それから後半の最後を台本形式で書いています。それでは、覚悟は宜しくて?
第二十四話全ては式典の為に
講和会議が終わり条約の締結も終えて、パーパルディアとの戦乱はここに終結して早一週間。日本中が勝利に沸き上がっていた。様々なメディアで特集が組まれ、謎理論に基づく批判もあったが国民に今回の戦争に関する事が伝えられていった。
そんな中、統合参謀本部の大会議室には各軍の司令官を集めた極秘会議が開かれていた。
「さーて、諸君!今回集まってもらったのは他でもない。次なる大作戦に向けた準備をしてもらいたい!!」
「やるんですね長官!!今、ここで!!!!」
「ああ!!『パーパルディア戦役勝利記念観閲・観艦式』開催決定だ!!!!」
会議室にいた面々から、大歓声が上がる。というのもこの観閲式と観艦式がある時、決まって大日本皇国統合軍は陸、海、空、陸戦、打撃の全てがノリノリでふざけるのである。前身にあたる大日本帝国時代の式典というのは、当時は
・軍の士気を高める
・国民、同盟国へ精強さをアピールする
・敵勢力に対する示威行為
の三つが原則であり、固い感じであった。しかし時代と共に移り変わり、いつしか「軍同士の国際交流の場」言ってしまえば社交場のような感じになってきたのである。その内、軍人達の多くをしめる体育会系のノリというか勢いと、昔から続く日本人の「祭り好き」の遺伝子がフュージョンしちゃった結果、式典や基地祭でこれまで伝説を多く残してきている。少し例を挙げておこう。
陸軍
・40式小型戦闘車の改造コンテストが行われる。
・戦車に某ガールズとパンツァーに出てくるチームのステッカー貼ったり、わざわざ女性兵士がそのコスプレして戦車に乗る。
海軍
・機関砲が銀魂のエリザベス。
・艦隊をこれくしょんするゲームや、碧き航路のゲームのキャラが出没。しかも偶に現在の制服になってたり、艤装が現在のハイテクなのに置き換わってる。
空軍
・タイヤ三つ置いて「最新鋭の第六世代戦闘機」として展示する。わざわざ「F999 銀河」という名前までつける。
・痛戦闘機が生まれる。ただし萌え系ではなく、スタイリッシュでカッコいいヤツ。
海軍陸戦隊
・AH32薩摩2機を痛車ならぬ痛ヘリ化させる。因みに描かれてたのは、何故か西郷さんと龍が如くの郷田龍司。
・海軍カレーと陸戦カレー、どっちが美味いかの仁義なき大戦争を毎回起こす。その内、陸軍カレーと空軍唐揚げも混ざって大乱戦となる。
特殊戦術打撃隊
・最早「戦うネタの宝庫」状態なので、エースなコンバットの名シーンを再現したり、金属の歯車の戦闘シーンを再現しだす。
・なんなら監督と中の人組を呼んで、実写版を作り出す。
等々、列挙し出したらキリがない。勿論しっかり真面目な所もある。だが祭りとなると、普段お固い指揮官連中が率先してバカになっていくのである。そんな訳で「政府は黙認、上層部は公認」という言葉すら生まれている。
「では詳しく日取りを話していく。二ヶ月後の6月2日に満艦飾、フェスティバル企画、電灯艦飾がスタートして3日に全軍による観閲式。そして5日に1回目の観艦式事前公開、二日後の8日に2回目の観艦式事前公開を挟む。
そして9日に横須賀パレードとカレー大会を行って、10日に観艦式本番と行く。観艦式では例の新型潜水艦もお披露目するぞ」
「長官」
海軍の長、東郷提督が手を挙げて質問する。
「今回の観艦式、外国艦艇はどうするおつもりですか?隣国のクワ・トイネ公国、クイラ王国、フェン王国くらいなら予想がつきますが」
「今挙げた国家は既に承諾済みで、様々な艦艇を派遣するそうだ。アルタラス王国にも打診こそしたが、流石に正規軍が崩壊してるからな。今回は見送りで、もう一つこれから個人的に打診する国家がある」
「と言いますと?」
「ムーだよ」
会議室の全員が「え、マジ?」みたいな顔をして、神谷を見つめる。聞くところによると、この世界にはを観艦式」といったものは殆ど根付いておらず、精々フェンくらいのものだそうだ。ここはあまり問題ではなく、一番問題なのは「ムーが永世中立国」である事である。観艦式という文化が無い以上、式への派兵を他国がどんな目で見てくるか予想がつかない。最悪の場合、外交的立場にも問題が出てくるかもしれないのである。
