アンケートの結果を反映しています。
あと、ひみつ道具についてですが、すべてを網羅しているわけでもない事とパワーバランス崩壊する事も嫌なので色々と制限を設けています。
パダワン来訪
「敵が戻ってきた!」
「勝利宣言は早いといっただろう!補給のために船を返したのは間違いだった」
「そういう指示をだしたのは貴方です!マスター!」
「お願いだから僕の間で喧嘩をしないでよ!」
三人のジェダイの騎士が叫びあう。
アナキン・スカイウォーカー。
オビ=ワン・ケノービ。
そして、野比のび太。
彼らの傍にはクローン・トルーパー達。
アナキンの副官、キャプテン・レックス。
オビ=ワンの副官、コマンダー・コーディも控えている。
「レックス!部下を連れていけ!」
「コーディ!戦闘配置!」
分離主義勢力のドロイドと共和国軍のクローン達が正面からぶつかり合う。
飛来する砲弾をライトセーバーで切り裂きながらのび太はクローン・トルーパー達と共に戦火の中を駆け抜ける。
道を阻むドロイドをセーバーで両断しながら走る。
離れたところでオビ=ワンが指示を出して、アナキンは高いところから砲撃をしているマグナ・トライドロイドを撃退するための作戦を開始していた。
のび太は囮である。
派手に動き回ってアナキンの動きを察知されないようにしていた。
「邪魔だよ!」
遠くから攻撃を試みていたドロイドへブラスター・ピストルを撃つ。
くるくるとピストルを回転させてホルスターへ戻す。
マグナ・トライドロイドをアナキンが破壊した事を確認してのび太は叫ぶ。
「邪魔なブリキは破壊されたよ!突撃だ!」
「将軍に続けぇ!突撃ぃ!」
走り出したのび太の後に続くようにクローン・トルーパー達もドロイドを撃退していく。
水を得た魚の様に次々と共和国軍によって分離主義勢力は追いやられる。
「敵が撤退していくぞ!」
「ざまぁみやがれ!」
一時とはいえ、敵を追い払ったことでトルーパー達は喜びの声を上げる。
のび太もホルダーにブラスター・ピストルとライトセーバーを戻す。
「お疲れ様だな、ノビタ」
「もう少し早く倒せたんじゃない?」
「どうだろうな?」
肩をすくめるアナキンに苦笑いを浮かべながらのび太は空を見る。
ゆっくりとこちらへ降りてくるシャトルの姿があった。
「シャトルだ」
「今度は返さないようにしないとな。さっきみたいなことはこりごりだ」
「そうだね」
今度は変な喧嘩をしないでほしいなぁと心の中で思うのび太。
「いっておくが僕だけが悪いんじゃない。マスターも大人げないんだ」
「僕の心を読まないでよ!?」
「ノビタがわかりやすいんだ。フォースを使わなくても手に取るようにわかるぞ」
「えぇ?!」
のび太が驚くとアナキンは声を上げて笑う。
ジオノーシスの戦いをはじまりとしたクローン大戦。
最初の戦いは共和国の勝利に終わるものの、分離主義勢力の反撃にあい窮地に立たされてしまう。
戦火は各銀河に飛び火して裏切りと策謀が飛び交っていた。
平和の守護者であるジェダイはクローン・トルーパーを率いて各銀河で戦っている。
野比のび太とアナキン・スカイウォーカーもジオノーシスの戦い後にトライアルを受けてパダワンからナイトへ昇格した。
現在はオビ=ワン・ケノービと共に分離主義勢力と戦っている。
今のところ優勢だが、敵対勢力がシールドを展開して進軍をしてくると迎撃する手段がないため、重砲による定期的な攻撃で進軍を遅らせていた。
反撃作戦を行おうにも戦力が足りず、マスターヨーダが連れてくる予定の戦力を待っていた。
待っていたのだが。
「なに!?冗談だろ!何かの間違いだ!それか、相手を間違えている!僕じゃないはずだ!」
「いいえ、私のマスターはアナキン・スカイウォーカーだと言われました。カルはノビタ・ノビということで聞いています。ね?」
「はい」
「そんなバカな」
「あははは」
信じられないと叫ぶアナキンとなんともいえない表情を浮かべるのび太。
ヨーダが補給として訪れるはずだったシャトルに少女と少年がいた。
二人ともパダワン見習いで、少女はアソーカ・タノ、もう一人はカル・ケスティス。
ヨーダに言われてアソーカはアナキンの、カルはのび太のパダワンとなったという。
尤も、カル・ケスティスはジャロ・タパルのパダワンなのだが、彼が危険な任務に就いているための期間限定パダワンであり、最も安全に任せられるジェダイとしてのび太が選ばれた。
しかし、アナキンは自分にパダワンはまだ早いと言ってオビ=ワンへ預けようとしていた。
「とにかく、その件は後にしない?」
「ノビタの言う通りだな。一時的に敵を追い払っているだけだ。スキを突かれて重砲を破壊されでもしたら一気にこちらが不利となる」
「そうですね、えぇ、そうしましょう」
「作戦は?」
のび太が尋ねると傍に控えていたR3がマップを表示した。
「最優先にすべきことは敵のシールドジェネレーターを破壊することだ」
「重砲でシールドを破壊はできません」
コーディの指摘にアナキンは頷いた。
「そこで少数精鋭の部隊を率いてジェネレーターの破壊に向かいます」
