最強国家 大日本皇国召喚   作:鬼武者

57 / 141
第四十七話リーム破滅への近道

リーム王立海軍の降伏より1時間後 マオ王国沿岸部

「提督、時間です」

 

「よし。攻撃隊、発艦開始!」

 

マオ王国の沿岸150kmまで進出した一航戦は、爆装したF8C震電IIをマオ王国陸軍の日本侵攻軍が集結している海岸部へと向かわせる。マオ側は部隊を1箇所に集結させてるので、殲滅はとても簡単であった。取り沙汰する事も無いくらいに。

集結中の軍団の上空まで飛行し、爆弾を全投下。建物や物資ごと兵士を吹き飛ばし、謎の攻撃で混乱してるところに第四海兵師団が電撃的に奇襲。という流れである。因みに海軍も同地に集結してるらしいので、こちらは駆逐艦の対艦ミサイルの餌食となってもらっている。

 

 

「なんや、もう終わりかいな」

 

「なんや真島、暴れたりんのか?」

 

「そりゃこんな弱いとは思っとらしませんでした。もう少し骨太なんを期待しとったんですが」

 

現在第四海兵師団は一応の拠点を作っているが、皆一様に元気がない。思ってたよりも弱すぎて、物足りなかったのだ。何せ上陸した時には殆ど吹っ飛んでおり、生き残った一部の兵士は極道達を見るや否や剣を投げ捨て両手を上げて、地面に這いつくばった。

その場の最高階級の騎士に話を聞こうとすると「ごめんなさい許してください助けてください」というのを、まるで壊れたラジオのように延々と言い続けたらしい。そしてそんな事を知らないリーム王立陸軍、ではなくリーム王族親衛隊が進撃してきた。

 

「総員、戦闘配置!!リーム軍を殲滅せよ!!!!」

 

それを衛星で察知し、通報を受けた第四海兵師団。その顔は一気に悪魔のような笑みとなり、近接武器を持ってトラックに乗り込み、親衛隊へと突撃を開始した。

 

 

リーム王国・マオ王国国境付近 マオ王国侵攻軍本隊

「これでマオの間抜け兵士共は殲滅されて、晴れてマオ王国は我がリーム王国の保護国となるな」

 

「ん?司令官!斥候より報告が入りました。前方に謎の武装勢力が布陣している模様!マオ王国の如何なる部隊とも該当しません!!」

 

司令官のアージェリーが色々考えを巡らせ始めると、すぐに続報が入った。「敵は日本軍」だと。

 

「何、日本軍?なら弱いな。国王陛下がそう仰せられていたのだから、きっと間違いない情報である。お前達、戦闘準備だ。日本軍を潰すぞ」

 

このアージェリー、指揮官としての戦略は申し分ないぐらいに出来る男なのだが、王族が絡むと途端にポンコツ化する弱点がある。基本的に「王様が言ってたっす」と言えば、何の疑いもなく「そうか。なら従わねば!」という風に考える思考回路を備えた、イエスマンどころの騒ぎではない奴なのだ。

今回もその思考回路がしっかり正常に動作し、しっかり信じている。というか今回の指示は国王が直接口頭で言っているので、基本全て戦いすら始まってない段階の国王の指示が全てになってる。

一方の第四海兵師団はというと、既に防御陣地の構築を完了して待ち伏せていた。勿論、特攻隊も出してある。

 

 

「にしても司令官殿の、王への盲信っぷりもすごいよな」

 

「あぁ。我々も王への忠義はあるが、流石にあそこまでじゃないぞ」

 

「ってかなんかさっきから、ブォンブォンって音がしないか?」

 

兵士達が雑談をしている最中、聞いたこともない甲高い音が聞こえてきた。その方向に目を凝らすと、何やら近づいてくるのが分かる。何かは分からないが、どうやらこちらに向かってきているらしい。

 

「なんだありゃ?」

 

「馬じゃない、よな?」

 

ある意味で『馬』というのは正解かもしれない。何せこちらに向かってきていたのは…

 

「そんじゃ突撃すんぞ!!!!!!四六死苦!!!!!!」

 

「「「「「「「「四六死苦!!!!!!」」」」」」」

 

暴走族である。しかも全員、鉄パイプや木刀で武装している。この暴走族は正式には第四海兵師団先遣偵察隊というのだが、基本的に内外問わず『海兵卍會』の通り名で呼ばれている。

 

「日本軍だ!!」

 

「その通りだゴラ!!!!」

 

ゴスッ!!!!!

