に大音量でサイレンが鳴り響く。竜舎からワイバーンオーバーロードやワイバーンロードが出てきて、滑走路から遥かなる空の高見へと羽ばたいていく。しかし中には普通のワイバーンでも、その強化種のロードやオーバーロードでもない異色のワイバーンも居た。例えば首が3つ付いていたり、翼が6枚になっていたり、胴体に小さなワイバーンを無数に付けていたり、本当に色々である。

これらのワイバーンはゼレケンの研究で生まれた新種たちであり、コストが高すぎて(大体1頭作るのに、ワイバーンオーバーロード5頭分の予算が必要。その上、寿命が短く航続距離も短い)少数配備に留まっている最強種達である。

 

 

「隊長、偵察隊とも合流しました。準備完了!!」

 

『全騎攻撃用意。導力火炎弾一斉撃ち方、よーい!撃てぇ!!!!』

 

狙いは完璧だった。本来であれば、9割方命中していたであろう。しかし今回は相手が悪く、白鳳が相手なのである。白鳳には専用の特別な兵装があり、Active Protection System(通称APS)と呼ばれる電磁バリアが搭載されているのである。

ミサイルや機銃に耐えることができ、たとえ対艦ミサイルの飽和攻撃であっても作動中は全て中和して無力化してしまう、トンデモ兵装が付いているのである。因みにアーセナルバードを倒せるのは、熱田型の主砲を除いて存在しない。そんな兵装が付いているのだから、導力火炎弾がダメージを与えられる訳がない。

 

『命中弾なし!!敵は青い半透明の壁を作り出す魔導によって、全弾防いだ模様!!!!』

 

「クソッ!!!化け物め!!!!」

 

次の瞬間、敵巨人機の屋根から白い煙が空に上がっていく。何かの信号か実は何らかの被害を受けていたのかと思いきや、その煙は此方に近付いてくる。その煙は編隊の右翼前方に降り注ぎ、次々に爆発して真っ逆様に仲間が落ちていった。

これだけでも混乱するというのに、白鳳は更に追い討ちを掛ける。白鳳は戦闘前から雲海に搭載機のUAVを相当数忍ばせており、これを使って背後と真下から急襲。一気に後方の編隊を破壊したのである。

 

「全騎突っ込め!!!!」

 

こうなっては突っ込んで、一か八かの肉薄攻撃をする他無くなる。しかしそうは問屋が卸さない。TLSとパルスレーザー砲で弾幕を展開し、次々に墜としていく。更に近づいた兵士は、APSを使って墜とす。

 

「あの壁は危険だ!!掠っただけで翼がもげ」

「ぎゃぁぁぁぁ!!!!」

「パーパルディア皇国に栄光あれ!!!!」

「翼が消し飛んだ、誰か助けてくれ!!!」

「クソ、相棒の首が消えやがった!!!」

 

空に悲鳴がこだまするが、それを越えて尚も進む。TLSがアルケダンを射程に入れた瞬間、竜舎や滑走路を焼き払い破壊していく。一帯をズタボロにすると、後方からUH73天神、CH63大鳥、AH32薩摩からなるヘリボーン部隊が強襲を開始する。

 

『LZを確保!!降下開始!!!』

 

「GOGOGO!!!」

 

穴ぼこにした滑走路や、廃墟と化した格納庫に着陸し部隊を展開していく。展開が完了すると武装している機体はその場に残り、歩兵部隊の援護を開始する。

 

ドカカカカカ、ドカカカカカ

「右クリア!」

「左クリア!」

 

「よし!ムーブ!!」

 

「撃ち返せ!!」

「庁舎内に入れるな!」

「応戦せよ応戦せよ」

 

庁舎に続く道で、攻防戦が行われる。しかし遮蔽物に身を隠しても32式戦闘銃の13mm弾や、手榴弾を投げ込まれて吹っ飛ばされる。

 

「コンタクト、10時、マスケット!!」

ドカカカドカカカ

 

「コンタクト、正面、ナイト!!」

ドンドン

 

「クリア、ムーブ!!!」

 

あちこちで爆発音と銃声が鳴り響き、その度に悲鳴が上がる。皇国軍の快進撃も束の間、謎の黒い影が一機の天神に取り憑いた。

 

「グギャギャギャ!!!!」

 

「不味い!!」

 