「大丈夫。懸念は分かるが、まあそこはどうにかしてもらうさ」
そうニヤリと笑い、一旦この話は終わった。それ以降、各方面への説明だとか、軍の移動計画といった諸々の事を決めて、約4時間かけて会議は終わった。神谷はその足で、
高級ホテル フロント
「いらっしゃいませ。ご予約を確認させて頂きます」
「いやいや、宿泊ではないよ。すまないが、支配人を呼んでくれるかな?」
「わかりました、少々お待ちください」
フロントの人間は、神谷だと気付いておらず少し怪しんでいる。今の神谷の格好はスーツに帽子という出立ちであり、顔があまりわからないのである。しかも軍服でもないので、まさか三英傑の一人とは夢にも思わなかったのだろう。
「お客様、こちらにお願いします」
「え?あ、はい」
どういう訳か、おばちゃん従業員に連れられて奥の部屋に連行される。部屋には多分なにかしらのチーフと思しき中年の男が座っており、おばちゃんに「こちらにお座りください」と言われる。正直この辺りから何かおかしい事に気づいたが、取り敢えず言われた通りに動く。
「さて、お客様。あなた、ここの品位を理解しておいでですか?」
「は?」
あまりに唐突な質問に、流石の神谷も気の抜けたような答えを返してしまう。そんな事はお構いなしに、中年男性は話を続ける。
「このホテルは転移前より各国の要人、セレブ、誰もが知る有名俳優といった「一流の人間」が公私問わずに滞在されています。そんなホテルにあなたのような、品のない服を恥ずかしげもなく着れる人間を当ホテルには入れられないのです。
つきましては迷惑料10万円をお支払いの上、ホテルの敷地より退去してください」
「.......」
あまりにぶっ飛んだ言葉に、神谷の顔も( д) ゚ ゚こんな事になる。念の為に言っておくが、現在の神谷の身につけている物は全て一級品の物である。スーツ84万円、シャツ7万円、ネクタイ5万円、チーフ2万円、腕時計46万円と合計で150万円近くはする。
「ほら、どうしました?あ、現金でお願いしますよ」
「待っていただきたい。私は別に何かしらの迷惑行為は一切働いていない。ここに来てフロントで支配人を呼ぶように頼んだだけで、何故ここまで言われねばならないんだ?
例えばその場で私がスタッフの手を執拗に触ったとか、セクハラやパワハラに該当する発言をしたとかなら分かるが、私は何もしていない」
「はぁ。アンタ、このままだと警察に突き出す事になるよ?そんな事になればアンタは、これまでのなけなしのキャリアを全てドブに捨てる事になり、これからは不毛で意味のない苦しい人生を送るんだ。そう思うなら10万円くらい安いだろ?」
なんか謎の理論で言われているが、普通に考えてやってもない事で人生終わらせられてもらっては溜まったもんじゃない。というか警察呼ばれても困らないどころか、むしろ「監禁罪」でしょっ引いてもらえるかもしれない。そう言った考えがよぎったので、警察を呼んで自爆してもらうよう仕向ける。
「呼んでいただいて一向に構わない。この際だ、徹底的にやってもらおう」
「!?」
どうやら中年男性には予想外の回答だったらしく、見るからに顔色が変わる。でもって神谷の後ろにいたおばちゃんに目配せで合図を送ると、おばちゃんは行動に移る。目配せに神谷が気付かない訳もなく、何かしらの攻撃に備えて警戒していた。
「お兄さーん、ちょっとこっち向いて?」
「なんだ」
警戒はしつつ振り向くと、いきなり腕を掴んで自らの胸に押し当てたのである。
「あーん♡」
「ゑ?」
3秒ほど押し当てると、手を離す。そして息を大きく吸い込んで、いきなりこう叫んだ。
「きゃーーーーーー!!!!!!痴漢よ痴漢!!!!!」
「君!!大人しくしなさい!!!!!」
「えぇ!?」