 

絶対なっちゃいけない音が鳴り響く。しかも連続して

訓練された兵士の腕力足すことの、鉄パイプor木刀の攻撃力掛けることの、バイクの加速力。さらにバイクの意外性足すことの、初めて見るインパクト。解は大なり、圧倒的大なり。

 

「なんだこの素早さは!?!?」

 

「おいまた来るぞ!!!!」

 

「防御陣形を形成しろ!!!!!!!」

 

指揮官が指示を飛ばすが、兵士達は最早命令を聞ける程冷静ではなくなっていた。見事なまでにボコボコにされていき、陣形すら構築できないくらいにバラバラになっていく。そんな状況を第四海兵師団が見逃す訳がない。

 

「お、俺は逃げるぞ!!」

 

「待て貴様!!戦え、戦わんか!!!!」

 

「あんな奴らを相手になんて」

「おっと、敵前逃亡は銃殺刑だぜ?」

 

ドカカカカカ!!!!

 

後方に控えていたトラック隊が更に突撃してきて、周囲に銃弾の雨を降らせる。しかも偶に手榴弾と火炎瓶(砂糖とバターを混入させて、ナパーム弾のように火が纏わりつく特別仕様)が飛んできて、余計にパニックを助長していた。

 

「逃げろー!!」

「もうこんなの戦いじゃない!!!!」

「は、はは。ハハハッ!!ハハハハハハ!!!!」

 

「よーし、このまま車を後ろに回せ。狐狩りの時間だ」

 

トラック部隊と海兵卍會のバイク部隊が後方に回り込み、他の兵士が攻撃線を作っている地点まで追い立てる。その様は正に、狐狩りの如く。

進路を塞がれて無理矢理行けば撃たれるか轢き殺されるので、もう前しか道がない親衛隊の皆さん。罠なのは薄々分かっているがどうにか前進して20分程すると、急にトラックとバイクが道を外れた。これをチャンスと捉えた親衛隊は、反転して撤退を試みる。だが、それは許されない。

 

「撃ちまくれ!!!!」

 

風間が指揮をとる通称『風間組』が攻撃を開始する。火線を張りつつ、前方の集団の一部を狙撃で殺し退くに退けない状況を作り出す。そしてある程度の所で、武闘派達が殴り込む。

 

「イヒヒヒ!真島吾郎参上や!!」

「死にてぇ奴だけ、掛かってこい!!!!!!」

「今日の喧嘩相手はアンタらでっか?ほな、行くでぇぇぇ!!!!」

「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。諸行無常、死ぬのは避けられない」

「私が悪魔です、本物です」

「ハーイ、フールボーイ?お前ら纏めて死ぬ乃田!!」

 

前半はまだ慈悲がある。格闘だから。だが後半の3人は刀、特性の牙と拳銃、アイスピックでそれぞれ武装している。無論有無を言わさせずボコボコにされて、マオ王国の大半の戦力、そしてリーム王国マオ侵攻軍は壊滅したのであった。

 

 

 

同時刻 リーム王国近海 超戦艦『熱田』CIC

「レーダーに感!敵艦82現る!!」

 

「なに?リームの海軍は降伏したはずだぞ。別働隊か?」

 

「明らかにリーム海軍とは別方向から侵攻しています。あ、衛星から画像来ました。メインモニターに出力します」

 

メインモニターに映し出された艦は、形状こそリーム王立海軍の物と同じ形状であった。しかし海軍の艦は青と水色の迷彩なのに対して、こちらは赤い塗装が施されている。恐らく色は、何かしらの所属を表しているのだろう。

それを察した戦術長はすぐに観戦武官として乗り組んでいる、ムー海軍のジャブソニー・グラターナをCICへと招く。

 

「それで、火急の用件とは?」

 

「リーム王国には海軍以外に、海軍と同じ艦を相当数配備している組織はありますか?」

 

「海軍以外となりますと、恐らく親衛隊でしょう。親衛隊は陸海空全ての戦力を有し、その兵器の殆どはリーム王国において最も格式の高いとされる赤で塗装されます。しかも親衛隊は王の直属であるため、陸海軍の管轄とは違います」

 

「つまり陸海軍が降伏しても、攻撃をしてくる可能性はありますか?」

 

「.......降伏が王命でなければ、やりかねませんね」

 

一気にCICの空気が張り詰めたものに変わった。つまり、もしかすると砲火を交える羽目になるという訳である。ぶっちゃけ演習にもならない上に金の無駄でしかないので、本音を言うと戦いたくない。

そしてこの事は、ガイプ提督も知ることとなった。

 

 

「そうか親衛隊が…そうじゃ、ならこういうのはどうじゃ?我々リーム海軍が相手をするから、アンタらはアンタらの任務を遂行する。アンタらは無駄弾を使わずに済むし、悪くないと思うが」

 

「それがメリット、ですか。いいでしょう、リーム海軍の戦いを見せてもらいます」

 

「そうこなくちゃな」

 

ガイプは懐から小型の短距離魔信機を取り出すと、艦隊にいるもう1人の元帥に連絡した。

 

「おいムロマチ!親衛隊のアホどもがそっち向かっとるぞ!」

 

『わかっている。で、そっちはどうするんだ?』

 

「無論、ワシも戦うに決まっとろう!」

 