なんと何処ぞのハルクばりに巨大な人間がメインローター下のエンジンに飛び付き、拳で中の配線やら何やらを引きちぎって破壊していたのである。

 

ブーブーブーブーブーブー

「推力低下!!!墜落します!!!!」

 

「衝撃に備えろ!!!」

 

バランスを崩し、よろけながら地面に突き刺さる。幸い火力支援中で高度が低かったことと、下が土の地面であったことから地面に突き刺さっただけで誰一人死ぬことは無かった。え?飛び付いた敵?墜落する時にメインローターに巻き込まれて、マジのミンチ肉に生まれ変わりました。

 

 

「暴れてるねぇ。やはりクズどもに打ち込んだ薬は効果抜群だった」

 

この謎のハルク擬きの正体は、増援部隊でやってきた懲罰部隊の兵士達なのである。因みにゼレケンが打ち込んだ薬はバイオハザードのウイルスみたく、人を怪物に変えるアレなのである。

 

「さあ、行けぇ!!」

 

「ギャオオオオオオオオオオ!!!!!」

 

その巨体に見合わないジャンプ力で飛び上がり、そのまま重装歩兵の戦列に飛び付こうとする。しかし

 

「邪魔なんじゃい!!」

「そいやっさーーー!!!」

「所詮お前らは、時代の敗北者じゃけぇ!!!!」

 

パワードスーツで超強化されたマッスルボディで、手に持っていたガトリング砲やらハンマーや盾やらで弾かれて、明後日の方向に吹っ飛ばされる。でもって投げ飛ばされた場所は

 

「グギャグキャ!」

 

「ヒャッハーーーーーー!!!!」

 

パーパーパーーン

 

「グキャ?」

 

ドゴーーーーーン

 

装甲車の通り道で、時速130キロで轢き殺される。だがこれはマシな方で、やばい場合は

 

「グキャ?」

 

「お前ヘリ落としたよな?」

「お仕置き」

「Death」

 

ズドンズドンズドンズドンズドンズドンズドン

 

ショットガン装備の歩兵一個分隊に囲まれて、12ゲージ散弾を至近距離で食らう羽目となる。地竜の方も、対戦車ミサイル旋風の飽和攻撃の前に呆気なく倒れる。しかも中には装甲を強化してたり、火力が数倍に上がった個体も居たのに情け容赦なく駆逐していく。

 

「こ、これが日本の力か。よし、仲間になろう!!!!!」

 

ゼレケンはなんと剣を佩いて、馬に跨り最前線へ駆けていった。

 

「日本の皆さーーん、お友だ――」

 

しかし運の悪いことに、地竜に放った38式携行式対戦車誘導弾が命中し天国まで吹っ飛ぶ羽目になる。

 

「なあ、今何か当たらなかったか?」

 

「何かハゲ散らかした騎兵が、剣持って突っ込んできてたな。まあ敵だから、オーバーキルだったが問題ないだろ」

 

「んじゃ、地竜にもう一発撃っとくか」

 

バシュッ

 

最後の地竜を撃破し、庁舎内部に突入する。内部は様々な生物兵器の記録の宝庫であり、運良くちょうど孵化したワイバーンオーバーロードと地竜を確保できた。以降アルケダンは、来る首都での最終決戦の前線基地として運用されることとなった。

 

 

 

大日本皇国 特殊戦術打撃隊基地

「いよいよ俺たちも暴れる時がきたな」

 

「そうだな。水虎の連中が「軍港を蹂躙してきた」って自慢してたもんな」

 

二人の目の前には、それぞれの愛機であるメタルギア龍王とメタルギア零が鎮座していた。今度は天照作戦のフィナーレを飾る前哨戦である、パールネウスを潰す「巨人作戦」の為に出撃するのである。現在輸送準備を整え、後はCH63大鳥に吊り下げてもらってパールネウス近郊まで送ってもらう手筈なのである。

 

「お、来たな」

 

「御二方、ご搭乗を」

 

「おう」

 

さっき喋っていた二人、それぞれ零と龍王部隊の隊長達が愛機のメタルギアに乗り込む。

 

「さあ、待ってろ。パールネウス!!」

 

そう龍王部隊の隊長が言った瞬間、巨体が持ち上がり空の旅を満喫しながらパールネウス近郊へと向かっていった。

 

 

 

 

 

 

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