次回と次々回は番外編を入れて、クローン・ウォーズへ突入する予定です。
クローン・ウォーズはあまり長くやらずに、シスの復讐へ行きたいと思っております。
「えぇ!?アニー、ジェダイの服のままなの!」
「これ以外に服がないんだから仕方ないだろ」
惑星ナブー、アミダラ議員の護衛の為にきているのび太とアナキン。
しかし、ここであることが行われようとしていた。
「結婚式なんだから、タキシードとか着ようよ」
「タキシードが何かわからないけど、この格好しかないのは知っているだろ?」
アナキン・スカイウォーカーとパドメ・アミダラの結婚式。
ジェダイは恋愛や結婚が禁じられている。バレれば、追放などがあり得る。本来なら止めるべき立場にあるのび太なのだが、むしろ祝福して結婚式を提案したのだ。
「そんなアニーの為に」
のび太が四次元ポケットへ手を入れて取り出したのはきせかえカメラ。
「これは自分が描いたものに着せ替えることができるカメラなんだ。事前にパドメからもらっていたアニー用のスーツをセットして」
カメラをアナキンへ構えてシャッターを押すとジェダイの服装からパドメの希望したタキシード姿へ変わる。
「うわっ、相変わらず凄い道具ばかりだな」
「まぁね」
自分の服装が変わったことに驚いたアナキン。
純白のタキシード姿に微笑むのび太。
少ししてのび太へアナキンは真剣な表情を向ける。
「その、すまない。ノビタ……本当なら誰にも知らせないつもりだった。でも、ノビタに知っておいて欲しくて、祝ってほしいと思ったんだ」
「むしろ、呼んでくれて僕は嬉しいよ」
――そして、サプライズだよ。
「アニー」
聞こえた声に顔を上げるアナキン。
そこにいたのは母であるシミ。
「母さん、どうして!?」
「ノビタが連れて来てくれたの」
「二人で挑んだどこでもドアの改造が成功したからね。タトゥイーンからここまであっという間だったよ」
驚いているアナキンの手をシミは優しく触れる。
「貴方の結婚式がみられるなんてとても嬉しいわ」
「僕も……僕も来てくれて嬉しいよ。母さん」
泣いているアナキンの頭を優しく撫でるシミ。
のび太へパドメが声をかける。
「サプライズは成功という事かしら?」
「まぁね」
「貴方には本当に感謝してもしきれないわ。ノビタ」
「いやぁ、そんなぁ」
照れるのび太。
「あぁ、ダメです。私、こういう場面に弱いんです」
後ろでC-3POが手で顔を覆い、R2とR3が感動したような音を鳴らす。
「まぁ、成功して良かったよ」
どこでもドア(改造版)は十年をかけて二人で挑んだものだ。
本当なら銀河系どこでもいけるようにという意図があったのだが、地図のインストールがうまくいかず、失敗続き。
最近になってなぜかタトゥイーンの座標を入力することに成功した。
再会を喜ぶ二人の姿を見ているとうまくいって本当に良かったとのび太は思う。
「二人の結婚式に呼んでくれたことが僕は一番の幸せだよ」
「……でも、秘密がばれたら」
「そうなったら僕とアニーはジェダイをやめないといけないけれど、それは今じゃないと僕は感じている」
少し間を置いてから恐る恐る、のび太は尋ねる。
「パドメは、そのアニーとの結婚は嫌だった?」
「そんなことないわ!彼は純粋で優しい。でも、ジェダイである彼を苦しめることになるかもしれない」
「大丈夫だよ!アニーは一人じゃない。パドメがいる。何より、僕だっているんだ。すぐにどうこうできなくてもいつかは、うん、いつかはなんとかなるかもしれない」
希望がないわけじゃないんだ。
のび太の力強い言葉にパドメは救われたように笑みを浮かべる。
「ありがとう、ノビタ。貴方がアニーの親友で本当に良かった」
「いやぁ、それほどでも」
「パドメ」
母との再会を終えたアナキンが声をかける。
ジェダイの服装でなく、パドメが描いたタキシード姿。
そして、パドメも結婚用のドレスに着替えていた。
二人や互いの手を優しく握りしめる。
アナキンは周囲を見る。
親友ののび太、ドロイドの3PO、R2、R3、パドメの親友コーデ、そして、母であるシミ。
神父の言葉を聞きながら最後にパドメをみる。
自分の最愛の人。
この結婚式は決して外へ漏れてはならないもの。
バレたらアナキンはジェダイでいられなくなる。
けれど、今までの短い人生の中でとても幸せなものだった。
その幸せが続いてくれることをアナキンは願う。
パドメと向き合い、アナキンはゆっくりと彼女へ近づいて優しくキスをする。
夫婦になることは秘密。
けれど、彼らに祝えてもらうことはとても嬉しかった。
「そうだ。記念撮影しよう!」
のび太が四次元ポケットから取り出したのは普通のカメラと三脚だ。
「タイマーをセットするからみんな、並んで!」
のび太に言われて真ん中にアナキンとパドメ、周囲をシミ、コーデ、3PO、R2、R3が並ぶ。
タイマーの点滅が早くなり、滑り込むようにしながらのび太が入ったところでカメラのシャッターが切られる。
「すぐに現像は厳しいけれど、いつか、二人へプレゼントするから」
約束して四次元ポケットへ仕舞うのび太。
いつまでもこんな幸せな時間が続いてほしい。
奇しくも全員が同じ気持ちを抱いていた。
だが、彼らは知らない。
運命という残酷なレールは走り出しているという事を。
これからはじまるクローン戦争。
そして、シスの思惑によって最悪な未来が待っていることを。
この中にいる誰も知らなかった。
短いですけど、今回はここまで、
のび太のパダワンは誰がいい?
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カル・ケスティス
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トリラ
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バリス
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予想外の予想外でモール