『やはりか。こっちは既に大将を出した。早くしろ』

 

ガイプは魔信を切ると、自分の船へと帰っていった。そしてこれからの戦いは、もう見るからに『ザ・ファンタジー』の海戦であった。

 

 

「あらら、親衛隊が出てきちゃったの?なら、取り敢えず動きを止めますかね」

 

なんか見るからにやる気なさそう、というかおでこにアイマスク装備してる辺り「俺はサボる!」と声高らかに宣言しているようなものなので、多分やる気ゼロの男は、手を海面へと付ける。

 

氷河時代(アイス・エイジ)

 

手を付けた瞬間、海面が一気に氷結し親衛隊の戦艦を止める。というか前衛の艦に関しては、そのまま氷漬けにしてしまっている。

 

「クジンが止めたねぇ。そんじゃぁ、わっしも始めようかねぇ」

 

そう言いながら今度は全身真っ黄色のスーツ、まあイメージ的にはピコ太郎とかクレヨンしんちゃんの組長先生、じゃなかった。園長先生みたいな見た目の男が両手で円を作る。

 

八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)

 

その円の中に光が集まり出し、その光が小さな無数の粒となって親衛隊の艦艇に降り注ぐ。光が船体を貫き、爆発を起こしていく。

 

「ふん。所詮、奴らも王族も、時代の敗北者じゃけぇ」

 

今度はアロハシャツに白スーツの第四海兵師団といい勝負の強面な男が、空へと自らの両拳を掲げる。そしてその両拳は溶岩へと変貌し、それが空へと噴出していく。その溶岩は空中の冷気に晒されつつ、重力の影響でまた地上へと火山岩となって降り注ぐ。

船を貫くというより、ぶち抜いて破壊するという表現が適切なくらいに完膚なきまでにボコボコにしていく。

 

「アンタらは数えるべきものを間違えた。本来数えるべきはァ、護る民の数じゃござんせんか?なのにアンタらは、金と権力を数えてしまった」

 

今度は刀を持った和服に白いスーツを纏った男が、自分の愛刀に手を掛ける。すると何故か親衛隊の上空に隕石が現れて、隕石が降り注ぐ。爆発や破片を撒き散らして、巨大なクレーターを生み出した。

 

「この先は未来の世界。死んでも通さん!!!!」

 

今度はムロマチと呼ばれていた男が、なんと鬼になった。比喩表現ではない。文字通り、鬼になった。体が巨大化し、赤黒い肌色と、禍々しい角。これを鬼と言わずして、なんと言えば良いだろう。

鬼は親衛隊へと襲いかかり、船を踏み潰したり拳で破壊したりして回っている。

 

「最近、パワーが落ちていかんわい」

 

最後はガイプが明らかに自分が乗る船よりも巨大な鎖付きの鉄球を構え、それをぶん投げる。鉄球自体は単なる質量物だが、それが海に落ちれば当然波ができる。その波が着弾地点にいた艦艇以外も巻き込んで、完全に親衛隊を殲滅したのであった。

 

「あれは、現実か?」

 

「信じたくないですが、どうやら本当らしいです.......」

 

「氷で固めて、ビームやら隕石やら火山弾で襲い、終いには鬼と巨大鉄球まで出てくると。これもう、海戦じゃないだろ」

 

「異世界って、凄いっすね.......」

 

山本ら熱田の艦橋に居た者は後にそう語った。

 

 

 

数十分後 リーム王国首都リムージョア上空

「長官、お時間です」

 

「よーし野郎共、仕事の時間だ。行くぞ」

 

一方その頃、神谷率いる神谷戦闘団は首都の上空に差し掛かっていた。大体高度は2500mという所で、首都は大体高度500mの地点の浮島にある。

 

「降下高度は2000、ってところですか。どうします?」

 

「俺は先に降下して撹乱するから、お前達はタイミングを見計らって着地しろ。総員、装備チェック!」

 

全員が立ち上がり、装備のチェックを開始する。メットを被ってHUDを起動し、武器システムと同期。リアルタイム戦術リンクにも接続し、周囲の地図情報も映し出す。

 

「お前ら、これを付けろ」

 

エルフ五等分の花嫁は甲冑を装備していないので、HUD機能の一部を代用できるメガネを渡す。

 

「これは?」

 

「便利アイテムだ。望遠鏡と地図になる。おい、開けろ!」

 

ジャンプマスターに命令して、後部ハッチを開放してもらう。抜けるような青空が広がり、冷たい風が機内に吹き込む。

 

「失礼」

 

エルフ五等分の花嫁の背後に白亜衆の人間が近づき、自分の身体とベルトで固定する。流石に経験ゼロでいきなりスカイダイビングを、それも戦場のど真ん中でやらせる訳にもいかない。なので一番スカイダイビングのうまい、元飛行強襲群の兵士に固定して一緒に飛んでもらうことにした。

 