「ふむふむ」
「マスターに囮をお願いしたいのですが……敵を引き付けてほしいんです」
「そうなると思ったよ……だが、長く引き付けることはできない」
アナキンの作戦にオビ=ワンは反対意見がないらしく、囮を引き受ける。
「じゃあ、さっさと破壊しちゃおう。私はどうすれば?」
「破壊チームは僕、じゃじゃ馬娘、ノビタ、そして、ケスティスの少数で行う」
「ちょっと!じゃじゃ馬娘って私の事!?」
「他に誰がいる?」
「スカピョン、酷いよ!」
「誰がスカピョンだ!」
「マスタースカイウォーカーって呼ぶの長いからスカピョンって愛称をつけたの!いいでしょ?」
「やめろ!」
目の前で繰り広げられるやり取りにのび太は自然とため息を吐き、オビ=ワンは頭に手を置いた。
コーディとレックスは「「どこかでみたような光景だ」」と心の中で思いながら口に出さない。
「話はまとまったな。囮である私は準備に入ろう。コーディ、ついてきてくれ」
「了解です。将軍」
触らぬ神に祟りなしという風に足早に去っていくオビ=ワンとコーディ。
未だに揉めているアナキンとアソーカ。
ちらりと一瞥してからレックスはのび太へ尋ねる。
「我々も準備をしますか?」
「……そうだね?カル、行こう」
「は、はい!」
アナキンとアソーカの喧嘩が終わったのはそれから五分後の事だった。
「それで、どうやってジェネレーターを破壊するの?」
「お前に案があると思っていたぞ」
ジェネレーター破壊チームのアソーカがアナキンへ尋ねる。
やる気に満ち溢れていたが作戦があるというわけでなかったらしい。
「ノビタ、あれを出してくれ」
「わかった」
のび太は四次元ポケットからあるひみつ道具を取り出す。
「それ、なに?」
「マント?」
受け取ったアソーカとカルはマントを見て首を傾げていた。
「これは透明マントといって、装着すれば姿が見えなくなるんだ」
「そんなものがあるの?信じられるわけ」
否定しようとしたアソーカだったがのび太がマントを装着すると姿が消えてしまう。
驚くアソーカとカルの前に再びのび太が現れる。
「信じたか?」
揶揄うアナキンの言葉にアソーカは小さく頷いた。
「僕に名案がある。連中の進軍する橋の下、タケコプターと透明マントを装着して突き進む。姿が見えないから邪魔もない」
「あの、タケコプターとは、なんですか?」
話に割り込むべきか悩みながらカルはアナキンへ尋ねる。
「これがタケコプターだよ」
のび太がポケットからタケコプターを取り出す。
「これを頭、背中、もしくは腰に装着する。プロペラの稼働音が心配だが、相手はドロイドだ。連中の動きで誤魔化せるだろう」
「将軍、こちらの部隊の戦闘準備は整いました」
レックスの言葉にアナキンは頷いた。
「じゃじゃ馬娘とカルは二つの道具に慣れていないから僕とノビタの傍から離れるんじゃないぞ」
「不安にならなくて大丈夫だよ。透明マントの方はともかくタケコプターはすぐになれるから」
「こんなのすぐに使いこなせるわ」
「は、はい!」
のび太はカルをみる。
平然としている風にみえるが、タケコプターを持つ手がわずかに震えている。
何より、フォースを通して彼の中に緊張と恐怖が渦巻いていることがわかった。
のび太はちらりとアナキンを見る。
小さく彼が頷く。
「僕とじゃじゃ馬娘が先頭だ!レックスは部隊の指示を頼む。しんがりはノビタ。任せる」
「うん」
「じゃあ、行くぞ!」
タケコプターと透明マントを装着して飛び出すアナキン達。
彼らが飛び出したのに動かないのび太をみて、カルは尋ねる。
「ま、マスターノビ。俺達もいかないと」
「カルは怖い?」
のび太はカルと目線を合わせる。
見つめられたカルは目を逸らす。
「そんなことはない、です。ジェダイは平和の使者です。分離主義勢力が争いを広げるなら止めるのはジェダイの使命だと」
「僕はカルの気持ちが聞きたいな」
優しくフォースを使ってのび太が尋ねる。
やがて、おずおずとカルが呟いた。
「怖いです。戦闘でこれだけ大きな音がして、熱くて、怖いところだと思ってもいませんでした。少し間違ったら俺は死ぬんじゃないかと、でも、ジェダイがそういう感情を抱くことは間違いだと!」
「間違いじゃないよ。ジェダイの前にカルは人だもの。怖いなら怖いといえばいいよ。それに、僕だって怖いから」
「え?でも、マスターは強いって」
「強くても僕だって人だよ?楽をしたい時だってあるし、昼寝もしたい。戦争なんて、怖くて痛いことは本当ならやりたくない」
「なら、どうして」
「やらないと、誰かが傷つくでしょ?その方が何十倍も僕は嫌だから……それはアニ……スカイウォーカーやケノービだって、同じ……この戦争を終わらせたいから戦っているんだ」
「戦争を終わらせる」
「カル」
のび太の言葉に顔を上げた。
先ほどまでの緊張や恐怖はない。
「僕一人でやれることには限界がある。でも、一たす一は少なくとも一より強い。だから、僕を手助けしてよ。そうして、早く戦争を終わらせて平和な世の中を取り戻そう」
――協力してくれる?
