その後は、何話か載せて、大長編、もしくはシスの復讐へ向かう予定。
いう間のところ、夢幻三剣士が優勢だなぁ、他のも勢いを上げているけど、どうなるか?
「マスター、ジェダイとクローンが寺院へ入りました」
寺院の高い位置。
そこからスーパーバトルドロイドを率いてローブで素顔を隠した女性がある人物と話をしていた。
立体映像の人物は頷いた。
『結構。計画は順調に進んでいるようだな』
「はい、マスター」
頷いていた女性は続いて現れる立体映像の人物に気付いて膝をつく。
『計画はすべて順調だ。もうまもなくジェダイは新たな勢力と戦うことになる』
『時を見計らい、ハットの息子を取り戻せ。そして、邪魔なジェダイは殺すのだ』
にやりとフードの中で女性は笑う。
その頃、アナキンとアソーカは地下にいた。
「マスター、気付いている?尾行されているわ」
「そうだな」
振り返らずにアソーカはアナキンへ尋ねる。
彼らの後ろをバトルドロイドがつけていた。
撃退しようといきまくアソーカに対してアナキンは冷静だ。
「私に任せて」
「あぁ、好きにするといい」
アナキンが言うとアソーカは緑のライトセーバーを起動すると同時に振り返って次々とバトルドロイドを破壊する。
「よし!」
「残しているぞ」
横にセーバーを振るうアナキン。
隠れていたバトルドロイドが地面に倒れる。
「マスターの為に残しておいたの」
「口の減らないパダワンだな」
笑みを浮かべていたアナキン達は歩みを止めた。
「この先だな」
「ここにいるのね」
アナキンはフォースを用いて牢屋の隔壁をあげた。
その中にいるのはハットの子供。
「なんか、思った以上に小さい。でも、可愛い」
「大人のハットをお前は知らないんだ。あれをみたらそんなことをいっていられないぞ」
ハットの子供はアナキン達が想像していた以上に小さく可愛かった。
タトゥイーンでハットを嫌っているアナキンも拍子抜けするほどの小さいサイズ。
アソーカは笑みを浮かべてハットの子供を抱き上げる。
「マスター、この子、体調が悪いみたい」
「クルーザーの医療施設へ……いや、ノビタのところへ連れていくとするか」
「マスターノビのところ?」
「アイツにみせる、いや、持っている道具なら一発だ」
アソーカは不思議そうにアナキンをみる。
「なんだ?」
「マスターってマスターノビの事、とても信用しているよね?」
「当然だ。アイツは親友で最高の相棒だからな」
アナキンの力強い言葉にアソーカは「ふーん」と言葉を漏らした。
「ノビ将軍、スカイウォーカー将軍は大丈夫でしょうか?」
寺院の調査をしていたのび太へレックスが声をかける。
「アナキンは大丈夫だよ」
レックスへのび太は迷わずに答えた。
フォースがアナキンの無事をのび太へ教えてくれる。
同じようにのび太の無事をアナキンへフォースが伝えてくれるだろう。
「どうしたの?レックス」
「え?」
「何か聞きたそうにしているから」
尋ねられたレックスは少し間をおいて。
「自分は何度もスカイウォーカー将軍と戦いを潜り抜けてきました。それ故にノビ将軍と一緒に行動しているときは自分達よりも強く……その、深く連携しているように思うのです」
「あぁ、まぁ、僕とアナキンはずっと一緒にいたからね。修業も、任務も」
「それを羨ましいと思う自分がいます。変ですよね?クローンが」
「そんなことないよ。クローンだからとか、そんなこと……誰だって悩んだり、嫉妬したりするんだ。レックスだってジャンゴのクローンだけど、性格はまったく違う。だから悩んでもいいんだ」
レックスはヘルメットの中で小さく「オリジナルと違う」と呟きながらのび太へ頭を下げる。
「すいません、ノビ将軍。ご迷惑をおかけしました」
「これ位いいよ。レックス」
のび太とレックスは笑いあう。
「楽しそうだな」
地下からハットの息子を連れてアナキンとアソーカが戻ってくる。
「おかえり。ハットの息子は?」
「見つけてきた。だが、体調がよくないらしい。ノビタ、お医者さんカバンを頼む」
「オッケー!」
のび太が四次元ポケットからひみつ道具を取り出す。
お医者さんカバンを使い、ハットの息子、プクプクちゃんの看病を始めている間に、スターファイターに乗ってやってきたR2、R3を通してオビ=ワンや評議会へ連絡を繋いでいた。
『アナキン、ハットの子を連れてタトゥイーンへ向かってくれ』