「あ、あのー兵士さん?これ、飛ぶのやめる事は」

「無理です」

 

「流石の私でも死にたくはないぞ。頼む神谷殿、後生だから」

「さあ、行きますよダークエルフの騎士様」

 

「ちょっと、外しなさいよ!」

「はいはい、引っ張って取れたら問題ですからね。ガッチリキツキツに締めてます。さぁ、死にたくなけりゃ、暴れんでください」

 

「無理です!無理無理!!」

「行けます行ける行ける」

 

「神谷様、お願いですから普通に、普通に行きましょう?ね!?」

「エルフの姉ちゃん、これが普通だぜ?」

 

初めての空挺降下にビビりまくりのエルフ五等分の花嫁達。それを見かねた神谷は振り返り、自分の妻達に言った。

 

「悪いが、これが俺の生きている世界だ。敵陣に飛び降りるなんざ、確かに単なる自殺行為だろう。だがそれを何度もやってきた。お前達は俺の妻になろうと言うのだから、この程度でビビってもらっちゃ困る。

それにもう、作戦は開始している。お前らの後ろにいる兵士たちは、その道のプロだ。安心していい。だから、キッチリ俺の背中についてこい」

 

この時の顔は兵士の顔でもなく、敵に恐怖を与える狂気の笑みでもなかった。味方を安心させ「この人についていけば生き残れる」と思わせる、何かが宿った真剣な顔だった。そしてその顔に、5人は惚れた。

 

「では長官。地上で」

 

「おう。先行って、入国審査してくるわ」

 

一足先に神谷はVC4隼から飛び降りる。そのまま頭を下にしてできる限り抵抗を無くして、最高速度で首都まで一直線に降りていく。

地上まで後40mという辺りで、ジェットパックを使い逆噴射して制動を掛けつつ着地。誰かに見られて、軍が呼ばれて、それを殲滅するつもりだったが、どういう訳か誰もいなかった。

 

「ここは首都、だよな?人っ子1人いないとは、どうなってんだ?」

 

2、3分ほど歩いていると、ようやく人がいた。それも複数。だがそれを見て、神谷は正直殺意が湧いた。何故ならそこにいたのは、小さな子供の上に無理矢理騎乗する明らかに『貴族』という見た目をした肥えに肥えまくった男だったのだから。

 

「んー?貴様、頭が高いぞ?」

 

「.......」

 

「まあいい。我が進路を塞いだのだ、死ね」

 

そう言って懐から拳銃型のマスケット銃を取り出し、神谷の方に向けて撃った。拳銃を抜くまでが遅いし、弾道も撃つタイミングも見え見え。当たったところで甲冑が弾くが、当たってやるのも癪なので避けた。というか、今までで一番避けやすい弾丸だった。

 

「い、今避けたのか?」

 

「どうでもいい。で、お前、貴族か?」

 

「控えろ!!リーム王国の経済担当貴族が御子息、チャート様であらせられるぞ!!!!」

 

案の定、貴族らしい。そうと決まればやる事は1つ。まずは1人2人を血祭りに上げ、応援を呼んでもらう事だ。

 

「そうか。なら良かった」

 

一呼吸で護衛の間合いに入り、1人を両断する。余りに一瞬に、かつ呆気なく死んだ事に護衛も粗大ゴミ(チャート)もフリーズして動かない。

 

「どうした、応援でも呼べよ。その方が殲滅が楽だ」

 

「き、きききき、貴様は何者だ!!名を名乗れ!!!!!!」

 

「大日本皇国統合軍、総司令長官、神谷浩三だ。お前達は決して喧嘩を売ってはならない、我が祖国に喧嘩を売った。そのお代は、その命で贖ってもらう」

 

ヤバさを察してくれたのか、有能な護衛がメーデーを送ってくれた。となれば、腐った生ゴミ(チャート)を除きもう全員用済み。要らない物は処分する必要がある。

 

「よーしお前ら。もういいぞ」

 

空から白亜衆含む神谷戦闘団が降りてくる。銃を乱射しながら。残りの護衛もやられ、残ったのはチャートのみである。

 

「あ、お前黙ってろ。口臭いから。麻痺」

 

何やら喚こうとしていたので、麻痺の魔法で自由を奪った。因みに「コイツ、マジで内臓が腐ってんのか!?」と思いたくなる程に、耐えきれないくらい臭かった。

 

「あ.......、あ.......」

 

「長官、この子は?」

 

産業廃棄物(チャート)の転がる横には、その上に乗っかられていた少年が震えていた。いきなり人が目の前で大量に殺され、自分の主人も動かなくなったのだ。当然である。

 

「恐らく奴隷だろうな。おい坊主」

 

「ひゃい!!」

 

「お前さんはもう自由だ。こんなクズを運ばなくていいんだ」

 

「.......ママの所に帰れるの?」

 

「あぁ。こういうクズ共を掃除し終えたら、探すのを手伝ってやるよ。おい!」

 