のび太の言葉にカルは頷いた。
「勿論です!マスターノビ!」
「ありがとう、カル(マスターって呼ばれるの、慣れないなぁ)」
心の中で苦笑しながらタケコプターを装着してカルの手を引きながらのび太も先に飛び出したアナキン達の後を追いかける。
「遅かったじゃない」
追い付いた二人に気付いたアソーカの言葉にのび太は苦笑する。
「いやぁ、ちょっと疲れちゃって」
「ちょっと!そんな調子で大丈夫なの?」
「問題ない」
叫ぶアソーカに振り返らずにアナキンが言う。
「のんびりしているようにみえて、ノビタは決める時は決める奴だ。お前より頼りになるぞ?」
アナキンの言葉に目を細めるアソーカ。
それからジェネレーターの近くにいたドロイド達を無力化させる。
透明マントのおかげで敵は混乱している間に全滅した。
「ところで、ジェネレーターまでは接近してもどうやって破壊するの?」
「ノビタ」
「はいはい」
促されて前に来たのび太は四次元ポケットからひみつ道具を取り出す。
「ネンドロン!これをかけたものはどんなものも粘土みたいにぐにゃぐにゃになる」
パッパッとネンドロンの粉を浴びたシールドジェネレーターは粘土のようになった。
「おぉ!?」
「これは凄い……」
「オビ=ワンも待っているかもしれないが少しの息抜きだ。こいつで何か作ろう」
悪戯を思いついた子供の表情のアナキン。
頷いたのび太達はジェネレーターをこね始める。
「どうやら、囮は成功だったらしい」
敵に包囲されて時間を稼いでいたオビ=ワンだったが、上空を覆うシールドが消えた事を確認して、フォースでドロイドからライトセーバーを取り戻すと戦闘を開始する。
「えぇい!迎撃だ!」
優位に立っていると思った分離主義勢力の指揮官は怒りに顔を歪めながらドロイドに指示を飛ばす。
そんな戦闘の中心地に桃色のドアがいきなり現れる。
「な、なんだ!?」
分離主義勢力の指揮官が驚いている中、ドアが開いて、そこからライトセーバーを構えたアナキン・スカイウォーカーと野比のび太が現れる。
続いて、ライトセーバーを逆手に持っているアソーカ・タノ。一本のライトセーバーを構えているカル・ケスティス。
そして、レックスをはじめとする第501突撃大隊のクローン・トルーパー達。
沢山の増援に敵の指揮官は目を白黒させていた。
「い、一体、何が!?」
戸惑いながらもドロイドに指示を飛ばす。
アナキンはドロイドを両断しているオビ=ワンへ近づいた。
「まったく、どこで道草を、いやどら焼きを食べていたんだ?」
「間に合ったから良いでしょう?あと、どら焼きが欲しいならノビタへ言ってください」
「あれが恋しいけど、できるなら静かなところで緑茶と一緒に飲みたいものだ」
連携をとりながら次々とドロイドを倒してくオビ=ワンとアナキン。
少し離れたところでカルが青い刃を振るいながらドロイドを倒してく。
背後からカルを狙う一体のバトルドロイドだが、頭が吹き飛ぶ。
アソーカと共にドロイドを倒していたのび太がブラスター・ピストルで狙撃したのだ。
「ジェダイなのにブラスターを使うの!?」
「大事な好敵手からもらったからね。腕を腐らせるわけにいかないんだ」
片手でブラスター・ピストルを撃ちながら、ライトセーバーでビームを弾きつつ、近くのドロイドをバラバラにしていく。
その洗練された動きをみてアソーカは張り合う様にライトセーバーを振るう。
「マスター!」
カルの言葉に頭上をみあげるのび太。
増援として宙からトランスポートが次々と姿を見せる
ドロイドを瞬く間に破壊された上オビ=ワンに拘束された指揮官は降参を宣言した。
というわけでのび太のパダワン(仮)はカルになりました。
本来のマスターは別にいる為、期間限定となります。
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