「将軍!敵襲です!」
トルーパーが上空を指す。
『アナキン!私もすぐに援軍として向かう!急いでハットの子を連れて行くんだ!』
上空にドロイド輸送艦とドロイドスターファイターの姿がある。
「迎撃準備だ!」
アナキンの叫びにトルーパー達が準備に入る。
のび太がハットの子を抱えてきた。
「治療は終えたよ!この子はどうする?」
「……アソーカ、カル!ノビタとハットの子を連れて寺院に入るんだ!レックス、僕達は敵を撃退するぞ!」
「イェッサー!野郎ども!準備をするんだ!」
先制攻撃するように敵からの砲撃が降り注ぐ。
R2とR3が慌ててスターファイターから飛び降りる。
二体のドロイドが避難した直後に砲撃でスターファイターが破壊された。
爆風から身を守りながらアナキンとレックスは後ろへ下がる。
「増援が必要だな」
「ウォーカーの数も足りません」
寺院へ攻め込む際に何機かのAT-TEが失われている。
残されているAT-TEだけで敵を撃退することは厳しい。
アナキンはのび太にコムリンクを繋ぐ。
「ノビタ!僕達が可能な限り敵を撃退する!寺院を調べて脱出する手段を探すんだ」
『わかった!』
通信を終えた直後、砲撃が開始される。
反撃するように上空から砲撃が降り注ぐ。
爆発と共に破壊されるAT-TE。
発着場にドロイドの輸送機が降り立ち、バトルドロイドやスパイダードロイド、スーパーバトルドロイドが現れる。
「後退だ!」
ライトセーバーでビームを弾きながら叫ぶ。
「寺院まで徹底だ!オビ=ワンの援軍を待つ!」
「イェッサー!」
レックスは後退の指示をトルーパーへ出す。
「全く、厄介ごとだらけだ」
アナキン達が戦闘で苦戦していた頃、のび太達は寺院内を歩いていた。
「R3、この寺院を調べて」
軽快なリズムをあげながらR3がコンピューターに接続する。
「おい、暴れるなって!」
「この子、マスターの薬を飲んだら凄い元気になっちゃった」
のび太の後ろでカルとアソーカが暴れるプクプクちゃんに悪戦苦闘していた。
バックパックから抜け出そうとプクプクちゃんが暴れる為、たしなめるような音をR2が鳴らす。
しばらくして、R3がマップを表示する。
「寺院の裏手に発着場がある!」
「ここにガンシップを呼べば、脱出できるかも!」
喜ぶ二人の前でのび太はアナキンに通信機を接続する。
「アニー、聞こえる?」
『悪いけど、取込み中だ!』
「後にした方がいいかな?」
「そんなこと言っている場合じゃないじゃん!」
アソーカがのび太の腕を掴んで通信機へ叫ぶ。
「あ、待っ」
「マスター!寺院の裏手に発着場を見つけたわ」
『アソーカ!?お前、あ、待て!ヴェントレス!』
通信機の向こうから焦った様子のアナキンの叫びと共にブチッと通信が切断されてしまう。
「もしかして……かなりヤバイかも?」
沈黙しているのび太とアソーカの前でカルがぽつりと呟いた。
「くそっ!あのおてんばめ!」
アナキンはライトセーバーでビームを弾きながら悪態をついた。
彼はトルーパー達と共に寺院の中に後退したものの、ドロイド達によりゲートを突破されて戦闘へ突入。
アナキンはドロイドを率いてやってきたシスの手先、アサージ・ヴェントレスと戦闘になった。
アサージ・ヴェントレスは赤い二本のライトセーバーを操りながら襲い掛かってくる。
アナキンは身近のドロイドを盾にしながら攻撃をしのぎ、反撃する。
「スカイウォーカー、いつも一緒の坊やはいないのかい?」
「ヴェントレス、お前の相手は僕一人で十分だ」
「強がりおぉ」
叫びながら攻撃を仕掛けるヴェントレス。
アクロバティックな動きを冷静に見極めてアナキンはセーバーの一撃を受け止める。
「そういえば、お前はノビタに敗北したことがあったな」
「だからなんだい?」
「お前は僕にも敗北するという事さ」
大ぶりに振るうアナキンの一撃をヴェントレスは距離を取り、壁を蹴りながら接近していく。
青と赤のライトセーバーがぶつかり合う中、タイミング悪くのび太が連絡してくる。
敵と交戦中という意味合いを込めて伝えたものの、焦れたアソーカによって彼らの居場所がバレた。
ヴェントレスを追いかけようとするアナキンの前にドロイデカが阻む。
「将軍!」
「レックス!連中を片付けてすぐに奥へ向かうぞ!」
「了解です!」
飛来するビームを躱しながらブラスター・ピストルでドロイドを撃ちぬくレックス。