「僕、おじさん達と行こうか?」

 

背後に控えていた兵士が少年を抱き抱え、後方に着陸予定の隼に乗せる。だが少年は震える声で「待って!」と言った。

 

「あのね、まだいっぱい人がいるの。その人達も助けて」

 

「オーライ。どこにあるのか分かるか?」

 

「監獄と屋敷と、それからそこ」

 

そう言って指差したのは、地面であった。てっきり地下監獄や奴隷用の居住スペースがあるのかと思っていたが、どうやら違うらしい。

 

「下に人がいて、道を動かすの」

 

「下に人がいて道を動かす?」

 

「あ!もしかして、動く歩道じゃないっすか?でも石造りだよなぁ」

 

恐らく読者諸氏も空港や駅、あるいは何かしらの施設で動く歩道を見た事があるだろう。大体そういうのは、道の部分にベルトコンベアのような布というか、ベルトというか、とにかく弾性のある素材で作られている。だが少年の指差した先は、普通の石造りの歩道である。そういう塗装のわけでも、そういう柄のタイルというわけでもない。本物の極々普通の石が使われた、この辺りの文明時代ではありふれた作りであった。

 

「とにかく地下に通ずる道があるはずだ。第35小隊を向かわせろ。それから装甲車や戦車なんかは、まだ降下させるなよ?地面ぶち抜いて、下にいるかもしれない奴隷を轢き潰す訳にもいかんからな」

 

「了解しました」

 

「他の者は兵士どもを殲滅し、王侯貴族を丸裸にする。狩り出せ!!!!」

 

「「「「「「「「おう!!!!」」」」」」」

 

神谷戦闘団の兵士達はジェットパックに火を入れて、大空へと飛び上がる。空から敵を探し出し、そして…

 

「いたぞ続け!!」

 

上空から襲いかかる。銃を乱射しながら真上から襲いかかってくる歩兵とか、もう恐怖でしかない。

 

「なんだコイツらは!!」

 

「撃ちまくれ!撃ちまくれ!」

 

リーム王国の兵士達もマスケット銃を撃ちまくるが、ライフリングもなく命中精度が『下手な鉄砲、数撃ちゃ当たる』程度のお粗末な物なので、全く当たらない。というか擦りもしない。まあそれ以前に、機動甲冑に至近距離で撃ち込んでも弾かれるのだが。

しかもリーム側の認識は空の敵と言えばワイバーンぐらいなので、ワイバーン以上に小型で高速でしかも機動力も高い敵を倒すための装備が存在しないのだ。どれもこれも照準が追いつかず、撃っても予想外の機動で楽々回避されてしまう。

 

「恐ろしく素早い奴らだ!」

 

「しかもアイツらの武器、この距離で正確に、それも連続して撃ってくるぞ!!」

 

「あ、おい!応援が来た!!ワイバーンだ!!!!」

 

東の空を見れば、一騎のワイバーンが応援に来てくれていた。だが一つ、おかしい点がある。

 

「これで助かるぞ!!あれ、でもなんで一騎だけなんだ?」

 

確かにワイバーンが一騎いるだけで、この世界の兵士達に取っては万の応援を得たようなものと同じくらいの価値がある。だが基本的にワイバーンを駆る竜騎士は、やはり軍隊なので個ではなく群で動くのが基本である。なのに単騎というのは、些か謎なのだ。だがその答えはすぐに分かる。

 

「おい、退避だ」

 

「お、だな。ここは華を持たせてやるとしよう」

 

何故か神谷戦闘団の兵士達は、リーム王国の兵士達の頭上から飛び去った。それを見たリームの兵士達は「我がワイバーンに恐れをなした!!」とか何とか喜んでいる。だがそれは、その身を滅ぼす重大な勘違いだった。

 

グオォォォォォン!!!!!

 

「あ、あれは違うぞ!?」

 

本来ワイバーンは赤茶色の鱗であり、その強化種であるワイバーンロード、ワイバーンオーバーロードは薄い青っぽい鱗を持つ。だが目の前のワイバーンの鱗は、鮮やかなまでの紅蓮の鱗。明らかに格が違う。

そしてそんな色の鱗を持つワイバーン、いや、竜は世界にただ一種。神竜種をも含めた全ての竜の頂点に君臨する唯一無二の存在。

 

「竜神皇帝『極帝』だ!!!!!!」

 

気づいた時には遅かった。リームの兵士達は8000℃にも達する魔力ビームを受け、跡形もなく、文字通り消えてしまったのだ。これは比喩表現なんかではない。この世で一番融点が高い物質はタングステンなのだが、その温度は3400℃である。因みに沸点は5700℃である。つまり人間も装備している装具ごと、一瞬で蒸発してしまうのだ。

 

「ありがとよ極帝さん」

 

我に掛かれば、この程度造作もないわ

 