なんと神谷を痴漢に仕立て上げるという、あまりに奇想天外すぎる展開になったのである。しかも叫びに反応した何の事情も知らない他のスタッフまで来て大騒ぎになるし、地味にうまい演技でおばちゃん、いやババアが場の空気を更に緊迫感を出しやがる。お陰で部屋はカオスな状況になり、神谷も若いスタッフ二人に取り押さえられる。
「大人しくしろ!!」
「動くんじゃねぇ!!!!」
(お。この二人、なかなか良い動きするな)
まあデスクワークが主業務とは言えど普通に最前線にカチコミ仕掛ける程の超武闘派な神谷が、この程度で臆する事なんて無く普通に大人しく取り押さえられる。
そのまま縄で縛られて警察もやってくる。で何故か、テレビ局のスタッフまで来ている。後から分かったのだが、どうやら「ポリスメン24時」の撮影だったらしく、幸か不幸か密着中の警官コンビがやって来たのである。
「警察です。えっと容疑者の方はって、この方ですかね?」
「はい。取り調べなさるのなら部屋を用意してありますので、そちらをご利用ください」
「ありがとうございます。じゃあお兄さん、行こうか?」
「へいへい。あー、後さ。これ、もうちょいキツく縛った方がいいぜ?普通なら問題ないだろうけど、俺みたいな奴だと」
そう言うと神谷は縛られる手をゴソゴソ動かすと、いとも簡単に縄から抜け出した。あまりの早技に、全員が驚いている。
「さーて、早いとこ取り調べでも署に連行でもしてくれよ。心配しなくても逃げはしないから」
「あ、あぁ。ならこっちへ」
さっきの警官が、そのまま部屋へ連行していく。その間に相方の若い警官が、例のババアの事情聴取を始める。
小部屋
「それじゃあ取り敢えず、身分証を提示してもらえるかな?免許証とかあるかい?」
「免許証は、あークソ無いな。仕事で使う身分証で良ければ」
「それでいいよ」
神谷は懐から黒革に金色の字で「大日本皇国統合軍」と書かれた手帳を取り出し、警官に差し出す。
「へー。お兄さん、軍人さんだったのかい。えぇーと名前は神谷浩三。神谷浩三!?!?」
思いもよらない名前に、椅子から転げ落ちる勢いで驚いている。
「え!?本物の神谷浩三長官かい?」
「マジでーす。あ、それからこの痴漢事件、あのババアと中年男のでっち上げね。はい、これ証拠映像」
驚かれついでに、こっそり起動しておいた隠しボディカメラの映像を見せる。このカメラは神谷が胸ポケットに仕込んでおり、緊急時の対応や防犯面から神谷が個人的に装備している。
「えぇ.......。これじゃあ逆痴漢だね」
「でしょう?これ証拠に、あの二人しょっ引いてもらって良いですか?」
「じゃあこれ証拠として預かりたいんだけど、データは移せるかい?」
「被害届も出すので、その時データを渡しますよ」
「それじゃあ頼むね。取り敢えず、向こうに移動しようか」
こんな感じでとんとん拍子で取り調べは終わり、例の二人がいる部屋に向かう。
「あ、先輩。容疑者の方は?」
「なんか冤罪だったよ。あ、これ証拠ね」
そう神谷の取り調べをした警官が神谷に合図を送る。神谷もそれに従って若い方の警官にスマホを差し出して、さっきの動画を再生する。若い警官も「うわぁ」って顔をしながら、それを見る。
「なんか、災難でしたね。というわけなんですけど、お二人は何か反論あります?」
「えっと、その.......」
この問いにババアはダンマリを決め込むが、中年男性は違った。いきなり立ち上がって、外に逃げ出したのである。
「ちょっとチーフ!!!私を見捨てるの!?!?」
「あ、こら!!!待ちなさい!!!!」
若い警官が追い掛けようとするが、神谷がそれを制止する。もう一人も疑問顔であるが、神谷は安定の悪い笑みを浮かべていた。
「まあ、ついてきてくださいや。愉快痛快な出来事が今から起きますから」
そう言って二人をロビーに連れていく。チーフと呼ばれた中年男性は、ちょうどロビーの自動ドアを潜ろうとしていた。しかし次の瞬間、まるで見えない壁に弾かれるかのように後ろに吹っ飛んだのである。
「な!?」
「何が起きた?」
警官二人もそうだが、ロビーにいた何の事情も知らない客とスタッフも同様にザワついていた。
「おう、お前ら。そろそろ姿を見せろ。そして、この俺に無礼を働きやがったオッサンを取り押さえて差し上げろ」