他のトルーパー達も応戦しているがドロイドの数が多く追い詰められていた。
「マスターはまだか!?」
到着の遅いオビ=ワンに対していら立ちの声をあげるアナキンだった。
「ユラーレン提督!寺院の裏手に僕達はいます。迎えの船を寄越してくれますか!」
『敵の攻撃は激しくすぐに準備はできません!』
クルーザーで指示を出しているユラーレン提督へ通信を繋ぐも、上空でクルーザーは敵の艦を激しく戦闘を繰り広げている。
「しばらくはここで足止め……」
「見つけたよ。坊や」
「マスター!」
カルとアソーカが身構える。
のび太が振り返るとぞっとするほど冷たい笑みを浮かべるアサージ・ヴェントレスの姿がそこにあった。
「アサージ・ヴェントレス」
「ジオノーシス以来だねぇ、また、こうやって会えたことを嬉しく思えるよ」
二本の赤いライトセーバーを構えるヴェントレスをみて、ライトセーバーを構えるアソーカとカル。
「選ばせてやるよ。ここで私に斬られるか、落ちるかねぇ」
直後、地面が揺れる。
のび太が下をみるとスパイダードロイドが壁を上りながら砲撃をしていた。
「マスター!戦おうよ!」
「そうだ!こんなところでやられてなんか」
戦おうという二人に対してのび太は視界の端にいるR2へ合図を送る。
ヴェントレスへ気付かれないようにマップを表示しているR3へのび太は頷いた。
「じゃあ、ヴェントレス。僕は第三の選択肢をとるよ」
「なに?」
「宇宙船で逃亡だよ!R2!」
のび太の指示を共に機械へ接続していたR2の手によってヴェントレスの目の前の隔壁が下りた。
「マスター!?」
「ちょっと、ここを閉めたら逃げられない!」
「大丈夫!タケコプター!」
のび太はタケコプターを取り出すと二人へ取り付けて発着場から地面を蹴る。
R2とR3は左右の脚部ユニットについている飛行パーツで飛翔した。
「「ア、オウ」」
スパイダードロイドは崩壊した瓦礫を受けて爆発を起こす。
「ま、まだ、慣れないなぁ」
「マスターノビ!どうして、戦わないの!?」
カルはタケコプターが慣れないのかまだふらふらした動きを取っている。
ヴェントレスと戦わずに逃げるという選択肢を取ったのび太にアソーカがかみついた。
「地形じゃあっちが有利だったんだ。それに僕達の任務はヴェントレスと戦うことじゃない。その子を親のところへ届けることだよ」
のび太はアソーカが背負うハットの子へ視線を向ける。
飛ぶことが楽しいのか、キャッキャッと楽しそうにしていた。
指摘されたことが正しいと気づいたのだろう、沈黙するアソーカと共に彼らは輸送船の前に到着する。
「これ、動くのか?」
「どうだろう?」
「こんなポンコツしかないなんて」
三者三様の意見を漏らしていると下部のハッチから寺院の管理ドロイドが姿を見せる。
「アンタ!こんなところで何をしているの!?」
「あ、いえ、その、おそろしくて隠れておりまして」
アソーカの視線から逃れるように視線をさ迷わせる管理ドロイド。
ちらりとその視線はハッチの方へ向けられている。
知られてはいけないものがあるのだろうか?とのび太が考えていた時。
「オイ、ジュンビハデキタノカ?」
「スグニイドウスルゾ……ア」
ハッチから二体のバトルドロイドが姿を見せる。
ヤバイものをみたという声を漏らすドロイドをみたアソーカは眉間へ皺を寄せてライトセーバーを起動する。
「スパイだったのね!」
「いえ、誤解です。それは、あの」
最後まで管理ドロイドが言い切る前にライトセーバーで首を切り落とす。
「アソーカは怒らせると怖いなぁ」
「女性は怒らせると怖いんだよ」
カルが呟き、逃げようとしているバトルドロイドを破壊しているアソーカの姿を見て、のび太は自分の母親の事を思い出す。
周囲に敵がいないことを確認してのび太達は輸送船の中に入る。
「もともとはスパイスの輸送船だったみたいだね」
「マスター、ダメです。エンジンが入らない」
「そういう場合はR……ちょっと喧嘩しないでよ」
のび太が指示を出そうとしたところでどちらが機械へ接続するのかということでR2とR3が喧嘩を始めてしまう。
「さっきはR2に活躍してもらったから、次はR3、エンジンの確認を」
指名を受けたR3はやる気に満ち溢れた音を出しながら機械へ接続する。
カルが輸送船の起動ボタンを押す。
一回目は反応なし。
二回目、反応なし。
三回目にボタンを押したところでシステムが起動。