「エゲつないな」

「消えたぞ人」

「化け物だなぁ」

「その化け物と友達って、俺達の上官ヤバいな」

「世界征服目指してんじゃね?」

 

 

「向こうも暴れてるな。こっちも、そろそろ始めるか」

 

極帝と兵士達が大暴れして、いい感じに敵を惹きつけているので、こちらも行動を開始する。

 

「それで神谷殿。どうするのだ?」

 

「そうだなぁ。あ、そうだ」

 

周囲を見渡し、ある一点で目を止めた。その顔には絶対良くないことを考えている時の邪悪な笑みを浮かべている。

 

「だったら俺達は、城攻めでもするか」

 

そう言って指差した方向には、豪華絢爛な城が鎮座していた。神谷の性格や思考を把握している向上は「あー、まーた始まった」ぐらいにしか思わなかったが、五等分の花嫁達は適当にも思える(まあ実際適当なので間違いではない)行動に驚いていた。

 

「いや、えっと神谷さん?もっと考えてからの方が良いんじゃ.......」

 

「これぐらい型破りな方が、あちらさんも驚愕する。敵を出し抜くには、常に敵の予想の範囲外の事を仕出かしてやる事だ。さぁ、行くぞ」

 

グラップリングフックで屋敷の屋根に上がり、屋根伝いに城へと向かう。神谷と向上はグラップリングフックを駆使して屋根と屋根を飛び越えるが、一方の五等分の花嫁は付与された魔法の力によって飛び越えていく。その様は正にフィクションの中の忍者そのもの。

 

「これ、結構、いいかも!」

 

「そうね。意外と、楽しいわ」

 

「これが、あれば、狩りも、楽かも、な」

 

どうやらお気に召したらしい。こんな感じに跳び続けていると、神谷と向上が止まった。

 

「おっと、あれは.......」

 

「あー、これは.......」

 

2人が見る先には、恐らく近衛兵なのだろう。赤の鎧を纏った兵士達が、門の前で隊列を組んでガッチリ固めている。しかもその奥には重厚な扉があり、どうやらその先が例の王城らしい。

 

「どうしますか?」

 

「レイチェル。弓であれ吹き飛ばせ」

 

「は!?いやいや。吹き飛ばせって、流石に矢を一気に撃っても、流石にあれ全員は無理だよ!だってどんなに少なく見積もっても、50人はいるんだよ!?」

 

「大丈夫だ。矢筒の中に入ってる矢全てに、爆発を起こせるように魔法を掛けてある。矢に手を翳せば、起動するからやってみろ」

 

正直半信半疑だが、試しにやってみる。

 

「う〜ん。信じるからね?失敗しても責めないでよ?」

 

「あぁ。そんじゃ向上、一応スタンバイ」

 

「わかってますよ」

 

レイチェルは背中の矢筒から矢を取り出し、矢に手を翳してから、弓にセットして引き絞る。ギリギリという音がなり、絞りきると矢を放った。地面に矢が突き刺さった瞬間、本当に爆発して近衛兵と門を破壊した。

 

「うそぉ」

 

「行くぞ!」

 

「了解!」

 

驚いてる5人を置いて、神谷と向上は即座に屋根から飛び降りて炎の中へと突っ込む。門をくぐり抜けると、周りにいたのであろう近衛兵達が集まってきていた。

 

「おい門が爆発したぞ!?!?」

 

「侵入者だ!!」

 

「迎え撃て!!!!」

 

爆炎の中から飛び出してくるというイレギュラーな状況に対しても、一瞬は驚くがすぐに武器を構えて態勢を整える辺り流石近衛兵といったところだろう。だがこと今回に限っては、余りに相手が悪すぎた。

 

「遅い!」

 

ズドンズドンズドン

 

「槍はリーチは長いが、取り回しが悪いんだよ!!」

 

ザシュッ!!

 

常に銃弾と砲弾が飛び交う戦場の死線を潜り抜けた猛者2人に、たかだか剣と槍で倒そうとするなど烏滸がましいにも程があるというものだろう。

そして2人が無双していると、エルフ五等分の花嫁も乱入してきて場は更に混乱の極みへと突き進む。

 

「エルフも攻めてきたぞ!?!?」

「とにかく迎え撃て!!この程度の数、我らの敵では」ドサッ

「隊長がやられた!逃げろ逃げろ!!」

「退避!退避!」

 

そう言って近衛兵達は王城へと逃げていく。どうやら籠城に持ち込むつもりらしく、窓やドアも固く閉ざされてしまった。

 

「どうします?」

 

「また私の矢を使う?」

 

「いや。ここは、エリス!」

 

いきなり呼ばれて驚くエリス。前回のオターハ百貨店やビンタの件もあって、照れ隠しなのかいつもよりツンツンしている。

 

「な、何よ」

 

「お前のその大剣、それを使おう」

 

「は?」

 

「それにもさっきのレイチェルの弓矢と同じように、面白い魔法を掛けてある。剣に手を翳してから、力一杯地面を剣で叩け」

 