「「「「「「了!!!」」」」」」
次の瞬間、真っ白な機動甲冑か装甲甲冑に身を包んだ60人近くの兵士が「ブォン」という音と共に現れる。
「へ?へ?へ?なになに?え?なんなの?え?」
チーフは状況が飲み込めず、上擦った声で延々と「え?え?」と連呼しだす。その間に兵士達はグルリとチーフの周りを囲い、更にはグラップリングフックで上空からも兵士が吊り下がって、全員が自分の持つ銃を向ける。
上を見上げようが、左を見ようが、右を見ようが、どの方向を向けても必ず銃口が視界に入る。
「え?え?アンタ達、何?」
どうにか絞り出せた言葉がそれであった。丁度向いている方向で目の合っていた兵士の回答が、チーフを恐怖に叩き落とした。
「俺達は誉高き大日本皇国統合軍で唯一、常時編成の認められた戦闘団の頂点に君臨なさる神谷閣下、直属の戦闘部隊。泣く子も黙る世界最強の精鋭集団、白亜衆だ!!」
この答えにチーフは腰を抜かす&失禁し、周りの人間は警察官含めて驚きの声を上げる。そしてまさかの人間が、二人やってくる。
「え?なんだこの騒ぎ」
「ラッサンどうしたって、なんで日本軍がここに!?」
「あ、いたいた。おーい、マイラス殿にラッサン殿!!」
「な!?神谷長官!!」
なんとお探しのマイラスとラッサンがやってきて、それに神谷が気付いて手を振った。勿論名前を言われるわけで、その結果周りの人間に神谷のいる事がバレてしまったのである。
「あぁー!!!!三英傑の一人、神谷浩三だ!!!」
「うわスゲー!!本物だ!!」
「あぁ、日本の守護神様じゃ。ありがたやありがたや」
三英傑とか言われてる一人に数えられてるだけあって、すぐに人だかりは出来るわ、写真はパシャパシャ撮られるわ、オマケに爺さん婆さんに拝まられるわで大騒ぎとなる。
その内ツーショットをせがまれたり、握手してくれだの、子供を抱いて力を分けてやって欲しいだのと要望も出てきて、その対応に追われる。その間にチーフとババアはパトカーに連行されていき、白亜衆も撤収。なんやかんや15分近く対応し続け、やっとお目当てのマイラスとラッサンに会いに行けるようになった。
マイラスとラッサンの宿泊している部屋
「や、やっと上がってこれた.......」
「神谷長官、あの騒ぎ何だったのですか?」
「なんか私を勝手にセレブじゃないから帰れだの、服が安っぽいから帰れだのと言われて、挙句暴漢扱いまでされて、警察呼ばれて、イラついたので白亜衆を呼んで不届き者を成敗した結果が、あの騒ぎです」
「えぇ.......」
ある程度はぶっ飛んだ回答を予想していたラッサンであったが、余りにぶっ飛び過ぎた回答に呆れて言葉が出ない。そうこうしていると、トイレから帰ってきたマイラスも来たので本題に入る。
「単刀直入に申し上げます。貴国、ムーの艦隊、それも出来たらラ・カサミ級を我が国に派遣して頂きたいのです」
「「.......はい?」」
二人して同じ反応を同じタイミングで返事する。まあ当然の反応っちゃ、当然の反応だろう。
「それはその、アレですか。日本がまた戦争をするから援軍を出してほしい、という事ですか?」
マイラスが重苦しそうな口調でそう質問した。普通に考えて「艦隊を派遣しろ」と言われて思い浮かぶのが、戦争の援軍である。
勿論、神谷は笑って手を振りながら否定する。
「全然違いますよ。我が国が今回のパーパルディア戦役に勝利したので、それを記念して観閲式と観艦式を行う事が決まったのです。確か、貴国にも観艦式の式典はありましたよね?」
「あるにはありますが、そういった式典は友好国には自国の軍隊の強さを見せ、敵国にはその姿を持って脅すのが目的ですよ?なのにどうして」
「確かにこの世界の考えや慣習で言えば、ラッサン殿の言う通りではあります。実際昔は我々のいた世界でもそうでしたが、近年では観艦式は「諸外国との交流の場」というのも含まれておりまして、少々仲が悪くても、国交がある近隣国で派遣しあうのが通例となっていました。