エンジンに火がともる。
「これでクルーザーへ?」
のび太は少し考える。
この小型輸送船はハイパースペースドライブが搭載されているからテスからタトゥイーンのジャバ・ザ・ハットへ子供を届けることはできるだろう。
だが、そうすると戦闘中のアナキン達を置いていく事になる。
『ノビタ?』
悩んでいたのび太の脳裏にアナキンの声が聞こえる。
『アニー?』
ドロイドへビームをはじき返していたアナキンにのび太の声が響く。
『どうしたんだ?』
『ジャバの子を連れて輸送船へ乗っているんだけど……このまま行ってしまっていいのかな?アニー達は戦っているのに』
のび太としてはアナキン達のところへ戻りたい。
ドロイドもそうだが、強い憎悪、アサージ・ヴェントレスがいる。
『おいおい、彼女一人に僕が苦戦すると思っているのか?それよりも、ノビタ、僕の心配よりもやるべきことを果たせ』
『僕のやるべきこと?』
『ハットの子を連れて行くんだ』
のび太は悩み。
彼の悩みはフォースを通じてアナキンもわかっていた。
だからこそ、背中を後押しする。
『これくらい僕一人で何とか出来る。お前は使命を果たせ』
閉じていた目を開けるのび太。
目の前の操縦桿を掴んだ。
「マスター?」
「マスターノビ?どうするんですか」
「このままタトゥイーンへ行く」
「マスタースカイウォーカー達はどうするんですか?増援も」
「大丈夫」
不安の声を上げるカルにのび太は笑みを浮かべる。
「増援なら来た」
ハイパースペースを抜けたクルーザー。
格納庫でオビ=ワンはジェダイ・スターファイターに乗り込む。
「さて、アナキンの手助けに行くとするか」
「大丈夫でしょうか?敵は大勢と報告にありましたが」
「その程度ならアナキンは大丈夫だろう。私が先行する。続けてファイター中隊、その後のタイミングはコーディ、任せるぞ」
「了解です。我々の獲物は残っていますかね?」
「残しておくとも、少しだけでも文句は言わないでくれよ」
コーディが離れるとハッチを閉じてオビ=ワンのスターファイターが出撃する。
クルーザーから続けて出撃するスターファイター中隊。
「オッドボール、編隊を組むんだ」
『イェッサー、将軍』
ファイターを操縦するパイロットが返事をして、オビ=ワンに後続する。
寺院を攻撃していたドロイドが変形して迎撃へ向かう。
「攻撃開始だ」
空で戦闘が開始する。
ファイターの一機にドロイドが取りついた。
『後ろにつかれた!振り切れない!』
「任せろ」
ドロイドの背後へ回り込んでビームを撃つ。
ビームを受けて爆発を起こすドロイド。
『お見苦しいところみせました。将軍』
『構わないさ、オッドボール……さぁ、アナキンを助けるぞ』
寺院のスパイダードロイドやスーパーバトルドロイドが迎撃しようとするがトランスポートのミサイルやファイターのビームでことごとく一掃される。
オビ=ワンは着陸したファイターから降りると同時にライトセーバーを起動してバトルドロイドを破壊した。
壊れたAT-TEを盾にして攻撃を防いでいたアナキンが顔を出す。
「遅かったですね!」
「これでも急いできたんだぞ!ハットの交渉は大変だったんだ」
「そうですか、その割には短い時間しかとれませんでしたけど」
ライトセーバーを振るいながらいつものように会話をするアナキンとオビ=ワン。
増援のトルーパー達の迎撃もあり、ドロイドは一掃される。
周囲を確認しようとしたところでオビ=ワンはライトセーバーを振り上げる。
「ヴェントレス。久しぶりだな」
不意打ちが失敗して顔をしかめるアサージ・ヴェントレス。
「不意打ちを仕掛けるなら殺意を消した方がいいな。我々に通用しないぞ」
「減らず口を叩けるのはそこまでだ」
二本のライトセーバーを振るうヴェントレスと戦うオビ=ワン。
「ここは私に任せろ。ドロイドを一掃するんだ!アナキン」
「ですが!」
「ヴェントレスの一人や二人、どうということはないさ」
「言ってくれるねぇ!」
不意打ちを仕掛けるように接近するヴェントレスの刃を受け止める。
「行くんだ!アナキン!」
「後で会いましょう!」
去っていくアナキンを見送ってオビ=ワンはライトセーバーを構える。
「さぁ、続きと行こうか、ヴェントレス」
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