言われた通りにやってみると、あまりに予想外なことが起きた。叩きつけた瞬間、地面が不規則に曲がりながらも真っ直ぐにひび割れ、その割れ目から溶岩が勢いよく噴き出しながら扉へとぶつかり、大爆発したのだ。

 

「なに.......今の.......」

 

「おもしろいだろ?どうせなら武器に固有アビリティを付けたくてな、試しにやってみた。因みにミーナは手を翳せば刃に全ての生物のあらゆる代謝を阻害して、体内から腐らせるように死に至る毒を出せる。それから2つの剣を叩き合わせれば、ハサミのようにできるぞ。やってみな」

 

試しに叩き合わせてみると、2つの剣は本当に鋏の刃のように変形し、実際にガチガチ動かせる。手を翳せば刃が紫色に変色して、一目で毒があると分かる。

 

「毒はどうやったら消せますか?」

 

「もう一回手を翳せば消える。アーシャのも手を翳せば、刃が毒蛇になる。鞭のように振るもよし、伸ばして敵に噛みつかせるもよしだ。因みに蛇は分裂して、多数の敵に噛み付かせる事もできる。毒はミーナのと同じだ。

ミーシャのには手を翳すと火、水、風、土、光、闇の魔法を自動で敵に行使する剣を14本出せるようにしてある」

 

試しに2人もやってみると、本当に出てきた。実験しているとタイミング良く近衛兵も出てきたので、試しに使ってみた。

 

「えっと確か、こうすると鋏に、なったわね。それじゃ、ハッ!」

 

試しに近衛兵を挟んでみると、本当に両断できた。勿論血肉が噴き出すが、その辺りはもう見慣れてるので何とも思わない。

 

「じゃあ、私も!」

 

ミーシャも剣を出して、近衛兵を切り刻んでいく。その背後からミーシャが魔法を放ち、レイチェルも弓で遠距離から支援していく。そしてその援護を背に受けながら、エリスとアナスタシアが前進。向上も2人の後ろから的確に援護し、敵を倒しながら中へと進軍していった。

その間に神谷はジェットパックで最上階へと登り、内部へ突入。王の確保に向かう。

 

「もうここまで来たのか!」

 

「なんとしても止めろ!!!!」

 

そう言って槍を構えながら突っ込んでくるが、長い槍では狭い空間になると突き刺す以外に満足な攻撃手段がない。なので突っ込んできた近衛兵に26式拳銃で頭に風穴を開けて、無力化する。

 

「ドラァ!!!!」

 

ドアを蹴りで破壊して、王の自室へと突入。見れば如何にも『王様』という奴がいた。

 

「な、何者じゃ貴様!!!!余をリームの王と知っt――」

「麻痺」

 

なんか喚いていたが、やっぱり口が内臓が腐り果ててるレベルの臭いしかしないので、即刻麻痺してもらった。そうこうしていると奴隷を全員解放した事と、なぜかタイミングよくリーム王国全域で陸軍、海軍、民衆が同時に反乱を起こしてリーム王国が事実上滅亡したという報告が来た。

 

「終わりだな。結局、例の飛行戦艦も出なかったし、とっとと帰国しますk」

 

多分フラグだったのだろう。いきなり地面が揺れ出した。ここは一応地表からは離れているので、仮に天変地異クラスの巨大地震が来ようと揺れるはずがない。何やら嫌な予感がする。

 

「オイオイなんだなんだ。って、うお!?」

 

揺れで上のシャンデリアが落下してくるし、壁は崩壊するしで、一気に廃墟になっていく。流石にこれ以上は瓦礫に潰される未来しか見えないので、窓を突き破って下に逃げる。勿論、王も一緒に。

 

「うそー。飛び降りた瞬間、さっきまでいた部屋が崩落とかどんなアクション映画だよ」

 

いや。お前基本的にアクション映画もびっくりな動きしてるだろとツッコミたくなるが、それは置いといて。下の向上と五等分の花嫁と合流する。

 

「長官ご無事で?」

 

「おう。この揺れの原因はわかるか?」

 

「いえ、なにも。報告も上がっていません」

 

一体なんなんだと考えていると、ミーシャが何かに震えたように神谷の纏う羽織の裾を引っ張った。

 

「あ、アレ.......」

 

「マジですか.......」

 

「空中戦艦ってUFOかよ!!!!!!」

 

そう。空中戦艦というか武装したUFOが出てきちゃったのである。なんかメルセデス・ベンツのエンブレムがそのまんま飛んでるみたいな感じで、周囲の円がグルグル回転しており、円には砲身が見える。

 

「長官、ご指示を!」

 

「取り敢えず戦車を地上に下ろせ!それから戦闘機隊を上げさせて、アレを叩かせろ。それ、うおぉぉ!?!?」

 