我が国は世界に視野を向けていく際に、貴国が極めて重要な国家と認識しています。しかしそれは政府同士での話であって、もしそんな事が何らかの原因で国民に悪い印象を与えてしまったら関係に支障が出てしまう事でしょう。ですのでここは艦艇を派遣してもらい、国民にも理解を深めてもらえる環境を作って頂きたいのです」
「しかしな」
「いいですね!!」
ラッサンの言葉をマイラスが遮って、興奮している様子で答える。
「いやちょ、ま、マイラス?」
「よもや初めてお会いした時に交わした野望の約束が、こうも早く叶う事になろうとは。是非、協力させて頂きたい!!!!」
「マイラスさんならそう言ってくれると信じておりました。やはり!」
「戦艦は!」
「「男のロマン!!!!」」
そう言って、ガシッと固い握手を交わす二人。そして完全に置いてけぼりをくらって、最早空気と一体化していたラッサンは「えぇ.......」と声を漏らしながら、その光景を見るしかなかった。
「そうと決まれば、私は軍部に連絡を取らなくては。ラッサン!!お前も協力してくれるよな!?」
「いや、ここは慎重に」
「するよな!?」
「いやだか」
「するよな?」
「喜んで協力させて頂きます.......」
もうマイラスが止まらない事を察して、ラッサンも渋々協力を了承した。
ここからは大忙しであった。予算の捻出、開場設営に関する業者の選定、グッズや屋台で使う諸々の食材や商品の買い付けや発注、参加する兵器と兵士達の移動経路の策定、参加艦艇と天皇陛下を始めとした観閲官の座乗する御召艦の選定、警察や各省庁及び行政機関への手続き、派遣が決定している国家or海軍との調整等々、挙げればキリがない。
神谷含め、幕僚陣は職場である統合参謀本部や国防省で寝泊まりをする者もゴロゴロ居た。因みに会議室や執務室ではこんな感じ。(ちょっと台本形式入ります)
会議室の場合
中将「おーい、こいつを2000、いや2500部コピーしてくれ!」
部下の兵士C「はい!」
部下の兵士A「大佐、屋台で使う物品ですが、こことここと、後この業者で間違いなかったですね?」
大佐「うん、問題ない。そのまま通して!!」
部下の兵士A「ラジャー!」
プルルルルル、プルルルルル
中佐「おう、なら繋げてくれ。
あ、どうもお世話になっております。はい。はい。あ、その件はですね後日書類をFAXでお送りしますので、そちらを参照して頂いてですね・・・」
ドン!バラバラバラバラ
少将「ヤッベ、書類タワー倒しちった。おーい、お前ら。これ直しといて」
部下の兵士s
「押し付けんでくださいよ!」
「なんでっすか!!」
「じゃあ私達、片付けるんで少将も手伝ってくださいよ?」
少将「えぇー!いいよ」
執務室の場合
神谷「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!目がヂガヂガずるうぅぅ!!!!ついでにモンエナの飲み過ぎで、お腹もチャポンチャポンするうぅぅぅ!!」←なんやかんやで最後の睡眠が53時間前で、最後のマトモな食事は16時間前。ウィンナーゼリーやカロリーメイトで代用。
向上「アハアハアハアハ、涼子ちゃん待っててね。すぐにデートに行くからね」
ヘルプで来た向上の同期「おーい、向上ー!お前の推しは目の前にはいねーぞ。それ以前にこの状況で、デートにゃ絶対行かせないからな?ってかお前の推し、涼子って名前だったっけ?」
向上「アヒャアヒャアヒャアヒャ」
ヘルプで来た向上の同期「あー、完全に壊れたな。ってかワンチャン趣味まで変わってねーか、コイツ」
部下の兵士B「失礼しまー、え?」
「アヒャアヒャアヒャアヒャ」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」
部下の兵士B「地獄の亡者達ですか?」
ヘルプで来た向上の同期「本来なら否定してやりたいんだが、否定できねーわ」
とまあこんな感じで、数人の精神が一時崩壊したり幼児退行を引き起こしたりはあったが用意はどうにか完了して、いよいよ最初の式典が始まろうとしていた。しかし主の気力も地獄の亡者達化してきたので、残念だが以降は次回に譲るとしよう。