どういう訳か今いる空島も地割れして、崩壊が始まっている。何が起きてるのかは分からないが、他の兵士達からも連絡が入っている。

 

「まさか、あの兵器がこの島の核だったのか?とするとヤバいぞ!総員、この島から撤退しろ!!!!!!外縁に近い者はこのまま地上まで飛び降り、それが難しい者は今から送る地点まで向かえ!!!!!各機、ランデブーポイントで回収しろ!!!!!!!!」

 

「皆さん、この地点に向かいます。ついてきて!」

 

神谷達もランデブーポイントまで急いで向かう。その間に飛行戦艦は海の方へ向かっていた。幸いな事に、熱田のある方角である。

 

 

 

超戦艦『熱田』 CIC

「レーダーコンタクト!神谷閣下からの通報があった、例の飛行戦艦です!方位352、距離100!!到達まで30分!!」

 

「すぐに航空隊を上げろ。この規模だ、ASM4の使用を許可する」

 

「アイ・サー。航空隊、全機発艦。敵空中戦艦を攻撃せよ。承認行動AW、1417時」

 

航空隊は艦上空で編隊を組み、空中戦艦へと向かう。

一方空中空母『白鯨V』から、接近中の空中戦艦を見ていたホーストン・ウェスバイトはただただ驚いていた。

 

「これが本当に接近しているのか!?」

 

「何か知っているので?」

 

「コイツは空中戦艦パル・キマイラ。一度、私も部下の諜報員が奇跡的に入手した写真でしか見たことが無いが、コイツは神聖ミリシアル帝国が保有する古代兵器だ。それをリームが持っているとは.......」

 

ウェスバイトの世話を担当している士官としては、あまりその重大さを理解できていない。案外リームがスパイでも放って設計図を手に入れ、複製や量産した可能性を質問したが「あり得ない」と一蹴されてしまう。

 

「とにかく、倒すのは不可能だぞ。撤退しかあり得ない」

 

「ウェスバイト殿。確かにその空中戦艦は強いのかもしれません。しかし我々は、天皇陛下が率いる皇軍です。その皇軍が敵を目の前に、撤退する事こそ有り得ないのです。我が軍が勝利を収めます」

 

そんな事を言っている中、攻撃隊は空中戦艦へミサイルを放っていた。70発の空対艦ミサイルASM4海山の飽和攻撃を行なったが、まさかのシールドで防いでしまった。

それどころか、どうやらCIWSとしてガトリング砲も搭載しているらしく震電IIに攻撃してきている。

 

「チッ、CIWSついてんのかよ!」

 

「お前らの文明レベルならオーバーテクノロジーだろうが!」

 

「一時撤退だ!退け!!!」

 

流石に弾幕で撃墜されかねないので、一時撤退を決断する。それを見ていたリーム王国の王子、デューカ・ヴィットリオ・ウィスコンン・バラクーダ・インディアナポリスメーン・リームは高笑いをしながらワインを煽っていた。

 

「見よ!敵が撤退したぞ!!」

 

「流石はデューカ王子殿下。いえ、国王陛下とお呼びした方が良いでしょうか?」

 

「そうだな。あの老いぼれは死んだのだしな!ハハハ!!!!」

 

確かに航空機は撃退できた。だがまだ、皇軍には超兵器がある事を知らないからできる事であった。そう。射程圏内、それも目視圏内に熱田が進出してきていたのである。

 

「対空戦闘用意!全砲回頭!!弾種徹甲。目標、敵空中戦艦!!!!!」

 

「アイ・サー!全砲回頭90。仰角最大、弾種徹甲!!!」

 

「艦長、アレを使う。この熱田の、新たな能力を見せてやれ」

 

「アイ・サー!主砲、副砲、電磁投射砲(レールガン)モード!!!!」

 

この命令が出た瞬間、主砲と副砲の砲身が四分割に割れて、砲身内部に無数の小さな稲妻が走る。

 

「撃てッ!!!!!!!」

 

バシュン!!!!!!!

 

これこそが新装備の一つ、レールガンである。他にも実はあるのだが、この新砲塔は今後、全ての戦艦と赤城型要塞空母に搭載される。レールガンにも通常の火薬式砲塔にもなるハイブリッド砲塔で、伊3500型潜水艦にはこれの先行量産型が搭載されていた。

流石の空中戦艦のバリアも貫通され、正確に中心の艦橋部分を破壊。全弾命中し、一撃で破壊し尽くした。

 

「敵艦沈みます!!!!」

 

艦内で大歓声が上がった。空中戦艦が墜落していく様子は、幻想的であったという。

この後、王侯貴族は反乱軍に引き渡され死よりも恐ろしい末路を辿ったという。まあその辺りは、ワンピースでドフラミンゴやその家族がたどった末路を調べてほしい。だいたいあんな感じの末路である。

そしてウェスバイトとグラターナの口添えでオターハ百貨店での一件はお咎めなしとなり、ムーと日本は同盟を結んだ。

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。